しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

台風後は停電と猛暑に

2019-09-12 06:54:39 | Weblog

'19/9/11(水) 
晴れ夜雷雨 南よりの風

台風が直撃してから3日経った。
あれほど台風が勢力と形を保ったまま
千葉市に上陸したことは経験がない。

再接近の時窓から見た景色は
テレビで見た沖縄方面に台風が上陸したと同じような様子であった。

激しい波飛沫の様な雨の中に木々が真横になびいていた。
家も風で揺れた。
飛んできた物が(後からコンパネと分かる)激しい音で家の何かにぶつかった。
夜は一睡もできなかった。
5時半ごろ停電する。
停電は2日間続いた。

朝まだ吹き返しの風が激しい中畑に行く。
夏の育苗ハウスは全壊。
苗もレタスを中心に半分以上廃棄となる。

隣の道路にぐちゃぐちゃになって広がっていた。
大きなハウスは褄面と巻き取り部分が外れて、
1棟は屋根の被覆が剥がれてしまった。
パイプは一部ゆがんだが、ひっくり返らなくてよかった。
被覆ポリの注文を済ませる。



防風ネットもボロボロだ。
これも後日作り直し。



小屋は入り口軒下のパイプが浮き上がってずれたのと
保管コンテナの上の雨避けトタンがはずれてちらかったくらいで済んだ。
中は雨が半分くらいまで吹き込んで避難していた物が濡れた程度。
作業小屋は丈夫だ。



定植後のトンネルは防虫ネットがはがれた。
しかし飛散することはなくトンネル枠もそのまま残る。
苗は風で千切れたものが多く、しばらくすると枯れる。
昨日今日とで猛暑の中トンネル修復と無事だった苗を捕植する。
一部のキャベツは千切れた植え穴に直播する。



ブルーベリーネットは一部しか見ていないが
大きく破損しているところがある。

里芋、ネギは惨めな感じで、ささげのパイプは横倒し。。





ナス類は落ち着いたら片付けということになる。
端境期で出荷休み中なのが不幸中の幸い。



トンネルの修復後はだめになった苗の蒔き直し。
レタス、ミニ白菜、チコリなど。



苗の置き場は仮設のトンネルに入れる。
小育苗ハウスの再建は来年の冬端境期になるだろう。

キウイフルーツは葉がかなりなくなってしまい
今年の通常な収穫は厳しいかも。
木も北側に傾いていて、冬に引っ張らなくては、、、。



初めて黒ニンニクを作っていたが、、
停電で長く機能停止していたので
出来上がりがどうなるか。
冷凍ブルーベリーは溶けている袋もあり、
廃棄も多いかもしれない。



台風前に蒔いた葉物は冠水したが
発芽もしているの、つぶさずいかすことにした。
追い蒔きして防虫ネットをほどこす。

次の葉物予定地に遅れていた施肥をする。

まだ停電中の地域もある。
千葉の被害の状況はこれからあきらかになってくるだろうが、、、。
猛暑と熱帯夜が続いたのが堪えた。
しかし水が出ていたのでほんとうに良かった。
断水していたらと思うとぞっとする。
これからもこんな災害が増えてくることは確実。
今後は井戸の水を確保するための発電機を導入使用と思う。








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