上手く写せず(汗)
あなたの人生史上、最高の実話
MOVX京都にて初日に鑑賞。実在のアメリカンフットボール選手の半生を描いた作品だそうです。事前に前売りチケットを購入しょうとMOVX京都へ行ったら、置いていないとのこと。以前「3時10分・決断のとき」のときも同じことを言われたんだけど。。。これってメジャー配給じゃあなさそうですね。
主演は、「あなたは私の婿になる」のサンドラ・ブロック です。彼女の作品としてはかなり地味目ですね。と言ってもエンタメ性がないことはないのですが。。。。
さてどんな内容かというと、アメリカンフットボールのスター選手マイケル・オアー。昨期、ボルティモア・レーベンズにドラフト1巡目で入団し、NFLで活躍中の彼の生い立ちを綴ったベストセラーの映画化。
アメリカで3番目に貧しい地区に育った彼が、ある家族との出会いを通して自分の居場所を見つけ、アメフト選手としての未来を切り開いていくというお話。うぅ~ときそうな内容ですが、意外にサラッとしています。多分サンドラが演じたリー・アン・テューイという白人女性のキャラがことのほかエネルギッシュで頼もしい女性だからかもしれません。お涙ちょうだいというじめじめ感がないです。これが良かった!
裕福な白人家庭の夫人役のサンドラ。ゴージャスなところもなかなかいけてますよ。
あらすじ(日経トレンディネットより抜粋)
物語は10代のマイケルが、各地を転々としているところからはじまる。父親を知らず、麻●中毒の母親とも引き離されたマイケルは、どこに行っても居場所がない厄介者だ。今度も体格を買われ、スポーツ入学を果たすものの、寝場所さえ失うような日々を過ごしていた。
そんなある晩、凍てつくような寒さのなか、Tシャツに短パン姿で歩いていた彼は、家族と車で通りかかった白人女性リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)に声をかけられる。そこでリー・アンは、マイケルが自分の娘と同級生であることを知ると、憐れみを感じてか車に乗せ、彼を自宅に招くことに。
最初は一晩のつもりだった。だが、翌朝、マイケルのなかに何かを感じたリー・アンは、この家を去ろうとするマイケルを引き留め、一緒に暮らす決意をする。こうして、テューイ家では、リー・アンと夫ショーン(ティム・マッグロウ)と娘と息子のほかに、マイケルを加えた5人の家族生活がはじまっていく。
マイケルにとって、この家での新生活は戸惑いの連続だ。感謝祭の休日に、家族はアメフトを見ながらリビングのソファで食事をする。しかしマイケルは、1人背を向け、キッチンのテーブルで食べようとするのだ。その姿を見たリー・アンはすぐにテーブルへ移動してマイケルを囲み食事を共にする。
いよいよマイケルはこの家で本格的に家族の一員として暮らすことになる。リー・アンは彼に個室を用意。それを見たマイケルが「初めてだ」とつぶやく。これにリ対してリー・アンが軽い気持ちで「自分の部屋が?」と尋ねると、彼はひと言「ベッドが」と答える──。 自分の部屋どころではなかった、彼には自分のベッドすらなかったのだ。それを知ったリー・アンは、思わず言葉を失ってしまう。彼の人生がいかに過酷だったかを知り、自分たちの人生がそれと比べ、いかに恵まれているかを知ったのだ。
そんなマイケルを家族は、一生懸命受け入れようとする。マイケルも、いつしか、家族の一員として溶け込んでいく。そして、アメフトへのチャレンジが始まる。最初こそ、優しい性格が災いしてか、足を引っ張るばかりのマイケルだったが、リー・アンのアドバイスによりメキメキと頭角を現していく。
チームの仲間を家族だと思って守るのよとリ―・アンはアドバイス。
マイケルはアメフトで頭角を現し、チームは試合に勝ち進んでいく。マイケルの才能に注目する大学のアメフトチームが次々とオファーをかけてくることに。。。。。
大学進学を決めたマイケルはどこの大学に決めるかの選択を迫られる。結局最終に決めたのはリ―・アン夫妻の出身校である、ミシシッピー大学なのだが。このことからリ―・アンとマイケルの関係に亀裂が生じることになるが・・・・・・。
印象的な言葉がある。リー・アンの友人が「あなた立派だわ。彼の人生を変えたんですもの」と言うのだ。これに対してリー・アンはこう言った。「いいえ。彼が私の人生を変えたの」と答える。素晴らしいですよね。決してマイケルを上から見ることはなかった。彼の存在を敬い、認めていたんだと思います。きっとマイケルにも通じたんだなあと。。。。。そしてこの家族は器が大きいとつくづく感じました。
リ―・アンの息子S・J・テューイ(ジェイ・ヘッド)。彼もマイケルを本当の兄のように受け入れているところなんか、凄い!母と同じく器の大きい人間。出来ているわ!
ジェイ君は「ハンコック」でシャリーズ・セロンの息子役だった子でした。演技達者な子だと思ったらなるほどう~ん納得。
サンドラ・ブロックは、こう話す。。「確かに私たち一家は、マイケルを愛情深く寛大に受け入れる。でも、そのお返しに、彼は私たちが気づかずにいたことをもたらしてくれた」。これは人に分け与える奉仕活動ではない。互いに助け合う、家族の絆の物語なのだ。本当にそうだと思う。誰かにしてあげるというものではなく、お互いに助け合うことの大事さ。これですよね。
リ―・アンと出会わなかったら、今のマイケルは存在しなかったでしょうね。人との出会いはある時は奇跡を起こすのかもしれません。
クリスマスカードの集合写真にはマイケルも一緒に♪
余談ですが、リ―・アンの娘コリンズ役のリリー・コリンズ、無茶苦茶キュートで可愛いです。そうそうマイケルの家庭教師スー夫人役でキャシー・ベイツ も登場しています。
エンドクレジットでは、実在のマイケル、ス―夫人そしてリ―・アンの家族の写真が映し出されます。
そして何よりもサンドラ・ブロックが様々な賞にノミネート、受賞するという快挙に。
- ゴールデングローブ賞:主演女優賞 (ドラマ部門)
- 放送映画批評家協会賞:主演女優賞
- 全米映画俳優組合賞:主演女優賞
アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされているので、賞の行方にも注目です。
頑張れ、サンドラ
一度はホームレスになるなど過酷な少年時代を過ごしながらも、ある家族との出会いによって自らの才能を開花させ、ドラフト1巡目指名でNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の感動の実話をサンドラ・ブロック主演で映画化。原作はマイケル・ルイスのベストセラー・ノンフィクション『ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟』。共演はカントリー歌手のティム・マッグロウと「僕らのミライへ逆回転」のクィントン・アーロン。監督は「オールド・ルーキー」のジョン・リー・ハンコック。
メディア | 映画 |
上映時間 | 128分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ワーナー) |
初公開年月 | 2010/02/27 |
ジャンル | ドラマ/スポーツ |
映倫 | G |
http://www.theblindsidemovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/