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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

テレビっ子

2025-03-08 | 時事&世の中
テレビっ子の、わたし。
YouTubeも見ない。
衛星放送もケーブルテレビも、見ない。
環境を整えるのがメンドクサイのと、部屋を変わるのがウットウシイ。
至って後ろ向き、消極的スタンス。
その反動か、田舎ネズミになりながら見知らぬ都会の映画館に足を伸ばしたり、、、
にわか体育会系に変身して、往復ウォーキングで居住地エリア内にある映画館に行ったり。
ウォーキング映画館は、天候に左右されるのが難点。
そして、何回も道を間違えたわたしも、やっと方向を覚え、今では上映時間に間に合わなさそうな危機感に見舞われず、極寒でも汗ばむほどの競歩の如き速足の必要性はなくなった。
汗は、冷や汗、半分。
ゆったり、余裕のウォーキングになったのは良いが、効果的なカロリー燃焼にはあまり役立たないらしい。 
こころは、ほわんほわん、身体もほわんほわん。 

帰りに雨が降りそうな時は、行くのを中止する。
が、傘持参で、傘をさす、ということもある。
帰りはたいがい暗い車道側道をとぼとぼ。
誰も歩いていない。
見渡す景色は、あまり面白くない。
わたしは、住宅街を歩くほうが好き。
車道に沿って歩くのは嫌いだが、仕方ない。
全ての条件を満たすは、望み過ぎ。
そんなに、うまくいかない。
ウォーキング道のり、距離を大幅に増やせば、車道を避けられるかも知れないが、映画がメインなので、欲を張ると、行きたくなくなる。
やる気が、しぼむ。
頑張らない気分屋には、困ったものだ。

もっともっと歳を取ったら、家屋内テレビ環境を理想的に整えるかも知れない、、、が、あまりそうしないような気がする。

引きこもりのわたしは、家族以外には、実際に生きている人々を見るのは、電車内や目的地で働く人々や、集う人。
社会を薄いガラス越しに見て、接している。

なので、テレビのドキュメンタリー番組で知る内容には、深く感銘を受ける。
涙がポロポロ。
昨夜は、NHK TV「時をかけるテレビ」。
東北大震災の5年後に撮られたもので、「風の電話」が紹介されていた。
亡くなった大切な人につながる電話。
これには、泣けた。
とめどもなく涙が流れた。
色んな悲劇、困難を乗り越えて、人は生きている。

その前の時間帯には、Eテレ番組「明日も晴れ、幸せレシピ」で、人生後半をどう生きるか、という爽やかな番組を見た。
3人の活躍されている女性たちのトーク。

その中で、尼僧さんに寄せられる1番多い悩みの相談は、「自分の過去の選択に後悔している」というものらしい。
それに対し、、、
自分の嫌な面や失敗、黒歴史を含め、自分を好きになること。
今ある自分は過去の自分があるからこそ。
後悔するのではなく、肯定して明るい未来を築きましょう、、、と、48歳で出家した尼僧さんが説いていた。
自分の死を見つめることで、生を輝かせる。

だが、自分ではなく、大切な人の死はなかなか受け入れられない。
時間が苦悩から解き放してくれるらしいが、戦争は勿論のこと、大震災をはじめとする天災、事故などは、人々の記憶から消え去られてしまわないように、想いを後世に伝えることが、亡くなった人を悼むことにもなる。
世界中でリアルタイムで起きている悲劇は他人事ではなく、自分にも降りかかる可能性はある。
日々のニュースを見ると、今にも迫っているようにも感じざるを得ない。
平和に感謝し、維持できるよう、祈るばかりだ。

※写真は、近大マグロを形どった、近大フィナンシェ。
近畿大学附属農場で育まれた、「近大みかん」を惜しみなく使っているそう。
近畿大学のDNAを受け継いだ洋菓子の誕生らしいが、前に、(現)大阪公立大学ともコラボしたお菓子も食べたことがある、、、
地産地消。
ちなみに、わたしは近大・広報担当ではありません。




古くて良いものと、古くてダメなもの

2025-01-29 | 時事&世の中
フジテレビの長時間、生会見、、、全ての記者に質問権を与えたそうだが、、、
フリーランスの記者の中には、記者の質を貶めるような質問があったとか。
そのせいで、フリーランス記者全体のレベルが下がったとか。
まさに、悪貨は良貨を駆逐する。
自分は会社を背負っていなくても、他にいる多くのフリーランス記者の評価を上げ下げする影響があり、責任を担うことになる。
確かにその通り。
少数のフリーランス記者のせいで、多数のフリーランス記者に迷惑をかけ、フリーランス出入り禁止、参加禁止、なんてことに繋がりかねない。
フリーランスだから、自己責任で完結するかというと、それだけでは収まらず、同業者に影響を与える自覚を持っていただきたい。
後ろ盾がないことの強みは、時として、回り回って、刃の先が変わってきたりする。

それとはまた別に、話変わって、、、。
逆に、オンナであることを武器にしている女性もまだまだいる。
いなくなることはない。
需要がある限り、効果がある限り。
だが、卑怯な手であろうが、人権無視であろうが、動物本能がなくなると、種の保存は不可能で、絶滅する。
試験管ベビーばかりになるかも。
(不妊治療で苦労されている人は別として)
愛や温もりを培う工程は全カットして生まれた赤ちゃんは、どんなかんじになる?
ちゃんとした受精卵さえ確保、維持されると、生まれてくるまで異変がなければ、同じか。
男女協働社会を目指して自治体も積極的に取り組んでいるようだ。
が、国を代表するような大手企業に、本気で取り組んでいない実態を感じると、スローガンは絵空事なのかと落胆する。
口ばかりか、と。
経営陣の顔を一新しないと、古い体制は変わらない。
企業だけでなく、どこの団体にも言えることだ。
現在の既得権のある者は、自分の立場や権限を守ることを死守し、現状の体制を固持する。
保身。
だが、うねりは、流れを作る。
時代はそうやって移り変わって行く。

その一方で、古き良きものは、継承され、悪きものは淘汰される。
が、理想的な理論通りには行かない。


深夜、生会見を見ていて、寝不足で眠い

2025-01-28 | 時事&世の中
すっかり夜更かししてしまった。
フジテレビが生放送、会見をするので、、、
見ないわけにはいかず(見なくてもいいのだが、なぜか引き寄せられる)、、、といっても次の日(今日)には予定があるため、起きずに寝ていればよいわけではなく、、、
深夜2時まで見てしまった。
2時24分?に終了したらしいが、最後まで見られなかったものの、ほぼほぼ全部見たことになる。

生放送は、視聴率が爆上がりらしく、あの平日のあの時間帯にもかかわらず、皮肉なものだ。
辞任を表明したお二人、共に70代。
潔かったとは言え、なんだかなあ、、、。

地上波TVは視聴者に離れられている傾向にあるそうだ。
CMもインターネットのほうが効果があるとか。
会見の場には姿を現さなかった、そんな世間の風潮には全く疎い、昭和のドン、超親玉は90歳を目前にしておられる。
時代の波、風、読めといっても、ご自分の昭和の成功体験が輝かし過ぎて、無理だろう。
最も先進的であるべき、時代の牽引を担うTV放送会社があれでは、、、。
登壇したお偉方は全員、ご老体の男性方。
推して知るべし。

さて。
わたしの間接的・知人女性の発言に驚いた。
別の知人男性が「遊ぶならプロを相手にすればよいものを相手を間違えた」と発言したのを受けて、
「一流のプロは事後がキレイ。9000万円も、もらって漏らすなんて、、、いかにも二流以下だ」と。
わたしより10歳ぐらい年下の女性の発言とは思えなかった。耳を疑った。
論点はそこではない。

犯罪をもみ消すのに示談が成立しただけであって、犯罪そのものを許すような社会、社風、企業風土が問題視されている。
犯罪である認識が全くないことに、同じ女性でありながら、信じられない思いがした。 
パワハラ、セクハラ、モラハラ、、、意識がない人は、とことん意識がない。
庶民には手が届かない巨額のお金を受け取っておいて、何?
という、気持ちなんだろうけれど。
高い金額に同性として、やっかみもあるかも知れない。
示談金を拒否して、顔出し、実名告発は、かなりハードルが高い。
古い男社会の自衛隊でセクハラを内部告発した女性隊員は、本当に勇気ある行動をした。
かといって、類稀な勇者を引き合いに出しても、皆んな同じようにはいかない。

女性の人権問題には、無神経。
政界や実業界でも、女性社員を酌婦扱いしたりは、ごく普通に行われていることだったりする。既成の事実。
ドラマや映画で女性の人権が踏みにじられているシーンを見るにつけ、わたしは気分が悪くハラワタがギャッと悲痛な悲鳴を上げる。
夫をはじめとする多くの人は、そんなことを感じる人が世の中にいるなんて、そういう思いが存在することを他人事として知ったとしても、絵空事であるかのごとく、全く我ごととして認識も理解もしていない。
わたしは不愉快と嫌悪、憤りの極致に達する。
が、当事者には全く影響を与えていない。

ではあるが、確実に時代は進んでいる。
一TV会社の話には収まらない。
あくまでも、わたし個人の感想である。
が、、、身近な人々の頭の古さ、カチコチ度を改めて知ることになったのが、意外だった。

※写真は記事とは無関係です。


男社会を考える

2024-06-02 | 時事&世の中
「男社会を考える」。
京都の中高一貫私立男子校での授業がNHK TV 「関西熱視線」で紹介されていた。
女性教師による丁寧な授業である。
気づきや疑問はないか、と受講した生徒にアンケートを行ったところ、、、

◯女子が非力なのに、なぜ平等なのか?
◯専業主婦は家事が仕事なのに、なぜ他業種職業人の夫と家事を分担するのか?

中高生の疑問は純粋だ。
この学校は、男女共学ではなく中高一貫男子校であるところが、ミソ。

ちなみに、わたしの子供は全員、中高一貫私立校。
長女=女子高、長男=男子校、次女=共学。
同じ条件のため、見事に比較しやすい。
結論から言えば、時代は変わる、その移行期だったので、取り敢えず、古い今までの価値観を踏襲して、わたしは教育方針を決めた。
新しく訪れる未来を正確に予測できるとは限らなかったので、その時に最善だと思う道を選んだ。
それは、良かったのか、悪かったのか、判断出来ないが、教育選択について、今は大人になった子供達に恨まれることはなかった。
そして、孫たちはまた違う時代に沿った教育方針になっている。

3人共に自立してくれて、親の役目は終えたと思っている。
男子校に行っていた息子なら、上記の男子中高生と同じような疑問を抱いただろうか。

実は息子は社会人になってからは家に寄り付かなくなった。
学生の頃はよく帰省していたのだが。
理由はわかる。
夫が、帰って来て跡を継いで欲しいと直接、言うからだ。
わたしも、結婚しないの?と、聞いたり、両親共に、ウザかったのだろう。
何度かはっきり断られて夫は後継も諦めたようだし、わたしは結婚も諦めた。
そのあたりからか、息子は母の日にプレゼントをくれるようになった。
やはり、人生の選択を押し付けられるのは嫌なのだろう。
そんなこんなで、息子とはまともに話したことが、しばらくなかったので、「男社会」をどんな風に考えているのかわからない。

それよりも、息子が中高生の頃は、わたしは自分育て(仕事)が忙しく、子供にかまっている余裕がなかった。
中高一貫校に入れてしまえば、あとはエスカレーター式に次に進むだろうから、教育の手綱を離した。
学校でそういう授業があったとしても、親子や家庭で話し合うゆとりはなかった。
なので、どんな風な考えを持っていたのか想像もつなかい。
だが、社会経験を積むに従って、息子たちも考えも変わるかも知れない。

長女と次女は自宅から通学していたので、ある程度は様子がわかった。
二人共、絵に描いたように真面目な生活。
いったい誰に似たのだろう?
そのせいもあって、無事、自立してくれた。
男社会のど真ん中に就職し、まだ男女による仕事内容の区別は依然とあり、今のように育児も家事分担も夫が協力してくれない妻にとって、総合職は辛く、家庭に戻ってしまう親を持つ世代。
まだそういう流れが残っている中、お茶汲み女子、寿退職を選んだほうが、ずっと楽だったのに、、、しかしそれでは今の時代には合わないようだ。
わたしの目から見ると苦しい道を歩むことになったが、それは今では普通らしい。
当時、わたしは子供たちの将来に選択肢があるほうが、無いより良いと考えたのだが、かえってハードルを高くした。

今は、障害のある子も普通学級で一緒に学ぶし、運動会にも参加者する。
能力の優劣に対する価値観は、昔とは少し違うと感じる。
多様化社会。
障害そのものの実体は同じだが、意識が変化した。

ちなみに、男子中高校生の、「劣った女子を平等に扱うのは疑問だ」と感じた点。
「女子は劣っている」という前提からの発想だ。
では、劣っている男子はどう扱われる?
女子より優れていることが男子の絶対条件だとすると、男女共学の生徒ならまた違う感想を持つだろう。
(次女が通った男女共学の中高一貫校では、女子のほうが威勢が良かった)

男子中高校生の純粋な疑問、「専業主婦は家事が仕事説」、イタイところを突かれた。
どう納得させればよい?
専業主婦(主夫)も時代と共に位置が変わってきている。
税制にも変化がある。

国民は経済的にも平等であるべきだという社会主義と、貧富の差を認める自由競争の資本主義があるように、平等の考え方は色々。
男子中高校生にどうやって教えたら良いのだろう。

女子は小学校までしか教育を受けられない国も、現実として現在ある。
宗教が絡むと、他宗教からは何も言えなくなる。
が、宗教2世の悲劇もある。
自由を得るのは難しい。

さらに、
男性から性の対象としての捉え方には、女性からの非難の声が上がっている。
昔の常識は今の非常識。
ドラマ「不適切にもほどがある!」が話題を呼んだが、目の付けどころがキャッチーだ。



こうなるとは、わかっていたけれど

2024-05-09 | 時事&世の中
毎日、ニュースをいやというほど見る。
ドラマよりリアリティがある。(当たり前か)

人口ボリュームの多い団塊の世代が揃って歳を重ねるピーク時、
2040年には、(65歳以上の)認知症患者の人々は584万人に推計される。
(※厚生労働省、5月8日、公表)
認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)患者は、613万人だとか。
MCIは、65歳以上は7人に1人。
それでも、前回の予想(802万人)よりは、認知症の人数が減っている予想となっている。
人々の健康志向が高まり、予防的ライフスタイルを実践しているからのようだ。


7人に1人って、すごい。
あなたも、あなたも、あなたも。
ちょっと持病があります、
最近、目が見えにくくなりました、
耳が聴こえにくくなりました、
白内障の日帰り手術受けました、
のイメージか。
ましてや、軽度認知障害となると、普通にそこらあたりにゴロゴロいる。

ひょっとして「認知症」?と可能性を疑うと、烈火のごとく怒る人がいる。
絶対に自分は片足も突っ込んでいない、と断言する。
認知症気味、認知症傾向、と、言葉を濁しても、烈火の高い温度は下がらず。
自分にはあり得ない、と強い拒絶反応を示す方々。
アレがない、コレがない、と、周りを探し回っている人、認知症ではなく、日常の単なる老化だとしても、、、
それが益々深刻になったとしても、
病名が付いてよかったね、である。

自分はよくても、周りはよくない。
が、「皆んなそうよ、それがなにか? どうかした?」と大多数になると、自分も周りも、意識は変わってくることだろう。

わたしの身内親戚も、高齢認知症がいっぱい。
晩年、最後は認知症になった人と、認知症にならなかったが高齢病没の人は、ほぼ同数か?
認知症であり、なお、最後は臓器がもたない場合もある。
身内では高齢ガン率が高い。
高齢になると、似たような経路をたどる。
皆んな、高齢まで生きてきたという長寿の幸せを全うしている。
天使になってあの世に旅立つ高齢の皆さんはいない。
高齢のまま。
何人も何人も、身内や親戚を見送ると、人は必ず死ぬということが、今更ながらわかる。
そのオマケとして、認知症が付随する。
武士が切腹する時に介助役がいるような、そんなわけにはいかない。
生活の介助はいるが。

いずれ来る道、いずれ行く道。 
避けられない。

ただ、非婚、お一人様、独居が増えているため、社会制度上の対策が必要。
これが喫緊の課題である。

子供は生まれない、高齢認知症は増える、、、少子高齢化社会だと随分前から言われていたのに、実際に到来の波を肌で感じるまでは、他人事。
空き家だの、消滅可能性自治体だの、目の前に実態が晒されると、準備も整備も出来ていない。

暗い話題に、明るい〆はないか?
、、、今日を精一杯生きよう。
行政は、要。
そのためには、選挙の投票は真剣にしよう。

※写真は4日前、ウブドの街歩きショッピング中、お店の横あたり





平成の、昭和ロマンを令和に見る

2024-04-14 | 時事&世の中
NHK TV番組が18年ぶりに蘇った。
新プロジェクトX。
一昨日、前回の再放送(深夜)と、昨夜、今回分放送(19:30〜20:15   45分)を見た。
第1回は、「東京スカイツリー」編。(23:45〜1:08   1時間23分)。
これは痺れた。じーんと痺れた。
まさに昭和の男たちだと思った。
感動した。胸が熱くなった。
時代は昭和ではなく、平成だったが。

とび職、超絶スゴイ。
設計、超絶スゴイ。
総監督、超絶スゴイ。
チーム一丸となって全力で挑む。
緊張、達成感たるや、スゴイ。
闘魂の男たち。

あれで、家に帰って皿洗いや育児、今日の報告連絡相談をやっていたとしたら、どんな感じなのか???
全神経を集中させる大事な仕事中は別居のほうがいいかも?
「じゃあ、アナタ、育児は? 介護は?」
と妻に詰め寄られたとすると、、、
あら、どうしましょ。
仕事で心身共に毎秒毎秒、燃焼しきって、家に帰ると、またもや別の仕事が待っている。
気配りもして、気が休まる時がない。
では、家庭を持てないということか。
しかし、家庭を持っても持たなくても、親はいる。
プライベートな私生活や環境と仕事は、別次元の話である。
ではあるものの、仕事に打ち込める環境は、ある意味、恵まれているのか。

とは言え、わたしは、やはり昭和人間だとつくづく自覚する。
熱い男たちの仕事に心底、敬意を抱く。
が、仕事を離れて家庭での役割を考えてみた時、自分でもよく解決できないモヤモヤがある。
子供の自立を妨げてしまうような過保護な親に通じる気持ちがまだある。
それは、、、仕事を、雑念に囚われず一生懸命して欲しいがために、家庭での役割をおろそかにしてもいいという甘い過保護傾向がある。
だがしかし、仕事を終えた後は、気持ちや役割を切り替え、家庭人になる器用さも求められている。
必要不可欠である。

オトコは黙って◯◯ビール。
キミ作る人、ボク食べる人。
というコマーシャルは隔世の感。
今ではハラスメントになる。

が、わたしは昔のロマンは消えない。
生まれ育った時代の背景の影響だろう。
それと、わたし自身が男性と対等に能力的にやっていけないこと、また、女性とも対等に能力的にやっていけないことに原因がある。
これは、なぜかというと、先日、占ってもらった、「わたし」自身の中身にすっぽり当てはまる。
自分の持って生まれたキャラクターの特徴である。
蝶ブログを貫く、自分評である「サボり=省エネ」。
占いでは、「最低限の努力しかしない」と出ていた。
ぴったり、そのもの。
どこで、見てたの? 隠しカメラ?
「既存の既得権益を手放さない」らしい。
しかし、ほとんどの人はそうなのではないだろうか。
一握りの立身出世する人や、とてつもなく不幸な人を除いて、現状維持を望むのでは。
ある意味、占いはやはり誰にでも当たると感じる。
深層心理を探るには、生まれ育った時代背景は要ポイントとなる。
わたしは、豊かになりつつある高度成長期の日本で生まれ育ったわけで、同じ時期、同世代の人々とは共通点があるはず。
だが、この占いは日本に限定してないから、アフリカや中国なら、同時代を過ごしたとしてもそれぞれの国は同じ背景状況ではない。
どうなんだろう?

それはそれとして。
昭和の男たちの仕事(実際は平成)にロマンを感じ痺れたわけだが、次回、次々回、次々々回と、番組の回を重ねる毎に、ネタ探しが大変になりそうだ。
高度成長期やバブル前なら山のようにあるサクセス・ストーリーも、日本が右肩下がりに落ちてきた近年では、勝ちストーリーは数も規模も限られてきそうだ。

いずれにしても、仕事を成り立たせるのは、究極は一人一人の個人の力。
それをどう汲み上げ、組み立てていくのか。
大きな仕事は、膨大なコンテンツで成っている。
大組織で働いた経験がある人と無い人があり、双方の思いは複雑だ。

それにしても、新プロジェクトXの第2回目は、第1回目と対比するのに、違いが明白で面白かった。
身体を張る仕事と頭脳戦との、違いがハッキリわかる。
どちらも人がする仕事。
核となるのは人。
仕事って、神聖な域があると感じた。

親の仕事を身近に見て感じて育ってきたわたしは、
「パパいってらっしゃい」から「パパおかえりなさい」の、仕事の内容を知らない、関係するのは給与と休暇だけ、という家族は、気楽でよいと感じた。
良いことも悪いことも知らない。
だが、職業によってはそうは行かない。

子供が社会を知るのは家庭環境の影響が大きい。
親がどんな仕事をしているのか、よく知らない子供もいるだろうし、成長するに従って知ることになる。
親の、家庭での顔しか知らない子供。
広い意味で、「親の背中を見て育つ」とはよく言ったものだ。


大学、子供3人なら無償化に

2023-12-08 | 時事&世の中
文字は楽しく踊ります。
世界を駆け巡ります。
悲しい時も、悩める時も、文字化すると、こころが落ち着きます。 
嬉しい時は、わたしは文字にはしない派。
モジモジ。

ところで。
後期高齢者になったばかりの、とある女性。
素晴らしくアグレッシブ。活発。快活。
全ての分野で、バランスよく活動されている。
いまだに尚、働いておられ、経済的自立をされ、よく働き、よく遊ぶ、正にお手本のような人。
わたしはそのうち、一つぐらいは共通するものがあるかも?
ではあるが、そもそも土台が違うように思うので、遠くから応援するのみ。

ちなみに。
大学の学費、医学部を含め3人目から無償化されるらしい。3人共。
2025年からと言えば、すぐ。
すごい。
子沢山の家族は、全員大卒もありえる?
少子化で、学生が集まらない大学も、ほくほくだろう。
人気のある難関校は、やはり熾烈な競争は同じで、大学格差は埋まらないかも知れない。
が、奨学金の返済に苦しむ人もいる中で、結構なことだ。
年齢によって、ちょっと不公平になる可能性はあるが。
少子化対策には大胆な政策。
介護保険が導入された時も、最初は粗くバタバタしていたが、段々整ってきた。
何でも制度導入時、過渡期はある。

問題は、今、パートナーがいない、子供がいない人。
しかし、将来の希望が持てるようになるのは良い。

昔は、お金持ちか、秀才しか大学には行けなかった。
全員無償で行けるとなると、経済的ハードルが取り除かれた分、頭脳だけの勝負となる。
だが、せっかくお金も頭脳もあっても、入学しても即、辞める学生もいる。
その辞めた学生のために、入れなかった学生は辛酸を舐める。
とは言え、頭脳もAIが益々活性化され、人間の能力の質を問われそうだ。

世の中、色々だが、選択肢が広がるのは良い。
整いすぎても、こころの問題が起きたり、細かい複雑な課題はあるだろうけれど。
とりあえずは、やってみなければ進まない。

しかし、財源は?
個人が持っている個人資産はどうなったのだろう?
お金を持ってない人は、老後、最後まで国が丸抱えしてくれるのだろうか?
国力は、第3位どころか、第4位に転落らしい。
第4位どころか、第5位になるとか。
やはり人財が要か。マンパワー。
長女が言うのには、転落や新しい勢力は世の常なんだそうだ。
歴史を紐解いても、スペインの後にはイギリスが台頭したように。

政治・経済、全くわからないわたしが、無駄に文字を使ってもどうにもならない。
静観するしか手がない?
せめて、落ち着いて、見守りたい。
(て、守ってもらえないかも知れないけど)




破格の求人広告にびっくり

2023-06-24 | 時事&世の中
ブログの妙味は、記事が毎日、あるいは、ある間隔で更新されること。
ブロガーさん自身も今後、どのように自分が変わっていくか、ハッキリわからないこと。
自分で模索していたり、読者が同時に擬似体験したり、本人は気づいてないことがあったり、その後、徐々に方向性が緩やかにカーブして行ったり。
長い期間、定点観測のように、ブログを読み続けていると、ブログはナマモノ、生き物なので、想定内や想定外が面白い。

わたしが師と勝手に仰ぐFIREブロガーAさんの今回の坐禅修行のように、自分の苦境を面白おかしく綴り、むしろ楽しんでいるかのごとくの表現に出会うと、笑い転げる。
またまた読んでいたのが自宅で良かった。
電車内、マスク内側で、ブファブファッと笑っていては、隣に座っている人に気味悪がられる。
たまたま外での不気味な自分を回避できた。
笑いのツボが散りばめられているので、致し方ない。
やはり、笑いたい時は、笑いを抑えるのではなく、周りを気にせず思いっきり笑いたい。

ちなみに、6月18日に、特定地域で人材募集の新聞折り込みチラシが配布されたらしい。
写真はそのチラシ。
(※画像はインターネットで拾いました)
敷地1000坪。
お手伝いさんはすでに1人いるが、さらに募集。
警備員はすでに10人いるそうだ。
特筆すべきは、料理人。
和食と中華のプロ。
特に和食は旨みを理解して出せる料理人を求められ、伝統ある旧家の出自で、母親か祖母の元で20年間以上、家庭の味を味わった経験のある人に限るとのこと。
笑いました、こけました。
名門旧家なら、母や祖母も一流料理人に作ってもらっていて、彼女たち自身も母や祖母の味は知らないのでは?
化粧品創業者のお宅らしいので、あのメーカーだろうと想像している。
創業者ご夫婦だとすると、そこそこのお年か?
ちょっとググってみると、ご主人は80歳の方らしい。奥さんは71歳。
夫婦は同居しているのか、片方だけが住んでいるのか、不明かと思ったが、チラシには夫婦2人となっている。
1000坪も敷地があれば、閑静な高級住宅地にある美しく豪華な邸宅だとのことなので、同じ棟に住んでいるとは限らない。
ひょっとして、自宅の外には出たくないのかも知れない。
豪華な高級老人ホームに入居したりはしないようだ。
いずれにしても、庶民には想像出来ない。
インターネット上では、破格の報酬や条件に憶測が飛び交い大反響のようだ。

2人1組で行動するメイドさん、人間関係がややこしそう。



身近な闇

2023-05-31 | 時事&世の中
昨夜見たNHK TV番組、クローズアップ現代。
私の知らない「私の息子」〜急増する闇バイト・転落の真相。

これは深刻だった。
胸の深くを切り裂かれるような気になった。
何不自由なく育てた一人息子。
明るく素直に育っていた、、、ように見えた。
親ともちゃんとコミュニケーションを取り、生活にも困った様子はなかった。
反抗期らしきものはなく、優秀な私立中学にも進学し順風満帆な学生生活を送っていた、、、はずだった。
大学入学後は親元を離れて念願の一人暮らし。
親の仕送りにもあまり手を付けず、バイトをしたりするのだが、ホストにも挑戦。
が、3週間で辞めている。
よほど目的があるなら別だが、興味本意では、見た目と、内情、報酬、得るものを比較すると、やってられない、、、になったのだろうか。
やがてインターネットで闇バイトを知り、消極的な犯罪加害者になり、同時に交通事故に遭い被害者になる。

何よりも逆縁(子供が親より先に亡くなる)は耐え難い苦しみ。
親の心境を察すると気の毒だ、では済まされない。
お父さんは、
「もっともっと小さな失敗を息子にさせるべきだった」と悔いる。
困難と思えることを先に取り除いてしまうような、ある意味、過保護だったのかも、とこれまでを振り返る。

子供は親から自立する過程で、色んなことがある。
夜の街に消えていく女子は転落がわかりやすい。
まだ未熟な社会を知らない男子の場合、転落の機会や場が見えにくい。
正に闇。
あらゆる可能性に挑戦し、知っていることが実際にそうなのか、実験して答え合わせをしたくなる。
方程式通りの答えが出るのか、身を持って確認したくなる。
純粋無垢に育って、いざ、親の目がない一人暮らしが手に入ると、タガが外れ弾けるのだろう。

と、ここで蛇足、脱線。
わたしの場合、その瞬間は弾けたが、長く続かなかった。
わたしは、結構、真面目なところもあり、猪突猛進タイプだったので、チャラチャラ遊んでばかりの生活には不安がある。
少し先を見据える
フードコートで自分の席を確保してから料理を注文するタイプ。
と、優等生的なことを書いても全く面白くもなんともないが。

まあそれはそれとして。
無茶をする人生お試し期間には、無茶をしなかったからといって、その反動で自由になっても無茶をするかと言えば、する場合もしない場合もある。
人生経験が浅く無知といっても、ある程度の常識や加減というものがある。
大概は危険察知能力は、小さい頃から養われていると思われる。
これぐらいやれば、人は怪我をしたり死に至るとか、湯気が出ているヤカンを触れば熱い、、、から、徐々に経験値を上げていく。
中には、不運なケースもあるだろう。
周りに信頼できる大人がいない、とか。

今回の番組のケースは、友人たちが危ない世界に首を突っ込むのは危険だからやめておけと止めたにもかかわらず、本人の強情な性格が裏目に出た、と友人の弁。
ちゃんとした親も友人もいても、色々あるようだ。
たいして必要に迫られているわけではないので、自由意思ですぐ引き返せるだろうという、そういう気持ちは誰にもあるかも知れない。
闇というものは怖い。
若さ故、幸運故に、大事に至らず乗り切ってしまうこともある。
ほんのちょっとした違い、というよりも、ほとんど同じなのに、間一髪でセーフになることも、不運でアウトになることもある。
他人事とは思えない。
だからこそ、社会全体で注意を喚起するのは事故や不幸を未然に防ぐ役に少しでも立つ。

若者だけでなく、どんな年齢層の人も危険がいっぱい。
君子危うくは近寄らず。
スリルがなくても、退屈でも、ローリスク、ローリターン。
だが、血気盛んな若者には通用しないかも。
年寄りの冷や水。
わたしは、ヒヤヒヤドキドキする。
ひょっとして血圧が高いのか?




キレ味

2023-02-20 | 時事&世の中
成田悠輔。
めちゃくちゃキレる。
切れ味が実に気持ちいい。
1985年生まれ。経済学者、起業家。

昨夜の民放TVに連続して出ていた。
林修先生の番組でレクチャー。
23歳?女性人気YouTuber、30代主婦(2児の母、育児休業中)、39歳若手お笑い芸人(ぺこぱ松陰寺)、73歳?シニア元国鉄マン、37歳女性コンサルタント、慶應義塾大学一年生(男子学生)、23歳?フリーター男性?を相手に授業をしていた。

各生徒の質問に答える。

YouTuber
【Q】今はYouTuberとして人気があるけれど、将来を考えて英語を勉強したい。どう思われますか?
【A】英語を超トップレベルの域に極めるか、そうでなければAIに任せろ。
伝えたい中身を作るほうが大事。

まるっきりその通り。

コンサルタント女性
【Q】これからの社会(低賃金雇用問題、どうなるのでしょうか。
【A】若者の給料は上がっているが、中年以上の給料が上がっていないだけ。
「どうなる」のではなく、「どうする」のか。どうしたいのか。
展開を予想するではなく、(能動的に)自分で作る。

主婦
【Q】年金など、老後が不安。大丈夫でしょうか。
【A】楽観視できない現実を直視せよ。

シニア男性
【Q】就労状況を見て、今の若者と価値観が違い、行動のギャップを感じる。
どうやってギャップを埋めたら良いでしょうか。
【A】違う(同じではない)ということを理解せよ。
ギャップを埋めるのではなく、違いを認識しながら共存せよ。

お笑い芸人(幼児子供あり.ぺこぱ松陰寺)
【A】やっと休みを貰えたのに家庭で休んでゲームしていたら妻に怒られた。
【Q】100%あなたが悪い。
配偶者より幸福になるな。

慶應義塾大学一年生
【Q】教育が体系化され整いすぎて挫折できない。
【A】(回答、忘れた、、、)

特に、語学より中身!
これには大きく頷いた。
わたしの実体験で得た結果にピタリ重なる。
(中身を作りあげる以前に、語学でつまづいた、ドロップアウト派だけど)

違いを埋めるのではなく、違いを認めて共存せよ。
これまた、大納得。
成田氏、若いのに、よくわかっている。
単なる学者さんではない、提案型、斬り込み型の人は、インパクトが強い。
炎上など恐れるなと。

けしからんと思われないような意見ばかり出してもなんの発展もない。
非難を恐れては何も言えない。
さすが斬り込み隊長。
ではあるが、ただただわめいているだけでは誰も聞く耳を持たない。
理論、実践、他での発言、背景などを加味。
だが、耳に刺激的だからと踊らされてはいけない。
成田氏本人も自分の知らないところで、利用される可能性もある。
言葉だけが一部、切り取られて独り歩きする場合もある。
頭から盲信するのは良くない。

成田氏の気持ち良い切れ味の余韻に浸っていたら、同じ放送局の次(情熱大陸)の続きに、次の番組にまた登場した。
今度は女子トーク番組。
全く切れ味は引き出されていなくてガッカリした。
番組制作者の意図により編集されているのか。
キレ味トークはカットされたか、どうでもいい、どろーん、どよーんとした、つまらない、なんの印象にも残らないトークばかり。
失望した。
番組の視聴者の対象や作り手によってこんなに違うものか。
MCのせいもある?
ゲストがジャニーズ系芸能人や過激なホスト相手なら面白トークを展開されるのに、やはり分野違いか?
それとも、若い女子向けだから?
だとすると、若い女子はずいぶん舐められたものだ。
ターゲットや味付けによって、あんなにも変わるのかと驚き、落胆した。
が、ああいう層に容易く人気が出るのも、わたしはあまり好ましく思わないから、まあよい。
というか、感覚が違うのか?
あたりまえ。
違いがある、別のものだということを理解するだけでも良い。

それにしても、わたしが何年もかかって身をもって経験、体得したことをいともカンタンにぴしりと言ってのけてくれる成田氏。
わたしの出した人生問答の答えと同じだったので嬉しかった。
(わたしの娘、息子より若い成田氏ではあるが、真理探求に年齢はない)
が、わたしは胸中で思うだけで、インフルエンサーではないので何の動きも波も起こさないが。
視聴者とはそういうもの。
受け身、一本槍。一方通行。

なにしろ、スパッと切れて爽快な時間に久しぶりに脳が喜んだ。