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★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「旅の匂いのシャツを脱ぐ」寺本圭佑

2017年11月15日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』 シリーズは通算286篇め!
想定した 寺本圭佑さんは今日が誕生日。
ますますの活躍が期待されます!
寺4

旅の匂いのシャツを脱ぐ

十日で帰る つもりでいたが
東をふり出しに 北へ流れたら
都会なんて どうでもよくなった
 ちっぽけな 惚れたハレたに
 うつつぬかしていたのかと
 日暮れの海べり
 鳴く鳥が せせら笑った・・・
寺5 寺6
宿屋で 蟹を対手に呑めば
ケジメをどうするか 屋根の雪が落ち
野暮はよせと ぬる燗またあおる
 不似合いな 二人どうしが
 答え出せずに隠れても
 気まずくなるだけ
 底冷えの 夜が更けてく・・・

寺7
 足どりが 重たかろうと
 旅の匂いの シャツを脱ぎ
 ゆるりと出直す
 男には それも人生・・・


ひとこと:歌手がそれまで所属のレコード会社を
移籍する理由にはそれなりの事情があるのだろうが
部外者にはその真意を知る由もない。
しかしファンや歌好きな者にとっては、いい作品に出会い
ヒットが出てネームバリューが上がれば良いことである。
今日が誕生日の寺本圭佑サンも日本クラウン(クラウンレコード)
移籍を果たした一人。このブログでは「薔薇水」
書き下ろしているが、今回久しぶりの書き下ろ詞は男歌。
 たかが恋愛、されど恋愛。男女間に浮遊する感情ほど
 厄介なものはない。流浪の旅を選んだ男に去来するのは
 継続か別離か… あてのない旅の果てに別の生き方を
 するというなら、たとえばそれは、長い旅のあいだに
 沁みついた人生というシャツを脱ぎ、過去という匂いを
 消し去るようなものだろう…
寺1 寺2 寺3 (画像をお借りしました)

「夢織り更紗」みずき舞

2017年11月14日 | 演歌女性歌手
★今日の書き下ろ詞!想定した歌手は みずき舞 さん。
2年3ヶ月ぶりの新曲『港の雨は女の涙』でヒット戦線上昇中で
いよいよパワー全開となりそうな情報も聞いています。
舞1 みずき舞a

夢織り更紗

夢の下絵を 渋紙に
貼って切り抜く うれしさよ
しみも汚れも ない真っさらの
布が女の こころなら
染めてください あなた彩(いろ)
(わび)を含んで 寂(さび)にじませる
夢織り更紗
舞4
迷いごころの 刷毛染めは
ムラとムダとの せめぎ合い
水の硬さが 思いもよらず
粋を生みだす よろこびを
見せてくれます 恋もまた
侘を味わい 寂うけとめる
夢織り更紗
舞2
五年十年 その先も
馴染む着心地 肌ざわり
おなじ歩幅で 日だまり坂を
歩く二人に なりたいと
夢も袷せの 身八つ口
侘のほど良さ 寂ほどほどの
夢織り更紗


ひとこと:歌好きで、アイドル系が特に好きな人には
細江真由子ときけば注目する人もあろう。
彼女が みずき舞 と改名して演歌・歌謡曲系に転進したのは2004年。
おまけにプロレスファンなら知らない人はいない小橋建太サンと結婚、
その奥さんだと言えばなお分かりやすい。このブログでは彼女の出身地
滋賀県・琵琶湖に浮かぶ島をテーマに「竹生島」を書き下ろしています。
今回は着物の染め生地・更紗(木綿に、人物、鳥獣、花などの模様を
染めたもの)をモチーフに、愛しい人への女ごころや
男女間の夢を織る心情にからませた ぬくもり演歌です。
                      (画像をお借りしました)
舞3 みずき舞b

「愛を歌わせて」由紀さおり

2017年11月13日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズも通算285篇め!
司会を務めるBSの歌番組や大小にこだわらないコンサートや
ステージ活動など、ますます多忙の由紀さおりサンは今日が誕生日です。
由紀1 由紀

愛を歌わせて

オーケストラはいなくても
きらめくライトがなくっても
そこに唄える場所があり
待ってくれる人がいるなら
わたしはそれで充分だから

 あなたのために 愛を歌わせて
 その瞳を見れば ぴったりの
 歌が浮かんでくるでしょう

 あなたのそばで 愛を歌いたい
 せつなさ つらさ 今だけは
 そっと忘れてほしいから
由紀4
凍てつく風に吹かれても
飾りがひとつもなくっても
いつも出会いは新鮮で
分かちあえる時があるなら
わたしはそれが大好きだから

 あなたのために 愛を歌わせて
 その手に触れて あたたかい
 歌を伝えてあげたいの

 あなたのそばで 愛を歌いたい
 よろこび 希望 あしたへと
 つなぐ言葉は 歌だから


ひとこと:日本語の美しさにこだわった活動を続けている
由紀さおりサン。ステージでも昨今の歌謡界の詞(ことば)
乱れや嘆かわしさを公言してはばからないほど詞による
歌の心の大切さを大事にしているという。
このブログではこれまでに「Woman Road ~わたしの道~」
「Silky Rain,Lonely Woman」「思い出させて」
「イスキアの鐘 ~佐藤初女さんに寄せて~」
の4篇を
書き下ろしてきました。特に「イスキアの鐘」は多くの
アクセスをいただきました。今回は由紀さんやお姉さんの
ポリシーでもある、ただひたすらに唄いたいという思いを
書き下ろしました。        (画像をお借りしました)
由紀2 由紀3

「冬子傷心」 川上大輔

2017年11月12日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズは通算284篇め!
想定した川上大輔さんは今日が33才の誕生日。
2013年のデビュー以来、昨年レコード会社を移籍し
いっそうの活躍が期待されます!
上9

冬子傷心

みぞれが 未練と聴こえたの 
吹雪が 冬子を呼んでたの
 恋をなくすと 女は何故に
 なおさら遠く 北をめざすの
  それでもいいの 荒れ野にひとり
  雪の墓標に 変わっても・・・ いいの
上11
さいはて止まりの 切符には
出来ない規則(きまり)の 途中下車
 こんな女を 知ってますか と
 あなたにつづく 過去は捨てたの
  わかってほしい こうするほかに
  恋は死なない 生きてても・・・ つらい
上10
命がとぎれる 音がする
涙が 冬子を凍らせる
 鳥よ おねがい 指輪をくわえ
 あなたは悪くない と伝えて
  一度も春の ぬくもり知らず
  雪に埋もれて さようなら・・・ 冬子


よもやま:2009年製作のチェン・ボーリン主演の
『台北に舞う雪』を改めて見たので、併せて何ヶ月ぶりかに
『好きな映画・心にのこる映画」シリーズとしても。
台北
映画にinspireされてはいるが、別ものとして
はかなく哀しく、命を雪にうずめるほどの悲恋を
書き下ろしました。    (画像をお借りしました)
上1 上2 上4 上5 上6 上7 上8

「幕切れ」北沢麻衣

2017年11月11日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズも通算283篇め!
とても好きな作品《銀次》のヒットを持つ北沢麻衣サンは今日が誕生日。
麻4

幕切れ

古いモノクロ・ムービー
ヤマ場でフィルムが切れるように
あなた・・・ 心の幕を下ろした

寒い夜明け えらんで
ひとこと じゃあね、はないでしょう
女の気性につけこんで
涙を誘った 幕切れね

だまし絵みたいな
みじかい日々を忘れても
がんじがらめにさせた
愛の呪縛がほどけない
麻5

見かけ上手なマジシャン
ネタばれしそうで しないふりで
あなた・・・ 突然 ライト落とした

鍵をはずしそこねて
ニヤリと横顔 見せたわね
女を玩具に持てあそび
厭きたら終わりの 幕切れね


ひとこと:北沢麻衣さんにはこのブログではこれまでに
「触覚」「くれてやったよ」「迷夢 ~MEI-MU~」
3篇を書き下ろしてきました。今回は男女の別れを
幕切れに例えた歌謡曲調です。
麻2 麻3 麻1

「Dream Garden ~ドリーム・ガーデン~」    板橋かずゆき

2017年11月09日 | 歌も唄う作曲家
★今日の書き下ろ詞は「Dream Garden ~ドリーム・ガーデン~
想定した歌い手は 板橋かずゆき さん!シンガーとしても作曲家としても
忙しく楽しい日々のようです。彼への書き下ろ詞も6篇目です!
G3

Dream Garden ~ドリーム・ガーデン~
G2
木もれ陽を突き 躍る鳥たち
花の輪のなかで 誰かが歌ってる

白いチェア 泡立つソーダ
きみは誰を待つ 時はまだ10時

 楽しげな日々 願う人たち
 微笑みつれて ここに集いくる
 La la lu La la lu・・・ Dream Garden
 胸のふるえ 心の揺れも 涙にしないで
 千の万の 花のしとねに 抱かれる
G1
透きとおる風 光るパノラマ
花は目を醒まし 香りを放ち出す

シルクショール 踊るよワルツ
きみに会いにくる 夢という愛が

 おだやかな日々 祈る人たち
 やすらぎ求め ここにたどりつく
 La la lu La la lu・・・ Dream Garden
 春の惑い ざわめく夏も 虚ろにしないで 
 千の万の 花のしずくに かがやく


ひとこと:板橋かずゆきサンは今ではシンガーソングライターの
枠を超え、ライブや講演は多く、社会福祉活動にもいっそう
チカラを入れているが、それらに加え、メジャーの作曲家としての
活躍が期待されるまでになった。
G5
このブログではこれまでに「月虹 (げっこう) 」「きっとすべてうまくいく」
「風紋」「ふるさといっしょ」「かたっぽ手袋」
とジャンルにこだわらず
5篇を書き下ろしてきました。また素敵な曲をつけてほしいです。
今回の書き下ろ詞のテーマは安らぎと安泰=平和です。
植物を表す「艹(くさかんむり)」と「変化する」という意味をもつ
「化」を加えてできたのが「花」。いくら社会が、人が変化しようとも
花は人の目を楽しませ季節ごとに咲きほこり、夢をも運ぶのです。
世の中に花の嫌いな人がいるでしょうか・・・   (画像をお借りしました)

「大阪画集」渚ゆう子 

2017年11月08日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズも通算282篇め!
渚ゆう子サンは今日11/8が誕生日です。
1964年の歌手デビュー以来53年を過ぎ、地元関西あたりでは
ジョイントやゲストなどでまだまだ唄い続けているようです!
渚2

大阪画集           

もいちど 大阪に 戻ってきませんか
そぞろ歩いた 御堂筋
道頓堀の 待ち合わせ
恋し懐かし あれから二年
胸のページ 今日もひらく
大阪画集
渚5
ほどほど 大阪に 馴染んでいたあんた
なさけ土佐堀 中の島
堂島川の 水鏡
浮いて映して あの日のままに
女ごころ いとしこいし
大阪画集
渚6
ぞっこん 大阪が 好きやと云うてたね
ゲンをかついで ビリケンさん
住吉っさんの 太鼓橋
パワースポット 願掛けなんぼ
逢えるその日 来ると祈る
大阪画集

渚7

ひとこと:渚ゆう子サンにはこのブログでは2012年に
東日本大震災 勇気歌のシリーズで「mahalo ふくしま」
書き下ろしています。今回は彼女の地元・大阪にちなんで
歌謡曲調に仕立てました。
 遠くなってしまった人だけどいくつかの思い出は
 胸の中の画集にあって、もういちど逢いたいと願う…
●渚ゆう子 好きな曲 1.京都慕情 2.忘れな草をこの胸に(B面)
          3.北からの手紙  (画像をお借りしました)
渚1 渚3 渚4

心にのこる この歌1曲★江利チエミ「涙と幸せ」  「満ち潮」

2017年11月07日 | 心にのこる この歌1曲
《心にのこる この歌1曲》★江利チエミ「涙と幸せ」「満ち潮」
★このシリーズに記事をUPするたび多くの アクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》 14曲め!
今回紹介するのは1982年、45歳という若さで亡くなった
江利チエミさんのオリジナル2曲。
江2 江1
江利チエミは大好きな歌手だった。 もちろん「テネシー・ワルツ」は
言うに及ばないが 、ミュージカルがまだ日本では今ほど
注目されなかった頃に 全盛期のチエミが「キス・ミー・ケイト」で
主演を演じた舞台を 子供の頃見た記憶がある。
以後、お小遣いを貯めてはチエミのレコードをせっせと買った。
思えば日本のミュージカル女優の草分け的存在でもある。
江5
美空ひばりはなんでも歌いこなした別格の歌手だが
チエミもまた本来の洋楽系POPSからJAZZ、歌謡曲、演歌、民謡と
急逝するまで幅広く歌に映画にTV・舞台に大活躍した。
オリジナルでお気に入りを挙げれば  1.涙と幸せ 2.満ち潮
この2曲をはじめ、所蔵する貴重な2枚組のLPでは懐メロから演歌までを
唄っていてその中では 1.唐獅子牡丹 2.思案橋ブルース
3.湖畔の宿 4.九段の母 5.ここに幸あり など
普段聴かれなかったカヴァー曲を唄っていて興味深い。
江3
オリジナルの2曲のうち、 1は1969年《浜口庫之助》作詞/作曲で
派手な曲ではないが浜口メロディーと チエミの歌唱が良くハマって
自分で編集した選集の1番目に収録している。
江6
2はチエミが、しばらく声が出なかった時期を乗り越え 「酒場にて」で
ヒットを飛ばしたあとの1982年、没後発売された遺作。
山口洋子/作詞 森田公一/作曲の歌謡POPSで淡々としたなかに
チエミらしい味のある佳曲でお勧めできる。

今、チエミが生存していたらどんなふうだろう… 
考えると哀切きわまりないから あまり想像したくもない。
まだ若くはあったが、 逆に憶い出を閉じ込めたまま逝ってしまった
けれどどこかしら救われる気がする…  (画像をお借りしました)

「蒲田セピアレイン」丘なる実

2017年11月06日 | はじめて書き下ろす歌手
「はじめて書き下ろす歌手」 シリーズ、通算57作目に登場は
丘なる実さん!2017年2月に「赤い雀のブルース」でデビュー。
9/1に開催された《第3回蒲田下町歌謡祭》に今年も出演し
関東地区のカラオケ喫茶を中心に活躍している有望株の歌手です。
丘1

蒲田セピアレイン

ぬれて泣いてる 駅裏ネオン
そうよ わたしも 涙のおんな
帰りたくない 帰れない
ぬくもり消えた あの部屋は
セピアレインが ガラス窓うつ
蒲田25時
丘4
嘘でいいから 抱かれたままで
放さないよと 云われたかった
二年やめてた お酒しか
わかっちゃくれない 淋しさを
セピアレインの 夜がせつない
蒲田ひとり酔い
丘3
ひとつふたつと 灯りが消える
ヒールぬらして TOKYO迷子
忘れたいのに 恋しくて
みれんあつめる 水たまり
セピアレインも あなたうらんで
蒲田はぐれんぼ


ひとこと:蒲田下町歌謡祭は総合プロデューサー に
四方章人先生を迎え今年で3回目の開催となった。
丘2
いろんな歌手が出演したが、丘なる実サンもその一人。
個性的な声質で興味をひいた。カテゴリーにあるように
今回初めて彼女を想定しての書き下ろ詞。
蒲田という街のある大田区は東京23区の中で最も広い区で
住宅地と町工場の街という両方の顔を持っている。
池上本門寺やなんといっても羽田空港がある。何度も行った
蒲田だが飲食街は言うに及ばずスナックや居酒屋は数知れない。
その頃の風情はまだまだ残っているだろうか。というわけで
昭和のムード歌謡を彷彿し、彼女の持ち味を生かした。
雨も蒲田にはセピア色が似合う・・・  (画像をお借りしました)

心にのこる この歌1曲★三好鉄生「裏町マリア」

2017年11月05日 | 心にのこる この歌1曲
★このシリーズに記事をUPするたび、多くのアクセスをいただく
《心にのこる この歌1曲》13曲め、今回紹介するのは
《涙をふいて》でヒットをとばした三好鉄生(現:三貴哲成)が
1984年8月に発売した「裏町マリア」
裏1
この楽曲はベースのメロディーと間奏に《賛美歌312番》の
メロディーが挿入されていること、歌にあわせた女性コーラスの
部分の歌詞があえて微妙に違うことなど、ひと味違った雰囲気の好楽曲!
作詞はあの山口洋子さん、作曲は「グッド・ナイト・ベイビー」
「昭和枯れすすき」「八月の濡れた砂」「どしゃぶりの雨の中で」等の
ヒットを持つ むつ ひろし さん。ともに死去されている。

「裏町マリア」
作詞:山口洋子 作曲:むつ ひろし

あの人だけはと 信じてきました
闇夜の向こうの 小さな明かり
だまされて 傷ついて
恋に生きる女は
生まれたままの 心がほしいの


この作品は数多い作品を遺した山口洋子さんの曲を年代順に
調べ、聴いていた中から見つけた。
また、《白いサンゴ礁》を唄った町田義人が1977年に発売
ザ・キングトーンズが『涙のロザリオ』のタイトルで1987年に発売
これら3作品とも歌手の個性がしっかり滲み出ていて聴きごたえがある。
                      (画像をお借りしました)
裏2 心1

「雪花の愛」椎名佐千子

2017年11月04日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』 シリーズも281篇め!
椎名佐千子サンは11/3が誕生日でした。
直近の曲もそれに併せたPVも良いからもっとPUSHして
大きなヒットにつなげてほしいものです!
2002年の歌手デビュー以来、16年目に突入!
椎3

雪花の愛

わたしには・・・ 
信じることと 祈ることしか出来ないと
こころ寄せて 歩くだけ
あなたという名の 愛の道程(みち)
 ・・・あの日から
 胸にともった 明かりは
 降る雪を 積もる雪を あたためて
 小さき種子(たね)を 花に育てる
椎4
これ以上・・・
泣くだけ泣いて 待つ身つづける女なら
恋を捨てて 息たえる
覚悟もできてる わたしです
 ・・・朝夕に
 しとど湧き出る 涙は
 濁りなく 慎みある ぬくもりが
 躰を走る 証しなのです

女性(ひと)として・・・
生まれたことの たったひとつの悦びは
愛を育て つらぬいて
命の限りを 燃やすこと
 ・・・ありがとう
 なにも云うなと 抱かれて
 迷わずに あきらめずに 信じたい
 あふれる愛が 雪にしたたる


ひとこと:TV出演では懐メロから昭和歌謡POPS、ムード歌謡まで
幅広い楽曲を唄いこなしています。
このブログでは椎名佐千子サンにこれまでに6篇を書き下ろしています。
今回は究極の愛に身も心もゆだねて生きようとする女性を
雪花になぞらえた情念の書き下ろ詞です。  (画像をお借りしました)
椎1 椎2

「昔の男が何と云おうと」清水節子

2017年11月03日 | 今日が誕生日の歌手
『今日が誕生日の歌手』シリーズも280篇め!
清水節子サンは今日11/3が誕生日。
SNSなど見ると新曲を引っさげて超多忙歌手に仲間入り!
2008年の歌手デビュー以来、10年目に突入!
イメージキャラやファッション・センスも確立し
ますます上昇気流の予感大です!
清8

昔の男が何と云おうと

何度も頭を 下げたじゃないの
お世話になったと 云ったじゃないの
女々しい男って いるものなのね
すっきり はっきり してくれないと
私も黙っていられない
昔の男が 何と云おうと
女は女の 道をゆく
清9
残した荷物は 捨ててくれりゃいい
居どころなんかは 誰が云うものか
ふざけた男って お笑いぐさね
あること ないこと 言いふらしたら
私もすべてをぶちまける
昔の男が 何と云おうと
女は死ぬまで シラを切る
清10
油断とぬかりは おっと禁物ね
七十五日じゃ 噂消えないわ
いじわる男って 救いがないね
未練と恨みが 反比例して
私をどこまで苦しめる
昔の男が 何と云おうと
女のうしろに 道はない


ひとこと:清水節子さん、コロムビアに移籍後、TV・雑誌・ステージ
キャンペーンと大忙しです。このブログでは「横浜 裏切り小路」
書き下ろしていますが今回は彼女の歌の特徴を存分に生かした
女性のidentityをテーマに書き下ろしました。(画像をお借りしました)
清7 清6 清5 清4 清3 清2 清1

「ルピナスの恋文」さくらまや

2017年11月02日 | 今日の誕生花
「今日の誕生花」シリーズ 11篇目!
11/2の誕生花はルピナス 花の色は豊富で花言葉は、いつも幸せ・
想像力・あなたは私の安らぎ・貪欲 です。
想定した歌手は さくらまや サン。10歳でデビューし現在19歳。
さ2

ルピナスの恋文

ほとばしる想い 唇で語れたら
どんなにか楽でしょう
言っていいこと 言わなくていいこと
ほんとのこと 隠してること
生まれてはじめて ときめきの愛に
恋文を書いてます

 どんな渡し方したらいいかと
 迷いつづけているの
 蝶に似た ちいさな花 紫は大人色
 恋文に添えて ルピナスを贈ります
さ1
会うたびにいつも 限りない安らぎを
あなたからもらってる
それはなぜかと めぐらせてみるたび
答えが出て 驚いてます
彩りゆたかな 花ことばを信じ
恋文に秘めました

 少しゆっくりと時間かけても
 わたし 幸せほしい
 花すがた ゆたかな色彩(いろ) 恋はもう咲いてます
 恋文に香る ルピナスの花に似て


ひとこと:さくらまやサンを想定した書き下ろ詞は結構早くから
書いていて「かもめ恋歌」「かもめ十四は夢見鳥」
「待ちぼうけカモメ」
と書き下ろしています。なぜかカモメの
タイトルばかりなのは、今さらこじつけかも知れないが
カモメのように歌謡界に羽ばたいてほしいと願ったのでしょう。
今回は彼女の年令にもあわせ、ピュアな恋愛感情を恋文を
モチーフに歌謡曲風に仕立てました。
文字を書くことが少なくなった時代とはいえ
手書きで想いを伝えることの大切さは失くしたくないものです。
                   (画像をお借りしました)
さ3 さ4 さ5 さ6

「別れの微笑」 北原ミレイ

2017年11月01日 | 今日は何の日
「今日は何の日」シリーズ18回目!11/1は《紅茶の日》です。
1983(昭和58)年に制定。ある日本人が初めて紅茶を飲んだ日だそうです。
北原ミレイさんは1970年デビュー以来、歌手生活も48年目に突入です!
歌唱はとうに円熟を増し、ますますミレイ節は健在! 
ミ1

別れの微笑

別れの言葉 聞きながら
微笑み浮かべてしまったわ
たとえば レモンを浮かべた紅茶 
色も香りも かわるように
ほんとは好きでも なんでもなくて
嘘の愛だと 知ってしまった
 どんな哀しみが 胸しめつけても
 耐えるしかない・・・ 
 微笑みのあとの 報いだから
紅茶

はずした席に もどらない
気付いた頃には 外は雨
これきり電話は Shut off
これですべてが 終わるならば
みれんも名残りも さらさらなくて
夜もひとりで 我慢できそう
 ふいに淋しさが 肩ふるわせても
 眠るしかない・・・
 微笑みの余韻 思い出すから


 どんな哀しみが 胸しめつけても
 耐えるしかない・・・ 
 微笑みのあとの 報いだから


ひとこと:北原ミレイさんにはこのブログでは、いやぁ~7篇、
ミニアルバムが出来るくらい書き下ろしてますねぇ~。
「ジャズを唄う女」「夜のアクトレス」「泣けない女のエピローグ」
「雨を聴かせて」「女の約束」「今だから」「しゃれっけ」

どれもミレイworld全開の書き下ろ詞ばかりです。
今、読み返してみると女性詞ばかりでありながら、こんなに多く
書いてこれたのもミレイさんの持つ雰囲気、歌に対する真摯な姿勢、
何をとっても自信があふれていて聴き手が安心できるからでしょう。
今回は男女の別れがテーマですが、こんな別れになることに達観
しながらも独りになると微笑を浮かべた代償に苛まれる・・・という
ストーリーです。別れの場面もさまざま、ということでしょうか。 
                    (画像をお借りしました)
北原ミレイさんを聴くならこの5曲!
生きていようよね 白い花 新宿海峡 百人の男(カバー) リラの街