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【ジャック】

2008年01月31日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◇ ロビン・ウィリアムス主演、F・コッポラ監督だけあって、通常の人間の4倍で成長する主人公を題材にした荒唐無稽な物語が、とてもリアルで物悲しく、なおかつ友情や寛容の心にあふれ、一つひとつのシーンが強く心に残った。私は、映画や本に登場する「たばこ」のシーンを収集することをライフワークとしているが、今回は子どもの世界を扱ったテーマであることから、映画のスタートシーンの仮装行列にたばこの箱に入った人が登場し、病院に入るときに入り口でゴタゴタしたり、廊下で転んだりしていた。

◇ また、ジャックが校長先生に扮し、ルイの母親がたばこを吸おうとしたときに、それをさっと取り上げ、二つに折って捨ててしまう。そのぐらいしか、たばこが画面に出てこなかった。多分、これからのブロードウェイ映画において、「たばこ」はますます悪いイメージのシンボルに用いられると予測されるが、映画や小説の中には欠かせない存在感は維持し続けることだろう。

◇ ところで、「ジャック」の映像には随所に見所があり、とくにカメラのアングルさばきが新鮮であった。それから、言うに及ばないことではあるけれど、ロビン・ウィリアムスの演技力・表現力・主人公への感情移入など、その才能には驚きの連続であった。そして、私たちはロビン・ウィリアムスやF・コッポラ監督が最も尊敬する人物といえば、何をおいても「クロサワ」と答えていることを忘れてはならないだろう。日本の映画だって、捨てたものではないのだし、今後とも観客としての私たちを含めて、いい作品が生まれるような素地を育む気概を持つ必要があるのだろう。(Mon.11.Feb.2002)
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本末転倒、自作自演…

2008年01月30日 | たばこの気持ち
◎ 2004年度の財務省見通しによれば、酒税で1500億円、たばこ税で190億円も税収が減るそうだ。本来は、政府の財政赤字を少しでも改善する目的があったはずなのに、数多くの反対書名や業界団体、消費者からの苦情も顧みず、強引に決めてしまった結果がこれである。世はまさにデフレ時代なのだ。政策手段とは、とりまく環境の認識をふまえて選択しないと、今回のような「本末転倒、自作自演」という滑稽(こっけい)なことになってしまうのだ。

◎ これじゃ国(財務省)も面子が潰れただろうし、地方税部分をあてにしていた自治体も迷惑だったに違いない。まして、少ない「こづかい」の中から一杯のノド越しや一服の安らぎを求め、日々の発泡酒代やたばこ代を捻出してきた消費者の気持ちが治まらないのだ。ふざけるんじゃねぇーぞ、バ●ヤロウと言ってやりたい。「誰も得をしてないじゃないか!」「責任を取ってもらおうじゃないの!」と声を大にして叫びたい。「少し酔っていたので…」とか煙にまいて、知らん振りはさせないぞ、ほんとに、もーっ。(2004.1.29)
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喫煙規制よりも優先すべきことがある!

2008年01月29日 | たばこ弁護の諸説紹介
● 2007年6月、がん対策基本法にもとづき「がん対策推進基本計画」が閣議決定されました。そこで、がん死亡率(高齢化による年齢構成を調整)の「今後10年間で20%の減少」と「がん患者・家族の苦痛の軽減、療養生活の質の維持向上」を全体目標に掲げています。具体的には、がんの早期発見で死亡率を下げるため、がん検診の受診率の目標を「5年以内に50%以上」としました。

● 一方、発がんリスクの低減を図るための個別目標として、たばこ対策を掲げ、すべての国民が喫煙の及ぼす健康影響について十分に認識すること、適切な受動喫煙防止対策を実施すること、未成年者の喫煙率を3年以内に0%とすること、さらに、禁煙支援プログラムの更なる普及を図りつつ、喫煙をやめたい人に対する禁煙支援を行っていくことを目標としています。

● そこで、たばこを吸う身の自分が一番気になっているのは、「がん検診の受診率」に比べて、たばこ対策だけがその実行に向け、急速なスピードで進行していることです。特徴的に申し上げれば、未成年者の喫煙防止については、5月から7月にかけて成人識別のカード(taspo)を所持していなければ、自動販売機でたばこを買うことができなくなります。たばこの吸える場所が急激に減っていることは、すでにご承知のことと思います。

● しかし、驚くべきことに、「がん検診50%目標は困難」であるとする自治体が大半を占めるそうです(朝日新聞のアンケート調査)。その理由(複数回答)は、「住民の関心が低い」(67%)、「予算が足りない」(54%)、「機材が足りない」(43%)となっています。さらに、受診率の算定方式も自治体によって異なるそうですから、「対策」や「計画」とさえ言えない現状にあることを認識しておく必要があります。ただし、困ったことに喫煙規制だけは、わかりやすいし、世論の後押しもあってから、過剰に進行しているのです。

※ 2008年1月6日の朝日新聞を参照させていただきました。
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ピアニシモを男が吸うのは変なのか?

2008年01月28日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
※ 栃木の霜柱です。今年(2008年1月)は寒いですねぇ。耳新しい言葉として「爆弾低気圧」なんてのもありました。ちなみに、栃木県内には「爆弾ハンバーグ」(本店は群馬県)という洋食チェーンもございますよ。

◎  昨夜(2004年1月7日)、帰宅途中の小山駅のコンコースで、近所の人と出会い、在来線の待ち時間を含めて、30分ほどおしゃべりしたのである。彼は、末っ子が喘息ということもあり、禁煙に何度もトライしながら、若いときからずっとショートホープだったのに、様々な銘柄を試した結果、今はセーラム・ピアニシモに落ちついたそうである。軽くて、煙量感があり、たばこらしい味がするという基準で選んだ結論らしい。

◎ しかし、たばこ屋さんで「セーラム・ピアニシモ」を注文すると、あるときは販売店のおばちゃんに怪訝な顔をされたり、「本当にいいのですか」という表情で聴き返されたりするのだそうだ。彼は経営コンサルタントを仕事にしているので、「ブランド戦略上、ピアニシモは女性だけが吸うもの」というイメージはいただけないと述べた。そうなのだ、「おじさんだって、ピアニシモを吸う」のだから…。(2004.1.8)
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【もののけ姫】

2008年01月26日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◆ 少し古い映画だが、レンタルビデオで「もののけ姫」をみた。映像がリアルだなあ、よく考え抜かれた作品という印象を受けた。でも、あらすじは『風の谷のナウシカ』バージョン(かなり似ている)であって、それが感動につながらなかった理由かも知れない、と自分なりに納得した。
 とくに、ひる状の生き物はリアルではあったが、ぬめり、臭いといった現実的な要素からはほど遠かった。それよりは、ロタ島の海岸の浅瀬でのんびり遊泳し、大量のナマコの群に行き当たったとき、不活動であるがゆえに、かえって気味悪かったという記憶がある。
 ひる状の生き物が大群で、あんなにも早く動いたのでは逆に興ざめであった。骨とか筋肉を持たないような生き物にしては、あまりにも俊敏でありすぎたのではないだろうか。

◆ また、森を切りひらき、大量の木材を燃やして鉄をつくるプロセスについては、司馬遼太郎さんが自然に対する残酷な歴史として、繰り返し語っていた内容であり、司馬さんは晩年、宮崎駿さんとの対談で「ぜひ、日本にあった“もののけ”を描いて欲しい」と頼んだ経緯もある。
 「もののけ姫」はハッピーエンドの結末で終わるが、その後に日本が歩んだ道を知っているだけに、味気のない挫折感や無力感が残ったのも事実である。2001年、宮崎駿監督作品の『千と千尋の神隠し』が大ヒットした。そう言えば、職場の先輩が「いやあー、面白かったよ。思わず泣いてしまった」と語っていた。

◆ ところで話は変わるが、先日、司馬さんの「菜の花の忌」があったけれど、もう一つ忘れてはいないだろうか。彼は菜の花とともに、マイルドセブンをこよなく愛する喫煙者だった。しからば、日本たばこ産業株式会社として、司馬さんの命日には正々堂々「マイルドセブンの忌」を催すべきではないか。そうしないと、司馬遼太郎さんを正確に後世へ伝えることにはならないし、何よりも司馬さんの心残りになると思うのだ。(2002/02/14)
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まさか2升3合とは!

2008年01月25日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◎ 巷の警句として、「酒と女は2(合・号)まで」というものがあるらしい。女の話は別として、お酒については「2合」あたりが適量とされているけれど、酒豪であった横山大観の1日の酒量が2升3合と知り、頭をトンカチで殴られたような驚きを覚えた。
主な「酔心」銘柄の現在価格を調べたところ、醉心純米吟醸酒の「稲穂」(一升)が2400円、同じく純米酒パックが1850円であるから、これを平均して2升3合に換算すると5000円ぐらいになる。月あたりでは約15万円、1年では約180万円だ。

◎  1日分を飲みきるまでに、熱燗にしたり、お総菜をこしらえたり、お客さんと飲むときもあったろうから、奥さんやお手伝いさんたちのこと一つ考えても、想像を絶するご苦労があったと思われる。今になっては、あれだけの仕事を残した人物だからこそ許されるのだろうが、よくぞ体調を崩さずに長生きしたものだ。それに加えて、たばこも吸っていたわけだが、酒席でのたばこは格別に美味しく、喫煙本数は増える傾向にあるので、何箱となく吸ったに違いない。
1日に2升3合も飲んでいたのなら、いつ絵を描いていたのだろうと不思議に思ってしまうのは、お酒の苦手な私の創造力に欠ける感想に過ぎないのだろうか。(2002/3/5)
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JR宇都宮駅周辺に喫煙スペースを設置して下さい!

2008年01月24日 | たばこの気持ち
※ 小学校の校舎内での禁煙表示。まぁーね、時節柄、この程度は仕方がないのかな。学校関係者のたばこ好きの教職員たちには、心から同情したい。

◎ 先週(2008年1月11日)、栃木県からアンケート用紙が届いていた。無記名方式で、いくつかの項目から該当するものに丸印をつけていく。一回とりかかり、かったるくなって放置しておいたが、そのままゴミ箱行きよりは、きちんと協力しておこうと考え直し、先ほど記載を終了し、アンケート用紙を指定の封筒に入れ、のり付けした。明日の朝、駅前のポストに投函する予定である。

◎ アンケート用紙の最後に自由記載欄(栃木県への要望)があったので、JR宇都宮駅周辺への喫煙コーナーを設置をお願いしたのであす。今年に入って、1月7日から東京都のタクシーの大半が禁煙車になったし、ますます私のような愛煙家には住みにくい世の中になっている。JR東日本の禁煙化も進んでいる。とくに宇都宮駅周辺は以前からひどいので、ちょっと苦言を呈させていただいた。
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酒を飲み続けて逝った横山大観

2008年01月23日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
◎ YAHOOで「横山大観」を検索していたら、株式会社醉心山根本店に行き当たった。私自身はお酒が苦手だけれども(アルコールに弱いが酒席は大好き)、前回、横山大観が愛煙家であったことを紹介した手前、きちんと触れておくことにしたい。
出会いは昭和初期にさかのぼり、醉心山根本店の東京販売店にいつも酒を買いに来る上品な女性がいて、店員が「どなたですか?」と尋ねたところ横山大観の夫人であったという。興味を持った当時の山根薫社長が大観の自宅に伺い、酒造りの苦労話などをしたところ、たちまち意気投合して『酒づくりも、絵をかくのも芸術だ』と共鳴し、それに感動した山根社長は、横山大観の一生の飲み分を約束したそうだ。

◎ この約束は、横山大観が永眠する昭和33年(1958年)まで忠実に実行された。だから、「ただ酒を飲み続けて死んだ横山大観」とも言えるわけだが、現在、株式会社醉心山根本店では少なからず大観の作品を所蔵し、それを広く公開する中で企業イメージの向上に役立てており、投資をはるかに超える効果があると思うのだ。
それにしても、『酒づくりも、絵をかくのも芸術だ。』というのは、まるで岡本太郎のような言い回しであるし、酒飲み同士の口約束など、まったく当てにはならないものだが、戦時中の醉心の運送にまで気を使い、五島慶太運輸大臣に依頼するなど、涙ぐましいまでの努力の上に守り通されたというのだから、二人の友情には心から感動を受けたのである。(Friday.1.March.2002)
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『還ってきた台湾人日本兵』

2008年01月21日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
■■■河崎眞澄著(文春文庫)■■■

◎ 河崎眞澄さんという産経新聞記者が書いた『還ってきた台湾人日本兵』は、実に面白い本だった。横井庄一さんと中村輝夫さんは帰還後、文明社会に蹂躙されるような形で、長生きすることができなかった。しかし、小野田さんはブラジルでの生活と日本を往復した生活を続け、日本ではぼくが生まれ育った町で「サバイバルの体験教室」を続けている。また、本書183ページの慰霊碑の前で、偶然、ぼくは写真を撮ったことがある。みなさんに、この本を強くお勧めしたい。
ところで、昨年の12月末、たばこメーカーに勤務していた友人の一周忌のお食事会には、多方面からの人たちが来られていた。Rさんご夫妻とは、10年ほど前に台北市内で、パーティでお会いしたことがあり、一緒にゴルフもしたことがあった。そのパーティとは、台湾大学時代の友人たちが日頃お世話になっている奥さん方に感謝する目的で、毎年の年末に行われているものだ。ぼくが一番おどろいたのは、輪になってプレゼント交換をするときの歌が、日本童謡の「桃太郎」であったことだ。

◎ そんな思い出話をしながら、亡き友人を偲んだのであるが、Rさんご夫妻は現在、日本に半年、台湾に半年の田舎暮らしをしているそうだ。改めて名刺交換をさせていただき、これからご懇意にさせてもらうことになった。Rさんのご年齢は大正14年生まれ(ぼくの父の4歳年下)の79歳で、ゴルフも現役で続けているそうである。ぜひ、来年の温かい日にでも、千葉あたりで一緒にラウンドしたいと思ったのである。
Rさんは日本人として生まれ、台湾大学在籍中(20歳のとき)に終戦を迎え、本人の意思には関わりなく、蒋介石率いる一団がなだれ込んできて、中華民国の国民になったそうである。だから、「心は今でも日本人です」とおっしゃり、ぼくのような未熟者とも真摯にお話をしてくれた。日頃、ぼくたちは国際化などと口にするけれど、歴史的な事実や歴史を生きた人々のことを忘れがちである。お食事会に同席していた友人のSくんの父は、日本軍兵士として台湾で終戦を迎えたことが話題になり、Rさんがたいへん興味を示し、ぼくも交えて盛り上がったのである。そんな光景を亡き友人は、きっと天界からニコニコしながら眺めていたに違いないと思いたい。(2004 05/03)
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東海道新幹線の快適さを実感させられた…

2008年01月20日 | たばこをめぐる見聞記
◎ 私は東北新幹線を使って通勤しているが、通常は座席を利用せず、体力維持の観点からデッキに立つようにしている。だから、新幹線ツーキニストのメンバーが「同じ特急料金を支払っているにも関わらず、東海道新幹線に比べ東北新幹線の座席は座り心地が悪すぎる」という声を聞いても、自分としては実感なうすかった。しかし、先週、久しぶりに東北新幹線から東海道新幹線の乗り継ぎ、東京から小田原まで乗車したところ、彼らの言っていたことが事実としてわかったのである。

◎ まず、前後の座席間にゆとりがある。短足の自分には十分すぎるほどだ。東北新幹線だとそうはいかない。私でも前後が窮屈に感じるのだから、大半の乗客にとって不満があるのは当然だろう。さらに横幅も広くて、隣の乗客との間合いもさほど気にならない。「これほど快適な空間だったのか!」と驚きを覚えたのである。さらに東海道新幹線が素晴らしいのは、喫煙車両があることだ。東北新幹線では今年の3月18日から、完全に喫煙車両がなくなったので、久しぶりの感覚を楽しませていただいた。

◎ 全体が広々としており、車両の天井も高く感じられ、荷物棚の片隅には空気清浄器らしきものが追加設置されていた。果たして、JR東日本とJR東海における喫煙者への対応の違いはどこからくるのか。私はズバリ「基本設計の汎用性にある」と思ったのである。言葉を換えれば、お客様と向き合う経営理念の確かさが異なっているのかも知れない。それに、旧国鉄債務返済の一部を「たばこ特別税」が担っていることへの「義理や人情」を忘れているか、覚えているかもあるだろう。というわけで、私も新幹線ツーキニストの一員として、東北新幹線車両の東海道新幹線並みへの改善を求めたい(たばこが吸えるスペースの復活も強く要請しておきたい)。(2007 08/02)
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