銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

I'M FLASH! (2012)

2012-09-30 | 映画:シネコン

 夢の初共演!

好き度:=50点

京都シネマにて鑑賞。 う~ん私は豊田利晃監督作品は合わないのかもしれない。

主演を演じた藤原竜也君は、監督へ随分前からラブコールを送っていたほどの監督ファンらしいが、、、。そんなに良いのかな?

お話はそんなに難しいものではありませんが、雰囲気はとてもシュ―ルな感じ?のような。絵画でいえば抽象的な趣でしょうか。これは観る人がどう捉えるかでしょうね。好みもあると思います。

藤原君、松田君ファンには彼らの色々な面を見られて魅力的な作品となるのかもしれませんが。どうなんでしょうね。

あらすじ(goo映画より)

祖父から新興宗教団体『ライフイズビューティフル』を受け継いだ三代目教祖・吉野ルイ(藤原竜也)は、自らの役割を果たす一方で空虚な思いを抱えていた。ある夜、流美(水原希子)という女と出会いルイは惹かれて行く。二人は夜の街へドライブに繰り出すがバイクと衝突。ルイは軽傷で済んだものの、流美は生死の境をさまよう重体に。教団の幹部であるルイの母(大楠道代)と姉(原田麻由)は事故をもみ消すために奔走し、3人のボディガードをつけて南海の孤島にルイの身を隠す。ゆがんだ一族とルイの言動に触れるうちにボディガードの新野(松田龍平)は彼らに興味を持ち始める。一方、初めて死に直面したルイは自らの生に向き合い、教団を辞めることを決意する。しかしそれは教団を裏切ることとなり、新野らに新たな指令が下る……。

 

 藤原竜也君は憧れの豊田監督とのコラボだったはずが、映画を撮り終えての感想は「憎悪と尊敬の思いだった」と話している。かなり監督にはしごかれたらしい。舞台でデビューした藤原君の演技が逆に本作では足かせになったらしい。私にはそのあたりが理解しにくい。というのも藤原君の作品をそんなに沢山観たわけではないのでどのあたりがどう違うのかは分からない。芝居をするなと言われたというのが監督の注文だったようだ。

監督は自然体な演技を求めているのだろうか?わざとらしいのか?そういえば藤原君に対して松田龍平君はかなりたるい演技?のような気もする。監督はその演技には満足のようなのである。まあ監督のカラ―があるのだろう。

  
                                     久しぶりに大楠道代も観たな。


豊田監督作品常連の板尾創路も登場!


最近ブレイク中の水原希子ちゃん


銃さばきも板についている松田君は確かに格好良いかな?

そして何と言っても藤原竜也VS松田龍平だ!


さてさて一体どちらに軍配があるのか??

解説(goo映画より)

新興宗教の若き教祖が事故をきっかけに自らの人生と向き合い、そのために運命を狂わせていく人間ドラマ。監督は「空中庭園」「ナイン・ソウルズ」の豊田利晃。「カイジ」の藤原竜也が新興宗教の若き教祖を、「まほろ駅前多田便利軒」の松田龍平が教祖を守る一方彼に興味を持ち始めるボディガードを、「ノルウェイの森」の水原希子が教祖が転機を迎えるきっかけとなる謎の美女を演じる。他、「KIDS」の仲野茂、「ソフトボーイ」の永山絢斗、「月光之仮面」の板尾創路、「大鹿村騒動記」の大楠道代らが出演。本作のために結成された『I’M FLASH! BAND』(チバユウスケ、中村達也、ヤマジカズヒデ、KenKen)による主題歌が作品を盛り上げる。

 

メディア 映画
上映時間 91分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ファントム・フィルム)
初公開年月 2012/09/01
ジャンル ドラマ
映倫

PG12

オフィシャル・サイト
http://www.imflash-movie.com/
 
 
 
 
 
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デンジャラス・ラン(2012)◇◆SAFE HOUSE

2012-09-27 | 映画:シネコン

 お前は悪魔と逃げている

好き度: 50点

MOVIX京都にて鑑賞。 

時間が上手くあったので鑑賞することにしました。えぇ~デンゼル、悪魔?一応そういうふれこみのようですが、どうみても彼はそんな悪には見えないよね。

ところで共演のライアン・レイノルズはどう見ても冴えない。前からそう思うんですけどね。何か足りないような。あ!でもリミットのライアンはなかなかハマっていたな。

ということで今回もCIAの新米職員マットという役柄でライアン・レイノルズ君は登場。派手にバンバン活躍したい彼だが、スパイを匿う隠れ家の管理人ということで不満の毎日を送っていた。何とか上司に異動を頼むのだが、、、、。

※ちなみに隠れ家のことをセーフハウスと言うそうです。原題タイトルは隠れ家ということでえらいあっさりしている。それに比べて邦画のタイトルはえらい格好良いじゃありませんか!

さてそんな彼の管理する隠れ家に何と大物スパイ、トビン・フロストが連行されて来る。


連行されたトビン、最も恐れられる人物ということらしいけど、、、、、。そんなに強面な雰囲気ではない?

あらすじ(allcinemaより)

南アフリカにあるCIAの極秘施設“隠れ家(セーフハウス)”。その管理を任された新米職員のマットは、退屈な仕事に不満を募らせていた。そんなある日、凶悪犯トビン・フロストが連行されてくる。かつてはCIA史上最高のエージェントと評された、CIAが最も恐れる裏切り者。ところが彼を収容して間もなく、トップシークレットのはずの隠れ家が武装集団に襲われ、壊滅状態に。フロストから決断を迫られたマットは、彼を連れて隠れ家から脱出することを決断。敵の正体も分からぬまま、たった一人でフロストを守らなければならなくなったマット。しかも逃亡のチャンスを窺うフロストから巧みな心理戦を仕掛けられ、精神的にも追い込まれていくマットだったが


トビンに操られているマット役のライアン、本当にお似合い(笑)

そういう意味ではこの役ぴったりかもしれないね。まんまと罠にはまったような気もしてならない。それにしてもセーフハウスなのに襲撃されるなんて何で?セーフハウスの役割たっていないじゃんか。

謎の武装集団も何が目的でトビンを追いかけるのかが私自身今一つ把握出来ず、、、、。

あ!ファイルがとか何か機密情報を知っているとか言っていたな?説明もあまりされていないもんで、追いかけられている目的がほんまに理解出来ないのが正直なところ(涙)しつこいようだけどそんな感じ。

とにかくどんぱち、カーアクション等でめまぐるしい。でも何だか眠気も襲われるので、益々わけが分からなくなります。とにかく行き着くところまで行かないと分からない。

逃亡の果てはいかに、、、、、。


キャサリン・リンクレーター(ヴェラ・ファーミガ)、ハーラン・ホイットフォード(サム・シェパード)
トビンを拘束したCIA上層部

ちょいとネタばれあり!

結局謎の武装集団はどうもCIAのメンバーが雇ったことが判明。マットが聞き出して分かる。デヴィッド・バーロー(ブレンダン・グリーソン)がその中心人物のようだ。キャサリンとともに行動していたデヴィッドは途中キャサリンの命まで奪ってしまうのである。悪ものは実はトビンではなく、デヴィッドなのである。

 お気の毒なトビン?

解説(allcinemaより)

CIAの新米職員が、正体不明の武装集団に狙われた元CIA凄腕エージェントの最重要危険人物と共に決死の逃亡を繰り広げるノンストップ・アクション・サスペンス。主演は「アンストッパブル」のデンゼル・ワシントンと「[リミット]」のライアン・レイノルズ。監督はスウェーデン出身で本作が記念すべきハリウッド・デビューとなる期待の新鋭、ダニエル・エスピノーサ。

 

メディア 映画
上映時間 115分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2012/09/07
ジャンル サスペンス/アクション
映倫 PG12

  

オフィシャル・サイト
http://d-run.jp/
 
 
 
 

 

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ロック・オブ・エイジズ(2012)☆★ROCK OF AGES

2012-09-22 | 映画:シネコン

 落ちぶれたロックスターが、夢を追う若者に出会った――

好き度:+8点=68 点

MOVIX京都にて鑑賞。

「ヘアスプレー」のアダム・シャンクマン監督がだったのね。でもどちらかといえば「ヘアスプレー」の方が個人的には好みです。いや決して悪くはないのですよ。

一番衝撃だったのはトムのカリスマロッカーかしら。トムのイメージとは随分違いましたよ。ロン毛でタトゥーのトムにただびっくり。その上歌まで聴かせて頂きましたわ。

この役を監督はトムしか考えていなかったそうで、オファーして約6ヶ月間待ったらしい。


トムは出演が決まった後、ボイストレーニングを5ヶ月間受けたそうです。監督もその歌声に太鼓判!!
さすがトムの熱意は凄いですね。歌を唄うトムのイメージはなかったんですが、トムがいかに努力家だというのがヒシヒシと分かりました。
監督はその性格ももちろんその上セクシーさも備わっていると評しています。なるほどね。

でもトムは主人公ではありません。主演のお2人は↓この方たち。


左の女の子シェリー・クリスチャン役にはジュリアン・ハフ、なかなかチャーミング♪ ハリー・ポッターやバーレスク等にも出演した経歴の持ち主ですが。歌手としてのキャリアが高いようです。

かたやドリューを演じたディエゴ・ボネータ、テレビ等で活躍している人のようですが、、、。キャリアはそんなに長くないようです。ちょっと個性の強い人ではないので、存在感弱いような気がしました。

 脇を固める素晴らしいキャスト陣


ライブハウス“バーボン・ルームのオーナー・デニスにアレック・ボールドウィン(左)これはカツラなのかな?
右はロニ―役のラッセル・ブランド


そしてこの人市長夫人でステイシー・ジャックスの元恋人?パトリシアにはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ

怖い表情でダンスを踊るキャサリンがまた何とも言えず。さすが、「シカゴ」でミュージカルの経験を存分に発揮した見事な踊りには納得!


ステイシーのマネージャー、ポール役にはあのポール・ジアマッティ。そういえばちょっと歌も唄っていたね。

 コンスタンス・サック役にはマリン・アッカーマン


シェリーがお世話になるダンスバーのオーナージャスティスに歌手のメアリー・J・ブライジ

とかなり豪華キャストなのであります!

あらすじ(MovieWaklerより) ネタばれしていますので未見の方読まないで下さい。

1987年のハリウッド。サンセット大通りの一角に、オーナーのデニス(アレック・ボールドウィン)の下、数々のロックスターを世に送り出してきた名門ライブハウス“バーボンルーム”があった。この店で働きながらロックシンガーを目指す青年ドリュー(ディエゴ・ボネータ)は、シンガーを目指してオクラホマから出てきたシェリー(ジュリアン・ハフ)と知り合う。泥棒に遭って無一文になったシェリーは、ドリューの紹介によって店で働くことになり、2人は恋に落ちる。ある日、バーボンルーム出身の大スター、ステイシー・ジャックス(トム・クルーズ)がボーカルを務めるロックバンド“アーセナル”の解散ライブが店で開催される。だが、女性をメロメロにする魅力を持つステイシーも、何年も無節制に生きてきた結果、今では酒浸りになり、堕落し切っていた。一方、ステイシーのマネージャー、ポール(ポール・ジアマッティ)にスカウトされたドリューは、控室でのステイシーとシェリーの関係を誤解し、彼女の前から去ってゆく。傷心のまま店を辞め、ダンサーとして働き始めるシェリー。ところが、ポールのもとで成功を約束されたはずのドリューも、ロックからヒップホップアイドルへの路線変更を余儀なくされ、大きな挫折を味わう。やがて、青少年健全育成のために街からロックを排除しようという市長夫人パトリシア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)率いる抗議団体の運動もあり、資金難に陥るバーボンルーム。店を救うために、ステイシーのソロライブが計画されるが、それは新人グループのプロモーションのためにポールが仕掛けたインチキな代物。ステイシー本人にはライブがあることさえ知らされていなかった。バーボンルームの前では、それを知らないステイシーを待ちわびるファンと、パトリシアの抗議団体が一触即発の状態に。果たして、ステイシーのライブはどうなるのか……?ドリューとシェリーの関係は……?


トム演じるロッカーにメロメロ状態のコンスタンス

確かにセクシ―かも(笑)


完全にセクシ―ロッカーとなったトム。何だか別人のような・・・・。

 負けじと若い2人も・・・・。


愛のデュエット

音楽に疎い私もロックのリズムに乗せられ足でリズムを取りだした!!音楽はやっぱり人の心を搔き立たせるものがありますね。


個人的にはこのヘアをまとめる姿が印象的でした。スプレーで髪を立たせるのは至難の業かも。ナイスで~す

解説(allcinemaより)

 80年代ロックをフィーチャーして大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルを「ヘアスプレー」のアダム・シャンクマン監督が、トム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ポール・ジアマッティはじめ豪華キャストの共演で映画化。夢を追って都会にやってきた若い男女とロックのカリスマがめぐり逢い、それぞれの運命が思わぬ方向に回り始めるさまを、80年代のロックンロール・ナンバーとともに描き出す。主演の若い男女には、それぞれ歌手としても活躍する新鋭、ディエゴ・ボネータとジュリアン・ハフが抜擢された。

メディア 映画
上映時間 123分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2012/09/21
ジャンル ミュージカル/ドラマ
映倫 PG12

 

オフィシャル・サイト
http://rockofagesmovie.warnerbros.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/rockofages/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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夢売るふたり(2012)

2012-09-19 | 映画:シネコン

 人間最大の謎は、男と女

好き度:=80点

西川美和監督ワールド炸裂!この独特な世界がたまらなく好きです。

松たか子さんも炸裂ですね。「告白」の彼女を観て以来、彼女の演技にはもうもう圧倒されている私です。

今回は阿部サダヲが彼女の夫役で登場。女は強しというがまさに阿部演じる浮気して朝帰りした貫也を熱い風呂につけ詰め寄る姿は何とも空恐ろしい。火を付けた札束を夫に投げつける。一見気立て良しで明るいと思ったら、実は心の内には悪意が潜んでいたのかと思うくらい何とも身震いするシーンだった。

 
たじたじ状態。。。。顔の表情も強張っていたよね。でも阿部サダヲ、そんな役が似合っているね。

あらすじ(allcinemaより)

 東京の片隅で小料理屋を営む貫也とその妻、里子。2人が懸命に働いてようやく手に入れたその店は、調理場からの失火が原因で全焼、2人は一夜にして全てを失ってしまう。一からやり直そうと前向きな里子に対し、すっかり投げやりになってしまった貫也。

そんなある日、店の常連客だった玲子と再会した貫也は、思いがけず一夜を共にしてしまう。

しかも玲子に同情され、大金まで手渡される貫也。里子はそんな夫の浮気に怒りながらも、彼を使って結婚詐欺をすることを思いつく。こうして2人は、孤独な女を見つけ出しては、里子が計画を練り、貫也が実行する二人三脚による巧みな結婚詐欺を繰り返し、店を再開するための資金集めに邁進するのだったが・・・。

 

里子主導で旦那貫也はなすがままに女性騙しに走る。玲子との関わりが無ければこんな計画はなされなかったのだろうが、、、、。

詐欺で金儲けするという発想はよく聞く話だ。特に斬新な話ではないけれど、何故かとてもこの夫婦間の心理描写が詐欺という行為を通じて上手く映し出されているところが何とも面白い。

2人が詐欺をしようと企てるような会話はない。いつしか話がそういう流れになっていく。まるで暗黙の了解のような感じなのである。

ある時は兄妹になり済まし、夫婦だけど◎倫するというような設定を持ちだし孤独な女性を騙しにかかる。まあ騙される方もどうかと思うが。

 
騙されるOL棚橋咲月に田中麗奈              2人の動向をチェックする妻里子

阿部サダヲ演じる貫也の腰の引けたキャラは女心を誘うのか?それは松たか子演じる里子の手綱の引き方上手いのか?やっぱりこの夫婦の上手いコンビネーションなのかもしれないと。しかしやがてそのふたりの間にも何らかの歪みが生まれ始める。


 
懐の固いウェイトリフティングのひとみにはあの手この手で金を出させようとするも上手く行かず、、、。里子は貫也にあたり散らす。
そんな里子に貫也は結婚詐欺の動機は金はなく金に不自由しない女への嫉妬だと言い放つ。

 とまあ詐欺を重ねて行くうちに夫婦間の微妙な心理が変化していく過程に見入ってしまった。2時間20分弱という長丁場だがなかなか飽きることなく見ごたえあり!!


鶴瓶師匠演じる探偵が現れる頃から話は急展開?そして結末へと繋がるわけだ。

ネタばれになるのでラストはあえて書きませんが、、、、。西川監督らしい淡々としたかたちで終盤を迎えます。

解説(allcinemaより)

「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督が、松たか子と阿部サダヲを主演に迎え、ふとした運命のいたずらから2人で結婚詐欺を始めた夫婦の姿を通して、男と女の単純には割り切れない愛憎と欲望を濃密な筆致で描き出したヒューマン・サスペンス。共演は田中麗奈、木村多江、香川照之、笑福亭鶴瓶。

メディア 映画
上映時間 137分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(アスミック・エース)
初公開年月 2012/09/08
ジャンル ドラマ
映倫

R15+

それにしても松たか子さん、結構きわどいというか、生活感溢れた仕草を大胆に演じていましたね。びっくりする場面もありました。
あ!松さん自転車は乗れなかったそうです。この撮影で特訓されたようです。

オフィシャル・サイト
http://yumeuru.asmik-ace.co.jp/
 
 
 
 
 
 
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かぞくのくに(2011)

2012-09-16 | 映画:ミニシアター

 25年が経過して、兄があの国から帰ってきた…

好き度:=70点

京都シネマにて鑑賞。この日が最終日でした。

う~ん内容は重たいですね。監督さんの実体験だということを知り、、、何だか身につまされるものを感じますね。並行して思うのは拉致された人たちのこと。

北朝鮮という国っていまさら言うのもなんだけど、闇に包まれたような不気味な雰囲気。ワケが分からないし一体この国で暮らしている人達の日々もかいもく見当がつかない。まあそれがこの国の実態なのかもしれません。

昔は夢と希望の国とまで言われ、在日の人たちはそんな夢を求めて帰国事業に乗っかったのでしょう。それが実際とは随分かけ離れた現実だったということらしいです。

わずか16歳でこの帰国事業に参加したソンホはどんな思いで戻ったのでしょうね。何と25年ぶりに生まれた日本に再度入国した彼の心の中は複雑だったでしょう。そりゃ彼の行動を監視する付添の男が一緒というのもいるのですから。まさにがんじがらめ状態。

久しぶりに両親や妹との再会。感動がある半面、常にびくびくしなければならないというのもね。

ソンホ役にはARATAこと井浦新が影のある役を見事に演じていた。何処かしらジョセフ君ぽい風貌のような気もする。寡黙でその上ナイ―ブな青年役がとても似合っている。


妹リエには安藤サクラ。愛のむきだしのあの役とはまったく違い。兄を想うひたむきな妹を上手く演じていた。

 
ソンホに付き添い北からやってきたヤン同志 この人に見憶えありませんか?
実は私もまったく気づきませんでした。

何と「息もできない」の監督・脚本・主人公を演じたヤン・イクチュンなんです!これびっくりです。そう言えば何となくそうかな?って感じ。ヘアスタイル違うから余計分からない。

地味な作品にしては良く観たらかなり豪華キャストでした。ソンホの母には宮崎美子だし、、、。脇を固める友人にはあの大森立嗣。元恋人 スニには京野ことみと凄いです。

最後まで哀しい話で、、、、。何とも切なかったですね。

あらすじ(ウィキぺディアより)

在日コリアンのソンホは総連の重役を務める父の勧めに従い、当時「理想郷」と称えられていた北朝鮮の「帰国事業」に参加し半島に渡り、現地で結婚し子供も生まれたが、離れ離れとなった家族の再会は果たされていなかった。

それから25年、ソンホの一時帰国が実現する。ソンホは脳に悪性の腫瘍を患い、その治療の為、3ヶ月の期間限定で日本滞在が許されたのだ。久々の再会に妹のリエや母ら、家族は歓喜し、ソンホを暖かく迎え入れる。だがソンホには常に同志ヤンが付き従い、その行動を制限・監視していた。

検査の結果、ソンホの治療は3ヶ月では足らず半年以上の入院が必要だと告げられ。手術を断られてしまう。なんとかソンホの腫瘍を治療させようとリエがソンホの幼馴染で医者に嫁いだスニに相談していた矢先、朝鮮本国より突然の帰国命令が下る。


憤りを持つリエはヤン同志にあたるも、、、、。

結局は上からの命令には絶対服従。それが北の方針。


病魔はソンホを蝕んでいくのに、、、、。手を出すことも出来ない辛さ。母の思いはヤン同志に託すしかなかったのか。

解説(allcinemaより)

2本のドキュメンタリー「ディア・ピョンヤン」「愛しきソナ」で自らの家族の物語を見つめてきた在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が、自らの実体験をベースに今度は自身初のフィクションとして撮り上げた感動の家族ドラマ。1970年代に帰国事業で北朝鮮へと渡った長男が25年ぶりに帰国し、日本に暮らす家族と束の間の団らんを実現する中で、2つの国の間で翻弄される人々の悲しみと複雑な思いを丁寧な筆致で描き出す。主演は「愛のむきだし」の安藤サクラと「空気人形」の井浦新。共演に「息もできない」のヤン・イクチュン。

メディア 映画
上映時間 100分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(スターサンズ)
初公開年月 2012/08/04
ジャンル ドラマ
映倫

G

 

オフィシャル・サイト
http://kazokunokuni.com/
 
 
 
 
 
 
 
 
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プロメテウス(2012)☆★PROMETHEUS 2D字幕版

2012-09-11 | 映画:シネコン

 人類は どこから 来たのか。 人類最大の謎、それは《人類の起源》

好き度:=80点

MOVIX京都にて鑑賞。

リドリー・スコット監督によるSF映画。1979年のスコット監督で有名な「エイリアン」の前日譚として企画されたが、『エイリアン』シリーズから独立した物語に発展した。う~んでもやっぱり前日譚らしい感じですよね。

はい私、文句なしでこの作品好きでした。重厚感あって良いです。

マイケル・ファスペンダーが演じるアンドロイド(ロボット?)デイヴィッド、なかなかそれらしくて良かったですね。残念だったのはシャーリーズ・セロン。もっと重要な役どころかと期待していたのですが、そこまでではありませんでした。今回は本当に脇役って感じ。

あのノオミ・パラスがメインで活躍だったとは、、、、。てっきりシャーリーズが主役かと思っていましたよ(笑)

冒頭のプロローグで登場する白い筋肉質の人間のような生命体はエンジンという名前らしい。後半も登場するのだがこの場面が何とも神秘的な光景でドキュメントの大自然を思い出させる。作り物という感じがしないんですね。

そして後半モアイ象のような造形が作られた部分はどう言っていいのか分かりませんが、過去に闘いが繰り返えさせたような何とも気味の悪い遺跡の後のような。。。。
とりあえず観て頂ければ分かると思います。


これです。実はこの場所は・・・・。とても凄く恐ろしい場所だったんですね。

 あらすじ(allcinema他より)

2089年、考古学者であるエリザベス·ショウとチャーリー·ホロウェイは古代遺跡から星図を発見その構図は異なる複数の古代文明で見つかった星図に共通するものであった。エリザベス・ショウはそれを分析し、地球外知的生命体からの“招待状”と確信する。

 

2093年、衛星LV-223に到着した乗組員は今回の調査の目的について説明を受ける。

そして巨大企業ウェイランド社が出資した宇宙船プロメテウス号に乗り、人類の起源を探るべく“招待状”が指し示すはるか彼方の惑星を目指す。2093年、長い人工冬眠から目覚めたエリザベスの前についに目的の惑星が姿を現わす。彼女は一緒に旅をしてきた他の乗組員、公私にパートナーのホロウェイや冷徹な女性監督官メレディス、精巧なアンドロイドのデヴィッドらとともに未知の生命体を求めて調査を開始するのだが…。

 いかにも何かありそうな場所って感じ。不気味ですよね。ドキドキ

 
この場面はとても幻想的でした。

 デイヴィッドが構造体のホログラム映像を起動させ、エンジニアたちが走って逃げて行く光景が再生されるというものなんですが、なかなか上手く映し出されていましたね。ファスべェンダーはこのキャラにぴったりはまっていました。

 さてその先でエンジニアの死体が見つかるのですが。死体はおよそ二千年前のものと思われ。続いて人間型宇宙人の巨大な頭像と円筒系の容器が無数に置かれた部屋が発見され、デイヴィッドが容器の一つをこっそり持ち帰る。

 この容器がまたヤバいんです。後でそれがわかります。

急な嵐が接近し調査隊は一時撤退を余儀なくされます。

彼らは残された容器から黒い液体が外に漏れ始めていることに気づいていなかった。生物学者と地質学者ら二人が道に迷い、構造物の中に取り残される。二人の科学者は構造物の中をさまよう内に、奇妙な傷を負ったエンジニアたちの死体を発見する。その後二人は黒い液体の溜まり場から飛び出したコブラ型の生物に襲われる。

このコブラ型の生物がエイリアンの小型のような気がしましたね。やはりこの場所は地獄?のようなところなのかもしれません。二人が襲われる場面は思わずのけぞってしまいました!!怖いわ(汗)この後一体どんなことが起こるのかがまたまたドキドキものです。

 

プロメテウスに戻ったショウは持ち帰ったエンジニアの頭部からDNA型を分析し、人間のDNAと完全に一致するとの結論に達する。デイヴィッドは円筒の中のアンプルから黒い液体を採取し、その正体を確かめるためホロウェイの飲み物に混入する。

 ちょっと悪い奴ですね。

さてホロウェイはそんなことも知らず・・・・その晩ショウとホロウェイは自室で性交していまいます。

何と黒い液体により急速に体調が悪化してしまいます。そんなホロウェイをプロメテウスに連れ帰ろうとすると、ヴィッカーズが彼の乗船を拒み、彼を火炎放射器で殺害するのです。

  
どこまでも冷酷なヴィカ―ズ

 

何とショウは妊娠していることが判明!体内のスキャンを受け、ホロウェイとの情事をきっかけにエイリアンの幼体に寄生されていました。幼体が急速に成長していることを知ります。この場面もわああ~~!!

ショウはヴィッカーズ専用モジュールの全自動手術装置で帝王切開術を受けようとするがモジュールがなぜか男性専用だったため異物摘出手術を行った。体中から取り出されたのはイカのような姿をしたエイリアンで、ショウはそれを冷凍装置の中に閉じ込め逃げます。

このあたりのオドロオドロした雰囲気はとても気分良くなかったですね。

そうそう最初この人誰なの?と思ったのはウェイランド社のウエィランド。特殊メイクで老人となっているのでまったく分からなかったのですが、あのガイ・ピアース。

実はプロメテウスに同乗していたんですね。若がえりを目的にエンジニアに会い自分を老衰による死から救ってくれるよう頼む考えであったことが分かりました。デイヴィッドはウェイランドの指示で動いていたようです。

さてその目的は達成されるのか?そしてこの後調査隊たちは無事に帰還出来るのか?結構大変ですよ。

 
後半はショウの活躍に注目!!

 
飛びます、走ります、、、、、。

解説(allcinemaより)

 「エイリアン」「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコット監督が、「エイリアン」と同じ世界観を背景に描くSFミステリー超大作。人類の起源を求めて未知の惑星へと旅立った探査チームが目の当たりにする驚愕の真相を、スケール感溢れるダイナミックな3D映像で描き出していく。主演は「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパス、共演にマイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン。

メディア 映画
上映時間 124分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2012/08/24
ジャンル SF/アクション/サスペンス
映倫

PG12

オフィシャル・サイト
http://www.foxmovies.jp/prometheus/
 
 
 
 
 
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最強のふたり(2011)☆★INTOUCHABLES

2012-09-05 | 映画:シネコン

さぁ、人生に繰り出そう。

好き度:+5点=85点

大きな期待を胸に抱き、、、。ちょっとたいそうですが。早速鑑賞して来ました。東宝シネマズ二条にて・・・・。

てっきり大感動ものでお涙ちょうだいのようなものを期待していた私、ちょいと肩透しを喰らってしまいました。

言っておきますが、良い作品なんですよ!とても感動させられる内容です。でも過剰な期待を持たない方が良いとあるユーザーのレビューを読んでなるほどそうだと思いました。じんわりと来るという表現があっている作品だと思います。

原題とは随分ニュアンスが違う邦画タイトルですね。何をもって最強なのか??原題はこの2人の深い絆のような意味合いのようです。何だか最強のふたりと言うとパワーのある2人なのかと勘違いしてしまいそうですね。

とにかく主演の2人がナイスですね。フィリップ役を演じたフランソワ・クリュゼさん、この映画で初めて拝見した俳優さんです。かなりキャリアのある方らしく今回の半身不随という難しい役どころも見事に演じておられ本当に驚きました。

そしてもう一人のドリス役のオマール・シーさんもフィリップを分け隔てなく受け入れ、真の友情を育むという何かとっても微笑ましいものを感じました。自然体の演技でしょうか。


介護者という枠を超え、友だちとしての付き合いも良い。時にはこんな悪い?ことも誘う(笑)


一緒にこんな場所に出かけたり、、、、。特別扱いはしないというドリスの姿に感動しました。


荷台の荷物扱いにはしたくないと自ら助手席へ、、、、。フィリップにとっては本当にドリスはまさに大きな存在となっていくのが良く分かります。

あらすじ(goo映画より)ネタばれ含みます。未見の方読まないで下さいね。

ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス(オマール・シー)。もうひとりは、パリの邸に住む大富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)。何もかもが正反対のふたりが、パラグライダーの事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会った。他人の同情にウンザリしていたフィリップは、不採用の証明書でもらえる失業手当が目当てというフザケたドリスを採用する。その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ──だが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。そんなある日、心配してドリスの経歴を調べた親戚が、宝石強盗で半年服役した前科者だから気をつけるようにとフィリップに忠告する。しかしフィリップは、「彼は私に同情していない。そこがいい。彼の素性や過去など、今の私にはどうでもいい事だ」と、毅然と答えるのだった。フィリップを車の荷台に乗せるのを「馬みたいだ」と嫌がって助手席に座らせたり、早朝に発作を起こした彼を街へ連れ出して落ち着くまで何時間も付き合ったり、意外にもドリスには自然な思いやりや優しさがあった。だが別れは突然やってくる。ヘマをして仲間にシメられたドリスの弟が、ドリスのもとに逃げ込んで来たのだ。家族のことを真剣に思うドリスを見たフィリップは、「やめにしよう。これは君の一生の仕事じゃない」と提案する。翌朝、名残を惜しむ邸の人々に、陽気に別れを告げるドリス。フィリップは真っ当な介護者を雇い、ドリスは運転手の仕事を見つける。ドリスは自分の人生を始めるが、フィリップは再び孤独に陥っていた。そしてドリスは突然真夜中に呼び出される。いったいフィリップに何があったのか……。

 


2人の姿に何か感動ものでした。

ラストもじんわりそして爽やかな感じでなかなか良かったです。久しぶりにほんわかした気分にさせられました。


監督&脚本にはこの2人 エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ

解説(allcinemaより)

主演2人の演技が世界中で絶賛された感動のヒューマン・コメディ。実話を基に、首から下が麻痺した大富豪の中年男と、ひょんなことからその介護人となったスラム出身の黒人青年が、互いの境遇の違いを乗り越えて真の友情を育んでいく姿を、ユーモアを織り交ぜハートウォーミングかつエモーショナルに綴る。主演は「主婦マリーがしたこと」のフランソワ・クリュゼと「ミックマック」のオマール・シー。監督はこれが長編4作目となるコンビ、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ。

 

メディア 映画
上映時間 113分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2012/09/01
ジャンル コメディ/ドラマ
映倫 PG12
 
 
オフィシャル・サイト
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
 
 
 
 
 

 

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9月公開映画、さてどんなものか、、、?それにしても残暑が厳しい

2012-09-01 | 映画全般

いよいよ9月に突入です。しかし暑いですね(汗)まだ残暑は9月上旬まで続くとのこと。嫌ですね。

映画も充分観れず、、、、。ちょいとイライラ(笑)観残したい作品も沢山あります。まあぼちぼちマイペースで行きたいと思います。

さて9月に京都で上映予定の作品を今回も紹介。少しでも多く観れたらいいなあ!

ではいつものようにまずはシネコン上映作品から紹介

9月1日~

最強のふたり

migさんがお薦め!!かなり良いらしい。

9月7日~

デンジャラス・ラン

9月8日~

夢売るふたり

西川美和監督新作だ!

莫逆家族 バクギャクファミーリア

熊切和嘉監督の新作 これも気になる

9月21日~

ロック・オブ・エイジズ

トム・クルーズ出演、どうかな?

9月28日~

ボーン・レガシー

ジェレミー・レナ―よりエドワード・ノートンが気になる

ミニシアター作品

9月1日~

Ⅰ‘M FLASH

藤原竜也&松田龍平共演 わくわく!

9月8日~21日

WANTED 容疑者 ホアキン・フェニックス

9月15日~

コッホ先生と僕らの革命

 

今月は邦画が3作も入っています。どれも観たい作品ですが、、、。悩むところw

8月の作品も観残しているしはてさて困ったことだ。他にも色々公開ありますが、とりあえずシネコン6作品+ミニシアター3作品。しめて9作品を紹介させて頂きました。

まだまだ暑い日々が続きますが、皆さんご自愛下さい。私も頑張りますそれではこの辺で・・・・。

 

 

 

 

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