たばこの気持ち

▼この本の最終章が、「日本はたばこに甘い」は◯か×か△か、という問いになっています。結論からいうと「△」でした。内容的には一般教養レベルですが、自分の考え方を検証するには、たばこのことだけじゃなく、いい参考になりますね。
▼もう一つの写真は、憲政記念公園内のベンチとスタンド灰皿です。千代田区は喫煙規制の強いエリアですが、国会議事堂前のこの公園内には、ありがたいことに多数の喫煙所があります。なので、「千代田区はたばこに厳しい」は◯か×か△か、答えは「△」になりますね。

▼先日、宮城県の甥っ子が軟式野球の試合で上京しました。5打数1安打、3四死球と抜群の出塁率で大活躍でした。1安打の内容は、レフト前へのクリーンヒットで出塁し、すかさずの盗塁で二塁セーフ。三盗も決めました。

▼先週の土曜日、定期検診で、50日ぶりに栃木県下野市へ出かけて来ました。前日の夕食と当日の朝食を抜いていたので、検診後のランチは断然の美味しさでした。

▼先週、退職者の一員として「国民の声 怒りの8.23大行動」に参加してきて来ました。
▼私たちのグループは、国会議事堂正門前、憲政記念公園の入り口周辺で、「みんなで安倍政権にNO！」のプラカードを手に、約2時間にわたりシュプレヒコールなどをしてきました。
▼幸いなことに、憲政記念公園内にはベンチと一緒にスタンド灰皿が設置されており、行動の合間に一服できました。

先週の土曜日、栃木県の旧宅に立ち寄った帰り道、近くの小学校内を通ってきました。
児童たちが育てている花壇横のポリバケツの中で、稲穂が開花し、小さな花が風に揺れていました。
ひまわりも、強い日差しのなかで自己主張していました。

先日、私は「俺のフレンチ横浜店」で、初めてお料理を食べました。ウィスキー「ワイルドターキー」も美味しかったです。
▼何といってもお肉の味わいに感激させられました。
▼ジャス演奏まで始まりましたよ。「あ～っ、明日は仕事行きたくないけど----！」と心底思いました。

▼先日のお昼休み、玄米おにぎりを持参して、学食へ出かけてきました。

▼以下はその日に食べた慶応大学の食堂メニューです。
・豚肉生姜焼き ¥162
・蒸し鶏と野菜の梅マヨ ¥108
・豆腐とわかめの味噌汁 ¥32
・合計 ¥302 エネルギー 382kcal 塩分 3.9g

▼レシートに、個々のエネルギーおよび合計のエネルギー、塩分まで記載してくれます。大まかにいうと、1円が約 1.25kcalに相当しており、食べ過ぎチエックが簡単なのです。

▼大井埠頭中央公園には、たくさんの競技場が集積する「スボーツの森」があります。先日、初めて出かけてみました。
▼アクセスは少し不便でしたが、桜の季節に再訪してみようと思いました。
▼また、大井スポーツセンター脇には、オープンスペースの喫煙コーナーがありました。

【410ページ】
「最初の桜花の攻撃は20年の3月に行われたのですが、18機の一式陸攻に15機の桜花を積んで出撃して、全機が敵戦闘機に堕とされました。この時の、神雷部隊の指揮官である野中五郎少佐はこな作戦は無謀だとして徹底して反対しましたが、宇垣纏長官は作戦を強行しました。野中少佐は、出撃にあたっては零戦の援護機を70機つけてくれと言ったにもかかわらず、実際につけられたのは30機でした。野中少佐は生き延びることの困難な作戦に部下だけを行かせるのに忍びなく、自らが指揮官となって出撃されたのです」
〔ken〕あまりにも悲しい事実ですね。

【413ページ】
「---B17はドイツ空軍の激しい迎撃にあい、毎回40パーセント以上の未帰還機を出したのです。4度の出撃を生き延びた搭乗員はいなかったと言われています。それでもアメリカ軍はヒトラーとナチスを倒すために、昼間爆撃をやめませんでした。そしてアメリカ軍の兵士たちもまた勇敢にドイツの空に突入しました。B17の搭乗員の戦死者は5,000人を超えているのです。この数は実は神風特攻隊の戦死者4,000人を上回るものです」
〔ken〕なるほど、第二次世界大戦の全体像のなかで、日本を見る観点は大事だと再認識しました。

『文藝春秋』９月特別号に掲載された第153回芥川賞受賞作『火花』（又吉直樹著）で、たばこの登場するシーンは後掲のとおりです。銘柄は、ショートホープとビアニシッモでした。たばこを吸うのは神谷さんだけです。「太く短くてもいいから、悔いのない人生を」にはぴったりのショートホープですが、神谷さんの後悔や絶望の深さもひしひしと伝わってきましたね。

340ページ
「初詣以来やな。真樹が謝ってたで」
神谷さんはショートホープの煙を吐きながら、そう言った。

341ページ
神谷さんは信号が青に変わったタイミングで煙草を捨て、スクランブル交差点を横断しながら、「徳永、苦手かもしらんけど、女の子いてるわ」と言った。

350ページ
「渋谷オールスター祭」と銘打つ伝統的なライブが定期的に開催されていた。----狭い楽屋には煙草と男の匂いが満ちていた。

351ページ
「そやな」と答えた神谷さんの感情は読み取れなかった。
そのまま会話を続けながら僕達は非常階段に出た。神谷さんは煙草を吸いながら、僕の言葉に耳を傾けていた。いつもより神谷さんは大人しかったような気がしないでもない。

395ページ
「返せたんですか？」
「結局、自己破産して、危ないとこだけなんぼか返した。徳永、絶対借金すんなよ。借金取り怖いで。ずっと電話ぶちってたらな、留守電にな『俺達が、どうせ取り立てに行かないと思ってるんでしょ。捕まるから。キミ煙草吸ってる？　明日、それと同じ吸殻家の前に置いとくから、あんまり舐めんなよ！』って入っとってん。めちゃ怖いやろ。ほんで、次の日、玄関開けたら、ほんまに吸殻あってん。いや、青ざめたで。ただな、銘柄見たら、俺の吸ってるショートホープやなくて、ピアニッシモのメンソールって女子やないか」
神谷さんは久し振りに会ったからか、楽しそうに捲くし立てているけれども、なぜか落ち着かない。