福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

千秋公園のハト2015(2) 仲間の死のショックか

2015年06月03日 05時16分41秒 | 徒歩通勤 ウォーキング
 数日前、千秋公園のハトに餌を与えようとしたが、樹木や電柱、電線に20羽ほどのハトがとまっていながらいつものようには私の周りに集まってこない。こんなことは初めてである。

 見ると車道を挟んで反対側の歩道上、いつもならここにもハトがたむろしている場所であるが、ハトの死骸と思われる物体があった。おそらく車にでも跳ねられた、あるいは轢かれたものらしい。周辺には羽毛が散在し、ほとんどハトの原形を保っていなかった。比較的新しい死体と思われた。

 私はこの仲間の死のためにいつもと行動が違ったのだろうと理解した。自分たちの目の前で起こったことでハトたちはショックを受けていたのではないだろうか?

 鳥類の中でもハトは知能程度が高いと考えられている。そうは言っても本当にそんな現象が起こるのだろうか?
 仲間の死体が転がっているその場所に降りることを嫌がったのかもしれない。
 
 翌日、すでに死骸は跡形もなかった。が、それでもハトは寄ってこなかった。だから、単純に死体があるということだけではなさそうである。
 三日目、本日の朝であるが、やっとハトが餌をついばみに来た。

 私が育った田舎は農村地帯であった。農作物が、果物がカラスによって被害を受けた。追った直後こそ姿が見えなくなるが、人がいなくなるとすぐに戻ってくる。そんな繰り返しであった。
 しかし、四六時中カラスを見張っているわけにいかない。 
 そんな時に農家の人たちはカラスの死骸を畑の目立つように吊るしてカラス除けにしていた。実際にどんな方法でカラスを捕獲していたのかはわからないが、畑の所々に吊るしてあったからかなりの数を捕獲していた、と思われる。確証はないが空気銃だったのかもしれない。
 死体を吊るしておくことでカラス除けの効果はどれだけあったかは具体的には知らないが、昔からやられていた方法だから効果はあったのだろう。現に、日曜大工の道具などを扱う大型店で本物そっくりのカラス死体人形が売られているのを見たことがある。こんなのが売られるほど、カラスの害は深刻である。

 仲間の死体が、あるいは死そのものがハトの行動に影響しているらしいことを見て、昔のカラスの逆さ吊りのことを思い出した。
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