大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第13輪 大阪鋼巴 3-2 浦和紅寶石

2010-07-19 11:40:12 | ガンバ大阪
サポって本当に愚かな生き物よのう・・・俺も含めてだけど、という話。

ミッドウィークの試合の低調な試合を見せられて、本当にどうなるものかと思っていたら、浦和相手にいきなりこの展開、この結果ですからね。サポなんて止めてしまったらどんだけ楽になるかと今まで何度と考えたけどお、これだからガンバサポはやめられないし、これからもどんどん生活の資金をガンバに投入するぞ(って何考えてんねんw)。幸か不幸か(何でそういう言い方をするw)、この試合を初めて見に来たという人なんかは絶対ハマるわな。特にいつもSB席で見ておられる年配のご夫妻の娘さんには一言、

ガンバ劇場へようこそ

と言っておきます。

試合の方を振り返ると、水曜の試合から一転した内容になったのは、ヤットの復帰によって両サイドの押上や攻撃意識の高まりはあったんだけども、相手が以前よりスタイル転換した浦和であったということが大きい。京都は残留を意識していて相手の良さを消すということに主眼を置いていた戦い方で(だから5バックなんて布陣を守備時にしいた)あったのに対し、浦和は自分たちのスタイルでガンガン来てくれていたからこそ、却ってガンバも持ち味が出せたのではないか。その意味では、ガンバvs浦和というのは今現在においても、純粋にサッカーの面白さが詰まっているという意味においても日本一のコンテンツであると言えるかもしれない。

相手の浦和について言えば、敗れはしたけども立ち上がりの展開を見ていて前からきっちりプレスかけて、明神のところに入ったらパスコースをふさいだ上で奪っていたところを見るときっちりとチームにはなってはいた。この試合は、となりの暢久くんには厄日ではあったけど、失点に絡んだ場面と退場を除けば、フィンケがCBに起用した意図をくんでよくやっていた。浦和がビルドアップの時に3バックみたいな開きかたをしていて暢久のところからクサビのパスがよく出たりしたのはボールの運びをスムーズにする為であるのと、陣形を変えて相手のマークを捕まえにくくする為なのだろう。その他再三クロスやスルーパスをカットしたりヘディングでもきっちり競り合ったりするところにこの人の非凡さが現れていたんだけどもな・・・

だからこそ、試合の流れに水を差してしまったという意味で残念だったのは審判の笛とも言えるかもしれない。ルーカスと暢久に対する退場のコールを見れば、この試合の佐藤主審は後ろからのタックルというものについて厳格に取る基準というのがあったかもしれない。ただまあ、W杯決勝でのウェブ主審だったらもう少し我慢してゲームコントロールしていただろうけどもね。ウェブ主審のように一発レッドを出さなければもう少し11人同士で面白い試合を見られたとは思うけれども。

ルーカスの場合は前半ポンテに対してお互いスライディングに行った場面が伏線になっていたか?この人ブラジル人らしからぬスライディングが多いんだけども。あれは怪我を多発するし、場合によってはカードをもらいやすいからやらなくていいプレーではあったんだけども・・・ただこの人はある意味半分日本人と評されるほど自らのプレースタイルを日本化させたからこそ日本で長くプレー出来ているのが現実なんよね。そこら辺は痛し痒しではあるけども・・・

暢久がグノに行ったタックルも後ろとはいえボールに言っていたというところからすれば、敵ながら少し辛い気がしたけども、あれはルーカスに対する一発レッドへの帳尻合わせだっただろうか。ただ、それによって阿部ちゃんが同点に追いついた後に暢久のポジションに入ったことで中盤のマークがズレ、グノが相手のCBを引きつけて出来たスペースに最後ヤットが走りこんで決勝ゴールを決めたんだが、その時の展開を興奮のあまり覚えていなかったw

これで役者が揃って次はどれくらい内容と結果を上積みできるかですね。次はマリノスが相手か。カズシになってテクニカル志向になった相手ならやれる可能性はあるかもしれない。どちらかと言えばコーキチのような相手によって対策を立ててくるやり方の方がやりにくさを感じてたけれどもね。俊輔が出てくるんなら相手にとって不足はありません。ミチにはガンガン仕掛けてもらいましょう。

今後考えないといけないのは前線とルーカスの配置。この試合の開始当初の宇佐美とショーキだと前線の運動量や収まりの悪さを考えると、ルーカスと宇佐美のポジションを入れ替えるべきかなと思っていた。特にショーキってどちらかと言えばビジャみたいな待ちのタイプの選手で、ガンバの中盤だからこそ点取れる状態であるから、あまり彼に守備意識とかポストプレーというのを求められないだろうと思っているわけですね。

おまけに前半ショーキと宇佐美のポジションが被っていたことを考えると、この二人は縦に並べるか、同点ゴールのように宇佐美が右に流れるかにしたら良かったかと思っていた。次節はルーカスが出場停止でフタが戻って来るか。そうなると宇佐美が左ワイドで、ショーキが2トップの左。そしてグノが先発で右という感じになるかな・・・これでフタが先発復帰とかになれば、ハッシーの扱いが微妙になるかな。

いや、ハッシーは前半推進力や展開を見せてくれたけども、後半キープして欲しいところでキープ出来ていなかったりするから、2列目での適正はあまりないかなと思ってるんだけども、今セントラルMFとしての居場所はなかなかないか。そうなると、4-3-1-2でフタをトップ下でリケルメのごとく扱い、疲れたら宇佐美投入とかは・・・いえ、単なる思いつきですw

いずれにしても、前線でどんな組み合わせをやって来るかが楽しみにはなって来たのは間違いないところである。