大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第7輪 大阪鋼巴 0-0 鹿島鹿角

2008-04-20 01:22:01 | ガンバ大阪
私の隣で応援していたウナギイヌ氏と試合前に話していたのだが、鹿島に勝てるとすれば「耐えて勝つ」という展開じゃないかと予想していた。一昨年の万博での試合然り、去年の鹿島アウェーの試合然り。

ま、前半終了間際にバレーがGKと1対1になった場面で決めきれなかった為に、わずかなチャンスをモノにして逃げ切るというような展開にならなかったのは残念だが、結局勝つ為にはガンバの場合、ボールを廻してポゼッションを高め、チャンスを増やしていくしかないようだ。その意味では決定的な場面というのが作れて居なかったから、引き分けでも良しとしなければならなかったのだろう。けど、シュート数では上回っていたのか・・・前節のエントリでも書いたが、シュート数はボクシングで言うところの手数の問題でしかない。有効打の数を表す為には、中超の試合分析で中国メディアがやっているように、枠に飛んだシュート数というのを調べてみたらどうだろう?まあ、計っていないので何とも言えないのだが、ガンバにとってチャンスと言えるのはどれだけあっただろうか?

鹿島だが、前半のダニーロがかなりヤバかった。股抜きなんてやってのけて決定的なチャンスを演出していたけども、本山がチャンスなのにシュートを打って来なかったのには助かった。本山はどうしたんだろうな・・・後半松代が神がかかったセーブを見せてくれたのもあるけども、あれだけ後半押し込んでいて決められない鹿島は対戦相手ながら、どうなってしまっているのだろう・・・確かにサイドを上手く使って再三ゴールを脅かしたけども、後半残り少ない状況なら、アーリークロスをどんどん入れて来られた方が正直イヤだったのだけども、結局FWがパワープレーで競り合えるタイプじゃないから、丁寧にサイドへ廻してきっちり崩すことに拘っていたのだろうか?実は言うとACLで対戦する北京国安のサポの掲示板で、「ウチ(北京)のDFは高さに不安があるけども、鹿島のマルキーニョスは高さで競り合うタイプではないので助かる」という内容の書き込みを見かけた記憶があるのだが、結局その辺りの問題があったように思える。

これに対してガンバのDFは今日は本当によく頑張ったと言える。後半あれだけラインを上げておいて大丈夫か?と思うこともあったけども下げずによく持ち応えた。ウナギイヌ氏が語っていたように、「気持ちを感じた」試合であったと言える。

ただ、攻撃の方で、後半最初に前半に比べてボールを廻せていたと思うのだけども、結局根本的な問題は、雅人のシュートの精度にある。もっとも、枠に飛ばせるようであれば、去年大分との試合で後半ロスタイムに彼に決められて負けていたのであるが。雅人が頼りないからこそ、カントクは結局ルーカスとバレーを2トップに並べてしまうんだろう。けど、これがもっと輪をかけてダメな気がするんですけどもね。どちらかと言えば、バレーは-去年のマグノとのコンビもそうであるが-縦に並んだ時の方がルーカスとの関係はいいように思える。あとはサイドをもう少し使いたかったなあ・・・けど、鹿島のSBは皮肉にも内田やイバがいなかったせいか、代わりに入った両SBの守備は悪くなかったとは思う。そのせいで安田のサイド攻撃が封じ込められることもあった(とはいってもミチは今日は守備はそこそこ頑張ったと思うし、攻撃でもいいクロスを上げていた場面もあった。去年の退場に対して雪辱したい思いは人一倍強かっただろう)。

GKの藤ヶ谷のケガであるが、藤ヶ谷が大事に至らないことを現時点では祈るべきだ。一度トレーナーがOKのサインを出した後、藤ヶ谷がFKを蹴った後に肩を押えてうずくまった時には、鹿島の選手らはプレーを止めて出して欲しかったとは思うのだが、見えなかったのだろうか?遠藤が辛うじてタッチに出した後でもスローインではきちんとボールを返して欲しかったが、あれも普通のクリアに見えたということだろうか?それとも自分たちが出したわけではないから、続行OKだと思ったのか?

確かに相手の選手が倒れても出さない選択というのもあるとは思うのだが、それならたとえ味方の選手が倒れていてもプレーを続行するというのであれば、筋が通っているとは思う。

あのケガの仕方からすれば藤ヶ谷は水曜日のACLは難しいし、代わりに入った松代も鹿島の選手との接触があり、全く無傷であるとは考えにくい。実際最後の1プレーなんか松代は蹴っていなかったわけだし。一応ACLの出場選手には木村も登録されているとはいえ、松代まで厳しいとなればGKの層に不安がよぎる。

逆に言えば、ACLを控えたチーム同士の対戦とは思えない程の激しい、好ファイトだったと言えるかもしれない。GKの不安を除けばガンバはメルボルン戦に繋げられたし、鹿島だってこの試合の出来なら北京へ行っても十分にやれるはずだ。共に突破できるようにお互い頑張ろう。