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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

一生涯、天然で行きたい、、、のに。

2025-06-24 | 老い
美しい薔薇を見ると、「造花みたいに綺麗!」と思ってしまう、わたし。
ブログで整った文章を見ると、AIが作ってるんじゃないかと疑ってしまう、わたし。
AIの生成した写真はわかりやすいが。

新しいテーマパークが出来ると、子供を連れて行った。
世界中のお城やレプリカがずらりと広大な敷地に、気持ちよく収まっている光景を見慣れた子供たち。
偽物と本物、目にするのは偽物が先。
大丈夫?と杞憂。

わたしは、、、蝶ブログにも、かつて書いたことがあるが、、、。
(老化対策、、、何度も書く)
わたし自身も、超田舎者で、同じく超田舎者の親戚一同の中で、超田舎で育ち、遠い広い世界を知らなかった。
何しろ、小さい頃は、知っている電車の駅の名前は、自宅から1番近い(バスで30分かかる)JR駅をはじめに、2つ目は大阪駅、3つ目は東京駅、4つ目は、アメリカ駅、、、と、本気で思っていた。
教科の中で、地理は、最大の苦手科目というのがうかがい知れる。

当時、幼稚園や小学校の同級生たちは、バスや電車、自家用車で学校に通っていた子普通にいた。
社会科の授業で電車の駅を書く課題があったが、わたしは自宅からバスで30分かかるJR最寄り駅ひとつしか知らなかった。
同級生たちの一部は、通学に電車を利用するため、駅の名前はすらすら、いくつも出ていた。
アメリカ駅、なんて駅が存在すると思っている子供のわたしは、相当子供である。
というか、外国は、アメリカしか知らないとすると、戦後のアメリカの影響はすごいものがある。
あんなに田舎の子供にまで。

そんなわたしが、初めて海外に行ったのは、20歳になったその月。
さすがにアメリカ駅は目指さなかったが。
初めてなので、日本と共通のある国を選んだ。
島国であることと、歴史深い伝統的、保守的な国であること。
当時は1ドル293円。
トラベラーズチェックをしっかり予備に持って行った。
日頃、あまり話さない親から、「気をつけて行っておいで」と、お手紙をもらったような気がする。
と言っても、たった1ヵ月だけれど。

東京駅の次がアメリカ駅と思っているようなわたしなので、見るもの聞くもの、パディントンのよう。
西洋人にもいろいろいることがわかった。
日本でメディアを通して見る外国人は限られている。
俳優だとか、歌手だとか、そういう類。
実際には、普通の人は、田舎に住むわたしには接点がない。

わたしが変にびっくりしたのは、ヨーロッパ、イギリスは実際に想像していた国ではなかった。
老大国。
日本の方が成金だった。
車もピカピカ、人もそう。
イギリスの車は、ピカピカではなく、日本なら車検に通らないかも知れないような車が少なくなかった。
田舎少女は、びっくり。
あら、わたし、田舎少女じゃないのかも?と。

ロンドンはあまり興味がなかった。雑然としていた。
何回か行ったことは行ったが。
わたしがホームステイしていたのは、オックスフォード近郊の、のどかな街。
今でも、オックスフォードへ行く、朝のバスを待つ空気感が蘇ることがある。
(ちなみに、通っていたのは夏休み、現地学生や教授、誰もいない建物だけのオックスフォード大学)

これもかつてブログに書いたような気がする。
何回書いてるの?
海外原体験なので、何回書いても良い。(わたし基準)
しかしこの体験は、海外駐在員や、その家族や、留学生とは違う、本当におままごとの世界。
人に言うのが恥ずかしいぐらいの、ささやかなお遊び経験。
幼児が、両親が用事で不在の数分間、ぽんとその場に置き去りにされたような、そんな感じ。
すぐ帰ってくるからここで待ってるんだよ、という安全圏内。
迷子になってもすぐ軌道修正。
見知らぬ街の下宿に居候する仮住まいの人に過ぎない。
自立していない。
言うならば、自立ごっこ劇場。
参加者は、中学生、高校生、大学生、現役教師たち。
それで海外に行った行ったと人に言うのは、恥ずかしくてはばかられる。
なので、ここでこっそり書いている。

青いわたしは、楽しいわたし。
今なら絶対に経験できない、、、と言うこともないのだが、変に羞恥心が育ってしまい、抵抗がある。
若い時は、できないことすら、刺激があり、楽しい。未知数の塊。
今は、できないことが恥ずかしい。隠したくなる。
なぜ?
ノーてんき、天然のわたしで、その無神経、無防備を全く苦にしてなかったのに。
怖いもの知らず。
今は、認知症予備軍に間違えられないだろうかと(実際、ボーダレス)、ハラハラドキドキ。
若い頃と同じようにポカ、ミスしても笑い飛ばせない。
(若い頃は笑い飛ばしていた)
笑い飛ばす性質こそ、わたしの持って生まれた天然ゆえの無知な明るさだったのに。
若い時とやってる事はそう変わらない。
若い時は天然、歳が行くと、認知症。
この区別がつきにくいのが問題。
自分では天然だと思っているのに、客観的に見ると、プレ認知症=軽度認知障害(MCI)
そこが笑い飛ばせない、悲しいポイント。
気にし始めると、ささいな事でも気になる。

「あの、あの、あの、わたし、若い時から生粋の天然で、MCIではありません」
と、必死で、口に泡飛ばして強調するのも、もの悲しく痛い。

ちなみに、先週アタマに紛失したキティーちゃんグッズは、週末に見つかった。
メルカリだと19,200円で売っているモノ、と娘に大騒ぎしたのに、、、
恥ずかしいから、見つかった事はまだ言っていない。
結果良ければ、全て良し。ドンマイ。

※写真は、別の処にあったトルソー、一体を追加し、新しいCEO?ロシア王妃と記念撮影。




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