今朝は早くから家を出て母のところに行く。
ほんの一瞬、顔を見るだけだが、片道2時間。
まあしかたない。
ずっと同居して世話をしている人もいる。
アタマが下がる思い。
バス、電車をいくつもいくつも乗り換えるのだが、間に徒歩が入る。
バスも時刻通り来ないことがあるため、待ち時間を多めに取る。
前倒しでどんどん早くなることもあり、目的地手前で、喫茶店やベンチで時間調整をする。
公共交通機関を利用するだけなのに、時間に振り回される。
最終目的地には行き帰りとシャトルバスを利用する。
シャトルバスはお昼時間、11時台から13時台、2時間の休憩が入る。
なので、その時間は外して行かなければならない。
シャトルバスを利用しなければ、タクシーか、地元のバス。
タクシーは値段が高く、地元のバスは運行回数が少なくバス停から遠い。
となると、シャトルバスに頼るしかない。
当然ながら、時間の制限を受ける。
遠距離移動は疲れる。
わたしの実家も遠い。
母のいる老人施設も遠い。
どちらも遠い。
しかたない。
この老人施設には知り合いが多く利用していた。
あんなにキビキビ、シャキシャキしていた人が、あんなところに入るのか、、、
オシャレで知的で行動派で気位の高い人だった、、、
時の移り変わりは残酷なような、しかたないような。
知り合いの仲良し入所者同士、最初は大歓迎だったのが、そのうち大喧嘩。
退所された後は、どうされたのだろう。
あるいは、そのまま他界されたのか?
よく知らないが。
わたしも将来、老人施設に入ることだろう。
我が家と、長女宅の真ん中あたりに位置する(どちらかというと長女宅寄り)、元スーパー跡地に老人施設が建設された。
うちからは、最寄りのバス停より近い。
なので、あそこなら、長女一家も顔を出しやすいだろう。
実家より近い。徒歩1〜2分ではなかろうか。
その頃には、我が家は次女に分け渡しているかも知れない。
旦那さんは老いた両親の住む、うんと離れた遠方の地にある自分の実家に帰っているような気もする。(親の介護)
長女宅と次女宅(今の我が家)は、目と鼻の先。悪くない。
そしてわたしは、これまた目と鼻の先の老人施設。
その頃まで運営されているかどうかはわからないが。
20年先の世の中事情にもよる。
というか、20年先もわたしが健康であったら、という条件付き。
わたしは、しょっちゅう、自宅に戻って、用事だのモノを取りに来ただの、至近距離をよいことに老人施設から抜け出し、徘徊禁止で居室の外から鍵をかけられているかも知れない。
我が家のゴチャゴチャゴミは、見事に全て処分され、ゴミ屋敷からリフォームされていることだろう。
(気が向けば、わたしが元気なうちに、ぼちぼち断捨離もあるかも?ないかも?)
次女も長女も仕事をリタイアする頃。
孫たちは、全国のどこかで勤務しているだろう。
長男は?
うーーん、、、未来予想図にはハッキリした姿が見えない。
まあどこかに居るだろう。
夫の実家を拠点にしている??ことは、あまり考えられない。
が、まだ仕事をしているかも知れない。
わたしは、自宅にヘルパーさんが通うのが理想だが、いずれ老人施設と自宅を行ったり来たりを希望するだろうけれど。
自宅に居られないから入所するのであり、一旦入所したらそれっきりだろう。
子供たちも、ほっとするに違いない。
これは20年後の予想図。
近所の第一希望の老人施設が破綻、閉所していたら、もう少し(車で5〜10分?)足を伸ばすと、他にも老人施設はたくさんある。
どの施設もあんまり良くないけれど、近さ重視。
まさか、今から予約は出来ないだろう。
出来ればいつまでも住み慣れた家で暮らしたいのは山々だ。
が、そうも言ってられない事態が来たら、アタマがしっかりしているうちに、自分の意思表示をしておこう。
でも、ころころ変わったりして。
あり得る。
そうこうしているうちに、電車の乗り換え駅が近づいてきた。
しかし、この未来予想図、夫の姿がない。
どうなってるの?
どこにいるの?