お彼岸の行事。
お墓にお参りするのが一般的だろう。
祝祭日である「春分の日」は、近所の道路が渋滞していた。
その先には大きな墓地がある。
皆さん、お参りの車のようなので、我々は渋滞を避けるため、渋滞道から抜けて、地元住民しか通らない道を縫って走る。
と言っても、わたしは助手席で春の景色を眺めるだけ。
(※ここから最後までザザザザーっと、スクロール、オススメします)
夫の実家に対するお彼岸行事は、責務である。
少なくとも、夫の頭脳が生きている間は。
かたや、わたしの実家に対してはどう?
全くと言っていいほど、お参りもしないし、最小限行事しか参加しない。
姉に丸投げ。
姉が困難になると、とりあえずは、姉の意向で、姉の長女に代行依頼。
シフト、スライド予定。
わたしの実家と、姉の長女の住まいが地理的に近いこともある。
わたしは、何もしていない。
ぷっつり凧糸が切れたようになっている。
これは、嫁に行けば婚家の行事を責務とする、という考え方に基づく。
実家を出たら、ぷっつりサヨナラ、と、父に叩き込まれた。
これは、古い考えであるが、いまだ、引きずっている。
夫の頭脳が生きている限りは、続けることだろう。
先にわたしの頭脳がアウトになる可能性も大。
だが、平均寿命から見ると、女性のほうが長生き、長持ち。
とはいうものの、おそらく夫の頭脳が壊れる頃には、わたしの頭脳はとっくに機能していないと思われる。
頭脳は麻痺していたとしても、機能面は一部残されていて、おそらく感情と感覚だけだろう。
暑い、寒い、明るい、暗い、美味しい、不味い、硬い、柔らかい、楽しい、悲しい、気分がいい、悪い、気持ちいい、気持ち悪い、痛い、痒い、重い、軽い、快適、不快、、、、、のような感情と感覚が合わさったようなもの。
認知症の症状と似ているか。
つまり、認知症になっていることだろう。
軽度か重度かは、予想できないが。
社会的役割は果たせない日々を送っていると想像するに容易い。
社会的には終わっていても、自分はニコニコ快適に過ごしたい。
それが今のわたしの理想だ。
と、記事中、どこからか、話が脱線している。
実家や婚家の、墓参りや先祖まつりのことを書いていたのだった。
実際、世の中では、家じまい、墓じまいも行われている。
古い歴史ある家も、子供が継がないと絶家し墓じまいをする。
家父長制が、(ほんの一部を残し)、なくなっている。
イエとお墓はセット。
そんな理屈っぽい概念を超えて、今は樹木葬や永代供養など、物体、物質や行事から解放され、故人を偲びたい時に手を合わせる、自由な風潮もある。
墓がなくなったからといって、故人の魂がどこかに行ってしまうわけではないが、宗教的には解釈が色々あるようだ。
墓がなくなると、故人の足跡が消えてしまうことに寂しさや虚しさを感じるのだろうか。
生きている側の、自分があの世に行った時の道筋を付ける、一種の安心を得ようとしているのだろうか。
生きていた証を残したい、あの世に行ってもまた繋がっていたい、と、考える??
この世が辛い人は、あの世で幸せになるために。
この世が幸せな人は、あの世でも幸せになるために。
どっちにしても、死後の幸せを確約させたい??
「死を考えることによって、生が輝く」と、宗教指導者は、よくそういう説法をする。
棺桶擬似体験など、最近はちょっとしたブームにもなっている。
生死観も時代によって移り変わる。
一人一人の考え方に依ることだろう。
平和な日本。
話を戻す。
わたしは、実家の墓や祀りは、人に任せて、嫁家の宗教は確実に責務として果たそうとする、、、のは、アンバランスかも知れない。
離婚したら、わたしは入る墓はない。
これって、どう?
自分が可能な限り最後まで婚家の墓や祀りをやり、その後は離婚したら、どうなる?
たぶん、離婚する気力もエネルギーも体力も頭脳もなくなっているだろう。
なので、この仮定は無意味。
自分が終わるまでは、頑張る。
が、2つも故人&ご先祖様を守るのは負担なので、1つだけにしておく。
出身元と、出身先。
時系列、後のほう、現在に近いほうを優先する。
身柄移動。もらわれっ子みたいだけれど。
実家は、人任せにして、義務はもはやシェアではなく放棄。
故人には遠くから想いを馳せる。
夫と同じ墓に入るのは嫌だと思っていたが、同時に入ることはない。(レアケースでは同時もあり得るが)
わたしは、夫が入る前か、後か、どちらか。順番。
なので、時期はズレるから、まあよい。
もう実家から出て40年以上。
実家で暮らした日々の2倍になっている。
今後更に年月は増えて行く。
身もこころも、実家から離れたということか。やっと?
もう戻ることはない。
居場所もないし。
(無理矢理、押し込んだら入れるが、気力、体力不足)
とかなんとか、、、
考えがまとまらない。
脳みそが、ぎゅっと収縮せず、ふやけている。
まとまらないまま、中途半端で投げる。
先送り。
いつものパターンか。
※長い長い独り言、、、
万が一、最後までお読みになった方がおられましたら、時間搾取して、すみません、、、