大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第7輪 大阪鋼巴 1-1 清水鼓動

2010-04-18 08:54:31 | ガンバ大阪
試合の感想については大方のガンバサポと同じように、今のメンツを考えたら負けなくて良かった、というところではある。相手は水曜のナビスコではポーカーよろしく総とっかえでリーグ戦に備えて来たのに対し、こちらは火曜のACLとほぼ同じメンツでやって来ているわけで、後半やっぱり疲れが出てきたか。もっとも、こっちは流れの中から得点のニオイはしなかったんで、得点はセットプレーかなと思っていたが・・・PKは今年からの新基準でゼロックスの時とは全く逆の立場でPKをゲットしたんだけども、審判団のみなさんは腕を使うファールを取ろうと目を光らせ過ぎる気がしないでもない。ちなみに昨日の岡田主審は判定基準という点においては、お互いにとって不満がたまる存在だったかもしれないが。

水原戦と同様に5-3-2の布陣で戦い抜いたガンバだけども、やはり清水は守備の硬いチームらしく、裏にはなかなか出させてくれなかったから、5バックもあってか攻撃に人数はなかなかかけられないし、プレスが前からかからない分攻撃には影響はあった(強いて挙げれば、ミチによって、辻尾の上がりを牽制できたことくらい)。攻撃している時も常に後ろに3枚残してカウンターをケアしていた。まあ、ガンバだって前半清水が岡崎目がけて縦に放り込んでいたのを後半はケアしようとして却って前半よりラインを下げてしまったんだけども、過去清水には高いラインの裏を狙われたということを考えると、これも一つの対策だとは思うけど、皮肉なことに後半押し込まれてしまったんよね・・・ただ、それをさせてしまったのは結局岡崎の飛び出しが前半から効いていたということなんだろうけども。

ただ、後半清水が3トップがポジションチェンジを繰り返し、ヨンセンが右サイドに流れてしまう形に修正したりするとマークがズレてしまったりもしていたし、サイドを起点にされて、そこからDFラインの間へ走り込まれてそこに出されるやり方を見ていると、今の5バックというのもそう上手くは続かないだろうな、とは思ったどころか、次戦も同じやり方ならば間違いなく痛い目に合うぞ、と思わずにはいられなかった。その意味では火曜日の水原のように引き分けでも1位突破OKという状況でぬる~くやって来たのとは違い、Jリーグはやっぱり甘くはないということです。

ルーカスが復帰間近ということだと東京戦に間に合うかどうかでしょうね。もし間に合えばこの辺りから4バックに戻して行く形がいいのかな、とは思うし、バイタルが不安ならば3ボランチでアンカーを一人置くというのも考えていいのかもしれない。

そうなるとジェジンとどう併用していくかが問題になる。この日のジェジンは入ってから前での収まりとセットプレーの守備を改善してくれたけども(ただ、前線でのプレスは大塚の方がやっていた分前半ラインは押上られたのだが)、それだってルーカスが戻れば必要なくなるわけですからね。

そういうことで、昨日の試合についてあまり書くことはないんだけども、それは清水の方が強かったということで、実際下平を投入したのは、辻尾に代わって入った高木純平をケアするという意図があったからで完全に後ろ向き。強いて攻撃的に行こうとするなら佐々木を早くに入れるという選択だってあったが、それは攻守のバランスを崩してリスクを冒したい場面でこそ出来ることでこの試合ではそうではなかったということなのかもしれない。

まあ、こういうサッカーになってしまったのも、一つには選手ありきでチームを造っているというところから来ているわけではあって、カントクは一つのサッカーの型の中に選手をパズルの如く当てはめていくやり方を取って居ないからだとも言えるのだけども。そういう中で今の楽しみは宇佐美や大塚ら若手の成長を見守っていくしかないわけですが。ダヴィ?いや今のところいらんわ。ルーカスとショーキが戻って来れば必要はない。まあ、補強に踏み切れないというのは、怪我人が戻って来ると今度は過剰になってしまうからなんだろうけどもね。

ただ、フロント的には世代交代でOKであっても、カントクは現存の主力選手で勝負することを追求していて、その為に足りないピースを補強してくれとリクエストは出している。そこのところのズレが今のところ表面化しているんだけども、クラブとしてはどうして行くかが見えて来ないな・・・まあ、そのズレを修正出来るとしたら早くても来年以降か。