梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

オリンピックに生贄を捧げる必要はない

2021-06-07 10:20:19 | 雑記
オリンピックまで50日を切った、
世論は国内外で中止或いは再延期が7割に達している
自民党内でも反対意見が出て国会で「リスクを冒しても開催する意味はあるのか」と総理に質問が出たが結局「完全な対策をするので開催は可能だ」と言う回答で「意味はあるのか?」と言う質問には答えない
これは安倍・菅政権の常套手段で国会での質問には常にこの方法で強行突破をして来た
しかし党内からこの様な意見が出ると言う事は想定していなかったのかもしれないが結局この方式を押し通した、要するに「それしかなかった」わけだろう
「専門家の意見を尊重し判断する」から「専門家の意見を参考にする」にかわり最近は「専門家の意見」は全く答弁に現れていない
政府分科会と言うのは政府に対して専門家として提言する政府が設置した部門である
しかしその分科会の尾長会長から「この状況でオリンピックを開催する事は賛成できない、不可能である」と言われても全く聞く耳を持たない、
先般の「多少の犠牲・生贄を持っても開催しなければならない」と言うIOCの発言にも先ほどの「その意味はあるのか?」と言う質問が全てだ
多大な税金を投入し、国民の反対、世界の危惧を無視して生贄を捧げてまでオリンピックを開催する意義は何だと聞いている、
信念を持ってその意義を説明できるのなら堂々と説明し我々を納得させればいいだろう、
そしてその意義が「犠牲と生贄を捧げても開催する必要がある」と理解させ、更に延期を「コロナ収束と熱中症のリスクを考えると秋以降に順延すべきだ」とする中間意見をも納得させられる説明をしなければならない、
IOCは「延期は認められない」そうだからやはり中止だと思うが個人的には中止が望ましいと思う
既に「スポーツの祭典」と言う本来の目的からはるかに逸脱している世界オリンピック委員会と言う組織を解体再編成しない限り「純粋な肉体の祭典」とは程遠い
国家を上げて選手を育てる全体主義国家はすでに“アマチュア”スポーツとは言えない
各競技で世界大会が何度も開かれているのに一堂に集めて国費を傾けて行わなければならない意味は無い、
興味のある人達が資金を調達して行うなら門外漢は何も言う事は無いが我々の税金を多額に投入して行う事には根本的に納得がいかない
その金は「新自由主義」の生贄、自然災害の犠牲者を救う事に廻すべきだ、
偏在する資産を更に偏在させる「生贄」にしてはならない、
オリンピックに掛ける何兆円かの金で生まれた境遇の為に食事すらままならない子供達、トリプルワークでも生きるにやっとという希望を持てない人達の「幸福の訴求権利」を補償した方がずっと有意義だし納税者として税金の使い道としたら納得が出来る、


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