大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

シャムスカはついに終わるか・・・

2009-05-09 21:39:54 | サッカー全般
視点を変えて見るということが好きな私としては、CLのチェルシーvsバルサにおけるチェルシーの敗因を単に審判のジャッジの問題だけに求めたくはない。根本的にはイケイケの攻撃的采配を見せると思われた、チェルシーのヒディンク監督の消極性にあったとは思う。それは2nd legにおいて10人の相手に2点目を取りに行かなかったこともさることながら、1st legのカンプ・ノウにおいてアウェーゴールを取りに行くぞ、という意思表示を見せずに終始8枚ブロックで守りきろうとしたことにも現れていたと思う。そう、CLというのは正に180分の勝負なのだ。前半を0-0で折り返したということで、後半の90分でバルサがアウェーゴールを取られればそれ以上に点を取らないといけない破目になってしまった。

その意味ではヒディンクが発揮してきた攻撃性というのは必要に迫られてやっている部分というのがあるのかな、と思ったりもする。真に攻撃的というのは、イーブン以上の状態においてなおかつ自発的に攻撃性を発揮できてこそ形容されるものではないだろうか(例えば2点リードしながらなおかつ攻撃的な選手交代をしたファン・ハールのように。もっとも、それが裏目に出て2002年のW杯には出られなかっただが)?

これまで大舞台でヒディンクがやってきたのは、追いつかなければならない状態にまで追い込まれて初めてやってきたことではあるのだと認識すればよい。いや、もっと言えば彼の采配は基本的には相手の良さを消すところから始まっているのかもしれないが。

あ、そうそう。大分の話をする為に前振りが長くなってしまった。中国に行っている間も滞在先のホテルで日本のサッカー情報はチェックしていたし、とりわけ大分の動向には関心を払っていたけども、ついに今日の試合でも敗れて8連敗ですか。確かにケガ人続出で、今出ている選手たちも多分満身創痍な中で彼の思うようなサッカーが出来ていないところに同情の余地があるとは思う。

ただ、そうしたフィジカル面の問題があるにしても、今季の大分を見ていると、相手にも弱点を突かれるようにサイドを広く使われて、シャムスカ監督のサッカーも限界かな、と思ったりもしていたわけよ。もともと、自分は彼の手腕をまともに評価したことがなくて、去年絶好調だった時も、確かに能力のある人だが、過大評価されていると思っていた。その辺私がどう評価していたか、去年から私のブログを読んでおられた人ならばお判りだと思います。

大分の強化部が、最近2試合で勝ち点4のノルマを課していたということは、完全な最後通告であったと思われる。その結果勝ち点0なんだから、シャムスカは解任されてしまうんでしょう。まあ、今の選手層を考えると解任すべきではない、という声だってあるとは思うしそうした声も理解はできる。

ただ、仮に続投させたとしても、今のシャムスカだとあくまでも守備的なサッカーで、去年のデポルみたいな残留仕様の5バックしか出来ないだろうと思う。勿論コマが揃えばシャムスカという人は前に私が残留請負人と評したような手腕は発揮できるかもしれない。

けど、それで首尾よく生き残れたとしても、結局はその場しのぎでしかないだろうな、と思ったりもする。ならば、根本的にスタイルを変えるという荒療治というのをこの際やるのも一つの選択だろう。じゃあ、誰がいいのか、という話しになって来るんだけども、本来解任が取りざたされるのは、今のままやらせておいても良くなるなるのか?という疑問が大きくなって来ているからではないのか。つまり、このままシャムスカにやらせておいても良くないぞ、と思われてしまっているわけですね(実際、今日のマリノス戦において負けているのに引いてしまっているような戦術を見て、こらアカンなと思ったもんね)。

だから、シャムスカを残すべきかどうかということを議論している段階ではなく、もうこれだけの成績になって来ると、クラブは更迭の意志を固めているという風に見るべきだ(多分このエントリを書いている翌日以降に何かしら発表があるだろう)。ならば、その節目というのをどう捉えるかという段階に来ているわけで、それが今までのサッカーを見つめなおすきっかけだと捉えられるかもしれない。つまりまあ、物は考えようということですね。

それはガンバにおいても言えることで、去年ガンバにとって最大の補強は実はバレーの放出であったということなんだけど、それは冒頭にも書いたように視点を替えてみることで判ることなんですがね。ブログでは、バレー離脱後に、バレーが居てくれれば、と嘆いたことはなく、強いて影響していた面は、セットプレーの時の守備ぐらいだったと記憶していた。まあ、もしオイルマネーに惹かれて彼が出て行かなかったら、これはレバタラの話しでしかないけど、恐らくACLも天皇杯も獲れなかったかな、と今になっては思う。

(付記)今朝の報道を読む限りは当面は続投としながらも、報知の記事によると水面下では監督交代は着々と進んでいるらしい。しかし、あるクラブ幹部っていうのは一体誰なんだよ?自分が知っている人って二人しか思い浮かばないけどもね。原さんじゃないとしたら一体誰が・・・

2 コメント

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Unknown (大分の場合)
2009-05-10 02:59:58
債務超過でJ1に残留する事が前提の財務計画を立てて借金の返済予定を立てていますから、J2に降格してしまうとチームが消滅してしまう可能性があります。そうなると今までのサッカーを見つめなおすなんて悠長なことは言っている場合じゃない。だから早まった監督解任には慎重になります。隣のアビスパはそれで失敗しましたし、それ以上の監督を絶対連れてこれる保証もない。逆にシャムスカを首にして違約金払う金があるなら、そのお金を補強に回した方が良いと大分サポは考えています。最もそんなお金もないかも知れないでしょうが・・
つまり・・切羽詰っているから変なことは出来ないのです。
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Unknown (民国98年)
2009-05-10 06:49:19
名前を名乗っておられないけども、酉サポさんですね。

大分に金がない・・・なんていう話は耳にタコができるくらい友人知人から聞かされて来たわけよ。それでJ1にしがみつこうとしてその場凌ぎみたいなことをやり続けてきたわけでしょう?

シャムスカ以上の監督を連れてこれる保証はないというのはそうかもしれないが、それは逆に言えばシャムスカって本当にいい監督なのか、と思考を停止させていると他サポの自分から見て思う。今の大分のサッカーの問題は根本的にはリスクを冒せない体質にあると思っているからですがね。

>シャムスカを首にして違約金払う金

それについてなんだけども、原さんが解任というのを示唆した時に思ったのは、

シャムスカ及びファミリーへの年俸-解任の違約金=捻出できる補強費

を彼が考えていることじゃないかということ。違約金というのはどのくらい払うかは過去の事例や契約内容にもよるとは思うけども、必ずしも満額払うわけでもないし、解任されてから他のチームのオファーを受けたら違約金の支払いが止まるというケースは過去になんぼでもある。

そういうところから解任があり得るのかと思ってブログに書いたんですが、結局当面続投ですか。

だとしたら、原さんのコメントっていたずらに混乱を招いただけということなんで、相変わらず何も考えていないんだな、という感想しか持てないんですが、あなたはどうお考えですか?
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