本年5月、経営危機に直面しているとして県から13.5億円の緊急支援を受けたJA秋田厚生連の2008年度決算が蓋を開けてみたら、何と5億1400万円の剰余金が生じていた。
これについて6月30日の定例県議会の総括審査で補助を提案した当時の県の見通しをただす声が上がった。
以下は7月1日秋田魁新聞の記事からの引用である。
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委員から「5億円を超える黒字は、補正予算を提案した2月時点で想定できていたのか?」などの質問がでたが、これに対し県側は「支援しなければ3期連続で赤字になる事態を想定していた。大きく見て厚生連の経営の厳しさは変わらない。黒字は厚生連の経営努力や1月以降の患者数の伸びが反映された結果でもある。2月補正時には予測できない要素もあった」などと答えた。
「県は黒字分の返還を求める考えがあるか?」を問われ、「者えていない」と答弁した。
県は、厚生連が3期連続で大幅な損失金を計上することが確実な見通しになったとし、厚生連運営病院の改築整備に関する長期借入金の08年度償還分のうち、元金相当額分を補助したもの。
県が補助の根拠とした厚生連の2月時点での08年度決算見込みでは、赤字額は11億8727万円だった。
厚生連は「大胆な増収・費用抑制策の効果が現れたことと、冬場の患者数の伸びで医業収益を上方修正でき、損失金の額が縮まった」などと説明。08年度に予定していた高額医療機器購入を、09年度に先延ばししたことも大きい、としている。
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私は3月上・中旬に県が厚生連に対して13.5億円を緊急的に補助したことについて若干の意見を述べた。記述にの中に関係者にご迷惑を掛けた表現があったと指摘され恐縮したが、私はこの補助を支持する立場である。秋田県の医療は厚生連の各病院の存在と機能にかかっている事は論を待たないし、運営が困難になった状況に県が対策の手をさしのべることは県民の医療を守るために当然と考えるからである。
ただ、県も厚生連も県民に対して説明責任があると思うのだが、両者ともそれを果たしていない事は不満であり、問題だと思っていた。
今回、5億円もの余剰金が発生したのであればなおさらである、これほどの決算見込み違いを生じた厚生連、返還させないとした県共に県民に説明責任を果たすべきである。
これについて6月30日の定例県議会の総括審査で補助を提案した当時の県の見通しをただす声が上がった。
以下は7月1日秋田魁新聞の記事からの引用である。
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委員から「5億円を超える黒字は、補正予算を提案した2月時点で想定できていたのか?」などの質問がでたが、これに対し県側は「支援しなければ3期連続で赤字になる事態を想定していた。大きく見て厚生連の経営の厳しさは変わらない。黒字は厚生連の経営努力や1月以降の患者数の伸びが反映された結果でもある。2月補正時には予測できない要素もあった」などと答えた。
「県は黒字分の返還を求める考えがあるか?」を問われ、「者えていない」と答弁した。
県は、厚生連が3期連続で大幅な損失金を計上することが確実な見通しになったとし、厚生連運営病院の改築整備に関する長期借入金の08年度償還分のうち、元金相当額分を補助したもの。
県が補助の根拠とした厚生連の2月時点での08年度決算見込みでは、赤字額は11億8727万円だった。
厚生連は「大胆な増収・費用抑制策の効果が現れたことと、冬場の患者数の伸びで医業収益を上方修正でき、損失金の額が縮まった」などと説明。08年度に予定していた高額医療機器購入を、09年度に先延ばししたことも大きい、としている。
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私は3月上・中旬に県が厚生連に対して13.5億円を緊急的に補助したことについて若干の意見を述べた。記述にの中に関係者にご迷惑を掛けた表現があったと指摘され恐縮したが、私はこの補助を支持する立場である。秋田県の医療は厚生連の各病院の存在と機能にかかっている事は論を待たないし、運営が困難になった状況に県が対策の手をさしのべることは県民の医療を守るために当然と考えるからである。
ただ、県も厚生連も県民に対して説明責任があると思うのだが、両者ともそれを果たしていない事は不満であり、問題だと思っていた。
今回、5億円もの余剰金が発生したのであればなおさらである、これほどの決算見込み違いを生じた厚生連、返還させないとした県共に県民に説明責任を果たすべきである。
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