大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第11輪 大阪鋼巴 1-1 京都不死鳥

2010-07-16 07:47:48 | ガンバ大阪
ガンバサポは皆中断期間の長さ故に、禁断症状が大きく、かつ期待するものも大きかった分、水曜の試合は物足りなかったかもしれない。勿論自分だってこんな結果や内容で満足というのには程遠いけども、ある程度こういう展開は想定は出来ていた。2ヶ月間の試合間隔が空いていたこと、橋本は怪我から復帰した緒戦で、ソータもショーキも怪我をおして出場していたことや京都キラーのグノが登録上出場出来なかったし、何よりもヤットが不在であるということが試合内容にモロに出てしまった。まあ、逆に言えば京都が万博でガンバに勝つとしたら今回だけしかなかったとも言えるんだけども・・・

コンディションに関しては中断期間中に体を存分に虐めていたが故に、本当の成果が上がって来るのは夏場を過ぎた秋ぐらいかな、という気はする。だから戦力やコンディションに関してはそんなに心配はしていない。

ただ、気になるのは戦術意識の不徹底の部分か。この試合では前からのプレスを控えめにして後ろで4-4のブロックを作って奪ってからカウンターを意図していたと思うんだけども、やっぱり時間かけすぎてしまう。あれは、低い位置で奪っても一気に前にもって行く推進力が必要だと思うんだけども(それゆえにグノに期待する部分は大きいのだが)、今のガンバのスタイルだと、後半開始早々のショーキのゴールに象徴されるような高い位置でのプレスの方が点を取りやすいのは確か。まあ、これだって90分ずっとやれるわけじゃないから、部分的なものでしかないが。後半開始にそれを設定したというのはバテる前にやってしまおうということなんだろう。これは、3Qにトラップディフェンスをやって相手を突き放して主導権を握るシカゴ・ブルズのやり方に似ている(と書いても判る人が最近少なくなったな・・・)

けれども、皮肉なことに後半角田にミドル打たれたのはそうした形が裏目に出てしまったということが言えるかもしれない。前からのプレスがなりを潜め、4-4のブロックも相手にサイドから侵入されて収縮したところを狙われてしまったわけなんでね。まあ、ここらへんはまだまだ戦い方を模索しているところか。

前プレを控え目にしたのはFWがその典型で、以前に比べてGKに対してプレスは減った。ただ、ショーキは行かないけども、ルーカスが行くというのは、ルーカスの単独の判断かもしれない。マッツァンティーニ君ならそんな疲れるようなことはやめてお前は点を取ることに集中しろと言うだろうし、実際ショーキの頭の中はそれに近い。ここら辺は意識のすり合わせはやっとくべきでしょうね。ただ、この試合もう少し終盤にかけて苦しいけど前から行って欲しい場面があったんだけどもね。ただ、FWが懸命に守備する代わりに得点はFWだけでなく中盤の選手も絡んで行くのがガンバのサッカーではあったわけで、ここら辺難しい選択になるだろうな・・・

ジェジンはショーキとかぶったりした場面を見ると、もう彼は居場所がないのかな、という気がしてきた。そうなると、グノが入った次の試合こそ、今季のガンバの形というのがある程度見えて来るような気がしてならない。