大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ネガネガモードをちょっと吹き飛ばしてみよう

2008-04-29 12:02:13 | ガンバ大阪
神戸戦の敗戦はやはり皆悔しかった様子はJBアンテナやAOQLOなどを通じてガンバ系ブログを徘徊してみれば判るが、その中でネガモードな記事が散見されるので、再度神戸戦について書いておく。

たった、今Jスポーツで録画の試合を見終えたが、私個人の視点ではあるけども、試合自体は決して悲観するほど絶望的な内容、というほどではなかったと思う。立ち上がりはむしろ前線から積極的にプレスをかけていっていた(それが続かなかったのは疲れとかもあるけども)し、前半幾度かショートカウンターを食らっていた以外に神戸の時間帯というのがそれほどあったわけではない。最初の失点にしてもむしろガンバにとっていい時間帯になりかけた、という時にやられてしまったものだ(まあ、こういう時って得てして落とし穴に嵌りやすいのだが)。

そこで倉田が槍玉に上がっているんだけども、どちらかと言えばクロスボールへの対応や駆け引きは大久保の方に一日の長があったということで、あの失点場面だけで倉田についてどうこういうものではない。いろいろと言われているけども、後半ボランチのポジションに下がってからの倉田のフィードは良かったと思う。

だから、ガンバがメルボルン戦に比べて劇的に悪くなったというわけではないし、メルボルン戦と神戸戦で何が変わってたかと言えば特に大きく変わったわけではない。確かに水曜日の大一番をこなしてからの週末の試合というのはホームの新潟戦同様疲れはあったとは思う。けど、それでガンバの戦い方とかが先週水曜日と日曜日において極端に変わっていた、というわけでもない。強いて違いを挙げれば、相手が違っていた、ということである。すなわち、メルボルンと異なり、神戸が少ないチャンスを確実にモノにし、あとは大久保を前線一人残して守りきったという、ガンバに勝つ為の戦略を遂行したに過ぎない。ただ、それでも引いて守られた相手にガンバはあと一歩及ばなかったもののチャンスを演出していたと思う(中澤のヘッド、二川のクロス、バレーのバックヘッドを見よ)。

私が言いたいのは、試合の出来不出来というのが自分たちの調子や戦術も去ることながら、相手によっても変化するという、極めて相対的なものであるに過ぎない(当たり前のことなんだが)ということ。そうした相手がある競技だということを忘れて、自分の応援するチームが眼前で出来が悪かったということだけでネガったりしている人たちが私の周りには少なからずいる。こういう人たちってなまじっか分析力がある分、そうした傾向に陥り易くなるのは仕方ないのかもしれないが・・・

ただ、これまでと変わっていないからこそ、明日の大宮戦には尚更、勝利の為に今までのものに、更なる上積みを求めたいし、そうでなければ勝ち点3は覚束ないと考える。幸い時間限定ではあるけども、加地は使える目処が立ちそうだし、播戸も戻ってくるとなればいきなりスタメンは無理だろうけども途中出場で流れを変えられる分だけでもこれまでとは随分違って来る。

しかし、ここで別の問題が出てくる。一つは、加地をどう使うか、である。神戸戦でストッパーで起用したのは、本来中澤と替えるべきなのは水本なのだろうけども、水本にはスピード系の対応に不安が残るということで、加地を大久保につけた(この場合お互い高さがない分マッチアップできる)というのが一つだろうけども、もう一つは橋本が右サイドバックとして今まで加地の留守を守ってきて、クロスの精度もまあまあ悪くないからだろう(だから橋本を終始右サイドの起点にしてクロスを上げさせた)。

まあ、いきなり右SBで加地を90分使うのは無理だとしても、守備のテコ入れで、加地を右に入れて橋本を左に廻すという選択はあり得るかもしれない(最近のミチの軽い守備を考えると)。まあ、前にも書いたことだが、加地を入れるとなった場合、中盤より先の布陣がどう変化するかということも気になる。

もう一つは日曜の選手起用に如何に繋がりを持たせるかである。カントクが日曜日二川をベンチスタートさせたのが疲労やコンディションを考慮して、というなら、明日はよほど状態が悪くない限りフタの先発というのをさせるのがベターかもしれない。ただ、フタが後半ガス欠を起こした場合はどうなるか、ということだがその時は、倉田と代えてヤットを前に上げるとかいう選択もあり得る。余談になるけど、もしファーガソンがガンバの監督だったら、ACLに備えて土曜の名古屋戦ではヤットをベンチにおいてシュウをスタートさせると思うよw 

まあ、それはともかく、ウチのカントクって前半戦の山場を5.7タイ戦だと考えているが故に、ちょっとずつではあるけども選手を交代枠を使ってで休ませたりはしているように思える。

おっと、サッカーは相手によって変化するスポーツであるならば、大宮の出方によっても試合の行方は変わって来るだろう。前の2試合は地元(埼スタだって半分はホームみたいなものだろうから)でやって浦和や鹿島を結構押し込んでいたのだから、水曜日も同じスタイルで来るのか、はたまたアウェーだからと言ってガッチリ引いてくるのか。まあ、今年の大宮は去年とは全然別のチームで良くなっているというのが、歌ばんのサポ仲間の間で一致した意見だから、去年とは別の戦い方をして来るはず(と、思いたい)。逆に大宮には前に出てきてもらえれば、結構面白い戦いにはなるかもしれない。その意味では今季の大宮や、この後の名古屋との戦いは個人的には楽しみではあるのだが。

決して楽観はできないけども、悲観はしないし、選手たちを信じている。これが今の自分のスタンスだ。