大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

代表戦がある日に

2006-11-16 00:25:10 | Weblog
私が見に行ってきたのは、世界バレー。タイトルに釣られてJBアンテナ経由でやって来た皆さん申し訳ございません。本日はサッカーの日本代表の試合を見ておりません(ペコリ)。

といっても、私が見たのは、あのアイドルコンサート宜しくの日本の試合ではなくて、もう一つの会場で行われた試合である。丁度世界バレーの決勝ラウンドが大阪で行われていたのだが、日本が出ていない会場でのチケットが半値以下でチケットショップで売られていたのを見てついつい買ってしまったのがきっかけだった(だから私は、この商品限定、とかいう謳い文句で売られているのには結構弱いんです)。

試合が行われていたのは大阪府立体育館で、ここではVリーグの試合や大相撲春場所が行われているのだから、日本が出ていない試合をこっちで(ちなみに日本戦は大阪市中央の方だから、つまり朝潮橋か)行われていたのは意外な感じがした。ちょうど難波駅の周辺にある場所だったから行きやすい。

けど、中の会場へ入ったとたん席が非常に見つけにくいし、係員に券を提示して自分の席の場所を尋ねるとたらい回しにされた。一度反対側に廻ってくれと言われて反対側に回ると、いや、それはあちらだからということで元の場所に戻される始末。建物の構造と言い、席の案内といい、かなり判りにくかった。

で、試合途中から見始めたのだが、そこで初めてトルコ対ドイツであることが判った。ドイツは大会中に中国も破ったんだったっけ?スタンドにはトルコ人が日本のどこからか集まったのか判らんが、集結して応援しているではないか。それ以外には空席が目立っている。数少ないバレーボールファンの女性たち(彼女らは海外のバレーボールをよくチェックしている)と彼らを除くと全くガラガラの会場で試合はひっそりと行われていた。

だが、試合自体は結構盛り上がっていたと言える。第1セットはドイツが取ったものの2セット以降はトルコも盛り返し一進一退の攻防を繰り返す。ドイツの攻撃にもしっかりとレシーブで対処してつないで得点を重ねる。4セット目はお互い25-25まで行く大接戦だったが最後はトルコが突き放して3-1で勝利。最後はトルコサポーターも喜びを爆発させていた。彼らが日本でこんなに盛り上がったのは、前回のW杯の時じゃなかったっけ?

バレーボールの勢力地図というのもかなり変わっているような印象を受けた。トルコやドイツなんかが出てくる大会なんて考えられなかったのにな。ただ、バレーボールというのはある意味サッカーに似たところがあって、コンビネーションを使って相手の陣形を崩していくところなんていうのは正にサッカーを国技としているヨーロッパ人が最も得意としているところなんじゃないだろうか(ちなみに女子バレーで現在実力が突出しているのは奇しくもブラジルやイタリアなんだし)。その意味では欧州各国がバレーボールの強化に力を入れてくるとなると、日本だってうかうかしていられなくなると思う。つまり、負ける相手がブラジル・キューバやロシア・中国といった今までの強豪国だけでなく、トルコやドイツといった欧州の中堅国であるかもしれない。と書いて思い出したのだが、ドイツって旧東ドイツはバレーボールには力入れていたんだったっけ。

そんなこんなで、日本が出ていなくてもそれなりに十分楽しめた試合だったが、惜しむらくはこの大会が「日本代表を応援する為に仕掛けられたイベント」で終わっている点だろう。TBSのHPを見ても試合日程が載せてあるのはあくまでも日本の試合だけでしかない。昔フジテレビ系列でのW杯なんかは日本以外のチームの試合でも夕方の放送枠を使って放送してくれたのだが、そういうことはもう望めそうにもない。ただ、折角空席があるのだから、もっとチケットの宣伝をするもよし、地元の中高生のバレー部員を招待するのもよし。何かしら競技の普及の為に利用することができたとは思うのだが。その辺はサッカー界も他山の石として下さい。