銅版画制作の日々

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メッセージ そして、愛が残る(2008)

2010-10-29 | 映画:ミニシアター

 原題:ET APRES

京都シネマにて鑑賞。事前チェックもせず鑑賞したこの作品。おぉ~こんなお話だったのね。人の死期が分かるなんて怖いけど、こういうパターン、何処かで観たような気もします。
あのジョン・マルコヴィッチが人の死期を予見するという医師ケイ役で登場。マルコヴィッチさんの風貌から、いかにも怪しげさを感じるので、ピタリとハマっています。

それにしても不思議な作品です。人の死期が分かるっていう題材は普通、ミステリアスな感じゃあないですか。ところがごく普通のヒューマンドラマ的な要素ぽいんです。だから初めはそんなことも思わず観ていたら、話が進むに連れてえぇ~これって人の未来を予想する話?しかも死期が近づいていることが分かるってどういうこと?主人公ネイサンじゃないけど、きっと私もドクター・ケイが現れてこんなことを言ったらやっぱり信じないと思う。
そこへきてマルコヴィッチさんのこの無表情キャラだと余計に疑ってしまいます。



あらすじ(goo映画等より拝借)

NYの法律事務所に勤めるネイサンロマン・デュリスの元に、ある日、ジョゼフ・ケイと名乗る医師が現れる。幼い息子を突然亡くし、妻や娘と別れてひとり仕事に没頭していたネイサンに、ケイは見知らぬ青年の死を予告する。半信半疑だったネイサンだが、不思議な出来事が続き、死を予見するケイの能力を信じるようになる。ケイは死期の迫った人に、その運命と向き合う時間を与えるメッセンジャーの役目を果たしていたのだ。そしてケイがネイサンの前に現れた理由が解き明かされていく。


最初の死の予見に、、、、
ケイが一緒に来て欲しいという誘いに出かけた先は地下鉄のホームだった。向かい側のホームにいる見知らぬ青年デニスが立っていた。ケイは彼がもうすぐ死ぬことをネイサンに告げる。その話があまりにも唐突であり、馬鹿げていると思ったネイサン。何故そのことが分かるのに止めないのか?とケイに言う。運命には逆らえないと答える。その場にいることが無駄だとその場を去るが、どういうわけか入口の閉鎖に遭遇してしまい、また戻るはめに。。。。その時である。青年デニスが突然銃口を自分の頭にめがけて発砲!彼はその場で倒れる。
彼は自らの命を絶ったのである。この事態にネイサン愕然。ケイの予見は的中。

その後はネイサンの友人アンナの死。銀行強盗の発砲した弾にあたって死亡。まさか?ケイの予見は次々と的中することになるんですね。
さてそんな予見を聞かされ、そのことが実証されるのを見せられるネイサン、何故ケイはネイサンに見せたり聞かせるのか。これがポイントです。ネイサンは自分もひょっとして死期が迫っている一人なのではと思います。多分ケイが現れなかったらそういう死への意識は持たなかったのでしょうが。
ただここが重要なポイントところです。冒頭部分で少年のころ交通事故で臨死体験したネイサンが映し出されます、その時に見た行く末を無理に忘れるようにしていた事が語られています。そんなネイサンの前に死期を予見するケイが現れた。ケイの予見を疑いつつも否定しきれなかったようですね。

さてかってにネイサンは自分にも死期が迫っていると直感。別れた妻との絆を取り戻そうとします。彼女にわび、残りの人生を家族とともに生きたいと願うのですが・・・・・。


幼くして突然死したポール。息子を亡くしたことで、妻クレアエヴァンジェリン・リリーを責めてしまったネイサン。。。。。

ようやくクレアとの絆が修復されようとしていましたが、クレアの姿を白い光が包んでいるじゃあないですか!!それはクレアの元へ戻る際にすれ違った車の男女にも見られたもの、、、、、。その後その男女は交通事故で死亡。ということはクレアも、、、、?!


そうなんです。実はネイサンではなかったのです。
彼にも見えるその白い光の意味は。もう分かりますよね。そしてケイがネイサンのところへやって来た意味も、、、、。


解説(allcinemaより拝借)

人の死期を予見する謎めいた男の出現に困惑しながらも、その運命を受入れ、残された時間を大切な人と過ごそうとする男の姿を描いたヒューマン・ファンタジー・ドラマ。フランスのベストセラー小説をロマン・デュリス、ジョン・マルコヴィッチ、エヴァンジェリン・リリー共演で映画化。監督は長編3作目のジル・ブルドス。

     AFTERWARDS(英語)

遠く遠く愛を探して、
いま君へと帰り着く。



メディア 映画
上映時間 107分
製作国 ドイツ/フランス/カナダ
公開情報 劇場公開(日活)
初公開年月 2010/09/25
ジャンル ドラマ/ファンタジー
映倫 PG12









Comments (3)
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