大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

中国足協杯決勝 山東魯能 2-0 大連実徳

2006-11-18 22:55:01 | 中国サッカー
先ほど試合を見終えたが、実力では山東有利という前評判通り、2-0で山東魯能が勝ってリーグと共に2冠達成を果たした。これにより、リーグ2位の上海申花が昨年と同様に繰り上げ出場が決まる。

前半の大連を見ていると4バックなのに完全に両サイドが前節の鹿島以上にスカスカだった。サイドへの守りが出来ていない為に左からリコフにクロスを上げられ、流れたところを右サイドに詰めていた李金羽(リ・ジンユ)に決められて山東に先制された場面なんかは正にこの日の大連の守備を象徴するかのようだった。最終ラインがフラットに並ぶ見た目わかり易いラインが機能せず、山東にサイドチェンジのパスを通させてしまっていた。これでもう大連に追いつける力はないだろうと見ていた。

後半からやっと大連が攻勢に転じたものの、人数をかけて守る山東に攻撃の芽を摘み取られ、雛捷(ゾウ・ジエ)が持ち前のタテへの抜け出しを見せるも決定的なチャンスすら見せられない。逆に後半、判定に抗議したパンテリッチが主審を摑んで退場処分を受けた後に、CKから山東に2点目を献上して万事休す。去年とはうって代わって今年の大連の元気のなさを象徴しているような試合内容だったと言えばよいか。

実はこの試合雨が降っていたのだが、大雨というほどでもなく、ピッチコンディションは悪くはない。長沙というところはよく代表の試合に使われたりするのだが、そんなにピッチが良いのだろうか?まあACLでここを使うことはないのだけども。

ちなみに上海というのはホンマに水はけが悪い。上海申花のホームの虹口での試合を見たら水溜りが出来ていて、そこにパスが出るとボールが止まってしまうような信じられない展開に絶句したことがある。まあ、来年は浦東へ移るのだが、ピッチは大丈夫だろうね?

本日の中超 足協杯決勝

2006-11-18 07:14:55 | 中国サッカー
本日長沙で行われる足協杯決勝(山東魯能-大連実徳)で、今季中超のチームによる試合が全て終了する。リーグ戦が終わってまるまる1ヶ月も空いてしまうという日程もどうかと思ってしまうが、最初から代表チームのアジア杯予選の都合上組んでしまったというのだが、それなら今までリーグ戦の最中に予選の試合があったことなどの理由の説明がつかなくなってしまう。

いずれにしてもこの試合の結果次第で来年のACLの参加チームが全て出揃う訳であるが、ここで出場チームをおさらいしておくと:

1.山東魯能はリーグ優勝を既に決めて来期のACLに出場確定
2.もう一つのカップウィナー枠は、本日の決勝の結果次第。
3.大連が勝てば今度はカップ戦覇者として出場する
4.但し、山東が勝ってリーグと2冠達成なら、AFCの出場チーム規定より、リーグ2いいの上海申花が繰上げ出場が決まる(規定では、リーグ優勝とカップ戦覇者のチームが同じである場合、runner-up club in the National Leagueが出場権を得るとなっている) 

故に、今日の試合結果を一番気にしているのは上海申花かもしれない(笑)。まあ、大連だってこの試合の為に調整して来ているのだろうし。で、試合を左右しやすい要素は、

1.9月のリーグでの直接対決(大連ホーム)で、何と山東が4-1で快勝(ガンバだって雨が降らなければそのくらいのスコアで勝っていた、と思っている筆者であった)

2.ただ、去年の決勝も同じ顔ぶれだったが、大連が勝っている

3.大連から代表に出ていたのは張耀坤(チャン・ヤオクン)のみだが、山東はエースの鄭智(ジェン・ジ)と李金羽(リ・ジンユ)が出場していて疲労が心配

4.両チームとも試合カンが鈍っている?

5.長沙となると、大連との激しい気温差が少し気になる(まあ、済南も結構この時期寒いのだが)

6.総合力は山東有利だが、一発勝負ゆえ、大連が守ってPK戦勝ちという可能性も否定はできない。というか大連が勝つとすればその展開に持ち込んで陳東(チェン・ドン)の好守に期待するしかないと思うのだが。

こういったところだろうな。