大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第11輪 大阪鋼巴 4-0 柏太陽神

2009-05-11 00:15:32 | ガンバ大阪
試合後に柏の高橋監督が「情けない、ファイトしていない」の一言で総括して会見を事実上拒否したけども、このコメントの背景を色々と考えてしまった。Jリーグの監督でS級ライセンスを持っている人なんだから一通りの理論とか戦術などには通じているはずであり、このガンバとの試合に際してはそれなりにスカウティングして対策を立てて来たはずだ。しかし、それが叶わず、打ちひしがれた状態においてそうした言葉を吐いてしまった。多分、何も語りたくないようほどショックが大きかったと想像してしまう。

けど、これはあまりにも誤解を招いてしまうコメントだし、そうした言葉で論理立てて説明できないとなると監督失格と言われても仕方がないかもしれない。

では、なぜそのように出来なかったのかというと、一つにはガンバがそれをさせなかった。柏がプレスをかけようにもガンバがボールをよく動かし、スペースに走りこむ連動性を見せていた為にプレスの的が絞れなかったというのもある。これが一つなんだけども、もう一つは、高橋さんが自分の意図していることを選手に上手く伝え切れていないところにもあるのではないかとふと思ったりもする。その象徴が、冒頭での彼のコメントなんだろうけども、それは余りにも誤解を招きやすい、舌足らずなコメントではあるし、そうした言葉一つ一つが誤解を呼び、ひいては柏のフロントにこいつ何考えてんの、と思わせてしまえば取り返しがつかなくなるだろう(同じように誤解されやすかったのが、ラモスだった。都並なんかに言わせるとカリオカって実は理論に長けていて、ミーティングで細かな戦術的指示を行っていたんだけども、メディアに出てくる彼の言葉というのは根性論ばかりだった)。

だから、監督というのは選手に伝える言葉の魔術師であり、かつ選手が彼についていこうと思わせる人間的な器量が求められるポジションだと言える。その点前任者の石崎さんは少なくとも選手たちには慕われていたよなあ・・・その意味において、高橋さんが冒頭のコメントだけを残して説明責任を放棄したとなると誰も彼を庇いきれなくなるだろうな。

そう考えると、この試合の柏なんか、頑張っているのは栗澤とか菅沼とかいった個々の選手であって、それがチームとしてそうした選手らをサポートしきれてはいない。彼らの個人の力に頼っているという状態。まあ、これで、中盤のプレッシャーもない状態ならガンバの選手たちは落ち着いてボールは廻せるわな。後半は中国帰りの疲れか、一歩の寄せが遅れるようになり、栗澤や菅沼にバーを叩くシュートを打たれた時はヤバかったけど、あれらが仮に入っても4-2で快勝できるくらいのものだった。1得点2アシストの勇人はこの試合のMOM。中国では試合に出ていなかった分、雅人の変わって右SHで先発して1得点2アシストの活躍。外だけでなく中でも自分の能力を出して一つステージを上げたか。

そしてバンの4点目のゴールにも触れておかないといけませんねw ヤットからの完璧なパスを右にズラして受けてニアに詰めていた菅野をよく見てファーに流し込む。このゴールを見ると得点感覚はまだ鈍ってはいないとは思うけど、ユニを脱いでまで喜びすぎることはないよ。その後後ろからタックル行っていたけど、あれは2枚目のイエローを貰ってもおかしくはなかった。喜ぶのが悪いとは言わないけども、これからも点を取ってもらわないといけないのだから、喜び方も考えるべきだし、イエロー覚悟でユニを脱いだのなら、あのタックルはないでしょうよ。まあ、彼にはもっと高いレベルで頑張ってもらいたいから、大勝に奢ることなくきちんと要求すべきことはすべきだと思う。

それはチームに対してもそうであって、リーグ3連勝したのも調子の出ない東京・大分そして柏だったということを忘れてはいけない。そう、次の上位2連戦こそ今のガンバの真価が問われる時なのだ・・・といっても、自治会長の責任があるから、来週埼玉には行かれへんのよね(泣)


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