梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

癌は手術しないといけない

2016-02-26 17:13:44 | 雑記
通貨は社会の血液だと言われる、社会と言う体が健康に動く為に社会の隅々まで廻っていなければならない、それは「多ければ良い」と言う事では無い、今日本だけでなく世界中で格差が広がっている、しかし決して資産総額が減ったと言う訳ではない、例えて言えば末梢の毛細血管に血液が廻って居ないのだ、異次元の金融緩和をやった処でそれは毛細血管どころか動脈まで届かず大動脈にとどまっている、此処に更に血液を流し込めば「動脈瘤」になる、血圧が上昇するが末梢血管とその周りは壊死を起こす、
日銀総裁が次々と打つ手当ては言わば「カンフル」でしかない、緊急措置としてのカンフルは確かに重要だが根本的な病巣を取り除かなければ完治しない、マイナス金利の効果は毛細血管に血液を送り出す効果は望めない、低所得層を毛細血管になぞらえれば既に壊死が始まりつつある、手や足に血液が周らなければやがて体全体を支える事も食事をとる事も出来なくなる、壊死が広がれば社会の運用は低下しカンフルも効かなくなり社会の動きは停止するか動脈瘤破裂をいおこすだろう、
異常増殖する細胞は医学的には「癌」である、体の重要部位に食い込み体全体に周るべき栄養を吸収し続けてさらに増殖し体を蝕む、しかしやがて宿主を侵し続け死に至らしめた処で摂取すべき宿主を失って壊滅する、異常増殖する癌にはその意思も智恵も無いが経済社会に巣くう癌は最高学府を卒業しその知恵と言う肩書で今の地位に居るのだろう、
「生かさず殺さず」搾取し続けると考えて居るのだろうが彼らが決定的に不足している「極貧生活」と「貧困家庭」はもはや限界に近付いている、極貧でも極限でも抜け出せると言う望みが無くなれば「死んだ方がまし」か無気力に非生産的生活を送り消極的な自殺をする、産まれた境遇で家畜以下の生活を強いられ見えない「カースト」で子供の将来も望めない処か子供を産み育てる事すら望めない、既に半数近くの人間がそう言う境遇になっていると聞く、「夢の持てない若者」と「極貧老人」が社会の半数を超えたら人間社会は機能を停止するだろう、老後どころか成人世帯すら悲惨な未来など生きる価値を見いだせる訳も無い、
動脈瘤も癌も「摘出」するしか完治しない、未だ小さいうちなら「放射線治療」がある、奴らに原発の廃棄物から出るガンマ線でも当ててやりたいよ、