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ジブリの教科書「風の谷のナウシカ」

2021-03-29 | ジブリ関連
子供の頃、叔母夫婦から、プレゼントされた「風の谷のナウシカ」の前売り券で姉と二人で映画館で観た記憶は私にとって特別な思いがあるんだと思います。

ナウシカやジブリが作られた裏側に興味があったので、読んでみました。

立花隆氏の当時の映画ナウシカの論評の熱量がすごい。

鈴木敏夫氏の宮崎駿監督と高畑勲監督の両氏の出会いから、親しくなり、風の谷のナウシカを映画化する企画を掲げ、スタッフ集め、協力者を賭け事でわざと負けて味方につける話や、宮崎駿監督のご兄弟が関わる過程などが、書かれていて興味深い。

何より、高畑勲監督と宮崎駿監督が風の谷の環境やその環境で暮らす人々が持つその土地の暮らし方やその土地に暮らすために身についた能力など、世界が細部に渡り、納得してしまうような設定を話しているところが、興味深い。今現在私たちが暮らしている世界とは違うけれど、納得してみることができていたのも、そこまでの世界が考え抜かれていたからに違いないと思うのです。

また、鈴木さんがジブリと関わるまでのエピソードやナウシカを映画化に持ち込み、実現化していくエピソードや高畑勲監督がプロデューサーとしての役割を果たしたエピソードも興味深い。



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