銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

リリーのすべて(2015)**THE DANISH GIRL

2016-03-30 | 映画:シネコン

 あなたの愛で、本当の自分になれた。

夫が女性として生きたいと願った時、妻はすべてを受け入れた。

MOVIX京都にて鑑賞。時代は大正から昭和初期。この時代にここまで女性として生き抜いた人がいたとは・・・・。

今でこそ性同一性障害は一般的になってきているが、この時代は手術までして性転換するというのは勇気もいったに違いない。それにしてもエディ・レッドメイン、なかなか女性姿が板についていたよね。立ち振る舞いも本当に綺麗だった。オスカーノミネートされていたのに、個人的には残念だわ。


妻の頼みでやった女性モデルが引き金に・・・・?いやその前からその気配はあったみたいですね。女装をするたびに、だんだんその気になるアイナー・ヴェイナーは鬘をつけ、本格的な女装をしだす。


女装ネームもリリー・エルベと名乗り・・・・・。

ちょっと女装してと頼んだ妻ゲルダ・ヴェイナーは正直これを直視できなかっただろうな。複雑だよね。


妻の心の葛藤、想像できないくらいだろうね。ゲルダ役のアリシア・ヴィカンダー、良い演技していたね。
この演技が見事オスカーに輝いたんだね!

女に転換する夫を支える妻の気持ちってどんなものだろう?受け入れるってどんな気持ちなんだろう。そのあたりはゲルダになりきらないと分からないか(笑)


男性を好きなるわけだから、相手の男性に嫉妬するというのも何だか違和感をかんじるよね。


不思議な世界観を感じます。


アイナーとしてではなく、リリーとして生きるという夫を受け入れることに・・・・・。

おそらくそこまでいくにあたったはきっと凄い葛藤と悲しみがあったに違いありませんね。妻ゲルダに拍手を送りたいと思いました。それにしても2人だからこそやりえた演技かもしれません。

あらすじ(allcinemaより)

1926年、デンマークのコペンハーゲン。風景画家のアイナー・ヴェイナーは結婚して6年目になる肖像画家の妻ゲルダと仲睦まじい日々を送っていた。ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を引き受けたのがきっかけとなり、自分の中に潜んでいた女性の存在を自覚するようになる。最初は遊びのつもりでアイナーに女装をさせ、“リリー”として外に連れ出し楽しんでいたゲルダも、次第にアイナーが本気だと気づき激しく動揺するが…。

脇を固める同性愛者ヘンリク役にはあのベン・ウィショー。そういえば彼も実生活で同性婚?だとか。

性転換をする医者ヴァルネクロスにはセバスチャン・コッホ。久しぶりに見たな。

ラストで知ったのだけど、これ実話だそう。結局リリーは転換手術で適合出来なくて亡くなったらしい。

解説(allcinemaより)

 世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話を基に、ふとしたきっかけから男性であることに違和感を抱き始めた主人公の苦悩と、そんな夫を献身的に支え続けた妻の葛藤と感動の愛の物語を描いたドラマ。主演は「レ・ミゼラブル」「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン。共演に本作の演技でみごとアカデミー助演女優賞に輝いた「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」「コードネーム U.N.C.L.E.」のアリシア・ヴィカンダー。監督は「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー。


メディア 映画
上映時間 120分
製作国 イギリス/ドイツ/アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2016/03/18
ジャンル ドラマ
映倫 R15+

 

オフィシャル・サイト
http://lili-movie.jp/

 

 

 

Comments (2)
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幸せをつかむ歌(2015)**RICKI AND THE FLASH

2016-03-24 | 映画:シネコン

MOVIX京都にて19日(土)鑑賞。初日ということもあってか、結構お客さん多かった。メリル・ストリープの派手なロックシンガー役、なかなか見事でした!歌も上手いしこの人、結構色々なジャンルの役をこなす方ですよね。あ!ギターも弾いていたね。ちょっと練習したというようなものではなく凄かった。いやいやびっくりです!さすがオスカー女優だけあるなあ。

そういえば実の娘メイミー・ガマーが映画の中でも娘ジュリー役で登場。離婚して憔悴しきった役を見事に演じていた。流石、メリルの娘さん、彼女に負けず劣らずである。顔はそんなに似ていないけどね。


メイミー、ほぼノーメイクでふんばる!

お話はそんなに斬新なものではないけど、まあそれなりに良かったかな。それにしても主婦だったリッキー(メリル・ストリープ)家族を捨てロックシンガーになるというのはそれなりに凄いかな。なかなかできないよね。

で、超人気歌手にはなれず、うらぶれたパブでライブをやっているというのも、それなりに格好良いかな(笑)


メンバーのグレッグとは恋仲という設定

グレック役のリック・スプリングフィールドは本当にミュージシャン!凄いね。

あらすじ(allcinemaより)

ミュージシャンでの成功を夢みて3人の子どもと夫を捨てたリッキー。今は売れないバンド“リッキー&ザ・フラッシュ”のギター兼ボーカルとして、小さなライブハウスのステージに立つ日々。そんなある日、元夫ピートから娘のジュリーが離婚して実家に戻ってきて以来、憔悴したままだと連絡を受ける。なんとか飛行機代を工面し、ジュリーの元に駆けつけたリッキー。しかし20年ぶりの再会にも、ジュリーは自分を捨てた母を許すことができない。そんな中、ピートから連絡を受けた2人の息子たちも戻ってきて、久々に家族が全員顔を揃えるのだったが…。

後の妻となったモーリーンには嫌味たっぷり言われるし、リッキ―も立つ瀬ない感じ。でもやっぱり母心はどこかにあるんでしょうね。息子の結婚式には、音楽で盛り上げるという素晴らしさ。憎いなあ。

ベタではありますが、それなりに楽しめました。ばたばたしていてブログの更新が出来ず、今月は映画もあまり観ることが出来ず残念来月は頑張ろう!

解説(allcinemaより)

オスカー女優メリル・ストリープが夢を追って家族を捨てたワイルドな売れないロック歌手を熱演した感動ドラマ。娘のピンチをきっかけに家族と再会したヒロインが、過去と向き合い、葛藤しながらも自らの生き様を見せることで子どもたちとの絆を取り戻そうとしていく姿を描く。メリル・ストリープと実の娘メイミー・ガマーが母娘役で共演し話題に。また、メリル・ストリープのバンド仲間をリック・スプリングフィールド、リック・ローザスら一流ミュージシャンが演じているのも見どころ。脚本は「JUNO/ジュノ」「ヤングアダルト」のディアブロ・コディ、監督は「羊たちの沈黙」「レイチェルの結婚」のジョナサン・デミ。

スタッフも結構大物ぞろいですね。

メディア 映画
上映時間 101分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2016/03/05
ジャンル ドラマ/コメディ/音楽
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://www.shiawase-uta.jp/

 

 

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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2015)**THE BIG SHORT

2016-03-13 | 映画:シネコン

 世界経済の破綻を予測した4人のアウトローがいた

ウォール街VSアウトロー
これがリーマンショックの真実だ。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。いやあこれは失敗。とにかく専門用語が掛け合い・・・・。何が何だかわからない(汗)とにかく字幕を追いかけるのだけどさっぱり理解不能。事前に勉強しておくべきだった。いやいやそれなら観ていないかもしれないなあ。専門家によると、この作品、良くできているらしいです。結局最後まで理解することが出来ず悲しい気持ちで終わりました。情けない。そりゃそうだ。こういう話に無縁のものが観ること自体、ダメだわね。空買い、MBS CDS?もうちんぷんかんぷん。ただ救いはそれぞれのキャラが面白いくらいでしょうか?

スティーヴ・カレル演じるマーク・バウムはかなりテンション高めでそれなりに良い味が出ていたかな。クリスチャン・ベイル演じるマイケル・バーリはTシャツにサンダル履きという一風変わった金融トレーダー。普通はスーツにネクタイというビジネスマンというイメージだけどね。ヘビメタが好きで、ドラムを鳴らしたりしていた。まあそんな彼の言うことを信じない人がいるのは当たり前かもしれないが・・・・。

深刻そうなマーク。いつ見ても眉間にしわを寄せたような

 泣きそうなマーク

そんなマークに絡むのはライアン・ゴズリング演じるジャレッド・ベネット

対照的なのはやっぱりマイケル

一番冷静でまともなのはベン・リカート演じるブラッド・ピットのような気がした。

あらすじ(allcinemaより)

2005年。風変わりな金融トレーダーのマイケルは、格付けの高い不動産抵当証券に信用力が低いはずのサブプライム・ローンが組み込まれていることに気づき、破綻は時間の問題だと見抜く。だが、好景気に沸くウォール街で彼の予測に真剣に耳を傾ける者など一人もいなかった。そこでマイケルは、“クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)”という金融取引で、バブル崩壊の際に巨額の保険金が入る契約を投資銀行と結ぶ。同じ頃、若き銀行家ジャレッドやヘッジファンド・マネージャーのマーク、引退した伝説のベンもまた、バブル崩壊の足音を敏感に察知し、ウォール街を出し抜くべく行動を開始するが…。

とにかく苦手な内容だったかな。少しは色々説明が入るのだけど、字幕を追うだけでかなり消耗してしまいました。

是非未見の方、よ~く勉強して出来ればあらすじも把握して、鑑賞してください。あ!4人の絡みはほぼなし!カレルさんとライアンがちょっとあるだけです。

解説(allcinemaより)

マネーボール」の原作者マイケル・ルイスのベストセラー・ノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』を映画化した社会派金融群像ドラマ。サブプライム・ローンの破綻を引き金としたリーマンショックの舞台裏で繰り広げられた驚きの実話を基に、デタラメな錬金システムを編み出し、バブルに浮かれるウォール街を尻目に、いち早くその矛盾を見抜き、バブルの崩壊に賭ける世紀の大バクチを打ち、巨万の富を手にした4人のはみ出し者たちの戦いの行方をスリリングに描く。出演はクリスチャン・ベイル、ライアン・ゴズリング、スティーヴ・カレル、ブラッド・ピット。監督は「俺たちニュースキャスター」「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」のアダム・マッケイ。

メディア 映画
上映時間 130分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東和ピクチャーズ)
初公開年月 2016/03/04
ジャンル ドラマ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://www.moneyshort.jp/

 

 

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ヘイトフル・エイト(2015)**THE HATEFUL EIGHT

2016-03-05 | 映画:シネコン

 クエンティン・タランティーノ監督が仕掛ける[密室]ミステリー!

クセもの8人、全員ウソつき。生き残るのは誰だ!

MOVIX京都にて鑑賞。長~い作品でした。密室の場面で少々寝落ち・・・・。しまった!覚えているのはピアノを弾くメキシコ人ボブやギターを上手に弾くデイジー・ドメルグ役のジェニファー・ジェイソン・リー。ぼろぼろに殴られ血だらけの彼女。いやあお気の毒。

お話しは寒~い雪の中から始まる。
南北戦争後のワイオミング。雪の中を走る1台の駅馬車。乗っているのは賞金稼ぎのジョン・ルースと手錠をはめられた賞金首の女デイジー・ドメルグ。そこへ、馬が倒れて立ち往生していた元騎兵隊の賞金稼ぎマーキス・ウォーレンが、お尋ね者3人の死体と共に乗り込んでくる。ジョン・ルース役にはあのカート・ラッセルおじさんタラティ―ノ作品には常連さんですよね。そして立ち往生していたマーキス役には、これまたタラちゃん作品には重要なキャスト、
サミュエル・L・ジャクソンおじさん。難色見せていたルースだが仕方なくマーキスを乗せて共にレッドロックを目指す!そしたらまたまたもう一人・・・・・。そしてその途中でもう一人、レッドロックの新任保安官だというクリス・マニックスを拾う。保安官だというが、何故かルースはその言葉を信用せず。さて一行は猛吹雪を避け、道中にあるミニーの紳士洋品店に立ち寄ることに。ところがようやく辿り着いたミニーの店にミニーの姿はなく、見知らぬメキシコ人のボブが店番をしていた。なんかきな臭い様子?ここでおかしいと気がつけば、かなり凄いところだが、何も疑いせず(笑)

 ボブ役のデミアン・ビチル。ほんまにメキシコ人らしい

それ以外にこの店には、絞首刑執行人のオズワルド・モブレー、カウボーイのジョー・ゲージ、南軍の元将軍サンディ・スミザーズという3人の先客がいた。


オズワルド・モブレー役にはティム・ロス


ジョー・ゲージ役にはマイケル・マドセン クリスマスを母と過ごすだと話すがなんか違和感あり


サンディ・スミザーズ(ブルース・ダーン


自称保安官クリス・マニックス役にはウォルトン・ゴギンズ

 


一見、まるで無関係な8人は、ひょんな成り行きから、この店で一晩を一緒に過ごすハメになるのだったが…。
マーキス、かなり危ない事言っていたよね。ヤバいよ。ニガーという言葉も差別用語だし、何だか危ない危ない!!

ちょっと中だるみあってこれからどうなるのか?と思っていたら突然目も覚めるような殺人事件が起こるわけで、寝た子を起こすような場面続出!!ここから色々とびっくりしゃっくり。

やっぱりタラちゃん、期待を裏切らなかったわ~!

ゾーイ・ベルチャニング・テイタム出演ということになっていたが、どこでどんな感じで出てくるのが分からなかったが、それは観てのお楽しみ!意外なストーリー展開となります。これぞクエンティン・タランティーノ映画かも。

是非是非皆さんご覧あれ。

解説(allcinemaより)

 鬼才クエンティン・タランティーノ監督が、大雪で小さなロッジに足止めをくらったワケあり男女8人を主人公に描くバイオレンス・ミステリー西部劇。ひとつの殺人事件をきっかけに、嘘で塗り固められた登場人物たちの間に広がる疑心暗鬼の行方と思いも寄らない素性が次第に明らかとなっていくさまを、緻密な脚本と過激なバイオレンス描写で描き出していく。出演はサミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン。

メディア 映画
上映時間 168分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2016/02/27
ジャンル ミステリー/アクション/西部劇
映倫 R18+

2時間48分、ほぼ3時間の長丁場!これは見ごたえありです。少々グロいですが・・・・。

 

オフィシャル・サイト
http://gaga.ne.jp/hateful8/

 

 

 

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