銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

レヴェナント:蘇えりし者(2015)**THE REVENANT

2016-04-28 | 映画:シネコン

 復讐の先に、何があるのか。

東宝シネマズ二条にて25日に鑑賞。デカプリオがオスカーをゲット、また監督も監督賞を取ったという話題作。何と2時間36分という長さなので途中睡魔に襲われないかと心配だったが、見事最後までちゃんと鑑賞出来た!さて感想。長編作品ということもあってスケールはでかい。主人公のデカプリオもさすがにオスカー取っただけになかなかの演技だったと思う。特に熊に襲われるシーンは凄かった、どうのように撮影したものか?あの熊は本物?まさかそんなことはないよね。まあこのシーンが一番印象深い。


デカプリオ迫真の演技である。


おっと忘れちゃいけない敵対しているジョン・フィッツジェラルド役のトム・ハーディも良かった。彼は髪の毛を剃ってしまっているのか?えらい禿げたヘアスタイル。この役のためにここまでしたんでしょうね。彼もオスカー取ってもおかしくない感じがしたなあ。
正直なところ汚い作品で暗い。血みどろだし、その上寒そうな映像だし・・・・。デカプリオも撮影が辛かったと言っていたけど、まさしくそうなんだろうね。熊に襲われて、身動きとれなくなる瀕死の重傷シーンもこれまた良かったと思います。


一時は一体どうなるのか?と思いきやだんだん傷は回復。こんなことあるわけないやんと思いながらも観入る私(笑)

しかしよく考えるとこんな過酷な状態で生き延びる人ってあるのかな?と色々思いめぐらしながら鑑賞させてもらいました。

あらすじ(allcinemaより)

1823年、アメリカ北西部。狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスとその息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターのジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に。混乱の中、グラスたち生き残った者たちは船を捨て陸路で逃走することに。そんな中、グラスがハイイログマに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。ヘンリー隊長は旅の負担になるとグラスを諦め、ブリジャーとフィッツジェラルドに彼の最期を看取り丁重に埋葬するよう命じるのだったが…。

 

全体通してう~んちょっと物足りなさも。ストーリーがありがちな感じもしたりするし。俳優さんは皆素晴らしい人ばかりなんだけどね。音楽はあの坂本龍一さん。重厚でかつ暗さのある感じだったが、映像とマッチしていたように思う。

ニ三日前に観たナイトクローラーの方が私的には好きですね。本作も悪くはないけど、ちょっと正統的な作品のような気がしました。


これラストのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)です。この終わりかたはまあ良かったのではないでしょうか。

解説(allcinemaより)

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がレオナルド・ディカプリオを主演に迎え、過酷な大自然の中で繰り広げられるひとりの男の壮絶な復讐劇を壮大なスケールで描いたサバイバル・アクション・アドベンチャー。共演はトム・ハーディ。第88回アカデミー賞では監督賞、撮影賞に加え、極寒の大自然を相手に体当たりの熱演を披露したレオナルド・ディカプリオが、みごと悲願の主演男優賞を初受賞した。

 デカプリオも42歳らしい。いつのまにかそんな年になっていたんですね。
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督と。

メディア 映画
上映時間 156分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2016/04/22
ジャンル アクション/ドラマ/アドベンチャー
映倫 R15+

オフィシャル・サイト
http://www.foxmovies-jp.com/revenant/

 

 

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ナイトクローラー(2014)**NIGHTCRAWLER

2016-04-24 | 映画:ミニシアター

 他人(ヒト)の<破滅>の瞬間に、カメラを持って現れる――

2年前の作品、好評だったということで、京都シネマにて再演されました。最初はコソ泥のようなことをしている主人公ルイスの姿から始まります。そんなに面白いような気もしなかったのですが、カメラを片手にえらいことを始め、、、、、。映画はだんだん凶器の世界へといざないます。はい面白いです!!特に主演のジェイク・ギレンホールの表情はとても凄いです。何とかものにして金を儲けるという言い方がいいのかわかりませんが。特に目が凄い。見開いたという表現がいいのか。異常ともいえます。

パパラッチというものがありましたよね。まさにそれです。とにかくいろいろな凄まじい事件現場に行き、その事故のおぞましさにビデオを回すという職業です。そしてそれをテレビ局に売る仕事。同業者がいるので、競争で奪い合う。いやいや凄い仕事ですね。とにかく凄い映像を撮ったものが勝ちというもの。主人公ルイスも目的のためには手段も選ばずです。同業者まで落とし込むという卑劣さも。

見よう見まねだったルイス。いつしか同業者からも一緒に手を組もうと言われるくらいのナイトクローラーに・・・・。


ある日、豪邸で事件!何と警察より早く、忍び込み事件現場を・・・・。見ているだけドキドキ 目が据わっているルイスは冷静にカメラを、回すことも。


事件をよりショックキングにと遺体をを動かす演出も。とにかく誰よりも凄い映像を撮ろうというルイス


最初は単にパパラッチだけだったのにね。どんどんエスカレートしていく姿には観ている私も食入るようになってくる。


リックという相棒も雇い本格的な仕事。彼にもシビアな駆け引きをしてた。

とにかくジェイクの怪演が凄いとは聞いていたけどほんまに凄いんです。目は据わり、言葉も流暢に走る。それくらい怖い。


テレビ局のニーナ・ロミナに少し気があったのかしら?変に誘っていたよね。この時もちょっと異常な目つきだったけど。

あらすじ(allcinemaより)

ロサンゼルスに暮らす孤独な中年男ルイス・ブルーム。野心はあるものの定職にも就かず、コソ泥をしてはその日暮らしのしがない日々。そんなある日、偶然遭遇した事故現場で、ビデオカメラ片手に夢中で撮影する男たちを目撃する。彼らはニュース映像専門のパパラッチ、通称“ナイトクローラー”。事件、事故の現場にいち早く駆けつけ、誰よりもショッキングな映像をカメラに収め、それをテレビ局に高く売りつけるのを生業とする連中だ。そんなことが商売になると知り、さっそくビデオカメラと無線傍受器を手に入れると、見よう見まねでナイトクローラーとしての活動を開始するルイスだったが…。

眠気も吹っ飛ぶほどの面白さでした。是非未見の方、DVDが2月に発売したらしいので見て下さい。何と言ってもジェイクの怪演に注目です!!

解説(allcinemaより)

「ブロークバック・マウンテン」「エンド・オブ・ウォッチ」のジェイク・ギレンホールが、刺激的なスクープ映像を求めるあまりモラルのタガが外れていくフリーランスのニュース・カメラマン役で鬼気迫る怪演を披露し、高い評価を受けたピカレスク・サスペンス・ドラマ。共演はビル・パクストン、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド。監督は「トゥー・フォー・ザ・マネー」「ボーン・レガシー」などの脚本を手がけ、本作が監督デビューのダン・ギルロイ。


この目も据わっているよね!

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2015/08/22
ジャンル サスペンス/ドラマ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://nightcrawler.gaga.ne.jp/

 

 

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スポットライト 世紀のスクープ(2015)**SPOTLIGHT

2016-04-18 | 映画:シネコン

 暗闇にひときわ輝く、希望の光――

MOVIX京都にて鑑賞。アカデミー賞作品賞、脚本賞に輝いたということで観に行ってきました。正直ハードルが高いかなあ。記者やマスコミ関係の人には絶賛されていて凄く良い作品だと思います。真実を伝えたいということは確かに凄いことだと思います。キャッチコピーではありませんが、剣ではなくペンでそれを知らしめたということは素晴らしいことだと思うのです。
改めて記者のお仕事というのがどれほど大変なのかということは分かりました。でもそのお話を2時間に集約して映し出しのはやはり難しいような気もしてなりません。
本当のことをいえば「ルーム」のような作品の方が個人的には作品賞にふさわしいような気がしましたが、これだけ評価が高いという事はやはり本作の方が素晴らしいのかな?と感じます。


個人的には新編集長マーティ・バロン役のリーヴ・シュレイバーの存在が良かった。出番は少なかったのですが。

それぞれ良い味を出していますが・・・・。もちろんやはりこの人でしょうか。


ウォルター“ロビー”ロビンソン役のマイケル・キートン。個人的なことではない。問題はこのその組織だと言いはる。

社会的集団組織をとても重視していましたね。


このチームの主役的マイク・レゼンデス役マーク・ラファロも熱い記者魂がとてもあって良かった。向う見ずな面はたまにきずだけど・・・・。記者という職業より人間として良い人って感じがしましたね。
ミッチェル・ギャラベディアン弁護士を演じるスタンリー・トゥッチも目を離せない役でした。なかなか真実を暴露しないという弁護士としての責務ちうところでしょうか。マイクも彼から真実を聞き出そうと必死でした。

要所ではう~んそうやな真実をやっぱり伝えなあかんと観ている私自身も記者になったような感じで食い入るように観てしまいます。記者の仕事の大変さをほんまに圧倒されるばかりです。


紅一点の記者サーシャ・ファイファー(レイチェル・マクアダムス)は女性らしい視点で素晴らしい!!時には感情が湧きたつような取材でした。


間違いは許されませんから、徹底的に調べる。それも大変なお仕事だと改めて実感。到底私には無理やわと思いました。
この人は被害者。まさに神父に虐待されたと訴える証人。ちょっと怪しい感じもありましたが。

こうして一つ一つ振り返ってみるとやはりそれなりの作品なのかなあと思うのですが、やはり派手ではなく地味であるということが気持ちをそそらない原因なのかなとも思えますが。
少しエンタメ性をを望みすぎなのかもしれませんね。

あらすじ(allcinemaより)

 2001年、夏。ボストンの地元新聞“ボストン・グローブ”の新任編集局長としてマイアミからやって来たマーティ・バロン。さっそく目玉になる記事の材料を物色し、神父による子どもへの性的虐待事件に着目すると、これを追跡調査する方針を打ち出す。しかしボストン・グローブの読者は半数以上がカトリック教徒。彼らの反発を招きかねないと古参幹部は難色を示すが、地元のしがらみと無縁で、なおかつユダヤ人のバロンは強気に押し切っていく。こうして、リーダーのウォルター“ロビー”ロビンソンを中心に特集記事欄《スポットライト》を担当する4人の記者たちが調査を開始する。そして地道な取材を積み重ね、次第に事件の背後に隠された巨大な疑惑の核心へと迫っていくが…。

 

しかしこの神父よる虐待事件、ふたを開けてみたらその数思いのほか凄い数だと分かり、びっくり!そして現在もあるとかdでそれもびっくり!新聞に掲載されると新聞社に膨大な訴えが来るのです。いやあほんまに凄い話です。

解説(allcinemaより)

 カトリック教会が長年隠蔽してきた児童虐待スキャンダルを暴き出し、ピュリツァー賞に輝いた調査報道チームを巡る感動の実話を基に、巨大な権力に立ち向かっていった新聞記者たちのジャーナリズム魂と不屈の執念を描いた実録サスペンス。出演はマーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュライバー、ジョン・スラッテリー。監督は「扉をたたく人」「靴職人と魔法のミシン」のトム・マッカーシー。第88回アカデミー賞では、みごと作品賞と脚本賞の2冠に輝いた。

メディア 映画
上映時間 128分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ロングライド)
初公開年月 2016/04/15
ジャンル ドラマ
映倫 G

 これ実話だというからこれまたびっくりでショックですね。

オフィシャル・サイト
http://www.spotlight-scoop.com/

 

 

 

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ルーム(2015)**ROOM

2016-04-10 | 映画:シネコン

 はじめまして、【世界】。

4月8日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。たんに監禁された親子が解放されるまでのお話しを描いたものだと思っていたら、そうではありませんでした。
そういえば、先日女子中学生が2年間拉致監禁されたという事件がありましたね。それと重なりますが。このお話は主人公が19歳の時、同じように監禁されて7年間という年月狭い部屋の中に閉じ込められるというものでした。その間に妊娠して男の子を儲けます。男の子の名前はジャック。何とこの子はこの狭い部屋の中の事しか知らないという事実。

まあ窓が一つしかない。それも天窓ときているから外は見えない。外が存在することすら知らないという。


ここで生まれたからそりゃ知らないよね。母も語らないわけだから。それでも大好きな母と一緒だから。
でも時々現実から非現実な出来事が起きる。


扉の向こうからオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)がやって来る。食糧や日用品を持って・・・・。その時、ジャックは衣装部屋に閉じ込められるのだ。その向こうではどんなことが起きているのか知る由もない

そんなある日この部屋から逃げ出すことを考えるママはジャックを外へ出す作戦を練る。ジャックが死んだということをオールドニックに伝え、外の世界へ・・・・。

初めて見た外の世界にびっくり!!

 そこには青い空と木々が。。。。。

何もかもが不思議な世界に?何とか母子とも助けられることになりめでたしめでたしかと思いきや、物語は後半に入る。


何故かめでたいはずが、今までの生活から一変したため2人とも馴染めず、また適応出来ず、苦しい毎日が続く。

さてどうしてその状態から脱却出来るのか?

 母たちとの生活、上手く行くのかな?

あらすじ(Moviewalker)

ママ(ブリー・ラーソン)と5歳の誕生日を迎えたジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)は、天窓しかない狭い部屋で暮らしている。夜、二人がオールド・ニックと呼ぶ男がやってきて、服や食料を置いていく。ジャックはママの言いつけで洋服ダンスの中にいる。ママは「息子にもっと栄養を」と抗議するが、半年前から失業して金がないとオールド・ニックは逆ギレする。さらに真夜中にジャックがタンスから出てきたことで、ママとオールド・ニックは争う。翌朝、部屋の電気が切られ寒さに震えるなか、生まれてから一歩も外へ出たことがないジャックに、ママは真実を語る。ママの名前はジョイで、この納屋に7年も閉じ込められていた。さらに外には広い世界があると聞いたジャックは混乱する。電気が回復した部屋で考えを巡らせたジャックは、オールド・ニックをやっつけようとママに持ち掛ける。しかし、ドアのカギの暗証番号はオールド・ニックしか知らない。ママは『モンテ・クリスト伯』からヒントを得て、死んだフリをして運び出させることを思いつく。ママはジャックをカーペットにくるんで段取りを練習させるが、恐怖から癇癪を起こすジャック。ママは、“ハンモックのある家と、ばあばとじいじがいる世界”をきっと気に入ると励ます。しかし、「ママは?」と尋ねられると、2度と息子に会えないかもしれないと知り、言葉に詰まる。そして、オールド・ニックがやってくる。脱出劇は失敗しかけるが、ジャックの記憶力と出会った人たちの機転で、思わぬ展開を迎える。翌朝、ママとジャックは病院で目覚める。ママの父親(ウィリアム・H・メイシー)と母親(ジョアン・アレン)が駆けつけるが、二人が離婚したことを知ってママはショックを受ける。数日の入院後、二人はばあばと新しいパートナーのレオ(トム・マッカムス)が暮らす家へ行く。しかし意外な出来事が次々とママに襲い掛かる。一方、新しい世界を楽しみ始めたジャックは、傷ついたママのためにあることを決意し……。

そりゃ7年という月日はママにとっては大きなものだよね。事件についてメデイアからは色々取材を受けたりとかなりきついよねオールドニックとのこともトラウマのようになっているだろうし、平常心を保てるはずはないだろう。そんなママを唯一救ったのはやはりジャックの存在だったに違いない。

ジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイ、小さいながら素晴らしい演技だった。もちろんアカデミー主演女優賞をゲットしたママ役ブリー・ラーソンももちろんのこと。

 

ロングヘアーなので、初めは男の子とは思わなかったね。

解説(allcinemaより)

 エマ・ドナヒューのベストセラー『部屋』を「ショート・ターム」のブリー・ラーソン主演で映画化した衝撃と感動のサスペンス・ドラマ。7年間もひとつの部屋に監禁されているヒロインと、その間に生まれ、部屋の中しか知らない5歳の息子が辿る予測不能の運命を描く。監督は「FRANK -フランク-」のレニー・アブラハムソン。

 涙することはなかったけど、この親子が7年間からたち上がり強くなる姿がとても印象的であった。

 

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2016/04/08
ジャンル サスペンス/ドラマ
映倫

G


こんなに小さな小屋に閉じ込められていたんだね。ネタばれですが、2人は再度ここを訪れます。間違いなくここがジャックの世界だったのかもしれません。

オフィシャル・サイト
http://gaga.ne.jp/room/

 

 

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ドリーム ホーム 99%を操る男たち(2014)**99 HOMES

2016-04-01 | 映画:シネコン

 一人は家族のために 一人は復讐のために 魂を売った

今晩は☆4月になりましたね。この作品、3月30日に京都シネマにて鑑賞。用事があり、近くまで行ったら、時間が出来て観れました。アンドリュー・ガーフィールドマイケル・シャノンが共演ということで気になっていた作品。2年前の作品だったらしく、もうDVDになっているらしい。

日本公開は1月の末ということで。京都には3月26日から公開されたんですね。マイケル・シャノンって、見た感じからなんとも言えず悪い奴という感じがしていましたが、その通り、この作品では主人演じるアンドリューを悪い道に引き込むというほんまに悪い奴でした(笑)フル出演のマイケルは観たことがなかったので、大変楽しみでした。

しかしアンドリューの演技、絶妙でしたね。彼のこういう汚れ役というのは初めてみました。にっちもさっちもいかず、悪い道に手を染めるという役がらがほんまに上手かったです。多分こういう役は初めてなのではないでしょうか。


先日観たマネーショートよりは分かりやすく、私的には非常に面白かったです。そうそうこのお話もあのリーマンショック後のアメリカを舞台に描かれています。お金、欲望、モラルの間で人生を狂わせられる男たちをリアルに映し出しています。
住宅ローンが返済不能のため家を差し押さえられる人々の事実を元に映画化された作品です。

主人公デニス・ナッシュもそのひとり、家を差し押さえられたことから、道を踏み外して行くのです。アンドリューの見事な演技に、本当にこちらまでグッときます。何とか息子コナーや母のために、家を取り戻したいという気持ち、分かりますよね。そんなデニスの気持ちの中に入ってきたのがあの男リック・カーバー

 マイケル・シャノン演じるリックの儲け話につい!

そりゃわからないでもないよね。長年住み慣れた愛着のある家を何とか手に戻したいという気持ち!


何とか事態を収集したいところだが、そういうわけにはいかない。銀行、警察が押し掛けてくるわけだからね。

とまあそんなことで、不動産屋ブローカーリックに雇われることなったのだ。そしたらえらいことがわかる。実はこれは、法の穴をくぐりぬけて大儲けするというビジネスだったのね。
結局デニスも自分がやられたようなことを同じ境遇の人にやるわけなのである。大金目がくらんだデニス、分からなくもないが、、、、、、。そして今までと違った人生が待っていたのだ


贅沢三昧の生活!!パーティ

 こんな立派な家にも住める!!

家は確かに家族にとってかけがえのないものかもしれないけど、立派な家に住むことが本当に幸せなのか?色々考えさせる。母と息子に言えないまま人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュ。さてどうなるのか?

あらすじ(allcinemaより)

若いシングルファザーのデニス・ナッシュ。母と小学生の息子と3人暮らしの彼は不況で職を失い、やがて自宅を差し押さえられてしまう。警察を伴い現われた不動産ブローカーのリック・カーバーは、有無を言わさぬ冷徹さで立ち退きを迫る。やむを得ず、母と息子を連れてモーテルに引っ越したデニス。必死に職を探すが、なかなか見つからず途方に暮れる。そんな彼に仕事を与えてくれたのは、皮肉にも彼を我が家から追い出した張本人のカーバーだった。家族の大切な家を取り戻すためならどんなことでもすると覚悟を決めたデニスは、カーバーの下でモラルを無視した商売に手を染め、大金を稼ぐようになっていくのだったが…。

日々平穏に暮らしている私たちには考えられないお話。しかし遠いアメリカではこのようなことが起こっているのでしょうね。
色々考えさせられる話でしたね。明日自分の身にも起きたらと思うとぞっとするのでありました。

解説(allcinemaより)

ごく普通のアメリカ市民が、極端な格差社会が生み出した不合理な仕組みに翻弄され、ささやかな平穏な人生さえも奪われていくさまを鮮烈に描き出した社会派ドラマ。主演はアンドリュー・ガーフィールドとマイケル・シャノン。共演にローラ・ダーン。監督は「グッバイ ソロ」「チェイス・ザ・ドリーム」のラミン・バーラニ。


自らも大きな代償を払うことに・・・・。大金に目が眩むではいけません。

メディア 映画
上映時間 112分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(アルバトロス・フィルム)
初公開年月 2016/01/30
ジャンル ドラマ/サスペンス
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://dreamhome99-movie.com/

 

 

 

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