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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

イジメられた、あんな日、こんな日。

2013-01-25 | 思い出

わたしは、少しだけ、いじめられっ子だった。
幼い時は、近所の悪ガキに、幼稚園の時は、同じ年の子H君に、
小学校の時は、1つ年上の男子、2人(チビとデブ)に、
そして、特に低学年の時は、同級生の幼なじみT君に、
高学年の時は、これまた別の同級生F君に。
いつも、いつも、男子。
小学校高学年の時に、一人だけ女子に、靴箱で顔を合わす度に嫌なことを言われ続けていたことがある。
でも、中学以来、その子とは、それっきり。
クラスも違うし、話もしない。
嫌なことの内容が、思い出せないのが、複雑なところ。
忘れてるってことだ。

一人の幼なじみのいじめっ子・T君は、彼のお母さんがわたしの母と女学校でクラスメートで、
さらに、同じバス路線を利用し、いつもいっしょに帰っていたこともあり、親しい雰囲気だった。
ただし、それは、幼稚園の時。
小学校に入ると、彼は、いじめっ子に変身した。

中年になった彼は、ある日、同窓会で逢った時に、こう言っていた。
「スローさんは、親が決めた僕の許婚(いいなづけ)で、結婚しないといけないって思っててん。
それでか、なんでか、わからないけど、イジメてたんかも知れない」
鳩に豆鉄砲。
はぁ?と、目を真ん丸くしたまんま、わたしは固まってしまった。
あまりにも、ありえない発想で意外すぎて、コメントのしようがなかった。
今となれば、笑える話だ。

彼は、小学校高学年になって、ぴたっと、わたしをいじめなくなって、やれやれだったが、
代わりに、別の男子F君が、毎日、いじめるようになった。
毎日、毎日、卒業する日をわたしは指折り数えた。(中学も同じだけど)
まあ、彼には、その後に、仕事で新規クライアント開拓の時、お世話になったので、まあ、許してやろう。

中学になってからは、さほど、いじめられることはなかったが、
人気の美人クラスメートが男子達にチヤホヤされ、
わたしは、その他大勢の外野として冷遇され(多少の被害妄想感あり、は否めない)、
ヒネてスネることは、あったかも知れない。

高校では、クラスの男子や、同学年の男子とは、ほとんど話さなかったように思う。
いじめられることもない代わりに、わたしという生徒がいたことも、さほど皆の記憶にもないことだろう。
志望高校に進むのが精一杯で、
以後、成績のぱっとしない、勉強嫌いのわたしにとって、拗ねている時代、暗黒の時代かも知れない。

今、思い出してみると、
いじめられるといっても、べつにケンカをするでもなし、大きな暴力を振るわれるわけでもない。
ただ、鬱陶しいだけである。

爽やかに、力のある独裁者に対抗する、正義の味方みたいなヒーローとは、程遠いが、
優秀で真面目、お利巧さんのクラスメートは、いつも先生に可愛がられるのを、
遠巻きで、拗ねて見ていたように思う。
嫌な子供だ~。


しかし、
お金持ちの子供が優遇されることは決してなく、PTAの会長の子供が一目置かれるわけでもなく、
スポーツや、五教科以外の科目で活躍しても、五教科が良くないと、
たいして注目も集めず、
ただただ、本人の成績が良い、優秀な子が、素晴らしいとされていたように思う。
お金持ちや権力者の子供でも、デキが悪いと、それまで。
ある意味、背景は関係なく、本人だけの実力主義で、気持ちいいかも知れない。
親のせいにできない。

が、塾や、サポートは、やはりお金の力によるところが大きい。
成績も、あるレベルのあたりでは、お金がモノを言うかも知れないが、
一定以上では、お金や背景、環境は、ぜんぜん、役に立ってくれない。
そのあたりが、面白いような、ざまあみろ、のような、潔さがある。
(わたしは、どうせ、レースには関係ないので、気楽なものだ)

子供ながらに、子供同士、実力で勝負、という厳しさを味わったような気がする。
(かんたんに負けてるところは、良くないけれど)

すべての条件を整えられて、同じ条件にして、さあ、闘え!!と背中を押されると、
案外、キツイかも知れない。
自分のせいではない理由を見つけてきて、言い訳が出来ないから。


いじめられたことは、あんまり根に持ってなく、さほど苦にもしてなかったように思う。
今に見ていろ~、と力むわけでもなく、それをバネに強くなるわけでもなく。
わたしにとっては、イジメよりも、問題は別のところにあって、
淡々と自分の力というものを見せ付けられ、思い知るだけだったような。
そして、家の外のほうが、家庭内に比べたら、楽々な世界だと感じていた。
それに、状況が変わって学校で顔を合わせることがなくなると、自然消滅していた。

鈍感だっただけか?

なんか、だらだら、綴っただけの、メリハリのないものになってしまった。
時間限度、ここでいっぱい。
だらだらのまま、おしまいです。

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