La douce vie

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Friends On Ice 2009 第二部

2009-08-25 | figure skathing、ice show
荒川さん&kids
「カルミナ・・・」の曲で荒川さんが滑ると後半開始のワクワク感が。こういう「女王曲」合います!中央からひもが落ちてきて、衣装をひっかけると純白の衣装へ。スパンコール?ビーズ?きらきら輝く美しい衣装です。曲もがらりとかわりkidちゃん登場。荒川さんが優しくKIDSちゃんをリード。「虹の彼方に」作品としてもなかなかよく、よい企画でした。

本田武史さん:「レイエンダ」カート・ブラウニング作でしたか。
ジャンプが乱れたけれど、2日間2公演、2演技の最後の最後も3ジャンプをばしばしと跳んでくれました。よくよく最後まで情熱的に滑ってくれました。後で自分の頭を「だめじゃん」ってこつんとやってましたけど、本当にそんなことないですよ。本田さんがベストを尽くすから後輩スケーターもベスト尽くしてますもの。

シェイリーン・ボーン:椅子を使ったプログラム。凄く濃密な世界。一部と違ってみんなじっくりと演技を堪能してます。椅子が添え物じゃなくて本当に椅子と踊っているんです。
シェイリーンはたとえ背中向きでも「あぁ、背中残念」なんて思わない。背中まで演技が伝わって見えます。この方の演技は自己陶酔ではなく、まさしく芸術品。まさに観客にみせるためのプロの作品。
こちらもわれんばかりの総立ちのスタオベ。シェイリーン!!!グレートなプロ!ありがとうっ!!

田村岳斗さん:第一部とまったく違う観客と楽しむ野球ネタ。客席にビニールボールをぼんぼん打ち込み、バットを抱えたままジャンプ!楽しいプログラム。湧きました。

パン&トン選手:バラードナンバー。スロージャンプの着氷が目の前で「おーっ!」となりました。リフトも素晴らしかった。

佐藤有香さん:だれかのカバーの「Time After Time」
1つ1つの技のポジションが本当に美しい。キャメルだけでもうっとりします。
柔らかいエッジワークにエレガントな上半身のさりげない身のこなし。観客は静かに熱い視線でスケーティングに見入っていました。ここでやっぱり感極まってスタオベ。

エヴァン・ライサチェエク選手:
昨シーズンのEX?ノリノリで踊っていました。「ラプソディー・・・」で世界王者記念EXだと思ったのですが変えてきました。

カート・ブラウニング:
ヘビィな曲で。紫色のコートを着て登場。途中佐藤さんがコートを引き取ります。小芝居がいい。カートに驚かされたことはジャンプをばしばし跳んでくれるのです。しかも3回転まで。休む間もないステップだけでも素晴らしいのに。本田さん同様、最後の最後でジャンプが崩れましたが、このハードな公演に対してまったく手を抜かなかった彼に心から敬意を表します。
こちらも超リスペクトの総立ちのスタオベ。

荒川さん:フラメンコ?スパニッシュ系の音楽。ジャンプやスピンの間も休む間もないほど踊りまくっている!シャープな演技。凄い!!!ドーナッツスピンの時の上に差し伸べる手までスパニッシュっぽいです。昨年カーニバル・オン・アイスで感じたのは男子現役トップ選手を見た後でもスピード、ジャンプの迫力のひけがなく、スピン、スパイラルは現役の頃と変わらぬ美しさ、表現力は艶やかさ迫力、情熱が増してますます魅力が増すばかり。やっぱり荒川さんは凄い!
濃密な演技を終えるとこちらも総立ちのスタオベ。

エンディング。五輪の五色の布を腕に巻いて登場。
パン&トン選手がリフトをすると他のメンバーが両腕を差し伸べる、凄くかっこいい。ターンすると荒川さんが中央にアゴストとトンが荒川さんの両腕を抱えて、重力を感じないスキップ。さらにターン。トゥーランドットのストレートライン・ステップで出演者の間を縦断。とてもエッジにのってカーブにのって(佐藤有香さん調)スピードもある。こういう群舞の時、アゴストの姿勢の良さに惹かれて目がいってしまう。
男性陣がいっせいにキャンデロロを彷彿とする「カエルジャンプ」笑う。高橋選手の膝が大丈夫かちょっと心配になる。
そういえばライサチェックがエンディングだかオープニングで群舞で滑る位置を思い切り間違えていたようで、スタスタスタと位置をなおし、本気で自分自身に照れているところが笑えた。
話しは戻って、エンディングの群舞。腕にまいていた布をとり、布を使って恐らく5輪マークに踊る。その周りを荒川さんとKIDSがバナーをもって周回。
曲ががらりとかわり、マイケル・ジャクソン?ポップに踊ってフィニッシュ。トンが客席側で踊り狂っているとパンが「ダーリンいらっしゃい?」的にセクスィーに呼んでいるところもよかった!

最終日はここで終わらず、エンディングのコリオグラファー宮本さんを紹介。今年は振付に専念されたのですね。カートがスケート靴を彼に渡し、ひれ伏す。ここで少しやりとりがあってカート退場。退場の最後の最後までファンを盛り上げてくれました。

誰かしらの曲が流れるとそのスケーターが踊りだしますコーナー開始。
村元さんが斜めに回るスピン(なんていう名前?)で奮闘。田村さんが3-3で男子のハードルをいきなり高く上げる(笑)小塚君四回転転倒、一緒に本田さんアクセルで転倒。転倒しても果敢にチャレンジした彼らを見守る暖かい雰囲気がいい。ライサチェックは一回転。パンク?受け狙い?鈴木さんFSのステップをシェイリーンと。でもシェイリーン明らかに忘れている(笑)。ベルビンが回転リフト中にビニールハンマー2本でアゴストの頭をピコピコ殴る。大爆笑。アゴスト終えた後にくらくらした演技(笑)シェイリーン、小塚君、高橋君3人で手をつないでハイドロ。その頃、ライサチェックはシェイリーンの真似して開脚・・・失敗。(笑)高橋君レイバックスピン。荒川さん、片手ビールマン。「私、マイク持ってるから片手でするね」的なひょいとするところが荒川さん。めちゃめちゃベルビンが荒川さんのスピンに反応していると思ったら、ベルビンも真似して失敗していたらしい。


周回、フィニッシュ。ここで荒川さんから再び挨拶。
荒川さんこちらの方こそ本当にありがとうございました。本当に楽しかった。
チケットはほとんどメンバーが決まっていない時にゲットしたけれど、やっぱり裏切られることなかった。本当によかったです。お客さんも200パーセント楽しんでしまおうという意気込みがよかったな。

今年のFOIの観客は思った以上に男性も多く、家族連れや友人同士、個人で、など男女問わず世代も様々、あ、やっぱり大人がほとんどですが。こういうのとてもいいな、と思いました。「女性が多そう」「若い子が多そう」なんて躊躇せず、ぜひぜひ会場に足を運んでいただき、十二分にショーを満喫していただきたいです。