リーガ開幕戦におけるスペイン2強についての雑感。
まず、北京のホテルで深夜見た、マドリーの方であるけども、新銀河系軍団は大型補強がプラスにもマイナスにも働く予感。プラスの面というのは去年ラモス政権下での縦に速いサッカーから転換し、引いた下位の相手にポゼッションし、サイドからのクロスで崩すサッカーというのが見えたが、これにクリロナやカカーの個人技が加われば武器になる。
ただ、その反面、スナイデルやロッベンを放出したことで、攻撃のアクセントがつけにくくなったかもしれない。ロッベンみたいな縦に出るスピードって右でも左でもあった方がいいんだけども、クリロナが来ると左サイドで被ってしまうもんなあ。でも新天地のバイエルンでもリベリーとプレーエリアが被るかもしれないという懸念をどう吹き飛ばしたのかは、まだ見て居ないけどもバイエルンとボルフスの試合を見てみよう。
そして、去年まで不動の主力だったグティやイグアインがベンチスタートという現状が、彼らのモチベ低下につながらないか？特に昨シーズン20点以上たたき出したイグアインがベンチスタートって・・・ベンゼマはどちらかというとセカンドトップだとは思うけどもね。まあ、そうなるとラウルと被るからファーストなんだけども。シャビ・アロンソはいい選手だけども、そこがメレンゲにとっての補強ポイントだったかと言えば？なんだし。まあ、今は補強選手を優先起用しているような感じですね。
一方、昨日ウルトラカフェで見たバルサであるが、UEFAスーパーカップの後で、かつイニエスタやメッシ、アンリを欠いた中で疲労感が残り、引いたヒホン相手に攻めあぐねていたけども、頭で3点を取るのが今シーズンのバルサ。それが可能だったのが新加入のイブラが相手DF2，3人の注意を引き付けていたからで、先制点のボージャンのダイビングヘッドにしても、2点目のケイタのヘッドにしても逆サイドできちんと相手のDFを引き付けているんよねえ。3点目はDFに当たって流れたボールにイブラ自らがダイビングヘッド。ゴール前にスペースがあればこの人は仕事してしまう。
まあ、この人を入れたのは今年相手に研究されてより一層引いて守られる分、そこをこじ開けられる為のクロスのターゲットを欲していたということだろう。個人的には今回は江藤と契約更新できなかったが故のもので、それならイブラよりはビジャの方を狙っていたらバレンシアだって江藤と喜んで交換していたかもしれないと思っていたんだけども・・・まあ、一応イブラを入れた狙いが当たったと言える。
ただ、それ以外において、バルサの攻撃におけるタスクを彼なりにこなしていたんだけども、ポジションチェンジでイブラがサイドに流れたり、ポストワークで下がって受けたりするのは、ソツなくこなしているけど本来の彼の持ち味じゃないなあ・・・と思ったりもする。バルサでやっていくにはバルサが求めているタスクを忠実にこなさないといけないのは当然なんだけども、それはどこか違和感があるなあと思ったりもする。
それはガンバにおいてチョ・ジェジンが求められている、クロスのターゲットやポストプレーヤーという役割が本来の彼の持ち味ではないということによく似ているかもしれない。勿論それはそれでそこそここなしてしまうのがこの人の非凡なところだけども、本来彼は空いたスペースのところに走り込んで決めるというのが持ち味のような気がする。この間の磐田との試合でもスペースに走りこんでルーカスのラストパスを決めていたし、清水時代でもいつだったか静岡ダービーにおける決勝のスライディングシュートだってスペースへの飛び込みじゃなかったか？
まあ、ガンバにおいて得点を重ね、韓国代表にも返り咲いたんだから、一応彼のキャリアをガンバが助けることが出来たんだけども、ジェジンの使い方に対する違和感というのはイブラ同様にはありますね。まあ、チームで求められていることを忠実にこなすのが第一なんだけども・・・
自分のサッカー観戦歴の中において欧州サッカーのフィードバックというのが不可欠だと感じるのは、サッカーが世界のスポーツである以上、ある事柄について考える場合に、他国・他チームの事例から仮説を立てて検証することが必要であり、そのための事例を得たいと思うからである。今まで国内サッカーと海外サッカーというのはファン層が二分してしまいお互い交わることがあまりなかった（というかむしろそれは断絶に近かった）。
だから当ブログで欧州の事例を取り上げるというのも、海外と国内サッカーの間にあるファン層や認識の断裂を結びつけようとも目論でいるからなんだが、それは果てしなく遠い道のりだと感じる。昨日もウルトラカフェで見ていて、バルサファンの客が言っていたんだけども、野球では阪神とメジャーの技量の差は感じない（パワーは違うけど）サッカーでは彼我の技量さが出てしまうから自分は上手い方を見るというんだな。残念ながらこれが現状だけども、これを認識するところから始まるわけなんですがね。
まず、北京のホテルで深夜見た、マドリーの方であるけども、新銀河系軍団は大型補強がプラスにもマイナスにも働く予感。プラスの面というのは去年ラモス政権下での縦に速いサッカーから転換し、引いた下位の相手にポゼッションし、サイドからのクロスで崩すサッカーというのが見えたが、これにクリロナやカカーの個人技が加われば武器になる。
ただ、その反面、スナイデルやロッベンを放出したことで、攻撃のアクセントがつけにくくなったかもしれない。ロッベンみたいな縦に出るスピードって右でも左でもあった方がいいんだけども、クリロナが来ると左サイドで被ってしまうもんなあ。でも新天地のバイエルンでもリベリーとプレーエリアが被るかもしれないという懸念をどう吹き飛ばしたのかは、まだ見て居ないけどもバイエルンとボルフスの試合を見てみよう。
そして、去年まで不動の主力だったグティやイグアインがベンチスタートという現状が、彼らのモチベ低下につながらないか？特に昨シーズン20点以上たたき出したイグアインがベンチスタートって・・・ベンゼマはどちらかというとセカンドトップだとは思うけどもね。まあ、そうなるとラウルと被るからファーストなんだけども。シャビ・アロンソはいい選手だけども、そこがメレンゲにとっての補強ポイントだったかと言えば？なんだし。まあ、今は補強選手を優先起用しているような感じですね。
一方、昨日ウルトラカフェで見たバルサであるが、UEFAスーパーカップの後で、かつイニエスタやメッシ、アンリを欠いた中で疲労感が残り、引いたヒホン相手に攻めあぐねていたけども、頭で3点を取るのが今シーズンのバルサ。それが可能だったのが新加入のイブラが相手DF2，3人の注意を引き付けていたからで、先制点のボージャンのダイビングヘッドにしても、2点目のケイタのヘッドにしても逆サイドできちんと相手のDFを引き付けているんよねえ。3点目はDFに当たって流れたボールにイブラ自らがダイビングヘッド。ゴール前にスペースがあればこの人は仕事してしまう。
まあ、この人を入れたのは今年相手に研究されてより一層引いて守られる分、そこをこじ開けられる為のクロスのターゲットを欲していたということだろう。個人的には今回は江藤と契約更新できなかったが故のもので、それならイブラよりはビジャの方を狙っていたらバレンシアだって江藤と喜んで交換していたかもしれないと思っていたんだけども・・・まあ、一応イブラを入れた狙いが当たったと言える。
ただ、それ以外において、バルサの攻撃におけるタスクを彼なりにこなしていたんだけども、ポジションチェンジでイブラがサイドに流れたり、ポストワークで下がって受けたりするのは、ソツなくこなしているけど本来の彼の持ち味じゃないなあ・・・と思ったりもする。バルサでやっていくにはバルサが求めているタスクを忠実にこなさないといけないのは当然なんだけども、それはどこか違和感があるなあと思ったりもする。
それはガンバにおいてチョ・ジェジンが求められている、クロスのターゲットやポストプレーヤーという役割が本来の彼の持ち味ではないということによく似ているかもしれない。勿論それはそれでそこそここなしてしまうのがこの人の非凡なところだけども、本来彼は空いたスペースのところに走り込んで決めるというのが持ち味のような気がする。この間の磐田との試合でもスペースに走りこんでルーカスのラストパスを決めていたし、清水時代でもいつだったか静岡ダービーにおける決勝のスライディングシュートだってスペースへの飛び込みじゃなかったか？
まあ、ガンバにおいて得点を重ね、韓国代表にも返り咲いたんだから、一応彼のキャリアをガンバが助けることが出来たんだけども、ジェジンの使い方に対する違和感というのはイブラ同様にはありますね。まあ、チームで求められていることを忠実にこなすのが第一なんだけども・・・
自分のサッカー観戦歴の中において欧州サッカーのフィードバックというのが不可欠だと感じるのは、サッカーが世界のスポーツである以上、ある事柄について考える場合に、他国・他チームの事例から仮説を立てて検証することが必要であり、そのための事例を得たいと思うからである。今まで国内サッカーと海外サッカーというのはファン層が二分してしまいお互い交わることがあまりなかった（というかむしろそれは断絶に近かった）。
だから当ブログで欧州の事例を取り上げるというのも、海外と国内サッカーの間にあるファン層や認識の断裂を結びつけようとも目論でいるからなんだが、それは果てしなく遠い道のりだと感じる。昨日もウルトラカフェで見ていて、バルサファンの客が言っていたんだけども、野球では阪神とメジャーの技量の差は感じない（パワーは違うけど）サッカーでは彼我の技量さが出てしまうから自分は上手い方を見るというんだな。残念ながらこれが現状だけども、これを認識するところから始まるわけなんですがね。