「付き添い」という名の、被引率者(引率される側)である、わたし。
春休み、1番上孫Yとのお出かけが計画されつつある。
彼は塾の予定が連日、ぎっしり詰まり、中学入学式まで、あと数えるほどしか自由日はない。
志摩スペイン村や地中海村に、また行きたいと言う。
だが、泊まれないから、日帰りで毎日、訪れるのはどう?とわたしが提案したところ、却下された。
往復の電車代のほうが、高い、とのこと。
確かに。
時間も労力も2倍かかる。
しかし、宿泊は考えていない。
大人一人、子供一人だと、簡単に予約出来るが、かたや、多人数や、子供が多い家族だと、なかなか希望するホテルが取れないらしい。(長女からの情報)
とは言え、日帰りにするかー、という流れになって、そう遠くない場所になりそう。
孫Yは、前、時間の都合で入城出来なかった彦根城に行きたいと希望を口にする。
「せっかくの貴重な自由時間、一人で好きなところに行きなさい」と孫Yが親に言われているところに、わたしが割り込んだ。
「ばぁちゃんも、行く!」
この「行く!」には、
「着いて行く」なのか、「一緒に行きたい!」なのか、はたまた、普通に、たまたま気分的にノリで「行く」なのか。
どれもだろう。
孫Yもわたしも、(平日に)一緒に行くような友達がいないので、渡りに船。
孫Yは、近所の野球グランドでキャッチボールをする友達はいるが、城めぐりや、乗り鉄、テーマパーク旅行に行く友達はいないようだ。
わたしも、ブログ仲間ならいるが、リアル友人は、ごくごくほんの少数、、、というか、いないに等しい。
友達と協調し合って共同作業的に事を進めるか、はたまた自分一人で行動するか、その後者である我々孫婆コンビ、オタク同士。
二人は凸凹、割といい味、出していると思う。
孫Yは、日頃は家族で思いっきり旅行しているので、そろそろ一人で行動してもいい年頃。
そう、両親(長女夫婦)にも背中を押されている。
が、まずは、初めて自転車に乗る時でも補助輪付き。
一人旅も、とりあえず、ばぁちゃん付き。
ばぁちゃんは、一人旅となると、最近の認知機能低下(人名等、固有名詞がなかなか出てこない)を認識して、自信喪失になっている。
これは、認知機能が衰えている(自分比)ことを自分だけが気づいているのは、主観的認知機能低下(SCD)という段階らしい。
だが、脳がちゃんと発達している孫となら、心丈夫。(人生経験は、わたしのほうが、断然豊富)
発展途上と、衰退途上のコンビ。
珍道中とまではいかない、大人しいコンビである。
まさに今しか成立しないコンビ。
瞬く間にバランスが崩れてコンビ解消になる日は、すぐそこ。
今を大切に楽しみたい。
※写真は記事とは関係ありません。
先週、わたしと孫Yが大阪城に行った3月19日は、ゆず、大阪城ホールでコンサートだった様子。