たばこの気持ち

本日は大晦日です。早いもので、プレミアムイヤーの２０００年から１０年が過ぎようとしています。ところで、都内とは異なり、今のところ地方のスーパーには喫煙コーナーがあります。多くは入り口付近にベンチと一緒に設置されています。

しかし、昨今のたばこに対する風当たりの強さを考えれば、果たしていつまで残るのだろうか、と心配になります。日常的だった喫煙という景色が、あっという間に消えてしまう、けっこう怖い世の中だと思います。

忘年会の二次会へ行く途中、フラフラしながら赤坂の路地を歩いていたら、遠くにマイルドセブンショップが見えました。

なんだか嬉しくて、携帯電話のカメラで写しておきました。たばこ専門のお店なんて、今時なかなかないですからね。

画像はわが家の玄関です。手前の花は、詩吟の師範になったお祝いに、三田吟詠会の生徒さんたちからいただいたものです。あれほど立派な花束をいただいたのは、おそらく結婚式以来のことです。

その後ろに飾ってあるのが、亡き父の描いた七福神の墨絵です。父は１０数年前までチェーンスモーカーでした。先月の２６日、８８歳で天寿をまっとうしました。生前の父に、自分の吟詠を聴いて欲しかったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。

街を歩いていると、そこかしこに禁煙マークが目につく世の中です。上下左右はもちろんですが、下を向いても「禁煙」や「受動喫煙防止」のステッカーが貼られています。

先日、用事があって浅草橋に出かけたときも、路上の敷石の上にご覧のステッカーがありました。自治体によって、表現やマーク等はちがっていますが、たばこを吸う自分にとっては、「そこまでしなくてもいいんじゃないの」と、とても嫌な感じを受けるのです。

何年ぶりのことでしょうか、久しぶりにボウリングをしました。２ゲームを投げてから、表彰式をかねた忘年会でした。自分としては、１ゲーム目１０８、２ゲーム目が１３０だったので上出来の結果でした。

以前のようにゲームをする座席には、さすがに灰皿はございませんでした。でも、ボールが並んでいる棚の脇にスタンド灰皿がありました。たくさん人の集まる場所では、急速に灰皿をみかけなくなりましたが、ボウリング場にはまだ残っていたので、ちょっと安心した気持ちになりました。

またしても前回のつづきです。スタンド灰皿周辺のポイ捨てゴミの状態を撮ってきました。以前とは違って、灰皿と通常のゴミ箱はセットになっていないわけですから、たばこの吸い殻は吸い殻入れへ、そのほかのゴミ箱は所定の場所のゴミ箱へ入れるべきなのです。

しかし、依然としてスタンド灰皿の周辺からはポイ捨てゴミが消えません。たしかに、缶コーヒーを飲みながら一服するのは美味しいのですが、吸い殻と空き缶は別物なので、環境の面からもきちんと分別してほしいものです。

先日（日曜日の朝）、田町駅前のスタンド灰皿に立ち寄ってみました。前日の土曜日には清掃されていなかったらしく、かなり汚れていました。

いつになったら、これらのスタンド灰皿がきれいに使われるようになるのでしょう。たばこのイメージを喫煙者自らが良くしていかないと、ますます肩身の狭い想いをすることになってしまいますね。

＊ＪＲ宇都宮線石橋駅のスタンド灰皿です！

★　ついに、２０１０年１０月からのたばこ税増税が決まりましたね。実質１本あたり３．５円の増税で、店頭で販売される価格としては５円程度の値上げになるそうです。

★　ずっと以前、セブンスターが８０円から１２０円に値上げされたことがあり、値上げ直前の販売店からたばこが消えたことを覚えています。きっと、今回もそれに近い状態になると思われます。

★　なにせデフレの時代です。当時の高度経済成長時代の「４０円値上げ」ではなく、軒並み低価格になっている時代の「１００円」は、とっても大きな衝撃になりますよ。たばこを愛する者にとっては、悲しい限りなのです。

★　その日、会議の休憩時間などで、何度か仏教伝道センターの喫煙ルームをおとずれました。管理人さんに、「隣の部屋で座禅をしていますので、お静かにお願いします。できれば、ここ以外にも３階に喫煙ルームがありますので、そこで吸っていただけるといいのですが…」と言われました。

★　たばこを迷惑がる風潮は、様々な場所で拡大していますし、「毒をまきちらす喫煙者はもってのほかだから、たばこの値段をいくら上げてもいいんじゃない」といった世論も気になるところです。もう勘弁してよ、と内心では思っている私なのです。

★　何もこんな場所にまで、禁煙マークのステッカーを貼る必要性があるのだろうか、と疑問に思います。

★　まるで目の敵（かたき）、親の敵でもあるかのようです。たばこを吸う私たちの気持ちとしては、肩身の狭い想いをさせられるわけですし、街を歩き、目線のやり場に困ります。この事態は、ちょっとやり過ぎ、異常だと思います。