日本のあらゆるインタビュー資料を縦横無尽に読んだよう(収集の努力に感嘆する)なので、子供の頃に読んで、難解だと感じた宮崎駿監督の話も分かりやすく入っていくる。
研究色の強い本。
ただ、ネイピア氏のフィルターがかかっているので、それが宮崎駿監督本人が意図したことそのままであるかについては若干疑問。
なぜなら、彼女の映画の解釈で私だったら、そうは捉えないなぁ、と思うところが何カ所かあった。
彼女が西洋人だからか、と思うのと同時に、映画の解釈は同じ日本人であっても、千差万別だし、彼女の解釈に対して思ったのと同様、私の捉え方が宮崎駿監督が意図したものである保証もない。
ただ、はっきりしているのは本を通じて、ミヤザキワールドに対する愛を感じることができます。
それにしても、大学で宮崎駿氏の研究で講座を持っているそうですが、そんな選択もあるのね。海外の大学?最近の大学はユニークなのかな?