民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 438 やまざくら

2008-04-09 20:54:34 | Weblog
夜中に・・あるいは色気のないデスクで・・こんな桜を見るのも一興ではないか。
先日は「やまざくら」で変な例えをしたが、悪い事をしたなと思う。なんとも美しい花だ。・・桜前線、まだ我が家までは上がって来ていないがほぼ近くまで来た。

桜のイメージは透き通るような薄い花びらと白に限りなく近いピンクである。栄養充分な桜はボテッと重たい・・目方ではアリマセン。やまざくら・・赤い柔らかな新芽を先に出し、ソメイヨシノよりまだ白い花をまばらに付ける。枝も細い。
思いっきり降った雨がカラリと上がり良い天気になったが、また今夜更けから雨になるそうである。三日もたないお天気のことを何とか言ったが、いま出てこない。

拙者は「お坊っちゃま」の頃からピンクのことを「ももいろ」と聞いてきた。おっちゃんなった頃には「ももいろ」と言う表現はすでに聞かなくなってきた。「さくらいろ」と言う表現があるとしても、もう馴染む事のない世界にある・・。
日本語の面白さを取り上げるなら無限に近いだろうが2~3なら知っている。知っているので昨日今日の話から・・。

ギョウカイ用語と言うのは面白い。アブナイギョウカイはともかく舞台用語でもなかなか面白いのがある・・沢山知っているわけではない。
いついかなる時でも挨拶のはじめは「オハヨウゴザイマス」。舞台は客席から見て右側が「上手=かみて」・・反対側を「下手=しもて」と言う。

「何が面白いのドス?」・・と・・天の神さん。
読み方を変えると「上手=じょうず」/「下手=へた」・・と成る。何でもなく読んでいるがそう思うとトテモ面白い・・。プログラムの進行表が舞台の出入り口に貼ってある。一日に大勢の出番があり上下(かみしも)に分かれて伴奏をする。関係者には常識であり周知のことであるが・・。

「出番奇数の方は上手、偶数の方は下手」と大書してある・・。「ココで笑わんともう笑うトコないよ!」・・誰かの漫才である・・そうそう「トオールちゃん!」。・・「今日はホンマの徒然日記やな?」・・と天の神さん。・・「たまにゃこんな日もあります・・いつも内容があるとは限りまへん」・・。

拙者のブログのコメンテーターに「たび」さんという方あり。??旅??足袋??どっちだろうと思うが・・判断しろと言われれば足袋さんかな?・・と言う印象。「ソレがどうしたん?」・・「マー待ちナはれって」・・あしぶくろが足袋(たび)コレもよう出来てる言葉やなとは思うが・・なんで「手袋」は宮崎県知事??いや「ソノマンマ」やねん?。・・「???」。舶来・・船で来た・・初めて履いて見たさむらい(侍)・・靴のことを「キュウクツブクロ」・・と・・うそではない。

痛手を蒙った・・深傷(ふかで)を負った・・。だんだん面白くなる・・が。
「それで?」・・どうしろとは言わないが、ここまで豊かな語彙(ごい)を持つ日本語、こんなに美しい「やまざくら」に優雅な名前を付けて欲しかった・・と思うのでR。

「やまざくら 愛でにもござれ 沢なりに」・・如水
不思議に「ポツン」と一本ある・・はなれてまた一本。シャイな花である。

「シャイ=shy=内気で恥ずかしがりやさん」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする