万博での試合が終わって、帰りの千中へのシャトルバスの中で鹿島vs川崎の試合が中止になったことを知った。万博での試合は前半で雨は止んでいたから良かったけども、過去に台風などで試合開始が危ぶまれたことがあったので、今回のケースというのは考えさせられてしまう。
即ち、もし自分があの試合の当事者だったらどう感じるかである。
川崎のサポーターの立場だったらそりゃ自分だって納得は行かないのは言うまでもないし今回スタンドに説明に来た武田社長には3-1の試合成立を勝ち取ってくれ、という風にゲキを飛ばしたサポの気持ち、そして納得できないとピッチに座り込み抗議したテセの気持ちも痛いほどわかる。
逆に自分が鹿サポだった場合にはどう感じるかなんだけども・・・もし時間を中断してでも試合やれるんなら試合をやるべきだと感じていただろう。仮に再試合になって勝ったとしてもどこかスッキリしない。「MAJOR」の主人公の茂野吾郎が、雨の海堂戦でリードされていながら雨で中断した際に続行を主張した時に言い放った言葉、
「男の真剣勝負にリセットボタンなんかねーんだよ!」
に要約される気持ちかな。あそこで中止になって喜んでいるようなメンタリティなんかじゃあ、この先リーグ優勝や、翌年以降のACL制覇なんて覚束ないという気持ちはあっただろう。もっとも、中止は審判とマッチコミッショナーが判断した結果なんでこれについては鹿島はどうすることもできなかったんだけどもね・・・
で、今回の場合どうするのがいいのかということなんだけども、双方の利害が衝突しやすくなることを避ける落としどころとしては、一時停止試合の扱いにするのが現実的なのかと思うわけです。
過去日本では野球のようなサスペンデッドゲームのケースというのはないが、一時停止試合というのを採用している例が幾つもあるわけで、ウィキによれば以下のケースがある:
(引用開始)
1.2002年9月15日のリーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオン、レアル・ベティスvsレアル・マドリード(以下Rマドリード)が1-0でベティスリードの前半45分、照明不良のため一時停止試合となった。10月9日に前半ロスタイム2分と後半が行われ、Rマドリードが1点を返しドロー。
2.2004年12月12日の同リーグ、Rマドリードvsレアル・ソシエダが、武装組織を名乗る者による爆破予告のため1-1の後半42分で試合中断。しかし、翌年1月5日にロスタイムを含む7分が行われRマドリードが1点勝ち越し勝利したため物議を醸した。
3.2006年3月12日のセリエA、カリアリvsフィオレンティーナが0-0の前半29分、強風によりフェンスが倒壊したため一時停止試合となった。22日に再開し、結果は0-0のまま引き分けとなった。
(引用終わり)
という例があるんだけども・・・ただ、ネックになるのは
・Jリーグの規約にないこと
・再開時点で再開前のメンバーを双方用意できるか(ケガ人が出たら条件が変わってくるが)
・川崎側の日程が詰まっていること
といったところか。ただ、Jリーグが定めていなくても、欧州で行われているケースがあるということは、言い換えれば基本的によほどの悪天候がない限りは試合を最後まで行うというサッカーにおいては、野球のように試合の進行状況によってノーゲーム・コールドゲーム・サスペンデッドゲームのような規則を定めていないため、各国がそれぞれ個別に裁定は下せる状況にはあると言える。
確かに一時停止試合というのでも川崎にとっては納得いくかどうかは判らないけども、3-1で試合成立ということになると鹿島の方が今度は納得はしない。だから、どんなやり方にも問題点はあるのは判っているけども、最善でなくても次善策として落としどころが見つけないといけないんじゃないか、と思うのは、結局今回は第三者的な視点でしか見られないからなんだけども。
付記:これを書いた後に今朝の報知の記事を読んだが・・・スタジアムを借りる費用というのがネックになっていて一時停止試合という可能性がなさそうらしい。この辺が自前でスタジアムを持っている欧州なんかとは違うところなのか?
即ち、もし自分があの試合の当事者だったらどう感じるかである。
川崎のサポーターの立場だったらそりゃ自分だって納得は行かないのは言うまでもないし今回スタンドに説明に来た武田社長には3-1の試合成立を勝ち取ってくれ、という風にゲキを飛ばしたサポの気持ち、そして納得できないとピッチに座り込み抗議したテセの気持ちも痛いほどわかる。
逆に自分が鹿サポだった場合にはどう感じるかなんだけども・・・もし時間を中断してでも試合やれるんなら試合をやるべきだと感じていただろう。仮に再試合になって勝ったとしてもどこかスッキリしない。「MAJOR」の主人公の茂野吾郎が、雨の海堂戦でリードされていながら雨で中断した際に続行を主張した時に言い放った言葉、
「男の真剣勝負にリセットボタンなんかねーんだよ!」
に要約される気持ちかな。あそこで中止になって喜んでいるようなメンタリティなんかじゃあ、この先リーグ優勝や、翌年以降のACL制覇なんて覚束ないという気持ちはあっただろう。もっとも、中止は審判とマッチコミッショナーが判断した結果なんでこれについては鹿島はどうすることもできなかったんだけどもね・・・
で、今回の場合どうするのがいいのかということなんだけども、双方の利害が衝突しやすくなることを避ける落としどころとしては、一時停止試合の扱いにするのが現実的なのかと思うわけです。
過去日本では野球のようなサスペンデッドゲームのケースというのはないが、一時停止試合というのを採用している例が幾つもあるわけで、ウィキによれば以下のケースがある:
(引用開始)
1.2002年9月15日のリーガ・エスパニョーラ・プリメーラ・ディビシオン、レアル・ベティスvsレアル・マドリード(以下Rマドリード)が1-0でベティスリードの前半45分、照明不良のため一時停止試合となった。10月9日に前半ロスタイム2分と後半が行われ、Rマドリードが1点を返しドロー。
2.2004年12月12日の同リーグ、Rマドリードvsレアル・ソシエダが、武装組織を名乗る者による爆破予告のため1-1の後半42分で試合中断。しかし、翌年1月5日にロスタイムを含む7分が行われRマドリードが1点勝ち越し勝利したため物議を醸した。
3.2006年3月12日のセリエA、カリアリvsフィオレンティーナが0-0の前半29分、強風によりフェンスが倒壊したため一時停止試合となった。22日に再開し、結果は0-0のまま引き分けとなった。
(引用終わり)
という例があるんだけども・・・ただ、ネックになるのは
・Jリーグの規約にないこと
・再開時点で再開前のメンバーを双方用意できるか(ケガ人が出たら条件が変わってくるが)
・川崎側の日程が詰まっていること
といったところか。ただ、Jリーグが定めていなくても、欧州で行われているケースがあるということは、言い換えれば基本的によほどの悪天候がない限りは試合を最後まで行うというサッカーにおいては、野球のように試合の進行状況によってノーゲーム・コールドゲーム・サスペンデッドゲームのような規則を定めていないため、各国がそれぞれ個別に裁定は下せる状況にはあると言える。
確かに一時停止試合というのでも川崎にとっては納得いくかどうかは判らないけども、3-1で試合成立ということになると鹿島の方が今度は納得はしない。だから、どんなやり方にも問題点はあるのは判っているけども、最善でなくても次善策として落としどころが見つけないといけないんじゃないか、と思うのは、結局今回は第三者的な視点でしか見られないからなんだけども。
付記:これを書いた後に今朝の報知の記事を読んだが・・・スタジアムを借りる費用というのがネックになっていて一時停止試合という可能性がなさそうらしい。この辺が自前でスタジアムを持っている欧州なんかとは違うところなのか?