銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

海よりもまだ深く(2016)

2016-05-25 | 映画:シネコン

 夢見た未来とちがう今を生きる、元家族の物語

東宝シネマズ二条にて月曜日、鑑賞。是枝監督の新作です。相変わらず希林さんの演技は自然体で心地よい。息子役の阿部寛さんもそれに負けず良い味出しています。情けない息子さんの役なんですが、髪の毛からつま先までそれがしみじみと出ているのでたまらなくいいなあと(笑)

昔は良かった篠田良多(阿部寛)。作家として賞もゲットしたのだが、その後がさっぱり冴えない。結局、探偵事務所に勤めながら、またブレイクするのを夢見ている。結婚もしていたが、離婚となってしまい・・・・。一人息子の養育費を払わなければならないのだが、なかなか上手くいかない。そんな元嫁に恋人が出来たということで気が気でならない。

 
探偵事務所ということでお手の物、素行調査を始める良多。未練たらたらの様子。
こんな姿を見ているとなんか寂しくなるね。


いい加減に作家を諦めて探偵事務所にどっぷり力を入れて見たらと所長言われる始末。う~ん微妙 所長役のリリー・フランキーもいつも思うんだけど、インパクトあって何だか面白い。日野トラックのCMを思い出してしまう。

何気な日常の雰囲気を上手く表現する監督の目線、いつも唸ってしまう。それはもちろん俳優さんたちが素晴らしいのもあるんだけどね。


おぉ養育費稼ぎのためには、ギャンブルも仕方ないのか?!

 

 
探偵事務所での昼食                        張り紙貼りの仕事


 

 
樹木希林さんが息子良多を可愛がる姿、どこかのおうちでも見られそうな。


母娘の関係もなるほどなあという表現されている。このツーショットもあまり見れないので貴重だね。ちょっと自分と重ね合わせるところもあり。

そんな台風がやって来るある日、良多は元嫁、響子と息子、真悟を母の家に泊めることになる。それは1カ月に一回真悟と会う時間が出来た時のこと。


何とか工面したお金で愛息子にスパイクを購入。傷があるといって店員に負けさせるというところもあったりしたけど、、、、。

なんとなく身なりもだらしない父親だが、子供のために一生懸命父親らしいことをしてやりたいんだろうね。そんな感じがひしひしと。
見る場面見る場面、なんとなく身の回りにあるそんな情景を思い出させました。良いなあ是枝ワールド。

さて台風で別れた夫婦と子供が元夫の部屋で一晩明かす。


小さな風呂にでかいからだ                    人生ゲームで楽しむ親子。父も参加したそうな


なんとなく気不味い雰囲気だけど・・・・。旦那はよりを戻したい?から必死そう(笑)

 
この一晩は何かを変えたに違いない。

あらすじ(allcinemaより)

自称作家の中年男、篠田良多。15年前に新人賞を受賞したものの、その後は鳴かず飛ばず。ギャンブル好きで、今は“小説のための取材”と称して探偵事務所で働く日々。当然のように妻の響子には愛想を尽かされ、一人息子の真悟を連れて家を出て行かれてしまった。その真悟との月に1度の面会が何よりの楽しみでありながら、肝心の養育費はまともに払えず、おまけに響子にも未練タラタラで、彼女に恋人ができたと知り、本気で落ち込んでしまう始末。そんな甲斐性なしの良多にとって頼みの綱といえるのが母の淑子。夫に先立たれ、団地で気楽なひとり暮らしをしている彼女の懐を秘かに当てにしていた。そんなある日、真悟との面会の日を淑子の家で過ごす良多。やがて真悟を迎えに響子もやって来るが、折からの台風で3人とも足止めを食らう。こうして図らずも一つ屋根の下で、一晩を過ごすハメになる“元家族”だったが…。


周りは豪華キャスト陣を迎え素敵なドラマです!

解説(allcinemaより)

「そして父になる」「海街diary」の是枝裕和監督が、夢ばかり追い続けて妻子にも愛想を尽かされた甲斐性なしのダメ男を主人公に贈るコメディ・ドラマ。冴えない人生を送る男が、ひょんなことから年老いた母の家で、別れた妻子と一晩を過ごす中で織りなすほろ苦くも心沁み入る人間模様をユーモラスなタッチで綴る。主演は「歩いても 歩いても」「奇跡」「ゴーイング マイ ホーム」に続いて4度目の是枝作品出演となる阿部寛。共演に真木よう子、小林聡美、樹木希林。

メディア 映画
上映時間 117分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2016/05/21
ジャンル コメディ/ドラマ
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://gaga.ne.jp/umiyorimo/

 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

COR・CAR**コップ・カー(2015)

2016-05-21 | 映画:ミニシアター

 ガキども――遊びは終わりだ。

お久しぶりです。色々バタバタしていて、映画も観ず忙しくしていました。またこの期間あまり観たい作品もなかったのもあり。ようやく鑑賞!アップしました。

上映最終日、滑り込み・・・・。京都みなみ会館にて上映。ケヴィン・ベーコンなんか好きな俳優さんなんですよね。いやいやなかなか面白かったです。まったく予告も観ずの鑑賞だったのですが。

少年が2人が汚い言葉を吐きながら広い草原のようなところから始まるので、ケヴィン演じる保安官とはどこでどう繋がるのか?と必死で観ていました。そしたらえらいことになっていくではありませんか!

少年2人が見つけたの草原のところで見つけたのは何とパトカー!興味本位で車内の中を探索。誰も乗っておらず、おまけに車のキーもゲット。普通ならこんなヤバそうな車に関わらないけどね。この子たち、勇気があったのか?それにしてもパトカーですよね。ちょっと乗ってやろうかという気になったのもね。次第に彼らはどんどん興味?いやあもう運転にテンションあげまくり!


考えたら凄いこと。まあ言ったら、パトカー盗んだわけですからね。事の重大さに気付かないというのもありますが。

悪いことはできませんね。それを見てびっくりしたおばちゃんも早速警察に連絡するわよね。


その上このパトカーの保安官、ちょいとわけあり、どうもまっとうな保安官?ではなさそうな。そのへんは説明されていないのでわからない。パトカーが盗まれたことにかなり慌てている様子。とにかく居場所を探すのに焦っている様子でした。走るのには限界あるので、人の家の車を盗んだりして、、、、。ケヴィン演じるミッチ・クレッツァー保安官はどうもまともなようには見えない。それとパトカーに死体を載せたりしていたからね。


パトカーを降りたミッチは服を脱ぎ、パトカーの後ろから死体を出して森の穴に埋める。一体何があったのか?保安官である彼が殺したのかもまったく分からない。謎に包まれたお話 その背後になにか事件があったのかも。でも家に戻り、ドラッグを吸うシーンもとにかくかなりわけあり

わけがわからないから不気味。その辺がまた面白い。子供がパトカーを盗んだ事が分かると無線で必死に説得したり、、、、。ところがこの車にはまだ大きな秘密が隠されていた。これを知られるともっとヤバいかも。車を盗んだ2人の少年は思わぬ方向にと。


実はパトカーの後ろには、、、、、。何と血だらけのおっさんが!!

 
ついにご対面する少年たちと保安官

二転三転と物語は変わって行きます。そしてラストは驚愕なシーンを迎えます。

あらすじ(MovieWaklerより)ネタばれ含みます。未見の方読まないで下さいね

こっそり家を抜け出し、ふざけながら野原を歩いていた2人の少年、トラヴィス(ジェームズ・フリードソン=ジャクソン)とハリソン(ヘイズ・ウェルフォード)は、人気のない空き地で乗り捨てられた1台のパトカーを発見。車にキーが付いたままだと気づいた2人は、早速乗り回して遊び始める。やがて、田舎道をドライブしていた中年女性ベヴ(カムリン・マンハイム)が、パトカーで爆走する少年たちを目撃して警察に通報するが、誰も彼女の話を信用しない。その少し前。保安官ミッチ・クレッツァー(ケヴィン・ベーコン)が、パトカーのトランクから引きずり出した死体を、地面に掘った穴に放り込む。すべてを済ませて引き返したところ、乗ってきたはずのパトカーが跡形もなく消滅していた。呆然としながらも、何者かに車が盗まれたことに気づいて焦りの色を浮かべる。ともかく、森を出て街へ戻る手段を見つけなければならない。何とか車を盗み出すと、街へ戻って警察無線を探り当て、何喰わぬ顔で通信指令部に連絡。冷静を装って自分の失態を隠しながら、指令部との会話で自分の車に起きた出来事を知る。怒りに燃えたクレッツァーは、無謀な盗人たちにすぐにパトカーを返すよう無線で警告。車中にあった銃や防弾チョッキで遊んでいたトラヴィスとハリソンは、その通信で事の重大さを思い知る。車を返すべきか、このまま逃げるべきか。口論になった2人は、やがてトランクから響く不審な音に気づく。恐る恐る開けたトランクの中から現れたのは、両手を縛られた血だらけの男(シェー・ウィガム)。車を運転していたのがクレッツァーでないことを知ったその男は、少年たちに助けを求めるが……。

解説(allcinemaより)

ケヴィン・ベーコンがイタズラでコップ・カーを盗んだ少年2人組を容赦なく追い詰める狂気の悪徳保安官を演じる不条理スリラー。無邪気な出来心が原因で、絶対に関わってはいけない男から追われる身となってしまった少年たちの危険な冒険の行方を、ブラックなユーモアを織り交ぜスリリングに描く。監督は前作「クラウン」でデビューし、次回作ではソニーとマーベルが手がける新スパイダーマンの監督に大抜擢され注目を集める期待の新鋭、ジョン・ワッツ。

  映画
上映時間 88分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(コピアポア・フィルム)
初公開年月 2016/04/09
ジャンル サスペンス
映倫 PG12

 

オフィシャル・サイト
http://cop-car.com/

 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)**CAPTAIN AMERICA: CIVIL WAR

2016-05-03 | 映画:シネコン

 友情が、友情を引き裂く――

MOVIX京都にて鑑賞。連休中ということで、やっぱり映画館は作品によっては超満員!ご多分にもれず本作はそのひとつ。前席2列目や1列目しか空きがなく仕方なく2列目にて鑑賞することに・・・・・。相変わらず私はキャラクターが覚えられず(汗)主なものだけしかわからない。これでよく本作が観れたものだなあと。

確か?2作目を観ていない気がするのだが?記憶が定かでない。もうこんな調子だからキャラクターものは困る。ヴィジョン役がポール・ベタニーと知って探してみたもののまったく分からず。調べてみたら

vs 
左から2人目のあの赤い顔の人物だったのね。特殊メイクなものでまったく気づきませんでした。

とにかくヒーロー同士の仲たがいが今回のメインらしく。キャプテン・アメリカチームとアイアンマンチームの戦争らしい。こんな調子で観るのだから。こういう作品を愛する人にしたらたまったのものではないかもしれない。結局公式サイトを見て人物像を復習するということに。やはりこの手のものを観るときは最初に調べておく方がいいようだ。

あらすじ(allcinemaより)

力を一つに合わせ、世界の危機を何度も救ってきたスーパーヒーロー・チーム“アベンジャーズ”。しかし、その強大な力を危険視する声が高まり、彼らを国連の監視下に置くことが議論される。これに対し、アイアンマンはアベンジャーズを守るためには受け入れざるをえないとの考えを示す一方、キャプテン・アメリカは己の信念を貫きこれに強く反対する。そんな中、ウィーンで新たなテロ事件が発生し、キャプテン・アメリカの旧友バッキーが容疑者として指名手配されてしまう。アイアンマンとの対立が深まる中、重い決断を迫られるキャプテン・アメリカだったが…。

以上がストーリー。アイアンマンはキャプテンアメリカより年齢も上だし、少々守りの体制なのかな?分からないでもないけどね。まあその辺はそれに対する対立するものがはじまらないと話にならないよね。

一番の魅力はやはりヒーローたちのそれぞれの持つ力。これは良いよね!絵になるし、格好良いし。私はやはりキャプテン・アメリカかな。おばさんはやはり若いヒーローが好きです(笑)個人的にクリス・エヴァンスも好きだしね。アイアンマンも悪くはないけど。

 絵になるよね!!

 ファルコンもなかなか格好良いけど。ちょっとこの人ウィル・スミスばりだったね。


おじさんチーム アイアンマン/トニー・スタークとウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ

まあ話は分かりやすいのでまあ後はキャラをどこまで把握できるか・・・・、またこのヒーローシリーズをちゃんと観るべきというところですね。やはりキャラ知らないとダメと思いました。

解説(allcinemaより)

マーベル原作の大ヒット・シリーズ「キャプテン・アメリカ」の第3弾にして“アベンジャーズ”の豪華再結集で贈るヒーロー・アクション超大作。最強チーム“アベンジャーズ”が意見の対立から2つに分裂、それぞれが信じる正義を胸に敵・味方に別れて壮絶な戦いを繰り広げるさまを描く。主演はクリス・エヴァンス、共演にロバート・ダウニー・Jr。監督は前作「ウィンター・ソルジャー」に引き続きアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ。


そうそうスパイダーマン/ピーター・パーカーも初登場でしたね。でもアンドリューじゃなくてトム・ホランドでした。続編には登場のようです。

メディア 映画
上映時間 148分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)
初公開年月 2016/04/29
ジャンル アクション/アドベンチャー/SF

オフィシャル・サイト
http://marvel.disney.co.jp/movie/civilwar.html

 

 

 

Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする