仏・乳兄弟が見つかった。
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戦渦をくぐりぬけつつ、必死で探していたが、行方がわからなかった。
遺体なきまま、葬儀も執り行った。
その後に、彼の、愛用のABCマートの靴の片方と、いつも着ていたユニクロのスパイダーマン・コラボシャツが、
パリ郊外の廃墟となった建物の中で見つかった。
悲しみに暮れ、乳兄弟を想って流した涙は、琵琶湖になり、やがてカスピ海となった。
ところが・・・あやつ・・・、おったんですわ。いてはったんです・・・。
何者かに連れ去られ、アマゾンの奥地に逃げ隠れていたところを探検隊に見つけられ、無事、保護された。
オオカミ一族に、オオカミ少年として育てられ、立派な四足歩行のオオカミ成人となっていた。
しかし、オオカミは、アマゾンに生息してしているのか?
もっと、寒い地域じゃなかったんですか?
記者会見での、週刊朝丸の記者のするどい突っ込みに、しどろもどろ、宙に浮く目。
じつは、アマゾンのあと、養子に出され、イヌイットの一族に引き取られていた。
そして、彼は、狩を覚え、3キロ先のアザラシも、一発の銃弾で仕留められる腕前を持つようになっていた。
テレビで報道されている彼の姿を見て、驚いた。
アザラシの生肉を、口や手を真っ赤な血で染めながら、むしゃぶりついていた。
ああ、まるで、昨夜、見たテレビをそのまま、ぱくっているかのような光景だ。
オオカミ少年が、オオカミ青年、そしてイヌイット熟年となった乳兄弟と、わたしは劇的、再会を果たした。
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彼は、なぜか、絣((かすり)のアンサンブルに、まんまるメガネをかけていた。
これから、仕事は二足のワラジだそうだ。
昼は、狩、夜は、作家。原稿はインターネット送信。
原稿料は、バルタン星に、寄付するらしい。
地球生活を送ったあと、リタイア生活は、バルタン星で送ろうと、
地球に潜入していたバルタン星人の、きらきらお目目のフィアンセと固く約束しているそうだ。
このバルタン・フィアンセは、あくまでも、きらきらお目目ではあるが、要求は、けっこう厳しい。
その実体は、・・・
彼が、水平線に落ちようとする真っ赤な太陽が、しわしわタクワンの如く黄色く見えるほど、
へろへろになるまで、骨と皮になるまで、最後の一滴まで、全てを吸い尽くすバンパイアだった。
乳兄弟よ、はやく、逃げて!!
そして、そんなところに行かずに、地球で、原稿を書いて、おくんなまし。
乳兄弟の身を案ずる、知(痴)を分けたわたしは、こころの底から、
純真に、、、、、
いっさいの打算もなく、願うのであった。
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いつも、訪問していただいている皆様へ
なんのことだか、さっぱりわからん、と、お怒り、ため息、ブーイングの嵐・・・
すみません、死んだと思っていた仏・乳兄弟が、生きて発見されたものですから、
舞い上がってます。
得たいの知れない病に、感染しています。
いましばらく、治療に専念いたしたいと思います。
悪しからず、ご了承ください。
次は、ちゃんとしたリアルな路線で、参ります。きっと・・・。
お見捨てなきよう、よろしくお願い申し上げます。
あくまでも、小市民であるわたしは、ツライ・・・
全然、関係ないけれど、・・・わたしは、イケメンより、味のある顔のほうが好きである。
なんでか、わからないけれど。
わたしの美に対する感覚が、人とズレてるのだろうか・・・・・
いや、顔の表面の奥にある顔を見るからである。