蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

とにかく、くれるモノは、もらってしまう。

2010-02-28 | ささいな事
繁華街では、あれこれ、チラシを配っている。
他の人には渡さないのに、私には必ずと言っていいほど、チラシを手渡される。
テッシュも、そう。
そんな物欲しげな顔をしているのだろうか。
しっかり掌を広げて、なんの悪びれることも臆することもなく、堂々ともらうからだろうか。

家に帰ってバッグの中を整理してみると、あれこれ、紙クズがどっさり詰まっている。
なんにでも手を伸ばして、もらってしまう。
そもそも、チラシを配っている人が、多くの人に無視されている姿を見るにつけ、
チラシ配りなど、きっと嫌な仕事なんだろうと、気の毒になって、
協力してあげようという気持ちが多くを占めている。

さすがに最近は、その量の多さには、うんざり。
もらってすぐに、近くのゴミ箱を探すが、なかなか見当たらず、ずっと持ち歩くのが嫌になる。
結果的には、家まで持ち帰り、家のゴミ箱に捨てる。アホとしか言いようがない。
なので、両手をポケットに突っ込んだり、配っている人から離れて大回りをしたり、
わざとらしい所作をして、チラシ攻撃を回避しようとしている。
でも、やっぱり、もらってしまうのはなぜだろう?

繁華街でもらったチラシを、いっぱい持っている姿は、決してカッコよくない。
いや、むしろ、マヌケ。
そういう人には、他のチラシ配りの人も、寄ってくるので、ますます、多くなる。
チラシだけではなく、デパートの美容部員の人から、香水のサンプルを受け取ったり、
地下では、試飲、試食も、しょっちゅう手渡される度に、味見をしてしまう。
近頃はあまりないが、風俗店への求人フリーペーパーなども手渡される。
なんで私が、よりによって、風俗店に勤めないといけない?? 
お金に窮している風に見えるのだろうか??

タクシーに乗ると、あめ玉をよくもらう。
「ありがとう」と言って、いただきますが・・・。
こういったモノは、おんな・子供・お年寄りに、くれるのだろうか??

自分の名誉のために言っておくが、決して自分から頼んで、もらっているのではない。
あくまでも、くれるものを断れずに、受け取っているに過ぎない。


というわけで、いつもバッグには、要らないものばかり。
次から次へ、上へ上へと積み重なって、腐葉土のようになっているが、
今に、何か、そこから芽が出て来るのでは・・・?と、恐れ慄(おのの)いている。
いったい、どんな芽、どんなモノが咲くのか、楽しみ?であり、不気味でもある。
(なわけないが・・・)

が、なんでも、かんでも、もらわない方向へ変更しようと、自己改革に向けて努力中だ。





これ、ご存知ですか?
クリック詐欺ではありません。

三兎物語~欲の皮との闘い

2010-02-27 | ささいな事
ブログランキングに、日曜日の夕方から参加してみた。
刻々と細かい時間ごとに、得票数と順位が示される。
得票といっても、記事に貼り付けてあるにクリックするだけなのだが。

しかし、このランキング参加は、どうも、いいような悪いような。
弊害が、さっそく出た。

金曜日は、私は社交ダンスのレッスンを受けている。これは、楽しみの一つでもある。
ケガでもしない限り、その時間はいつも確実に出席している、マジメな生徒だ。
いつものように、スケジュールをこなそうとしていた。
時間いっぱい、ギリギリまで、ブログにかかっていた。
ブログランキングを貼り付けていない時より、気合いが入っている。

しかし2月末ということもあって、銀行関係の作業が迫っていた。
とある銀行が、従来のインターネットバンキングとはまた、ちょっと違う、
新案のインターネットを使った預金を募集していて、公表してある利率適用が2月末となっていた。
ダンスに行く時間があと30分に迫ってきたが、新しいその預金に、資金を移動する段になって、
あまりわからないまま、資金を移動するのも不安になった。
内容や、やり方を把握しないまま、振り込むのはカンタンにできるが、
それではやはり、振り込め詐欺の「カモ」と大して変わらないカモ、と
ネット上で、試行錯誤し、自分の口座を確認し、テスト運転したりしていた。

でも、もう、これ以上は時間をかけられない、という制限時間が来て、パソコン作業続行は無理、
で、その銀行に電話して聞いてみた。

「今からはもう、作業できないんですけれど、ほんとに今日まででないとだめですか?」
「はい、本日の3時までとなっています」
「利率は、2月末となっていましたが、インターネット手続きの場合、3時を過ぎると、どうなるのですか?」
「3月からの利率となります」
「公表されているのは2月末までの利率ですが、3月からの利率は、わかりますか?」
「はい、今よりぐんと落ちます。○○パーセント下がって、○○パーセントになります」
「え! そんなに下がるんですか。じゃあ、3時までに手続きしないとだめですね」
「はい、ぜひ、そうしてください。お急ぎください」

そういうやりとりの結果、私は、急きょ、ダンスに行くことを断念した。
それでも、遅刻して参加できるかも、と淡い期待も寄せつつ、
書類とにらめっこしながら、カチャカカチャとキーを打って格闘していたが、
ダンスレッスン参加は、結局は無理だった。

自分の新しい口座を確認し、そこに振込み、定期預金の手続きを終えた後で、
ネット上での画面をあれこれ操作しようとすると、どうしても振込や振替、解約する操作がない。
通常のネットバンキングでは、お金の移動ができるのに・・・
不安になって、書類などで、しっかり説明を読んでみたら、
なんと、「満期日にお支払いします」となっている。
つまり、途中解約するのは、困難?
焦らせて、入れるだけ入れさせて、あとは、出金できない!!
3年定期なので、3年も凍結?!
やられた・・・・

急がせて、考える時間を与えないというのは、詐欺商法の常套手段だ。
ただ、今回の場合は、情報を得たのが2月になってからだったので、初動が遅かったことと、
資料請求して取り寄せてあったのに、私がほったらかしていたこともある。
次の日に時間が充分取れないなら、前の日に、しかも夜中に前倒してやっていれば、なんてことなかったのに。
もともとの失敗の元は、ブログランキングに熱を入れすぎ、
持ち時間をいっぱいいっぱい使ってしまったことにある。
夢中になると、他のことをする時間を圧迫する。

ダンスは行けない、預金は不本意、で、どっちもダメ。
二兎のネズミ?ウサギ?を逃がした。
しかも、ブログも大したことがないので、三兎逃がしたことになりそうだ。

またまた欲の皮が突っ張っている弱みに付け込まれた。
明らかに、自業自得、自己責任だけれど。
今度は、以前の失敗の「パン半額セール」とは違って、もっと大きい。
自分は、この「欲の皮」と、「注意力散漫」のせいで、
いずれ、ころっとカンタンに騙される高齢者になりそうだ。

それにしても、あと3年。
今から、窮屈で不安な3年間が待っている。





やたら長くてすみません

サンカンシオン

2010-02-26 | 時事&世の中
ここのところ、へんに暖かくて、着るものに困る。
まだダウンコートの人、7分袖カットソーの人、色々。
まさに「三寒四温」。
「サンカンシオン」と、まるでフランス語のような、鼻に抜ける発音。

冬の間は、コートを着るので、下に着る服は、私は思いっきり手を抜いている。
実は下はパジャマ・・・、とまではいかないが、近所のスーパーに行く程度の服で、へっちゃら。
なので、いきなりコートを脱ぐと、かっこ悪い。
ということで、困っている。
下に着る服に合う、薄手のコートがない。
ファッション・テイストを合わせてコーディネートしたいし・・・
(などと言えるファッションかどうかは別として)
仕方ないから、今までと同様に、厚手のコートを着る。
暑いが、脱ぎたくても脱げない、哀しい事情。
見た目を気にするレベルのファッションとは程遠いのに、
自分の中では気にして、汗たらたらで頑張る。
「厚着の人が、汗流して、へんな人」を電車で見かけたら、それは私かも?
回りから見れば、別に全くどうでもいいことだが、
みんな、一人一人、そういう自己完結をしてるのかも知れない。


さて、話はころっと変わるが、
浅田真央ちゃん、本日いよいよ、どうなるか?
昨日のフィットネス・クラブの化粧室では、素人評論家たちが熱論を繰り広げていた。

「やっぱり、キム・ヨナ。顔つきが違うで。
お金の苦労もしたらしいよ。
スポーツはやっはり、ハングリー精神やわ。」

「コスチュームも1着100万円するらしいで。
スケート靴も10万円は下らないやろうし。
やっぱり、お金、お金やで。」

ふーーん、そうなのね。お金なのか・・・
そんなに近所のオバちゃんみたいに心配してあげなくても、
オリンピック、世界1レベルまで来ると、CM契約料など、どどどんと入ってくると思うけれど。
彼女たち、真央ちゃんの練習内容とか、そういったことには触れてなかったなぁ。
人によってモノを見るフィルターは違う、と感じる。
世界中の注目を浴び、期待とプレッシャーにどう向かうか。
本日、テレビから目が離せない。






【今回の自己評価】
小ネタで、こじんまり。
のびやかさ、大胆さ、キレは、全くありません。
自己評価をわざわざココに載せる必要も、全くありません。


マイワールドよりも、とりあえず目の前の現実を!

2010-02-25 | ささいな事
朝、出かける準備をしていると、ふいにポロポロと、どこからか文字が零れ落ちてきた。
頭を通さず、いきなり文字。(これは、よくあることなのだけれど)
わっ。掬(すく)う間もなく、ざざざとその場で流れ落ちる。
そのまま、いつものように慌ただしく外出し、日常に塗(まみ)れたら、
流れ落ちたまま、なにも残っていない。
予想していた通り、雑事から解放された夜には、きれいさっぱり忘れている。
なんだったんだろう?
あの連なった一連の文字群。
キラリと光る滴が見えたような気がした。
どうせ大したことではないだろうけれど、気になる。
ネタ帳的なものが必要だ。

と、帰路途中、地下鉄車内で、ここまでケータイに一気に入力したところ、
ふと、駅員さんのアナウンスが聞こえた。聞きなれない駅名だ。
どこなん? ここ? 頭でぐるぐるぐる、 検索機能が作動。
システムが古いので、なかなか即座に答えが出ない。

地下鉄、反対方向に乗っていることに、ようやく気がついた。
急に慌てて降りるのも恥ずかしいので、ひと駅向こうで、降りて引き返す。
あぁぁ、いつもこの調子。
どうでもいいことにこだわっていると、実生活に支障をきたす。
今からまた反対向きに出直しだ。
私の人生の縮図のよう。
単なる天然キャラなだけだけれど。

ネタ帳よりも、もう20年以上も乗り続けている電車に、乗り間違えるな!
って、自分に言いたい。





これを貼ると、チアノーゼになりそうです

蟹工船・体験実践版・呑み屋

2010-02-24 | 人々の風景
昨日は(さほど)酔わなくてよかった。
その分、失敗もないし。


大阪市内のA呑み屋、繁盛しすぎ。
いつも席は、いっぱい。
次から次へと客が訪れる。
満杯になっても、ぎゅーぎゅーに限度ギリギリまで詰め込まれる。
隣の人と、袖すり合うどころか、カウンター前に一列にすっきり並ぶべき椅子が、
カウンター前の面積より椅子の占める割合が増えるため、ジグザグ凸凹に、はみ出す。
そこまでくると、もう、さすがに次は客を入れない。
でも、次から次へ、新しい客が顔を見せ、女将に断られ、すごすご帰っていく。

隣に座っていた40才ぐらいの男性客が、また、大人しいお方。
自分が食べた後、布巾でこまめにテーブルを拭き、食器をカウンター越しに返す。
腰も低く、態度も丁寧。自分が飲食したものをひとつひとつ女将に復唱し、お勘定。
あの人、こんな呑み屋であんなに気を使うんだったら、
いったい、職場や家では、どうしてるんだろう???

お客さんたちは、マインド・コントロールされているかのごとく、
大人しく一列に並んで、狭い店内に詰め込まれるだけ詰め込まれても、
文句も言わず、もくもくと安酒を飲んでいる。


あの呑み屋には、力関係がある。不動の上下関係。
一番、弱いのは、お客。
なにしろ、安いので、どんなに気に入らなくても、通ってしまう吸引力。
オソロシイ・・・・
女将は、強い。客は、女将の機嫌を損ねないよう、注文の仕方や、座り方に気を配る。
自分の席の後始末までして、女将に気に入られようと、涙ぐましい努力をする。
ちなみに女将は優に70を超えているだろう、背中の曲がった、貧相な怒り顔の人。
笑った顔は、見たことがない。

その女将を、ヒステリックに怒鳴り散らすのは、一緒に働く、女将の息子。
年の頃なら、40後半~50代?? 
この、老いた母親を客の前で罵倒する、怒りんぼ息子は、間違いなく独身だと推測する。
その、女性に縁のないイライラもあってか、必要以上に母親に当たり散らす。
すると母親は、その分、客に、当たり散らす。
客は、ますます、大人しく、飼いならされる。

番外編として、おじいちゃんが、いる。
つまり、女将の夫であり、Mr.怒りんぼのお父君。
この人は、一応、トップの座に君臨し、奉られている感があるが、
実情としては、女将にも息子にも、嫌われているように思う。
そして、もう一人。週末だけのお助けマン(→堂々と死語を照れもせず使う・・・)がいる。
(おそらく)娘さん。推定年齢50代後半の、ぽっちゃりさん。
つまり、黄金ファミリーなわけだ。

これだけファミリー・メンバーが勢ぞろいで、店を切り盛りしていたら、結構なことなのだが、
仲が悪い家族で、陰惨な雰囲気はひしひしと伝わり、家庭不和を客がヒヤヒヤどきどきしながら、
いつ、とばっちりがくるのではないかと恐れながら、少し距離を取りつつ、お酒を飲む。
客は、なにしろ、この店を閉められたら困るので、
どうか、家族で(喧嘩してもいいから)、店だけは運営してほしいと切に願う。

なので、客同士の連帯なし、客と店側の連帯もなし、和気あいあいムードなし。
時折、事情を知らない若い人が、訪れることがあるが、二度目に来るのを見たことがない。
若い人々には、あの「蟹工船」状況は、耐えられないに違いない。

それにしても、そんなにまでして、飲みたいかなぁ。
お金って、そんなに大事なFactorなのか・・・。
お金のために、牙をむくケースもあるが、牙を抜かれるケースもあるようだ。

そういう人がいっぱい、わんさか詰まって大盛況のそのA呑み屋、繁盛しているわけだが、
なんだか、刑務所にいっぱい人が詰め込まれているようにも見えてしまう。
看守は、女将と、怒りんぼ息子、所長は、おじいさん。
時折、まんまるい顔をした女性看守も姿を見せる。

哀しいけれど、不思議な連帯感、猿団子のような温もりがあったりして、
人生、いろんな場所に、意外な展開がある。





何も言いません。副題は、「猿団子のススメ」。
哀しい現状、みんなで猿団子。無理ですか?






干物過敏反応症候群

2010-02-23 | 人々の風景
電車内、ねっとり愛の欲望シリーズ、今、始まったばかりの20代後半、社会人カップル。
わぁ~ またぁ~ 
応援したい気持ち半分、ギモジヴァル気分半分。
多分、酔ってるんじゃないかと思うけれど。(でなきゃ、あんなこと、なかなかシラフではできない)
薬やお酒の力でも借りないと、動物的官能モードには(公衆の面前で)なれないような気がする。
といっても、警察のお世話になるような内容とは程遠い。
でも、見ている分には、吐きそう。(ごめんねー。あなたたちには、罪はない。・・・たぶん)
仕方ないかな、地球のパワーを維持するために。
人類、種の保存、頑張ってもらわねば。

目の前、至近距離の本能カップル。ただし、心臓の弱い私も同席している電車内。
応援してるけど、男と女の違い(男性は下半身で感じ、行動する、らしい)
それさえ、わかってれば、お互い誤解はないだろうと。
明るい建設的な未来に向かって、Hang in there!


しかし日本人としては、あまり人前で愛情表現を堂々としない歴史が長かったので、
欧米の方々のように、大胆なラブシーンを繰り広げる姿を見慣れていない。
姿カタチ的に、どうも慣れない、なじまない。
今後少しずつ、慣れていくのかも知れないけれど。
その頃、私は完璧に、干からびた干物? それも、悪くない。

お二人とも、高学歴エリート企業人、キャリア、同期、と見た。(完全なる独断と偏見)
まあ、あまり、あれこれ言うのは、野暮なもの。
回りが見えないぐらいの濃厚ヒート・モード、いつまでも、仲良く熱く、燃えてほしいけれど。
薄っぺらペラペラ干物老女には、高熱すぎて、黒こげしそうです。


副題を「イチャつく二人に、ムカつく干物おんな」
にしようかと・・・



こんなネタで、「クリックしてください」、とは、さすがに言えません・・・



恋するベーカリー 

2010-02-21 | 映画
日曜日の朝、洗濯物を干していた。
その前後には、あちこちブログ散歩をぶらぶら。
頭のなかは、いろんなものが、ぐるぐる。


さて、
「恋するベーカリー」を観た。
女性なら誰でも憧れるだろう、素敵なお家、インテリア・・・
キッチン、ダイニング、リビング、寝室、キッチン・ガーデン、グリーンがまぶしいお庭
そして、サンタ・バーバラの美しいロケーション。
メリル・ストリープ演じる、手に職を持ってイキイキ働く円熟ヒロイン。
子供たちが巣立って行く寂しさには、ぐっとくるものもある。
離婚した元夫(弁護士)役は、太かわいカッコイイ、アレック・ボールドウィン。
彼女に好意を寄せる離婚歴ありの、ウブな男性建築家に、スティーブ・マーティン。

その映画内容を思い出しながら、なんでR15なんだろうと思っていたが、
強烈なシーンなどないが、テーマとしては、やはり15歳以下には理解不可能。
元夫との復縁、しかし、現在、元夫は娘ほどの若い妻がいる。
だから、不倫ということなのだが、かつて夫婦だった時には、お互いに感じなかったものを
感じ合い、燃え合う。
女友達たちとホームパーィで本音をぶつけ合い、笑い、泣き、意見を戦わせる。
アレック・ボールドウィンは、見るたびに太っていく、太マッチョの肉体が、とても、かわいステキ!!
「かわいステキ」は、見ただけでわかると思うし、いちいち説明はメンドーだけど、かわいくて、素敵ということ。
「かわい」は、二回目使用なので、
とりあえず、日本語としての形容詞の使い方の文法を突っ込まれる前に)

自分の性格や生活とは、全く違うけれど、
そして、メリル・ストリープが笑うシーンが多すぎるのが違和感があるけれど
(私としては、はしゃぐ彼女より、深刻な彼女の演技の方が好き)。
迷える中年女性への応援歌であることは、確かだが、男性にとっては、つまらないかも知れない。

元夫とのSEXで、初めてSEXの歓びに目覚めた、という設定。
夫婦だった時は、だめだったのに。
だから夫は、若い女性と浮気をして、離婚、再婚へ。
ふ~~ん・・・。そうなのね・・・。
色々感想やあれこれを書きたいけれど、実在のお知り合いも閲覧されているようなので、ここでストップ。
う、ぐぐ。つんのめり。だけど、仕方のないこと。


全く違うことなんだけど、かつて大昔、第一子がお腹にいて、お腹ぱんぱんだったとき、
妊婦初心者の私は、お腹がつかえて、しゃがむ時も、大変だった。
お腹が大きくて、足と胸を近づけるなんてことは、できない。
両足を揃えて、膝同志をくっつけてしゃがむ、なんてことは、到底できない。
なので、私は少し足を開いて、しゃがんで、床にあるものを拾い上げた。
それを見た夫は、
「はしたない。そんな恰好。」と言った。もちろん、冗談ではなく、本気で。
は? この人、何を言っているんだろう???
私の状態が、わかっているんだろうか?

そう言えば、その子が生まれた時、東京から私の入院する産婦人科医院の病室にかけつけた夫。
私は初産なのに、夫が宿泊するために、病室の家族用ベッドに布団をひき、
夫のために出された食事も、上げ下ろししたっけ。
今思えば、なんでそんなこと、私がしたんだろう。
第一、第一子を産んだばかりの新妻に、そんなことをさせる夫の、意識の低さ。
一事が万事、育った環境からか、男尊女卑の考えが、骨の髄まで染みついているようだ。
悔しいというような言葉では言い表せない、なんとも言えない感情が、ふつふつ湧いてくる。

(映画内容から大きく逸れているけれど、吐き出し切らないと止まらない・・・)
一生、死ぬまで、消えそうもない。
氷が溶けるように、月日を重ねたある日、自然に溶けているのだろうか。
それは、きっと私が、痴呆症になった時に、脳細胞とともに溶けるに違いない。
しかし、嬉しいことも哀しいことも、みんな忘れ去ってしまうなんて、・・・
嬉しいことや楽しかったことだけ鮮明に記憶に残り、
哀しいことや悔しいことは、きれいさっぱり忘却の彼方に消えれば、いいのに・・・。
子供も巣立ち、夫婦二人になると、過去の消えないわだかまりは、リセットしないと、
穏やかな二人だけの老後は、期待できそうもない。

戦争や災害、事故、病気などで、愛する人を失うことに比べると、ナンテことないと思うけれど・・・
これは、愛と笑いとゲンキの詰まった、恋愛映画なので、テーマ、ジャンルが違うわけでして・・・


洗濯物を干しながら、「恋するベーカリー」のシーンをあれこれ思い浮かべ、
夫婦というものについて、深く考えさせられた。




ここ、クリックしてみてください。
What’s happened?

欲張りの、なれの果て

2010-02-20 | 時事&世の中
大阪市内の、地下鉄と私鉄の交差する地点近くにある、某ヘーカリーショップ。
あちこちデパートや路面店など、積極的に展開している。
私が15年ほど前にいた事務所の、道を隔てたお向かいにもあった。
その店はイート・インもOKで、当時、ちょいちょい利用していた。

帰り道、地下街店舗から、あぁいい匂い。
匂いのする方向に目を移すと、「この3日に限り半額」と、ぺたっと貼り紙。
並んで待つが、なかなか順番が来ない。
よく見ると、列に並んでいる人は2~3人で、
みんな各自それぞれ、ばらばらにショーケースから直接店員さんにオーダーしている。
待っている人は、ばかみたい。(私、こういうこと、よくするんです・・・)
まあ気を取り直して、半額だからと大きな気持ちになって、
いつもなら買わないような高いものも買う。
ほかほかアツアツ。思わず電車に乗る前に、こそっとツマミ食い。
あぁおいし~。

でもどんどん、冷めていく、メロンパン。
ちなみに本当に半額? ちょっと疑問に。
まあちょっと酔ってるし、仕方ないかなー、と。
まさに酔っ払いのオトウサンのお土産。
しかしいい匂い。たまりません~。
衝動買いがパンなら、それもいいのでは? かわいいものです。
すべてのパンが、半額というわけではないのかも?
今計算すると、なんか合わない。やられたー?
というより、フツーの正規の値段だし。
半額の言葉に踊らされる、バカな欲張り消費者。それは私です。ほんと、典型。
パンと共に、酔いも醒めていき、頭は冷静モードに。


だまされてないけど、ビミョ~。次回の半額券(期限あり)をもらっただけ。
しかも、1回につき、1枚しか使えない。(50円券と100円券が、いっぱい)
じゃあ、いったい、期限内に何回パンを買わないといけないの??(かなり通わされる・・・)
ちょっとねー。卑怯な手口。紛らわしい。
確かに半額分を次回から使えばいいんだろうけれど。まどろっこしい。

ありゃ、あきませんね。なにごとも、正直が一番。
そう言ってる間もすごく悩ましい、美味しそうな匂いは、まだ続く。ほんと、いい匂い。
(この部分、地下鉄内、携帯で実況中継入力してます。。。)
本能に直に訴える手法は、やはり強い。


という至福の美味しい匂いを満喫した後は、
時間が経つと、あの匂いとは打って変わったカチンコチンのただのパン。
105歳になった、元ミスユニバースのよう。
まあ、仕方ない。


早速、2日後に、金券を使おうと、その店に行った。
まだ半額セールをやっていたので、(自分の中では)ちょっと高めのものを買った。
すると「300円以下は、半額になりません」と、おねえさん。
私の顔、瞬間的に、REDに変換。
にまっと笑って、おずおずと「あのぅ~」と、今度は100円券を差し出す。
「半額セール中は、この券は使えません」と、またまた、おねえさん。
私、REDからチアノーゼ紫に変換。
あ、あ、あ、・・・と、のた足で退散。
というわけで、今朝は、豪華な?サンドイッチだ。

あの店、私には鬼門。
15年前に蜜月は終わっていたようだ。


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不思議、というより、ヘン

2010-02-19 | ささいな事
昨日、一昨日と、訪問IP数(閲覧パソコン数)が、激変した。(私のささいな範囲基準で)
閲覧PV数(同じパソコンから何度でもカウント総数)ではない。
特に一昨日は、アップしていないのに、一気に今までにない訪問者IP数に増えた。
これって、なにも自分がその日アップした記事とは、関係がないということだ。

大量数のパソコンを動かせる誰かが、あやつっている?
国家権力の介在?
愉快犯ハッカーの仕業?
私を恨む者の陰謀?
まさか、こんな、なんの影響力もないブログにそんなことをするヒマ人もいないだろう。
第一、達成感が実感できない。
愉快犯にとっては、一番、避けたいところだ。

訪問IP数は、あてにならない、ということのよう。
gooのシステムの故障かも知れないし。
増えるのは、減るより景気がいいから結構なことだが、
自分とは関係ないところの数字だということがわかったので、
あまり気にしないで、今までのようにやっていこう。

とは言いながら、私は、にやりニタニタ、キモチ悪い顔をしている・・・。

愛はいらんから、お金をちょうだい

2010-02-19 | 趣味
私が受けている社交ダンス・グループレッスンの先生は、味のある方。
ご主人も個人レッスンプロだ。
ご本人も、お若い時はご主人とプロで活躍されていた。
これまでにも、プロを何人も育てられている。

「贈り物なら品物はいらないから、金券か現金でお願いしますね。」

さらりと笑顔でそう言う先生。
私は、「そう、そう、その通り!!確かにそう!!」と心の中で、大共鳴。

一昨日のレッスンでのこと。
同じグループレッスンの生徒さんの男性、Kさんが、ダンス・パートナーを求めている様子。
彼は、あるとき見たダンスシーンに衝撃を受け、いつかは自分もああいうふうに踊りたい、
と強く思ったそうだ。
まさに自分の夢の理想図だと感じたらしい。
それが、今、習っている「クィック」という種目で、とてもアップテンポのカッコイイもの。
そのダンスは彼のダンスを始めるきっかけとなった、原風景としてのダンス。
パートナーがぜひ、欲しいと、切に思うようになったのもよくわかる。
Kさんは、上手くなりたい一心で、グループレッスンの他に、個人レッスンも受けられているようだ。

そこで、先生。
「そんなにKさんが、真剣に取り組もうという意思がおありなんだったら、
パートナーを紹介してあげましょうか?」
「ただし、Kさん、お金ある?」
「今からKさんは習おうとしているんだから、
パートナーと一緒に習って上達して行くには相手の分のお金も出さないと、
誰が、まだまだダンス初心者のKさんに、自腹で着いてくる?
レッスン料、ドレス代、パーティ費用、全部Kさんが出さないとあかんね。
パートナーは、そこそこダンスのできる人なら、なおさらやね。」
「そりゃあ、もしKさんに、ダンスの実力があるんなら(ダンスを習得しているなら)、話は別。
ほっておいても、相手はKさんにお金がなくても着いてくるけれどね。
相手は、上手になろうとして、Kさんの力量に着いてくるのよ。」

グループの誰かが
「Kさんの愛と魅力で、女性を引きつけたらどう?」と、一声。

すると先生は、真顔で言った。
「愛で着いてくるのは、30才まで。
実力か、お金。どっちかがないと、愛だけではだめ。愛を育てるには、お金がいるのよ。」

「お金さえ払えばオンナはついてくる。
40越えると、愛なんかいらないの。お金をちょうだい。」

これは、ダンス・パートナーを探して、うまくなろうと向上心に燃えるKさんに、
酸いも甘いも噛みしめてきた、ベテラン先生からのアドバイス。

いやー。全くそのとおりです。
女性の気持ちを完璧に代弁してくれてます。

愛もお金も力量もあれは、鬼に金棒だけど。
夫婦でコンペを闘っているペアも、競技の後、男性が女性を殴っている光景を見るけれど
あんなことまでしてやるのは、どうかと・・・先生は、顔をゆがめる。
なるほどね。確かに。
男性が殴るのは、よくない。
でも、社交ダンスは、ルール的に、女性は従うポジションなので、複雑なところだ。

しかし、逆に、私が自分の向上のために男性のダンス・パートナー(リーダー)を求めるなら、
当然、下手な人は不必要。
先生に多額のお金を払って、手ほどきしていただくことになる。
そして、目標のコンペなり、デモなりに臨むことだろう。

お上手な女性でも、すっかりリタイアした後には、片手間にボランティア精神で、
お相手してくれることがあるかも知れないけれど。
ボランティアの人に、熱のこもった練習や、コンペやデモなどの、
自分のハイテンションなペースを押しつけるわけにはいかないだろうし。
リタイアしていない、現役バリバリの女性なら、初心者との接点は???
やはり、「お金」は、共通言語のようなもので、暗黙のルールを保つ、合理的手段のようだ。

なにをするにも、ある程度のところに到達するには、時間、努力、熱意もさることながら、
お金がものを言うようだ。
(日本舞踊のところでも、同じことを言っているような・・・たどり着くのは、同じ結論??)

そうできる人と、できない人、あきらめない人、あきらめる人、
年齢や、やる気、個人個人の選択によって違ってくるようだ。





あらっ、これ、なにかしら? 
クリックしてみたら、どうなるんでしょう?