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『永遠の0』その18(帰還兵の想い)

2015年07月31日 | O60→70(オーバー70歳)
【357~358ページ】
わしは自分で商売をすることにした。様々な商売に手を出した。何度もだまされ、何度も裏切られた。戦後の人々は戦前の人々とはまるで違う人たちだった。人にだまされた夜、戦争で死んだ戦友たちを思い出し、彼らの方が幸せかもしれないと思ったこともあった。こんな日本を見なくてすんだ彼らの幸福を羨んだ。
しかしそれは終戦直後の混乱と貧困による一時的なものだった。多くの日本人には人を哀れむ心があり、暖かい心を持っていた。自分が生きるのでさえ大変な時にも人を助けようとする人がいた。だからこそ、わしら夫婦もあの悲惨な時代を生き延びることが出来たのだと思う。東京に小さいながらもビルを持てたのも多くの人に助けられたからだ。
本当に日本人が変わってしまったのはずっと後のことだ。
日本は民主主義の国になり、平和な社会を持った。高度経済成長を迎え、人々は自由と豊かさを謳歌した。しかしその陰で大事なものをうしなった。戦後の民主主義と繁栄は、日本人から「道徳」を奪った---と思う。

〔ken〕私は何かと解釈に幅のある「道徳」という言葉よりは、小林秀雄さんが説いていた「常識」が奪われてしまったのだと思います。
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「民王」隠れて吸うたばこ!

2015年07月30日 | たばこの気持ち
▼7月24日放送のテレビ新番組『民王』は、とんでもなく面白いジェットスタートでしたね▼主演の二人は、NHK土曜ドラマ「ちゃんぽんたべたか」でも親子を演じており、間合いと呼吸がぴったりでした▼首相に就任した父と、大学生の子が入れ替わってしまう、という荒唐無稽なストーリーですが、テンポが良くてとにかく面白いのです▼父は隠れてたばこを吸っており、子どもは非喫煙者なので、子の体になった父がたばこを吸って、思い切りむせてしまうシーンも良かったです。
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白いベストセラー!〈英訳付〉

2015年07月29日 | たばこの気持ち
▼かつて、たばこのマイルドセブンは「白いベストセラー」と宣伝されていたことがあります
▼現在で言えば、きっとアイスの「九州名産 白熊」だと思います
▼わが家で、この夏一番のヒット商品になっています。

Mild Seven cigarettes were once advertised as a "white bestseller." Today, I am sure it would be the "Kyushu specialty white bear" ice cream!
It has been the biggest hit in our house this summer!



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工事現場の皆さんお疲れ様です!

2015年07月28日 | O60→70(オーバー70歳)
▼祝日の午前中、5階の自宅から工事現場を眺めていました▼駅前の再開発が着工され、昼間はその騒音でテレビの音量を上げなくてはいけませんが、梅雨明けの猛暑の中、立ち働いている人たちに声援を送っています。
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JTのRootsはサントリーへ

2015年07月27日 | O60→70(オーバー70歳)
▼JTの缶コーヒー「Roots」は、サントリーに譲渡されましたが、JT本社ビル手前の虎ノ門ヒルズに、どでかい「Roots」がありました。
▼ジャウメ・プレンサ作の『Roots/ルーツ』は、虎ノ門ヒルズの屋外庭園に鎮座しています。
▼ぐるっと一周してみましたが、見飽きることのない変幻自在さに感動しました。
▼館内の人気者「トラえもん」はお馴染みでしたが、屋外の「Roots」は大き過ぎるためか、かえって見逃していました。
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『永遠の0』その17(英雄から疫病神へ)

2015年07月26日 | O60→70(オーバー70歳)
【352ページ】
「俺は絶対に特攻に志願しない。妻に生きて帰ると約束したからだ」
わしは黙って頷いた。
「今日まで戦ってきたのは死ぬためではない」
わしは何も言えなかった。
「どんな過酷な戦闘でも、生き残る確率がわずかでもあれば、必死で戦える。しかし必ず死ぬと決まった作戦は絶対に嫌だ」
その思いはわしも同じだった。
〔ken〕奇襲、正攻法、ゲリラ戦、勇敢と無謀、反撃と抵抗、勝利と敗北など、様々な言葉が脳裏に浮かびました。「特攻」という手段を選択した事実は、忘れてはならない日本の汚点だと思います。

【353ページ】
戦争が終わって村に帰ると、村の人々のわしを見る目が変わっていた。穢れたものでも見るような目で眺め、誰もわしに近寄ろうとはしなかった。村人たちは陰でわしのことを「あいつは戦犯じゃ」と言っていた。ある日、川の土手を歩いていると、村の子供たちが「戦犯が歩きよる」と言ってわしに向かって石を投げた。
悔しくてたまらなかった。昨日まで「鬼畜米英」と言っていた連中は一転して「アメリカ万歳」「民主主義万歳」と言っていた。村の英雄だったわしは村の疫病神になっていたのだ。父は亡くなっていて、わしは後を継いだ兄の家の離れで加江と暮らしていたが、兄は明らかにわしを厄介者扱いした。
〔ken〕ひどい話ですが、現実は残酷です。「臭い物には蓋」とか、「それはなかったことにしよう」とする排外主義は、される側に立ったら耐え難い暴力と同じてすね。
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シーポートストリート!

2015年07月25日 | ここで一服・水元正介
▼シーポートストリートの屋外スペースでは、食事、バーベキューができて、たばこも吸えるんだけれど、風が強いにはどうなんだろう。先日、ランチの途中で一服させてもらったが、灰皿の灰が吹き飛んでしまった。
▼とにかく、横浜はずっと、毎日のように風が強い。ベランダの洗濯物は、幾重にも固定しておかないと、滅茶苦茶なことになってしまうのです。
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スカッとさわやかコカコーラ!

2015年07月24日 | O60→70(オーバー70歳)
▼懐かしのコカコーラ自動販売機が、横浜のアウトレット内フードコートに、オブジェとして置かれてありました▼赤は暖かいイメージの色に分類されますが、コカコーラに限っては「スカッとさわやか」のコマーシャルとともに、涼しく感じたのですね。
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Crocsの底力について

2015年07月23日 | O60→70(オーバー70歳)
▼左足指からの感染症により、2週間ほど仕事を休んでしまいましたが、どうにか通常勤務に復帰することができました(ゴルフはあと少し我慢です)▼完治するまで、当面はCrocsのサンダルで通勤します▼Crocsは初めて履きましたが、なかなかの優れものだと思いました▼あれだけ売れているんだから、当然でしょうけどね。
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製パン王 キム・タック

2015年07月22日 | O60→70(オーバー70歳)
▼今春から、パンをたくさん食べるようになりました▼そんなこともあってか、最近、私は初めて韓国ドラマにはまりました▼『製パン王 キム・タック』というパン職人のお話しですか、かつて見た日本の昭和ドラマを思い出し、ついつい引き込まれてしまいました▼ストーリーは異なりますが、花登筐さん原作の『細腕繁盛記』みたいなドキドキ感があって、これを見ないと落ち着かないのです。
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