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『外資の正体』高杉良著【その4】

2015年12月31日 | O60→70(オーバー70歳)
▼今回の抜き書きでは、経営に対峙する労働組合の役割や機能について、的を射る内容が含まれていると考えさせられました▼そして、考える力とモラルある生き方って、やっぱり基本だなぁ、ということですね▼そんなわけで、今年も大晦日となりました。皆さま、良いお年をお迎え下さい。

【152ページ】
中山 製造業には、過剰投資や過剰雇用の問題があるので、たしかにリストラが必要になりましょう。しかし大量の人員整理を短期間でやろうとすれば必ず摩擦が起きる。残された人もマイナスの影響を受ける。そこで健全な日本の労使関係に着目すべきだと思うんです。お互いが協力する、助け合うという意味で、全員が3年とか5年の年限を切って、例えば1割ペースダウンする。1割ベースダウンすれば、1割の人員整理の時間を延ばせる。結局は希望退職などの方法でリストラをせざるを得ないにしても、時間をかけて整理すれば、新しい仕事に対する再教育などの準備もできるでしょう。

【159~160ページ】
中山 私はよく「ただ考えるだけなら猿でもできるから深く考える」ことが大切だと言っている。----もう1つは、「公の精神」です。社会意識を強く持ってもらうという意味でこの言葉を含めました。考える力とモラルのある生き方はこれからもっと大切なものになるでしょう。
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『外資の正体』高杉良著【その3】

2015年12月30日 | O60→70(オーバー70歳)
まだまだ自分の知らない経済界のことや、かつての経営者が数多く存在する、と痛感させらました。親切と親身の違い、とても深い意味があると思いましたし、今でも問われる姿勢ですね。

【147~148ページ】
中山素平(国際大学特別顧問)
興銀には、かつて上場会社の財務担当者から最も信頼できる銀行という評価を得ていた。興銀の人たちに「君、ナンバーワンにいた理由を知ってるか?」と聞いてもわからない。「君たちのところに相談に来るのは、『コンピュータ』や『デリバティブ』じゃないよ。人間である社長や専務がやってきたときに、君がどういう対応をするのか。古い言葉だが、親身になってやれるかどうかで仕事が取れるんだ」という話をしてもわかったようなわからないような顔をしている。
“親切”と“親身”の言葉の違いを聞いても若い人たちはわからないんですね。
私はよその会社に派遣される担当者にこう言ってきました。「君は興銀の利益だけを考える必要はないよ。向こうの会社の立場に立って仕事をしろ。銀行に預金を持ってくるとか余計なこは一切考えるな」と。それが相手の立場に立つ‘親身”なのです。本来、そういうことが継承されるべき1つの企業文化なんだと思います。
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『外資の正体』高杉良著【その2】

2015年12月29日 | O60→70(オーバー70歳)
本書の第4章以降に、興味深い記述がありましたので、抜き書きをさせていただきます。

【145ページ】
小林陽太郎(経済同友会代表幹事)
企業に対する忠誠心とは何かといえば、それは企業が拠って立つ価値観に対する忠誠心だと思います。つまり企業という殻に忠誠を誓うのではなく、そこに共有てきる価値観があるかどうか。その意味で面白く仕事ができる会社かどうかというのは1つのキーワードだと思うんですね。
我田引水になりますが、富士ゼロックスも10年ほど前に「強い会社」「面白い会社」「優しい会社」という3つのキーワードを掲げましたが、当時「面白い」という言葉を前面に打ち出すのは不真面目ではないかという意見もありました。でも、人は強制されるのではなく、自分が面白いと思わなければ本当にいい仕事はできないのではないでしょうか。

[ken] 小林陽太郎さん、および富士ゼロックスは、私の尊敬する経営者、そして信頼すべき企業の筆頭です。しかし、本書はここでも、「共有できる」であるべきところが「共有てきる」という単純な校正ミスがありました。2002年当時、出版界で働く人たちの質的低下が、すでにここまで来ているのか、と再認識させられました。早く売り抜くために、「校正」「再校」「念校」といった出版物に対する一連の作業が、手抜きという形で効率化された結果、本に対する信頼性をますます損ねているのですね。以前は、こんなひどい誤字は稀であり、読者全体の目も厳しかったと思います。
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出物腫れ物、所選ばす!

2015年12月28日 | O60→70(オーバー70歳)
▼胆のう炎摘出手術後に、おしっこ、おなら、お通じのありかたさを再認識させられました。なかなか出ない苦しさ、訪れたときの嬉しさも実感したわけですが、出過ぎて間に合わないのも困りものですね。以前、カミさんが勤務していたショッピングセンターでは、「年に一度は、センター内のトイレ以外の場所に脱糞される」という話を聞いていました。
▼何とも迷惑な話だなぁ、と他人事のように聞いていたのですが、昨日、最寄りのスーパーで買い物をする前に、トイレに寄って行こうと2階に向かう途中、前を歩いていたご婦人が「えっ、信じられない。あれって人間のものでしょ?」とご主人に話しかけ、後ろを振り返りながらヒールの踵に付着していないか、確認していました。
▼そこで、きれいに清掃されている階段を見てみたら、ズボンから落ちたと推測される固めのウンチが二つ、転がっていました。「こんなところで、あんなものに遭遇するなんて、まぁ、遠目に撮っておくか」とスマホのシャッターを押し、「お通じが出すぎるのも考えものだ」と思いました。
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『外資の正体』高杉良著【その1】

2015年12月28日 | O60→70(オーバー70歳)
先日、『外資の正体』高杉良著(2002年 光文社)を読み終えました。本書はそれなりに面白かったのですが、高杉良さんの過剰さや想いの強さで、自作品の解説がくどいほど重複しており、やり過ぎ感がありました。また、現在のJT社外取締役である幸田真音さんとの対談の38ページで、「発想の転換」であるべきが「発送の転換」と記述され、本書および幸田真音さんへの信頼性を損なっていると、残念に思いました。

【38~39ページ】
幸田 アメリカの力を借りて不良債権処理をしたいとは思いませんが、いま安値でたたかれて売らざるを得ないのが現実です。日本人は優秀なんですから、外資の不良債権関連ビジネスのやり方を学んで、生き残りの発送の転換というのをすべきだと思います。

高杉 日本は今アメリカなくして成り立たない国です。製造業はほどほどに頑張っています。ただ、金融のところだけアメリカに完全にやられています。経済の血液といわれる金融のところが傷んでいる。不良債権はどうしたって銀行にたまる。ようするに掃きだめになっているわけです。

幸田 今なぜ日本の金融機関がここまで弱いのかというと「収益を上げる」という訓練をされてこなかったからだと思います。ビジネスの基本だと思うのですが。融資のときも担保さえとっておけば大丈夫、融資先からの回収能力というのはさほど問われなかった。資本投下に見合う回収という発想が厳しく鍛えられてこなかった。
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6回目のとんぷく!

2015年12月27日 | O60→70(オーバー70歳)
▼11月18日に一時退院した際、痛み止め(とんぷく)2種類各10錠処方され、痛くなっら飲むようにと担当医に言われました。それから12月14日までの間、痛みが出たときに6開腹飲み、本当に助けられました。6回目は12月14日の朝方で、深夜からチクチク痛み出し、寝つかれぬまま夜が明けました。
▼午前6時になってカミさんが目覚めたので、「薬と水をくれ」と頼みました。会社には行けそうもなく、8時まで横になってから上司に連絡するつもりでした。とんぷくが効いたのか、幸い痛みも取れたので、急ぎ朝食と着替えを済ませ、仕事に出かけることができました。
▼外出先に、とんぷくを持参して行くわけですが、これまで自宅以外では痛みが出ず、運が良かったと思います。胆のう摘出手術をすれば、約1か月半も身につけていたチューブから解放され、胆のう周辺の痛みもなくなります。とても不自由でしたが、健康のありがたさと同時に、自分の身体について、さまざまなことを学ぶ良い機会になりました。
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iPhone6の画像を整理整頓!

2015年12月26日 | O60→70(オーバー70歳)
▼12月12~13日、iPhone6に溜まった画像4000枚を10項目のアルバムに分類してみました。時系列プラスエリア表示は便利ですが、「あの写真どこだっけ?」というときに、4000枚を超えると探すのに苦労するようになりました。10項目に分ける作業は、項目に沿って現在から4年前まで画像を選択し、アルバムに追加しました。
▼次に4年前から現在まで、同じ手順で作業したのですが、写真を撮ったときの心境や「こんなことも、あんなこともあったなぁ」と思いを巡らしていると、予想外に時間がかかりました。何事も面倒がらずに、整理整頓していけば明日につながりますね。スピードアップと効率性は、楽しいことをする時間を生み出し、考える時間も増やしてくれますね、
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メビウスとナチュラル・アメリカン・スピリット〈英訳付〉

2015年12月25日 | たばこの気持ち
▼久しぶりに、メビウス6ボックスを吸ってみました。このサイズだと、深く吸い込むと4~5回で、あっという間に根元まで達する感じがしました。普段は100ミリサイズのメビウス1なので、持ちが良く吸いごたえがあります。

For the first time in a long time I smoked a MEVIUS 6 box. With this size, I felt like it took 4-5 deep inhales to reach the base in no time.
I usually smoke a 100mm size MEVIUS 1, so it holds up well and is a great smoke.

▼それから長さは同じでも、ナチュラル・アメリカン・スピリットと比べると、1本の重さや吸いごたえ、それに待ち時間が圧倒的に違うことが実感できました。430円と480円の価格差にも納得できます。高くても売れている理由なのでしょうね。

Then I realized that even though the length of the cigarettes are the same, the weight of a single cigarette, the feel of the smoke, and the waiting time are overwhelmingly different when compared to Natural American Spirit.
The price difference between 430 yen and 480 yen is understandable. I guess that is the reason why they sell so well even though they are expensive.
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電子レンジの手習い中なのです!

2015年12月23日 | O60→70(オーバー70歳)
▼電子レンジの使い方が徐々にわかってきました。焼きそばは、フライパンに油をしいてお肉から炒めていくのではなく、まずはそばを敷き詰め野菜、お肉という順番に重ねて、電子レンジにセットすれば、約20分で出来上がります。油控えめの焼きそばの完成です。
▼私は60年以上、調理はガスなどの火力で行なうものだ、という身に沁みこんだ考えで生きてきました。もちろん、カミさんはずっと電子レンジを使っていましたが、私はどうしても手を出す気になれませんでした(使用は解凍と温め程度)。
▼まずは、電子レンジに付いてきた説明書のレシピを覚え、あとはアレンジしていけばいいと、楽しみにいています。電子レンジは多少時間がかかるけど、その合間に火力での調理もできるし、組み合わせれば合理的ですね。
▼もう一品は、もやしを湯がいて、仙台の恩人からお歳暮でいただいた笹かまぼこを刻み、ササッと合わせました。完全リタイアまではまだ3年以上ありますが、健康のためにも積極的に料理をしていきたいと思います。お買い物から、後かたづけまで、けっこう運動になりますしね。
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言われっ放しの中高年!

2015年12月22日 | O60→70(オーバー70歳)
今年は、療養中のため忘年会の場へほとんど参加できませんが、Facebookで面白い居酒屋での掲示をみました。忘年会会場で、お隣さん同士が賑やかに絡み合うことはたたあります。そんな中、キレやすい若者たちからのキレームでもあったのでしょうか、度を過ぎる事例を見るに見かねた店主が、お店の壁に掲示したんだと推測できます。きっぱりと「大迷惑です。」と断じているところがいい。言葉を変えれば「飲み物やおつまみを黙って差し入れる」という昔ながらの手法、そんな中高年も少ないのでしょうね。
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