「運動靴と赤い金魚」というなんともかわいらしいタイトルに惹かれていた。それまであまり馴染みのないイランの映画だったが、私の大切な映画の1本に加わった。
主人公のアリ少年は冒頭、妹の靴を失くしててしまう。少年の家は貧しく、両親にそのことを伝えられず、兄妹は少年の靴を交換に使うことにする。ある日妹は自分の靴を同じ学校の女の子が履いているのを見つけるのだが・・・。
子供って大人が思うよりいろんなことを考え、思いやっていたりする。大人になると忘れかけてしまうことが沢山あるが、この映画は子供の目線の角度で子供らしい思や優しさを思い起こさせてくれる。
また、大人も印象深い場面を残す。お茶を飲むシーンで家の砂糖がない時、集会用の砂糖に手をつけてはいけないと言う父親の姿勢も素晴らしい。
ラストもまた素晴らしく、カラカラの心に春雨が降るようなエピソードが詰まった映画だ。
主人公のアリ少年は冒頭、妹の靴を失くしててしまう。少年の家は貧しく、両親にそのことを伝えられず、兄妹は少年の靴を交換に使うことにする。ある日妹は自分の靴を同じ学校の女の子が履いているのを見つけるのだが・・・。
子供って大人が思うよりいろんなことを考え、思いやっていたりする。大人になると忘れかけてしまうことが沢山あるが、この映画は子供の目線の角度で子供らしい思や優しさを思い起こさせてくれる。
また、大人も印象深い場面を残す。お茶を飲むシーンで家の砂糖がない時、集会用の砂糖に手をつけてはいけないと言う父親の姿勢も素晴らしい。
ラストもまた素晴らしく、カラカラの心に春雨が降るようなエピソードが詰まった映画だ。