銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

しあわせの隠れ場所◇◆The Blind Side

2010-02-28 | 映画:シネコン

上手く写せず(汗)

あなたの人生史上、最高の実話

MOVX京都にて初日に鑑賞。実在のアメリカンフットボール選手の半生を描いた作品だそうです。事前に前売りチケットを購入しょうとMOVX京都へ行ったら、置いていないとのこと。以前「3時10分・決断のとき」のときも同じことを言われたんだけど。。。これってメジャー配給じゃあなさそうですね。

主演は、「あなたは私の婿になる」のサンドラ・ブロック です。彼女の作品としてはかなり地味目ですね。と言ってもエンタメ性がないことはないのですが。。。。


さてどんな内容かというと、アメリカンフットボールのスター選手マイケル・オアー。昨期、ボルティモア・レーベンズにドラフト1巡目で入団し、NFLで活躍中の彼の生い立ちを綴ったベストセラーの映画化。
アメリカで3番目に貧しい地区に育った彼が、ある家族との出会いを通して自分の居場所を見つけ、アメフト選手としての未来を切り開いていくというお話。うぅ~ときそうな内容ですが、意外にサラッとしています。多分サンドラが演じたリー・アン・テューイという白人女性のキャラがことのほかエネルギッシュで頼もしい女性だからかもしれません。お涙ちょうだいというじめじめ感がないです。これが良かった!


裕福な白人家庭の夫人役のサンドラ。ゴージャスなところもなかなかいけてますよ。

あらすじ(日経トレンディネットより抜粋)

物語は10代のマイケルが、各地を転々としているところからはじまる。父親を知らず、麻●中毒の母親とも引き離されたマイケルは、どこに行っても居場所がない厄介者だ。今度も体格を買われ、スポーツ入学を果たすものの、寝場所さえ失うような日々を過ごしていた。

そんなある晩、凍てつくような寒さのなか、Tシャツに短パン姿で歩いていた彼は、家族と車で通りかかった白人女性リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)に声をかけられる。そこでリー・アンは、マイケルが自分の娘と同級生であることを知ると、憐れみを感じてか車に乗せ、彼を自宅に招くことに。 

最初は一晩のつもりだった。だが、翌朝、マイケルのなかに何かを感じたリー・アンは、この家を去ろうとするマイケルを引き留め、一緒に暮らす決意をする。こうして、テューイ家では、リー・アンと夫ショーン(ティム・マッグロウ)と娘と息子のほかに、マイケルを加えた5人の家族生活がはじまっていく。
マイケルにとって、この家での新生活は戸惑いの連続だ。感謝祭の休日に、家族はアメフトを見ながらリビングのソファで食事をする。しかしマイケルは、1人背を向け、キッチンのテーブルで食べようとするのだ。その姿を見たリー・アンはすぐにテーブルへ移動してマイケルを囲み食事を共にする。


いよいよマイケルはこの家で本格的に家族の一員として暮らすことになる。リー・アンは彼に個室を用意。それを見たマイケルが「初めてだ」とつぶやく。これにリ対してリー・アンが軽い気持ちで「自分の部屋が?」と尋ねると、彼はひと言「ベッドが」と答える──。 自分の部屋どころではなかった、彼には自分のベッドすらなかったのだ。それを知ったリー・アンは、思わず言葉を失ってしまう。彼の人生がいかに過酷だったかを知り、自分たちの人生がそれと比べ、いかに恵まれているかを知ったのだ。

そんなマイケルを家族は、一生懸命受け入れようとする。マイケルも、いつしか、家族の一員として溶け込んでいく。そして、アメフトへのチャレンジが始まる。最初こそ、優しい性格が災いしてか、足を引っ張るばかりのマイケルだったが、リー・アンのアドバイスによりメキメキと頭角を現していく。  


チームの仲間を家族だと思って守るのよとリ―・アンはアドバイス。

マイケルはアメフトで頭角を現し、チームは試合に勝ち進んでいく。マイケルの才能に注目する大学のアメフトチームが次々とオファーをかけてくることに。。。。。
大学進学を決めたマイケルはどこの大学に決めるかの選択を迫られる。結局最終に決めたのはリ―・アン夫妻の出身校である、ミシシッピー大学なのだが。このことからリ―・アンとマイケルの関係に亀裂が生じることになるが・・・・・・。

印象的な言葉がある。リー・アンの友人が「あなた立派だわ。彼の人生を変えたんですもの」と言うのだ。これに対してリー・アンはこう言った。「いいえ。彼が私の人生を変えたの」と答える。素晴らしいですよね。決してマイケルを上から見ることはなかった。彼の存在を敬い、認めていたんだと思います。きっとマイケルにも通じたんだなあと。。。。。そしてこの家族は器が大きいとつくづく感じました。


リ―・アンの息子S・J・テューイ(ジェイ・ヘッド)。彼もマイケルを本当の兄のように受け入れているところなんか、凄い!母と同じく器の大きい人間。出来ているわ!
ジェイ君は「ハンコック」でシャリーズ・セロンの息子役だった子でした。演技達者な子だと思ったらなるほどう~ん納得。

サンドラ・ブロックは、こう話す。。「確かに私たち一家は、マイケルを愛情深く寛大に受け入れる。でも、そのお返しに、彼は私たちが気づかずにいたことをもたらしてくれた」。これは人に分け与える奉仕活動ではない。互いに助け合う、家族の絆の物語なのだ。本当にそうだと思う。誰かにしてあげるというものではなく、お互いに助け合うことの大事さ。これですよね。

リ―・アンと出会わなかったら、今のマイケルは存在しなかったでしょうね。人との出会いはある時は奇跡を起こすのかもしれません。

クリスマスカードの集合写真にはマイケルも一緒に♪

余談ですが、リ―・アンの娘コリンズ役のリリー・コリンズ、無茶苦茶キュートで可愛いです。そうそうマイケルの家庭教師スー夫人役でキャシー・ベイツ も登場しています。

エンドクレジットでは、実在のマイケル、ス―夫人そしてリ―・アンの家族の写真が映し出されます。

そして何よりもサンドラ・ブロックが様々な賞にノミネート、受賞するという快挙に。

アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされているので、賞の行方にも注目です。

頑張れ、サンドラ

一度はホームレスになるなど過酷な少年時代を過ごしながらも、ある家族との出会いによって自らの才能を開花させ、ドラフト1巡目指名でNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の感動の実話をサンドラ・ブロック主演で映画化。原作はマイケル・ルイスのベストセラー・ノンフィクション『ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟』。共演はカントリー歌手のティム・マッグロウと「僕らのミライへ逆回転」のクィントン・アーロン。監督は「オールド・ルーキー」のジョン・リー・ハンコック

メディア 映画
上映時間 128分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2010/02/27
ジャンル ドラマ/スポーツ
映倫 G
オフィシャル・サイト
http://www.theblindsidemovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/

 

 

 

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パレード

2010-02-26 | 映画:シネコン


ベルリン国際映画祭で、国際批評家連盟賞受賞を受賞!

先日鑑賞した「今度は愛妻家」の行定勲監督の最新作です。賞をゲットしたということで、ちょっと気になり観に行って参りました。

原作は吉田修一の同名小説。この作品で吉田は第15回山本周五郎賞を受賞しているそうです。本当に本を読まないので、まったく何も知らず(汗)

あまり邦画は観ないので、ここに登場するキャストの方たちで知っている・観たことあるのは、香里奈と小出恵介だけです。あ!藤原竜也は知っていますが、彼の作品はまったく未見です。

いまどきの若者ってこんな感じなんですね。仕事で若い人たちと接することありますが、私生活の実態まではわかりませんから。

ここに登場する若者たちは夢や希望といった熱い思いのある人はいそうもないようです。惰性で生きているというわけでもないのですが。。。。。私の若かりし頃は友だちとのコミニュケーションがとても大事だったけど、4人にはそういう付き合いはない。あくまでも上辺だけらいしい。共同生活をしているけれど、あくまでもふれあいを求めて生活しているわけではない。多分家賃が安くてすむとかそんな合理的なこと考えての、共同生活なのでしょうね。

登場人物

杉本良介(小出恵介) 21歳・H大学経済学部3年 長崎出身のお気楽(に見える)大学生 

大垣内琴美(貫地谷しほり)  23歳・無職 若手人気俳優の丸山友彦と熱愛中。妊娠騒ぎを起こす。 

相馬未来(香里奈) 24歳・イラストレーター兼雑貨屋店長 本当の自分を出す事に疑問を感じる。

小窪サトル (林遣都) 自称18歳・男● 途中から共同生活に加わった。

伊原直輝(藤原竜也)  28歳・独立系映画配給会社勤務 非常に良識的な人間で夜のマラソンが日課。

あらすじ(allcinemaより抜粋)

都内のマンションをルームシェアする4人の男女。映画会社に勤める健康オタクの直輝はこの部屋に最初から住んでいる最年長。一方、イラストレーターで雑貨屋店員の未来は、おか●バーの常連。また、先輩の彼女に恋をした大学3年生の良介は告白する勇気が出ずに悩んでいる。そして無職の琴美は若手人気俳優と熱愛中。そんな彼らはそれぞれ不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで共同生活における互いの均衡を保っていた。しかし、いつしか男●のサトルがこのマンションに住み着くのと時を同じくして、町では女性を狙った暴行事件が連続して発生、これを境に彼らの穏やかな日常は次第に歪み始め、やがて思いもよらない事態を招いていく…。

印象的な場面は琴美が毎日、鏡に向かってひたすらメイク。そう言えば、こういう場面ってよく見かける。電車の中や、トイレの鏡の前で若い女性が念入りのメイク。何でここまでやるんだといつも思うんだけど。やっぱり恋人のためなのかしら?とにかく誰よりも綺麗に見せたいのだろうね。でも外見ばかり磨くだけじゃだめなんじゃあないの?同性なのだが、その心理はどうも理解できないんだけどね。


ところで、貫地谷しほりさんといえば、NHKの連ドラ「ちりとてちん」に主演していた方ですよね。。。。はじめて見た彼女の演技に実はぶったまげてしまいました。凄いですよね。琴美役、ハマっていました!う~ん上手い人です。


無職の琴美。将来の夢はあるのかしら?
良介と共に隣人が何者なのかを調べる。

おばさん感覚で言えば、一番良識のある直輝に共感を持ってしまうが。。。。。意外にもういう人物こそ実は裏がわけありって気もする。


琴美の妊娠騒動のため、彼は駆り出されることに。。。。

 


サトルがやって来たことで、4人の日常に変化が起こり始めていた。
暴行事件が起きたのも彼がやって来てからだ?と。そしてサトルを犯人ではないかと思うのだ。


隣の部屋に出入りするのは、石橋蓮司 扮する区議会議員。


サトルを疑っていた未来は、何故か彼をモデルにスケッチ。サトルは裸体でモデルに。


直輝も次第にサトルと交流を深めるような感じ。

あんなに敬遠していたはずなのに、何故か皆にとってサトルは無くてはならない存在になりつつあった。
サトルの出現は次第に4人の日常に変化をもたらす。そしてこのことがきっかけで思いもよらぬ方向に進んで行くのだった。

 

解説(allcinemaより抜粋)

第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説を、「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督によるメガホンで映画化した青春群像ドラマ。現代の若者の内面に宿る“モラトリアム”をテーマに、マンションでうわべだけの共同生活を送る若者たちの日常が新たな同居人を加えたことで徐々に歪んでいくさまとその顛末を描く。主演は「カイジ 人生逆転ゲーム」の藤原竜也。


吉田修一(左)藤原竜也(中)行定勲監督(右)

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2010/02/20
ジャンル ドラマ/青春/ミステリー
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.parade-movie.com/

 

 

 

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恋するベーカリー◎IT'S COMPLICATED

2010-02-24 | 映画:シネコン

 失敗の数だけ、きっと最後は、おいしい人生が焼きあがる。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。邦題にあるベーカリー、映画のお話とはあまり関係なかったんですね。確かに主人公ジェーンはベーカリーのオーナーではありますが。ベーカリーが主になっているものでもないしね。。。。。よくわかりませんね。

物語の主人公は、熟年女性ジェーン(メリル・ストリープ)です。彼女は人気ベーカリーのオ―ナ。でもあんまりその店の人気度は映像からはプンプン臭って来ないし、ベーカリーの内容もそんなに詳しく描かれてはいません。
もちろんテーマはジェーンの恋の行方。そして気になる相手は何と別れた元だんなとバツイチ建築家という身近な男性2人という設定です。

ジェーンの人生、離婚以外は理想的だと言えます。長年の夢だったベーカリー経営も軌道に乗り、3人の子供たちも立派に育てあげ。何もいうことなしなのですが。。。。

何故か満たされない??贅沢やそれって。そんなジェーンの前に2人の男性が現れる。

ジェイク(アレック・ボールドウィン
アレックおじさんの裸には絶句!思わずゲェ~見たくねえと思いました。

 

アダム(スティーヴ・マーティン
バツイチの建築家アダムは控え目で紳士的な男性、自宅の増築を依頼した際、離婚経験者同志ということで、息投合!徐々にいい関係に。。。。。



ジェイクは、ジェーンの子育てを終えた安心感という空白に巧みに入り込む。若い女との不●に走ったジェイクに対して憎しみを抱いた時期もあったはずだが、時とともに消え、やっと「子供たちの父親」という感情で見られるようになったのに、ラブラブモードで突撃してくるジェイクにジェーンはまんざらでもない様子。う~んおっさんなかなかやりますなあ~!でもジェーン、彼のどこがいいの?


ジェイクとの関係を友人たちに暴露するジェーン。その話に皆が興味深々。
飛び交う会話はかなり危ない。女はいくつになっても刺激的な話が好きそう。

とうとうこの状況に決着をつけなければならない時がやって来る。


ジェイクは縁りを戻したいなんて言い出したわけだ。妻と離婚するという決心したらしい。わあ~どうなるの?


惚れたはれたなんて言って楽しんでいるうちはいいけれど。大人なのだから、けじめをつけないとね。

簡単にあらすじ&解説(allcinemaより抜粋)

10年前に敏腕弁護士の夫ジェイクと別れ、3人の子どもを一人で育てる傍ら、長年の夢だったベーカリーの経営に尽力してきたジェーン。いまでは子どもたちも立派に自立し、ベーカリーのほうもNYタイムズ紙でNo.1の評価を得るまでに。不満のない人生のはずが、どこか物足りなさも。そんな時、息子の卒業式のためにニューヨークにやって来たジェーンは、ホテルのバーでジェイクと鉢合わせ。はるかに年下の小娘と再婚したジェイクだったが、なぜか熱烈に言い寄ってきて、酒の力も手伝ってジェーンもすっかりその気に。一方で、自宅の増築の打ち合わせで知り合ったバツイチの建築家アダムともすっかりいい雰囲気のジェーンだったが…。

恋愛適齢期」「ホリデイ」のナンシー・マイヤーズ監督が、メリル・ストリープ、スティーヴ・マーティン、アレック・ボールドウィンを主演に迎えて贈る大人のロマンティック・コメディ。人気ベーカリーを経営し、3人の子どもたちを立派に育て上げたバツイチ女性が、元夫と建築家を相手に忘れかけていた恋の歓びを蘇らせたことで戸惑い心揺れるさまとその顛末を綴る。

※どちらかといえば、「ホリディ」の方が好みですね。アレック・ボールドウィンのあのお姿はどうもダメでした。焼き立てパンの映像がもっと見たかった。

ところで、原題の COMPLICATEDですが、直訳すると複雑な、とか入り組んだという意味だそうです。邦題タイトルとはかなりかけ離れていますね。

メディア 映画
上映時間 120分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2010/02/19
ジャンル ロマンス/コメディ
映倫 R15+

オフィシャル・サイト
http://koibake.com/

 

 

 

ジェーンはジェイクとの逢瀬も楽しむ一方、ジェーンは控え目なアダムともデートを繰り返す。
結局ジェーンは二股かけているわけだが、罪悪感はあるのかしら?何かかなり軽い乗りなので、如何なものか?と考えてしまう。
 息子の卒業式でNYにやってきたジェーンはホテルのバーで元夫のジェイクと再会、再婚した妻と不和のジェイクに熱烈に口説かれ、ふたりはそのままべッドに入る。
◇気され憎しみながら離婚したのに、何でまた・・・・・。

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きみに微笑む雨

2010-02-21 | 映画:シネコン

 原題:GOOD RAIN

MOVX京都にて鑑賞。20日はMOVXデ―ということで、1000円で鑑賞できる日でした。「恋するベーカリー」を鑑賞しようと思ったらほぼ満席状態。諦めて帰るつもりでしたが。。。。この映画が上映開始されたのを発見!チョン・ウソンが観たさに、決めました。入るところでチョン・ウソンのクリア・ファイルまで頂き、ラッキー♪

昨年観た「グッド・バッド・ウィアード」のチョン・ウソンに出会ってから、ちょっとファンです。あまり恋愛ものは好みではないのですが。彼目当てで鑑賞することにしました。


チョン・ウソン演じるドンハは韓国の建設機械会社のビジネスマン。

STORY(ウーマンエキサイトシネマより)

出張で中国の成都に訪れたドンハは杜甫草堂を観光することに。そこで外国人を案内する女性ガイドを見て、立ち止まるドンハ。何とその女性はアメリカ留学時代の友だちのメイ(カオ・ユアンユアン)だった。思いもよらぬ再会に気持ちが高揚するドンハ。

その夜2人は再会を喜び合い、学生時代の思い出に花を咲かせる。告白したし自転車の乗り方を教えてあげたというドンハと告白どころか自転車には乗ったことがないというメイ。異なる記憶を思い浮かべながらお互いに惹かれていく二人。ドンハの帰国の日、彼は帰国を一日延ばしメイとの時間を作る。初めてのデート、初めてのキス、初めてのワルツ、一緒に居たい、ふれたい、触りたい・・・。


何と英語での演技。チョン・ウソン初挑戦!

まるで初恋のように二人はお互いにのめりこんでいく。しかし幸せな表情のドンハとは違い、メイの表情からドンハも近づけない影がチラリと見える。この恋はまるで降る時をわかっている雨のように、タイミングよく訪れたのか?それともとらえることのできない雨のようにまたすれ違っていくのか?月日を超えて再会した二人の行方は・・・。

支社長役のキム・サンホ、メイの同僚が登場する以外後は、ほぼ2人だけでお話は進んで行きます。二人の心のやり取りが見もの。でもこれって結構難しいですよね。もうお終いなのかなあと思ったらまだ続きます。

なるほどやっぱりおちがありました。メイの煮え切らないない態度がそういうことだったんだ。ちょっと引っ張りすぎのような感じもありますが。。。。


チョンさん、ちょっとお顔がふっくらしすぎのような気もしますが。

結局はハッピーエンドでしたが。う~ん何かちょっとまわりくどい展開のようにも思えましたが。ストレートに進めば早くお終いになっていしまうからでしょうか。

 

10年ぶりに出会い
もう一度きみに恋をした
涙の跡にも気づかずに。

解説(allcinemaより抜粋)

 「八月のクリスマス」「四月の雪」のホ・ジノ監督が、大地震から1年後の未だ傷跡の残る中国・四川を舞台に、10年ぶりに再会した男女の心の機微を繊細に綴る切ない大人のラブ・ストーリー。学生時代には互いに秘めた想いを打ち明けられぬまま別れてしまった2人が、偶然の再会によって恋心を再燃させながらも、戸惑いや躊躇いを抱え素直になりきれない姿とその顛末をリリカルなタッチで描き出す。主演は「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンと「プロジェクトBB」のカオ・ユアンユアン。

メディア 映画
上映時間 101分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2009/11/14
ジャンル ロマンス/ドラマ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://www.kimiame.com/



 

 

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海角7号 君想う、国境の南○海角七號

2010-02-20 | 映画:ミニシアター

魔可不思議なタイトル?

実はタイトルをどう読むのか知らなくて。シアターの受付でえ~っと何て読むんですか?と聞いてしまいました(汗)チラシを見たら書いてあったのに、まったく読まず。

“かいかくななごう”と読みます。それにしても変なタイトルです。台湾語で「ハイジャオチ―ハオ」と発音。2008年8月に台湾で公開されて以来、ドンドン動員数を伸ばした大ロングラン作品だそうです。まったく予備知識なく、今回もシアターへ足を運んだわけですが。。。。台湾歴代ナンバー1。外国映画を含めてもあの「タイタニック」に次ぐ歴代2位の大ヒットというのです。凄いですね。

普段映画を観ない中高年層から愛され、若い観客はリピーターが続出するほど熱狂的に支持されたらしいです。「海角7号を観たか?」が挨拶代わりになるほどの社会現象と化したなんて、まあなんて凄いことなんでしょうか。
噂が日本にも飛び火してついに公開となった話題作なんて本当に知りませんでした。


主役の阿嘉(アガ)役に、ファン・イーチェン。むちゃくちゃ歌が上手い。
それもそのはず、彼は台湾の人気歌手だったのね。

タイトルだけで静かなイメージの作品だと思ったら、結構音楽ガンガン♪でパワフルな場面も多いので驚きました。
またヒロイン友子役に日本人女優の田中千絵が登場しているのですが、まったく初めて見る方なので。。。。こんな女優さんいたんだと思いました。
この作品で田中さん一躍時の人となったそうです。そしてもう一つは歌手の中孝介さんが本人中孝介として、そして物語のキ―となる日本人教師役でも登場。ほとんど顔が映らないので、まったく中孝介だとは気付きませんでした。

北京語に台湾語、そして日本語が飛び交います。ナレーションは日本人教師が友子への想いを語りながら続きます。
田中千絵さんの北京語もなかなか良いです。何でも彼女は台湾のテレビで活躍しているそうです。

さてお話は。。。。。

60年前の悲恋と現代の淡い恋が並行して進んでいきます。
2つの物語を結ぶのは、届かなかったラブレター。
そして、浜辺に響くシューベルト「野バラ」の美しい歌声。
地元の即席バンドの歌声は意外にも素晴らしいのでびっくり!

1940年代、日本統治下の台湾。若い日本人教師が、日本名を友子という台湾人の教え子と恋に落ちた。しかし、間もなく迎えた敗戦によって教師は帰国することになる。港に佇む友子を残して引き揚げ船に乗ったかれは、日本に着くまでの7日間、海上で尽きせぬ想いを手紙に綴るのだった・・・・。


60年後の現代、台北でミュージシャンとして成功するはずが、夢破れて故郷・恒春の実家に舞い戻ってきた青年、阿嘉(アガ)。郵便配達のバイトを始めることになった彼は、届け先不明の郵便物の中に日本統治時代の住所“海角七号”宛ての小包を見つける。中には、60年前、敗戦によって台湾から引き揚げざるを得なかった日本人教師が、恋人の台湾人女性に宛ててしたためた7通のラブレターが入っていた。その頃、町では日本人歌手・中孝介を招いての町興しライブを目前に、前座を地元のバンドが務めることが決まり、準備に大わらわ。急遽、即席の素人バンドが結成され、阿嘉もボーカルとして駆り出されてしまう。一方、恒春でポスター撮影の仕事をしていた売れないモデルの友子は、通訳兼世話役としてそのまま現地に留まり、前座バンドの面倒を見るハメになってしまうのだが…。

解説(allcinemaより抜粋)

本国台湾で空前の大ヒットを記録した郷愁あふれる感動ドラマ。届くことのなかった日本統治時代の古いラブレターが、現代の台湾人男性と日本人女性に芽生えた恋を静かに後押しするさまを詩情豊かに綴る。主演は台湾の人気歌手、ファン・イーチェン。共演に、本作をきっかけに台湾で人気急騰の日本人女優、田中千絵とこれが映画初出演の中孝介。監督は、これが長編デビューのウェイ・ダーション

メディア 映画
上映時間 130分
製作国 台湾
公開情報 劇場公開(ザジフィルムズ=マクザム)
初公開年月 2009/12/26
ジャンル ドラマ/ロマンス/青春
映倫 G

どうなのかな?そんなにブレイクするほど良いのなあ。悲恋や淡いラブストーリーって意外に人々の心を掻き立てるのかもしれませんね。シンプルイズベストってところなんでしょうね。ただこのタイトルには何故かひきつけられました。

オフィシャル・サイト
http://www.kaikaku7.jp/
 
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ユキとニナ♪YUKI & NINA

2010-02-17 | 映画:ミニシアター

 子供のままではいられない。
京都シネマにて鑑賞。

フィクションではなく、ドキュメンタリー的な作品に見える作品でした。多分この2人の女の子が自然な演技だったからでしょうか。それに比べて大人たちの存在感は薄くて、ぼんやりしていましたね。それだけ彼女たちの演技が素晴らしいものだったのでしょうね。

いやいや恐れ入りました。まったく経験がないのに凄い子供たちですよね。ニナ役のアリエル・ムーテルちゃんは両親が離婚している設定なのだが、別れた母に、「どうしてもっと努力できなかったの?」と本音をぶつけるシーンなんかは本当にリアルで驚きました。映画初出演とは思えない堂々とした演技にぶったまげてしまいました。

一方のユキ役のノエ・サンピちゃん、彼女の場合、台詞はそんなに多くの言葉ではありません。表情、雰囲気で、そのときの心情を上手く醸し出していました。まさにそれが最初に書いた、ドキュメンタリー的に見えるところかもしれません。

STORY


母ジュン(ツユ)、父フレデリック(イポリット・ジラルド

イポリット・ジラルドは今回諏訪監督と共同で監督もしています。

フランス人のパパと日本人のママを両親に持つユキは、パリに暮らす9歳の女の子。同い年のちょっとおませなニナとは大の仲良し。そんなユキの最近の心配事は、両親の仲が悪いこと。そして夏休みが始まる日、離婚を決意したママから、ユキを連れて日本に帰るつもりと告げられる。ショックを受けたユキはニナに相談。ニナも両親の離婚を経験し、いまだにそれを納得できていなかった。そこで2人は、ユキの両親を仲直りさせようとある作戦を実行する。それは、ユキの両親が愛し合っていた頃を思い出すような手紙をユキのママに送る事だった。その頃の仲むつまじい写真の切り抜きや、プレゼントを入れて工夫を凝らした。その手紙は“愛の妖精”から送られたという事にする。その手紙を、日本式のお祈りで願いを込めてポストに投函する。

数日後、日本に帰る荷造りをしているママの元に“愛の妖精”の手紙が届く。
“何故離婚するのですか?悲しくなるのにお別れですか?”それを読んだユキのママは「きっと悲しくなるけど 今の方がもっと悲しいからパパと別れるの」と涙ながらに告げる。そしてママが一足先に日本に旅だった夜、悲しみにくれるパパと話をするユキ。「たとえ東京へ行かせてもお前を見捨てたわけじゃない。落ち込まないで元気でいてくれ。ママと一緒なら大丈夫、新しい土地で成長していける。」とパパは必死でユキに愛情を伝えようとする。

2人の想いはなかなか大人たちには届かない。ついにユキとニナは最後の手段として家出を決意、うその書置きを残して郊外の森へと向かうのだったが…。


深い森を抜けて、大人になる。。。。。。

途中ユキはニナを置いたまま、さらに森の奥へと進んで行く。そして深い森を抜けた向こうに見えたものは?これがユキの決めたことを意味する選択だったのかしら。

幻想的な森でしたね。以前行ったフィランドの森を思い出しました。そんな森の向こうは何とのどかな日本の田舎の風景が広がるという発想がまた面白いですね。まさに日本とフランスの融合!意外に味がありましたよね。

 

実際、脚本の台詞部分を空白にし、役者の即興で作るという諏訪監督独特の手法がとられたという。慣れた役者でも難しい手法だそうで、その手法に瑞々しい感性で演じたふたりの子役が素晴らしいです。でも期待に応えるこの子たち、これでいいのかしら?

これぞ本物の天才子役かもしれませんね。

解説(allcinemaより抜粋)

「M/OTHER」「不完全なふたり」の諏訪敦彦監督と俳優のイポリット・ジラルドが共同で監督を務めた日仏合作ドラマ。大親友の2人の少女が、大人たちの都合で離れ離れとなる危機に直面して、様々な葛藤を経て成長していく姿を、少女の目線から繊細かつ瑞々しいタッチで綴る。主演は、共に映画初主演ながら諏訪監督ならではの即興演出にも見事な演技で応えたノエ・サンピとアリエル・ムーテル。

主題歌はううあ(UA)の「てぃんさぐぬ花」でした。沖縄民謡のような音楽でしたね。


メディア 映画
上映時間 93分
製作国 フランス/日本
公開情報 劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月 2010/01/23
ジャンル ドラマ
映倫 G
オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/yukinina/

 

 

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バレンタインデ―☆VALENTINE'S DAY

2010-02-15 | 映画:シネコン

 甘い恋もある、苦い恋もある。


バレンタインデ―は終わってしまいましたが。。。。バレンタインデ―を鑑賞して来ました。女性が男性へ愛のしるしとして、チョコを贈るという習慣はどうも日本だけのようですね。いつからこんなことが始まったんでしょうか?
欧米でもバレンタインデ―には恋人に花やケーキを贈る習慣はもちろんあるらしいけど、どちらからというのはないみたいです。
ちなみにホワイトデーは日本独自のものだそうで。他の国にはありません。

群像劇でした。しかも豪華キャスト!子供からお年寄り?まで登場します。年齢の高いキャストはあのシャーリー・マクレーンヘクター・エリゾンド 。そのシャーリーが宣伝用のポスターに写真が載らないため、えらく怒ったらしいです。慌ててポスターを作りなおしたとか。

イントロダクション(映画情報サイトムービーネットから抜粋)

2010年のバレンタインデー、それは 15人が全力で想いを伝える1日――。

 一番大事な人が誰かがわかる、一年にたった一度の特別な日“バレンタインデー”。そんな世界共通のロマンティックな一日に注目したのが、今も恋愛映画の最高傑作のひとつとして絶大なる人気を誇る「プリティ・ウーマン」の監督、ゲイリー・マーシャル。描かれるのはロサンゼルスを舞台に、年齢も職業も愛のかたちも様々な、男女15人のバレンタインデー。その日、15人それぞれがすべてを懸けた愛の行方は―?

クレジットを見ると花屋の若主人リード・ベネットを演じたアシュトン・カッチャー は何故か、後の方に名前があるけれど。映画で観る限りは結構メインキャストですよね。
「べガスの恋に勝つルール」の彼はあまりインパクトなかったけど、今回はなかなか良い味だしていたように思います。

意外に出番が少なかったのはリードが焦れるモーリー・クラークソン役のジェシカ・アルバ 。リードとの絡みを楽しみしていたのですが、あれあれ~って感じでお終いでした。ラスト近くにちょこっと映るだけでした。

ジェニファー・ガーナーはジュリア・フィッツパトリック役。学校の先生でリードとは長年の友だちという設定。


何を隠そうこの2人の友情?&LOVEがメインだったと思いますが?
皆さんどうでしょう。

初めは分かりませんでしたが。。。。お話が進むにつれて結末が見えてきた。まあよくあるパターンです。でも意外にこれがすんなりしていて面白かったです。まあまあいけます。群像劇って結構観づらいんですが。これはそうでもなかったです。

STORY

花屋のオーナーのリードは、ベッドの上で緊張していた。一緒に暮らす恋人のモーリー に、朝一番でプロポーズすると決めていたのだ。目覚めた彼女は、笑顔で婚約指輪を受け取る。しかし、リードが配達の途中で自宅に立ち寄ると、仕事中のはずのモーリーが、荷物をまとめていた。


ジュリアの恋人ハリソンにはパトリック・デンプシー です。
今回はジュリアには独身と偽って、妻子持ちの医師役で登場。


 小学校教師のジュリアは、ベッドの中ですねていた。この特別な日に、恋人の医師ハリソンが、出張でサンフランシスコへ行ってしまう。親友のリードから、内緒で追いかけろとたきつけられて決心するジュリア。しかし、そのリードが、空港まで彼女を引きとめに来る。彼の店からハリソンが、いないはずの“妻”に花を送ったと言うのだ。


リズ役には、アン・ハサウェイ 。ポーラ(クイーン・ラティファ


 リズは、ベッドの上で写真を撮っていた。初めて一夜を共にしたジェーソン(トファー・グレイス) の寝起きの顔を。二人は、同じ会社の受付係と郵便係。素敵な夜だったと言いながら、時計を見たリズは、急に逃げるように帰ってしまう。それでもジェーソンは、リズをバレンタインディナーに誘うが、デートの最中に席をはずした彼女の携帯電話での、とんでもない会話を聞いてしまう。


 エステルは、夫のエドガーがベッドに運んでくれたバラの香りで目覚める。出逢って50年以上の二人は、今年はプレゼントはやめようと約束したのに、共に相手に内緒でとっておきの品を用意する。しかしエステルは突然、何年も隠し続けた“真実”を告白する。


ホールデン・ブリスト役にはブラッドレイ・クーパー そしてケイトにはジュリア・ロバーツ


 ロサンゼルス行きの飛行機の中で目を覚ましたホールデンは、カーテンを閉めようとして、隣の席の軍服を着た女性ケイトを起こしてしまう。大尉である彼女は、11カ月ぶりに一晩だけの滞在許可をもらい、これから大事な人に会いに行く。職業柄、人物観察が鋭いケイトは、ホールデンが深刻な恋の悩みを抱えていると指摘する。彼にも待ってくれるはずの人がいるのだが──。何とホールデンの大事な人は!えぇ~まさか彼がゲ○だとは驚き。
ケイトの大事な人は。。。。。おぉ~こういうことだったのね。
 甘いこの日に、苦い想いをしている男女がいる。有名アメフト選手のマネージャーのカーラ(ジェシカ・ビール) と、スポーツキャスターのケルビン(ジェイミー・フォックス) だ。カーラは、毎年開く“バレンタインデーなんか大嫌い!パーティ”の参加者が、今年はまだゼロだと焦る。ケルビンは、スポーツの仕事を干され、朝からバレンタインがらみの取材ばかり。カーラからこの日が嫌いな理由を聞かされたケルビンは、心を動かされる。


   
 バレンタインデーが終わるまで、あと数時間。彼らは、本当に大事な人を見つけることができるのか? 恋の数だけ、息が苦しくなるほどの、切ない結末が待っていた──。

ということで登場する素敵な人々は何処かで繋がっていますね。群像劇はばらつくことなく上手くまとまっていたのではないかと思いました。

ケイトの息子のベビーシッタ―、グレース・スマートを演じていたのはジュリア・ロバーツの姪、エマ・ロバーツ だそうです。知らなかった。

※何とラストでNG集が映し出されました。アシュトン君、シ―トベルトが上手く出来なくて四苦八苦何とそのシーンが2回も(笑)

 ジュリア・ロバーツジェイミー・フォックスほかオールスター・キャストの豪華共演で贈るアンサンブル・ラブ・ストーリー。バレンタインデーを迎えたロサンゼルスを舞台に、年齢も職業も異なる男女15人の様々な恋愛模様とその行方を描く。監督は「プリティ・ウーマン」のゲイリー・マーシャル

メディア 映画
上映時間 125分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2010/02/12
ジャンル ロマンス
オフィシャル・サイト
http://www.valentinesdaymovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/valentinesday/
 
 
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ミニプリント展2009が終了しました。

2010-02-15 | 銅版画関連

 久しぶりに銅版画について。

29e MINI PRIINT INTERNACIONAL DE CADAQUES 2009

毎年スペインのカダゲスで開催されるミニプリントの展覧会の巡回も終了した。いよいよ2010年のエントリーが始まる。今年で30回目だそうで。ということは30周年を迎えるわけです。何か特別なことをするのかしら?

ということで、今年も懲りずにエントリーする予定。今作品の仕上げをやっている途中です。29回目の出品アーティストは何と664名!過去には800名の出品者もあったようです。膨大な数にため息(ふぅ~)
継続は力なり!!という意志のもとで今回も頑張りたいと思います。

さて2009年出品した作品は以下の3点。

 10cm×10cm 
エッチング

 

 10cm×10cm

エッチング・ドライポイント

10cm×10cm

エッチング・ドライポイント

作品の大きさは10cm×10cmが最大の大きさです。紙の大きさは18cm×18cmと決まっています。版種は印刷なら何でもOKだと思います。また作品を販売もされており、売れた場合はいくらか取られます。
ちなみに上記の作品は4枚売れました。何処の国の方かは分かりませんが。この場でお礼申し上げます。ありがとうございました

 

 

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抱擁のかけら☆LOS ABRAZOS ROTOS

2010-02-13 | 映画:シネコン

 愛から逃げて、愛と出逢う

MOVX京都にて鑑賞。いやあこれだけぺネロぺちゃんを見るだけでも価値がある作品ではないでしょうか?まさに彼女あっての、この作品だと思いました。いろんなぺネロぺに出会えます。モンロー風だったり、ヘップバーン風だったり。。。。同性の私も彼女の美しさには魅了されそうです。

こんな魅力的で綺麗な女性だったら誰しも虜なるのは当たり前。そんな男が2人が登場します。一人はそんな彼女を自分の所有物のように独占する富豪のおじさん。もう一人は物語の主人公となる脚本家であるハリー。彼はその美しい女性レナとの恋に堕ちるということになるわけなのですが。。。。。

そのくだりは後半に詳しく描かれていきます。


STORY(livedoorニュースより抜粋)

物語は2008年のマドリードから・・・・。
脚本家のハリー・ケイン(ルイス・オマール)は、ある事件をきっかけに、名前を変えて違う人生を生きている。14年前、彼は本名のマテオ・ブランコを名乗り、映画監督として活躍していた。その事件で視力を失った彼は、もっと大切なものを同時に失くしたことを、心の奥深くに封印した。
すべての事情を知るエージェントのジュディット・ガルシア(ブランカ・ポルティージョ)と、彼女の息子のディエゴ(タマル・ノバス)の助けを借りて、ハリーは仕事も私生活も何不自由ない日々を送っていた。
ある日、ライ・X(ルーベン・オチャンディアーノ)と名乗る男が現れ、自分の監督作の脚本をハリーに依頼する。彼が望むのは、「父の記憶に復讐する息子の物語」。自分向きではないと断るハリーは、その男が誰かを思い出していた。記憶から抹殺した男、エルネスト・マルテル(ホセ・ルイス・ゴメス)の息子だ。どうやら、決別した過去が、ハリーを捕らえようとしていた。おりしそのとき、新聞の見出しを読んでもらい、マルテルの死を知ることに。
隠されたハリーの過去に興味を抱くディエゴに求められるまま、ハリーはマテオ時代の物語を語り始める。それは、甘美な恋と激しい嫉妬、恐ろしい裏切りに満ちた男女の愛の物語だった……。

1994年、マドリード。初めて会った時からマテオは、その女が何者なのか知っていた。彼女の名前はレナ(ペネロペ・クルス)、有り余る富と絶大な権力を誇る実業家エルネスト・マルテルの愛人だ。何もする必要のない退屈な日々の中でレナは、一度は諦めた、女優になる夢を追いかける。新進監督のマテオが、新作のコメディ「謎の鞄と女たち」を撮ると聞きつけたレナは、オーディションを申し込む。プロダクション・マネージャーのジュディットが「美しすぎる女」だと評した彼女をひと目見た瞬間、マテオは心を奪われ、素人同然の彼女を主役に抜擢する。レナもまた、才能に輝くマテオに惹きつけられる。二人が恋に落ちるのに、時間はかからなかった。


モンロー風もいけてる♪



ヘッバーン風も良い。
どれをとっても綺麗で魅力的なレナ。本当に美しすぎますわ~!マテオが虜になるはずです

二人は相思相愛となるが、あのおっさんが黙っているわけがない。
そうあのマルテルです!


レナ(ペネロペ・クルス
マルテルの独占的な愛にがんじがらめ状態のレナ。スケベな奴です。このおっさん、彼女にベタぼれレナの心変わりに指をくわえているだけならまだしも。

何とレナの監視を始める!

エルネストは、出資を申し出てプロデューサーになり、息子のエルネストJr.を撮影現場に送り込む。Jr.はメイキングを撮るという建前でカメラを回すが、それは父の命令によるレナの監視だった。強く激しい二人の愛は、もはや隠すことはできない。離れていくレナの心を、力で繋ぎ止めようとするエルネスト。二人の関係を嫉妬と羨望で見つめる、かつてはマテオの恋人だったジュディット。父の望み以上に、執拗にレナを追いかけるJr.。

マルテルは映像を盗み見して、口パクで何を話しているかをチェックするという入念さ。口パク通訳したのはボルベールでぺネちゃんの妹役だった人?ではないかしら。

 


映画の酷評を見たマテオは。。。。。


それぞれの感情が渦巻くなか撮影は終了、レナとマテオは、カナリア諸島のランサロテ島へ逃避行を遂げる。何度も何度も抱擁を重ね、死ぬ瞬間もこうして抱き合っていたいと願う二人。しかし、マドリードでは裏切りと復讐が始まっていた。手始めは、マテオが中断した「謎の鞄と女たち」が完成したという広告、そしてプレミア上映での酷評記事。マテオが、状況を調べるために戻ろうとした前日、事件は起きた。

レナを繋ぎとめておこうとして果たせなかったマルテのル執念は、露骨な報復手段はとどめなく続く。そして二人の愛を奪ったあの事故は、偶然だったのか、それとも罠か──?

奪われた愛、破り捨てられた写真、それでも人生は美しい──

二人が滞在した部屋のごみ箱には、大量の写真が捨てられていた。抱き合うレナとマテオを一枚一枚、手で破って引き裂いた写真が……。

マテオとレナの恋に嫉妬、憎しみを持っていたのは、マルテルだけではなかった。マテオのかっての恋人だったジュディットもそうだ。マルテルに二人の居場所を教えたのは彼女だった。

ハリー(マテオ)は封印していた愛を解いた。もう真相を知ることも怖くない。ライ・Xを訪ねたハリーは、事故の夜のレナとマテオを撮影したフィルムを受け取る。
果たして、そのフィルムに永遠に焼き付けられたのは、愛か憎しみか、それとも──?


マテオの14年間の愛が解き離たれた。視覚を失ってしまったが、レナの姿は彼の記憶の中にず~と残ることだろう。愛し合った二人の姿が眩しく感じた。


可愛くて美しいぺネちゃん!

「ボルベール <帰郷>」に続いて4本目の共作となるペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルス主演で贈る愛と再生のドラマ。生涯をかけた愛が崩壊して以来、視力や人生までも失った映画監督が封印していた悲劇の記憶を解き放ち、再び生きる道を見出していく姿をミステリアスかつ情感豊かに描き出す。共演に「バッド・エデュケーション」のルイス・オマール。

マテオ役のルイス・オマールも良かった

メディア 映画
上映時間 128分
製作国 スペイン
公開情報 劇場公開(松竹)
初公開年月 2010/02/06
ジャンル ドラマ/ロマンス
映倫 PG12

公式サイト (スペイン語)

公式サイト (日本語)

※受賞・ノミネートされています。

第62回カンヌ国際映画祭

ノミネート:パルム・ドール - ペドロ・アルモドバル

第67回ゴールデングローブ賞

ノミネート:外国語映画賞

第63回英国アカデミー賞

ノミネート(未決定):外国語映画賞

第22回ヨーロッパ映画賞

ノミネート:監督賞 - ペドロ・アルモドバル

ノミネート:主演女優賞 - ペネロペ・クルス

受賞:音楽賞 - アルベルト・イグレシアス



 


 

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50歳の恋愛白書

2010-02-10 | 映画:シネコン

 原題はTHE PRIVATE LIVES OF PIPPA LEEです。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。火曜日は会員:1300円で鑑賞出来るのでラッキー!
原題を直訳すると、本作の主人公ピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)のプライベートな人生(生活の数々)で、つまりはピッパの恋愛についての赤裸々な告白という意味だそうです。邦題は一般的な50歳の女性の恋愛についてということになるので、原題とそぐわないような気がしますね。誰が邦題を決めたのは誰なのか?知りませんが。。。。。
もう原題に近いタイトルをつけて欲しいものです。

う~んちょっと思っていた感じとは違うんですよね。タイトルの意味を知ったらなるほどと思っていたのでしょうが。ピッパーがクリスと恋に落ちるとところはちらっと知っていました。。。。そのこととは関係なく何かドロドロ感があります。つまりですね。主人公ピッパーの生きざまがやはりドロドロ感なんですね。そうです!だから彼女の生きざまには共感も出来ませんでした。何かやだな、こういうの。。。。。

お話は過去のピッパーと現在のピッパーの様子が交互に映し出され、始まる。最初は誰のことか分からず(汗)

STORY

母ス―キ―もド○ッグ中毒


ピッパ・リーは10代の頃に家出をして叔母の家に居候。叔母にはカット(ジュリアン・ムーア)という不思議なオーラを持った作家の恋人がいた。

このころのピッパ・リー(ブレイク・ライヴリー)の人生は波瀾(はらん)万丈だった。

母親スーキー・サーキシアン(マリア・ベロ)との確執の中、若い時はド○ッグとセッ○スに溺れていたピッパ(ブレイク・ライヴリー)が30歳も年上の出版王ハーブ・リー(アラン・アーキン)と出会い、ピッパはハーブの大人の男の魅力に惹かれいくのだ。またハーブが最初にピッパに惹かれたのは、ピッパの若さと奔放さである。

ブレイク・ライヴリーVSモニカ・ベルッチは若さでブレイクの勝ちってところかしら。


ジジ役のモニカ・ベルッチ、相変わらず魅力的です。

ハーブがピッパと出会ったのが、たまたまハーブの妻ジジ・リー(モニカ・ベルッチ)と破局状態になっていた時期だったことがピッパにとってラッキー。自分の夫を若い女に奪われた誇り高い妻ジジが、何とも悲劇的な形で夫をピッパに「譲る」形でピッパはハーブと結婚することになるのだが。。。。。

アラン・アーキンはズラのようですな。


そしてピッパ(ロビン・ライト・ペン)は、結婚してからその生き方を180度転換し、良き妻、良き母になることに努めた、その努力は並大抵のものではなかったはず。

さてそんなピッパとハ―ブ夫婦
マンハッタンの家を離れ、引退した高齢者ばかりのコミュニティのあるコネチカットに移り住んだのは、ハーブが何度か心臓発作に襲われたため。80歳にもなれば、いくら元気でも何らかの病気は出てくるはず。したがって、ピッパはそんなハーブを静かに見守りつつハーブの最期を看取れば、あとは膨大な遺産を相続して一人贅沢三昧の生活を・・・。若い妻なら普通そんな第2の人生を計算するはずだが、さてピッパは?


クリス(キアヌ・リーヴス)は何と全身にタト○ー!


ピッパが惹かれたのは15歳も年下のクリス、コンビニの店員をしているようだが、妻に浮○をされて離婚したばかりのダメ男(?)で目下母親の家に居候中。高齢者ばかりのコミュニティの中でピッパが一人浮いてしまったことがどうもクリスへと。。。。
でもピッパは30歳も年の離れた大金持ちの男と金目当てではなく愛情をもって結婚して双子を産み、一生懸命妻として母としてつとめてきたのに、50歳になった今なぜハーブとの将来に不安を持ち、15歳も年下の男クリスに惹かれていくのだろうか?

他方ハーブの方は?男はいくつになっても恋をする動物らしいが、心臓に病をもつハーブがピッパに隠れてピッパの親友サンドラ・ダラス(ウィノナ・ライダー)と浮気をしていたとはビックリ。その現場を発見したピッパはもちろん大ショックだったようだが。。。。。


久しぶりのウィノナ・ライダーはおじいちゃん・ハーブの浮○相手役だったとは。

ハーブとの離婚を決心した後、ホントに倒れてしまったハーブとの別れ。ピッパは長男の ベン(ライアン・マクドナルド)とは仲良しだが、世界の紛争地帯で写真を撮ることに熱中している長女のグレース(ゾーイ・カザン)とはあまりうまくいっていない様子だった。しかし、いつしかその仲も改善し、ハーブの生命維持装置を外すシーンでは3人が揃ってそれに同意する。う~ん何かちょっと理解不能。

ピッパがハーブの葬儀をベンとグレースに任せ、自分はクリスと共に新たな旅に出ること。また、それをベンとグレースがスンナリ認めること。家の下に停まった車とクリスを見て、ベンは「あの男は?」と疑問を呈したが、今はすっかり母親の女としての気持を理解したグレースは、「お母さんにもバカンスは必要よ」とおおらかにそれを認めたからビックリ。女の50歳は、もう50歳?それともまだ50歳?ピッパのセカンド・チャンスは15歳も年下のクリスと共に始まりそうだったが。。。。さてこの後はどうなって行くのでしょうか?

人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう。ってコピーもあんまりよろしくないような?

ピッパさん、ちょっと都合良くない?う~んやっぱり最後の最後まで観たけど共感出来ないよ!奔放なのは10代だけじゃなくて50代も同じだと思うけれどね。

解説(allcinemaより抜粋)

奔放な10代を過ごした末に30歳年上のベストセラー作家と結婚し、理想の妻として家庭を守ってきた50歳の主人公ピッパ・リーが、自らの人生に疑問を抱き心揺れるさまを描いた女性ドラマ。主演は「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロビン・ライト・ペン、共演にアラン・アーキン、キアヌ・リーヴス、ジュリアン・ムーア。アーサー・ミラーの娘レベッカ・ミラーが自身の処女小説を自らメガフォンをとり映画化。

※知らなかった!レベッカ・ミラーの夫はダニエル・デイ=ルイスだそうです。

そして製作にはあのブラッド・ピットが関わっております。

メディア 映画
上映時間 98分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2010/02/05
ジャンル ドラマ
映倫 PG12
オフィシャル・サイト
http://50love.gaga.ne.jp/



 


 

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