銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ワルキューレ◆VALKYRIE

2009-03-31 | 映画:シネコン

 ワルキューレとは→北欧神話に登場し、「戦死者を選ぶ者」との意味を持つ女神たち。その女神の名を冠した「ワルキューレ作戦」

3月27日、MOVX京都にて鑑賞。

トム・クルーズが実在したドイツ名門貴族出身の将校、クラウス・フォン・シュタウフェンベルグを演じた。この将校はあのナチス・ドイツ政権の主導者、ヒトラーの暗殺計画を企てた実行犯である。こういう役をトムが演じるとは珍しいですよね。

ハリウッド映画にしては、非常に地味な本作。その主役に、ハリウッドでスターとしての地位を確立しているトムがこのようなキャラに挑むのは、非常に難しいのではなんて思ったり。とは言うものの、主役を演じるを演じるにはやはり存在感のある役者でないと観客動員も得られないだろうという思いもあるのでしょうね。というトムもそれなりに将校役にはまっていたかもです。

もちろん本作、トム・クルーズの“ワルキューレ”というふれこみですから。彼の演じることがメインに出ています。予告編もトムが全面に出ており、彼を取り巻く役者陣のことはほとんど知りませんでした。

ところがいざ鑑賞すると、出演しているお顔を見ると凄いキャスト陣なので、驚きました。お話が重厚なものだけに、芸達者な人でないとだめでしょうね。

さてこのところ、ナチス・ドイツ関連の作品の公開が続きます。そしてその中心的な人物があのアドルフ・ヒトラー。多くのユダヤ人を迫害した独裁者です。世界中で批判されるだけでなく、ヒトラーのお膝元である軍部にも彼に対する多くの反逆者がいたのは当たり前です。そういう人たちはレジスタンスというグループを結集して、ヒトラーの暗殺を試みていたんですね。その一つがこの“ワルキューレ作戦”。

個人的な意見ですが。出来ればドイツ語でのセリフがいいなあなんて思ったけどね。もし日本人で英語で話せないのに英語のセリフで演じろと言われても出来るわけないしね。

ストーリー

第二次世界大戦下のドイツ。1943年4月、ドイツはすべての戦線で敗退を続け、ドイツの敗色は誰の目にも、明らかだった。しかし、ヒトラーは、あくまで最後の勝利を目指して、戦争を続けようとする。北アフリカ戦線で、左目と右手を失う重傷をおったクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐は、そんな、さなかに、ドイツに帰国して、ベルリンの予備軍司令部勤務となる。しかし、予備軍司令部は、反ヒトラー派の国防軍将校の巣窟でもあった。それまで、ベルリンの反ヒトラーグループの軍の中心メンバーであったハンス・オスター将軍がゲシュタポに逮捕されたあと、反ヒトラーグループでは、新たな活動的なメンバーをさがしていたのだった。そして、メンバーの一人である、オルブリヒト将軍は、シュタウフェンベルグ大佐に目をつけ、ヒトラー暗殺計画に加わるよう求める。シュタウフェンベルグ大佐は、ドイツを完全な破壊から救うには、独裁者を倒すしかないと考え、グループに加わり、積極的に、ヒトラー暗殺計画の具体化を進めるのだった


この直後、右手と左目、そして左手の指も何本か失う。

そんなある日、自宅でワーグナーの<ワルキューレの騎行>を耳にしたシュタウフェンベルクは、ある計画を思いつく。それは、国内の捕虜や奴隷がクーデターを反乱を起こした際に予備軍によって鎮圧する“ワルキューレ作戦”を利用し、ヒトラー暗殺後に政権及び国内を掌握する、という壮大なものだった。同志たちと綿密に計画を練り、暗殺の実行も任されることになるシュタウフェンベルク。こうして、過去40回以上に渡る暗殺の危機を回避してきた独裁者を永遠に葬り去る運命の日がやって来るのだが…。(ウィキぺデイア、allcinemaより抜粋)

実は過去43回に渡って暗殺計画が企てられたそうです。本作の「ワルキューレ作戦」についても詳しく載っています。

ヒトラー暗殺計画 ←ここをクリックして下さい。

 

登場人物&キャスト紹介


クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐役(トム・クルーズ

ヘニング・フォン・トレスコウ少将(ケネス・ブラナー ) 

顔は覚えているのに誰やったかな?後でわかりました。「魔笛」の監督・脚本を手がけていましたね。あんまり好みじゃなかったけど。


フリードリヒ・オルブリヒト将軍(ビル・ナイ

この人もまったく誰なのか?わからず(汗)。ビル・ナイって役柄で全然違って見えます。


 陸軍参謀総長ルートヴィヒ・ベック役(テレンス・スタンプ

この方はしっかり覚えていました。最近良くお見かけします。「イエスマン」にも登場。渋い役者さんです。


フリードリヒ・フロム将軍(トム・ウィルキンソン

最近作では「フィクサー」の弁護士役だった人。何処かで観たと思ったら、そうでした。


ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク、 トム演じるシュタウフェンベルグ大佐の妻
カリス・ファン・ハウテン )あの「ブラックブック」の主人公を演じた方です。

エーリッヒ・フェルギーベル将軍(エディ・イザード

 


アルブレヒト・メルツ・フォン・クイルンハイム大佐(クリスチャン・ベルケル

あのイングマール・ベルイマン監督に見出され、舞台での仕事を続けている。「ブラックブック」にも出演。


オットー・エルンスト・レーマー少佐(トーマス・クレッチマン

最新作では「ウォンテッド」に出演している。あの「戦場のピアニスト」にも出演。でも記憶にありません・・・・。

ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉(ジェイミー・パーカー

 婚約中のシュタウフェンベルクとニーナの写真
こんな方たちだったのですね。


 トム・クルーズと「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー監督が初タッグを組んだサスペンス・アクション。実話を基に、非人道的なナチス政権の暴挙に疑問を抱き反乱分子となったドイツ将校が同志と手を組み、ヒトラー暗殺計画に及んでいく過程とその顛末を緊迫感溢れるタッチで描く。

※そうそう、“パイレーツシリーズ”つながりで、ビル・ナイもそうですが、ハインツ・ブラント大佐役でトム・ホランダー が出演していましたね。出番は少なかったですが。

ブライアン・シンガー 監督・脚本

ワルキューレ ←(ウィキぺディア)映画の詳細・HPにもリンクできます。

本国ドイツの反応も詳しく書かれています。映画化にあたって色々あったようです。

 

 

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シリアの花嫁◇The Surian Bride

2009-03-29 | 映画:ミニシアター

 もう二度と帰れない。
               それでも私はこの境界を越える。

3月27日、上映最終日に京都シネマへ・・・・。ようやく鑑賞できました。「キャラメル」同様、この作品も中東のお話。地図を見ると、レバノンのベイルートは本当に近いです。

 ←ゴラン高原の場所はシリアとイスラエルの国境に位置する。クリックすると大きくなります。

物語

イスラエル占領下のゴラン高原、マジュダルシャムス村。今日は村の娘モナが、親戚にあたるシリアの人気俳優タレルに嫁いで行く日。モナは純白のドレスを手に、結婚式の準備のため、姉のアマルとともに村の美容院へと向かう。

妹の結婚式に出席するため、海外にいた兄たちも帰ってくる。長男のハテムはロシア人女性と結婚してロシアに渡ったため勘当の身だ。妻と息子を連れて8年ぶりの帰郷となる。次男のマルワンは商売をしているイタリアから戻って来た。

 

モナの父親のハメッドは親シリア派で、ずっと政治運動をしてきた硬派だ。そのため、イスラエル警察から睨まれていた。今日はシリア新大統領を支持するデモが行われる。長女アマルは、父を結婚式に出席させるため、デモに参加しないよう頼むが聞き入れない。

ゴラン高原、国連事務所、国際赤十字のスタッフであるジャンヌが、今日のモナの結婚式について同僚と話している。

花嫁は“境界線”を越えたらシリア国籍が確定し、イスラエルへの入国は不可能になる。そう越えたら最後なのだと・・・・・。

ウェディングドレスのモナは人々の祝福を受けるが、悲しげな顔をしている。モナはアマルに結婚への不安を打ち明ける。たとえうまくゆかなくても、もう村には帰れない。アマルは妹にやさしく励ますのだった。

そんな中、ハテム一家が実家に到着。息子の8年ぶりの帰郷に母は感涙にむせび、家族は再会の喜びでいっぱいだ。父ハメッドを除いては・・・・・。

村では花嫁側だけのパーティが盛大に始まった。花婿側は“境界線”の向こうにいるため、こうした形になる。

宴が終わると、いよいよモナは祝福されながら家を出発!モナ一家は“境界線”に到着。

ところがそこへ、父を連れ戻そうとイスラエル警察がやって来た。


状況を理解して欲しいと話す父の訴えを聞こうとしない警察。

その時、長男ハテムの助けで、渋々で警察は、今回は見逃すと。

父は娘の見送りをすることが許される。

 


“境界線”を今まさに越えようとするモナ。

いよいよモナの手続きが行われることに。手続きを行う係官も到着し、彼女の通行証にイスラエルの出国印が押される。

国際赤十字のジャンヌがモナの通行証を持ってシリア側へ行くが、ここで思わぬトラブルが発生する。


出国印を見たシリア側は、入国が認められないと言う。何で?


ジャンヌはモナの入国が認められないことを、イスラエル側に伝える。電話で問い合わせるも、休日のためどうにもならず・・・・・。

ジャンヌは行ったり来たりを繰り返し、何とか手を尽くすが・・・・。

果たして花嫁モナは、無事に境界線を越えて嫁げるのだろうか??

 

国、宗教、伝統、しきたりなど、あらゆる境界にはばまれ、もがいていた。そんなモナは決意を胸に“境界線”へと向かう。家族愛、未来へ踏み出そうとする姉妹の姿が印象的である。姉アマルも進学という道を選択。

次男マルワンが帰国した際、提示したパスポートに記されていたのは、彼の国がない、つまり無国籍だということは気になっていた。本作はゴラン高原のマジュダルシャムス村のイスラムの少数派とされるドゥルーズ派の一家の結婚式の一日に焦点があてられている。もともとシリア領だったこの地、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが占領したそうで、この地域の多くの人たちはその結果、“無国籍者”となってしまった。そのため、新たに引かれた“境界線”の向こう側にいる肉親との行き来きさえも不可能にされているのである。

パスポートは身分証明の大事な書類だけれど。紙切れひとつの判断で、人の人生が振り回されるのは、何と悲しいことだろう。ジャンヌの必死な努力も報われず、腹立たしさをヒシヒシと感じる。


カメラマン アリクとモナは、シリア側にいる新郎タレルを見つめている。

結婚するために、境界線の向こうに行くにはこんなに労力がいるのですね。


ひたすら待ち続ける新婦モナ。

 


偶然開いた門から、彼女はシリアに向かって歩き出す。何も怖いものはないかのように・・・・。笑顔を見せ、彼女は自らの判断で“境界線”を越える。自分の生きる道を自ら選んで・・・・・。

キャスト

 姉アマル役 ヒアム・アッバス

 

 父ハメッド役 マクラム・フーリー

 

 妹モナ役  クララ・フーリー

 

 監督エラン・リクリス

脚本 スハ・アラフ

メディア 映画
上映時間 97分
製作国 イスラエル/フランス/ドイツ
公開情報 劇場公開(シグロ=ビターズ・エンド)
初公開年月 2009/02/21
ジャンル ドラマ

イスラエルに占領されて以来、シリア側と分断状態にあるゴラン高原の小さな村を舞台に、政治に翻弄される花嫁とその家族の運命を描くヒューマン・ドラマ。主演は「パラダイス・ナウ」のヒアム・アッバス。監督は「カップ・ファイナル」のエラン・リクリス。
 イスラエル占領下のゴラン高原、マジュダルシャムス村。もともとシリア領だったこの土地に暮らす人々にはイスラエルの国籍を取得する権利が与えられているものの、大半の人々はシリアへの帰属意識を強く持ち、“無国籍者”として暮らしていた。そんなある日、村の娘モナの結婚式が行われようとしていた。彼女は境界線の向こう側、シリアにいる親戚筋の人気俳優タレルのもとに嫁ぐのだった。めでたいはずの結婚式。しかし花嫁の表情はすぐれない。なぜならば、境界線を越えて嫁ぐということは自動的にシリア国籍が確定してしまい、二度とイスラエル側にいる家族とは会うことが出来ないということを意味していたのだった。(all cinemaより)

オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/hanayome/

 

 

 

 

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黒田冨紀子展

2009-03-28 | アート

3月26日仕事終了後、黒田冨紀子先生の展覧会へ・・・・・。以前カルチャー教室で、一緒に銅版画をさせてもらっていました。現在も私は、そのカルチャーにて銅版画をしこしこ続けています。案内状を頂き、行かなきゃと思っていました。カルチャー教室の岸中先生が見に行かれたら、何と以前教室で製作されていた作品が40点もあるという話を聞き・・・・・。驚きました!早速訪ねました。

黒田先生は今年77歳だと言われてまた驚き!作品は2階のフロアー全てが銅版画で埋め尽くされていました。技法もさまざまです。何でもまだご自宅に未公開作品があるそうです。仕事が早いなあ~!とまたまた驚き。読書も欠かさず続けておられるそうです。

それにしてもパワフルな黒田先生。先生のパワーをもらって、また銅版画をぼちぼちやろうと思いました。独特なマチエールは黒田冨紀子ワールドです。大胆だけど、それぞれ工夫が施され、さすが!!です。いつまでも頑張って頂きたいな。

残念ながら明日が最終日となります。お時間のある方、ぜひ鑑賞して下さい。

絵描きの事務屋さんブログ→黒田先生と同じ二紀会所属の洋画家さんのブログ。

こちらで、展覧会の詳細が紹介されています。

 

 

 

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ドラえもん★のび太の新宇宙開拓史 大人も楽しめるアニメシリーズ

2009-03-28 | 映画:シネコン

 その時、君はヒーローになる。

3月26日、東宝シネマズ二条で鑑賞。仕事で利用者さんと観に行った“ドラえもんシリーズ”今年で25周年を迎えるそうです。このシリーズは29作品目らしいです。それにしても根強い人気なんですね。

でもね、やっぱ、ドラえもんの声は大山のぶよさんがいい。つくづくこの作品を観て、このキャラはあの声じゃなかったらと思いました。もちろん他の登場人物もそうなんだけれど・・・・。

春休みで親子連れや孫連れおばあちゃん、おじいちやんでシアターは賑わっています。私も仕事とはいえ、孫ではないけど、自分の子供のような感覚で、その利用者さんと行きましたね。多分こんな機会がなければ、「ドラえもん」観てないでしょう。

人気の秘密はやっぱりこのドラちゃんでしょうね。ネコ型ロボットであるドラえもんという不思議なロボット。そしてさえない男の子、のび太君。このコンビがいい味だしています。もちろん彼らを取り巻くジャイアンスネ夫、そしてしずかちゃん。この人たちも重要なキャラですが・・・・。

物語の内容もかなり工夫が凝らされていて、大人でも楽しめます。

ストーリーをちょっと紹介

ある日、超空間のねじれで、のび太の部屋のたたみの下と宇宙の彼方にあるコーヤコーヤ星がつながってしまった!コーヤコーヤ星は豊かな自然と不思議な動物でいっぱいの開拓中の星。のび太とドラえもんはそこで、ロップルやチャミーと友だちになる。ところが、この星を狙うガルタイト鉱業は、あるおそろしい計画をすすめていたのだった!コーヤコーヤ星にかくされた秘密とは?ロップルたちを守るため、ドラえもんたちが立ち上がる!

毎年春休みに劇場公開される“ドラえもんシリーズ”、きっと子供たちは楽しみにしているでしょう。お母さん、ぜひお子さんと一緒にシアターへ出かけて下さい。夢いっぱいの物語と出会えます。私も少し楽しませて頂きました。

映画ドラえもん のび太の新宇宙開拓史 公式サイト

 

DORAEMON THE MOVIE 25th ANNIVERSARY こちらはドラえもん25周年記念公式サイトです。

 

 

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キャラメル◎Caramel

2009-03-26 | 映画:ミニシアター

       街の小さなエステサロン
ここは、美しさよりも大切なものが見つかる場所

3月24日、京都みなみ会館にて鑑賞。レバノン映画だそうです。レバノンといえば、中東ですね。物語の舞台はレバノンの首都ベイルート。エステサロンとキャラメルか・・・。最初一体この二つの接点って何?と疑問に思ったのですが。観ているうちに、わかりました。何と脱毛の道具がキャラメルなんですね。固まったキャラメルではありません。粘々状態のキャラメルで足の毛を取るのです。熱いからそれは大変みたいです。

STORY

ベイルートの街角にある小さなエステサロン。オーナーのラヤールは30歳で独身、既婚の恋人に振り回されながらも、電話を心待ちにしている。そんな彼女の姿を心配顔で見ているスタッフのニスリンは28歳。もうすぐ恋人との結婚が間近に控えている。

ラヤール(ナディーン・ラバキー

本作の主演、監督、脚本を彼女が手がけました。


左から、リマ、ジャマル、ニスリン。手前がラヤール

何とナディーン以外のキャスト陣は皆さん、まったくの素人だそうです。それにしても皆さん、プロの役者さんに引けをとらず、素晴らしい演技でした。等身大と言うわけではありませんが、それぞれ感じるところが共感できたのかもしれませんね。

 

もう一人のスタッフ、24歳のリマは騒がしいサロンの中で黙々と仕事をこなしているが、長い黒髪の女性客に目を奪われる。

サロンの常連、ジャマルはオーディションを受け続けるが上手くいかず、イライラする気持ち抑えられず髪型気に入らないとニスリンに八つ当たり。

そんな賑やかなエステサロンの向かいで、ひっそり仕立て屋を営む65歳のローズは年老いた姉リリーの世話のために自分の人生を犠牲にしている。そんなある日、店に老紳士チャールズがスーツの直しを頼みにやって来た。彼のスーツを直しながら、ローズは忘れかけていた気持ちを思い出し、心がときめくのを感じていた。


左が姉のリリー(アジーザ・セマアーン)いい味出していました。路上で偶然出会ったとき、彼女がリリーだと思ったそうです。ナディーン評→とてもおとなしくて、面白い人

右が妹ローズ(シハーム・ハッダード)、素顔は普通の家庭の主婦だそうです。
シハームの人間性と抑圧された雰囲気に魅了された←ナディーン評

ラヤールに密かな恋心を持つユーセフ。

恋人に呼び出され、仕事を中断して車で会いに行くラヤール。駐車違反でいつもうるさく注意してくる警察官のユーセフが自分に好意を寄せていることに気づかない。恋人との逢瀬の後、彼が財布を忘れていることに気づく。嫉妬と好奇心に負け、財布の中身を見たら、何と妻と娘の写真を発見!

一方、自分の外見を過剰なまで意識するジャマルは、若い恋人に夢中になっている別居中の夫と思春期の2人の子供にイライラする毎日。満たされない毎日の生活の中でも、自分の存在価値を認めたいのか何度もオーディション会場に足を運ぶ。そんな会場で若い女性を見るにつけ、自分の容姿と比較してしまい、また気持ちは不機嫌になってしまう。

ラヤールは、彼の誕生日を一緒に過ごすため、ホテルを予約しようとする。夫と泊まると嘘をついても、身分証の提示を求められるため独身の彼女が宿泊できるホテルは見つからず・・・・。結局、場末の安ホテルを予約することに。薄汚れた室内を隅々まで掃除、飾りつけから手作りケーキも準備して、恋人の連絡を待つことに。しかし、ホテルには現れず、「妻とは別れられない」という一言だけのメールが届く。

暗いホテルでひとり傷心状態のラヤールの元に、ニスリン、リマ、ジャマルたちがやって来た。家族に嘘をついている自分に恥じ、涙するラヤールの姿。ニスリンは突然泣き出す。彼女も誰にも打ち明けられない秘密が・・・・。「実は彼が初めてじゃないの」厳格なイスラム教徒の家庭で育ったニスリン、この悩みを誰にも言えず悩んでいた。

身勝手な恋人への思いを断ち切るかのように、彼の妻と接触するラヤール。

愛する人との結婚のために、一大決心をするニスリン(ヤスミン・アル=マスリー)。

ヤスミンはパリで美術とオリエンタル・ダンスを勉強していた。友人だそうです。性格の強さから、ニスリン役は彼女以外考えられなかったという。

度々訪れる長い黒髪の女性に、どうしょうもなく惹かれてリマ(ジョアンナ・ムカルゼル)。

(ジョアンナの本職は大手の家電メーカーのビジネス・マネージャー、ナディーンは彼女の自然さと活気溢れるところに魅了されたという。)

リマの惹かれる黒髪の女性はリマの手で髪をばっさり!


長い黒髪のミステリアスな女性役(ファーティマ・サファー)

 

年齢を重ね、見た目も身体も変化していく自分を受けられないジャマル(ジゼル・アウワード)。

(ジゼルは会社で秘書をしています。寛大で外交的な性格が役柄にぴったりでした。)

そしてローズは、チャールズに会うために髪を整え、化粧し、美しいワンピースに袖を通す。

さまざまな思いを胸に、5人の女性が待ちに待ったニスリンの結婚式が明日に迫る・・・。

様々な宗教が共存するレバノンの国情を背景に、ベイルートのエステサロンに集うそれぞれに悩みを抱えた女性たちの恋と友情を描く群像ドラマ。監督は本作の主演も務めるナディーン・ラバキー。(all cinemaより抜粋)

お国柄やそこで生きる年齢、生い立ち、実生活、皆色々な悩みを抱えながら、お互いに助け合うのが、この映画の素晴らしさでしょうか。派手な映画と違って味のあるいい映画でした。特にリリーが好きですね。

メディア 映画
上映時間 96分
製作国 レバノン/フランス
公開情報 劇場公開(セテラ・インターナショナル)
初公開年月 2009/01/31
ジャンル ドラマ

街の小さなエステサロン
ここは、美しさよりも
大切なものがみつかる場所

【ウェブリンク】
オフィシャル・サイト
http://www.cetera.co.jp/caramel/
 

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悲夢★SAD DREAM

2009-03-24 | 映画:ミニシアター

キム・ギドク ×オダギリジョー

日韓の才能が集結!

3月21日公開。公開初日の鑑賞となりました。めったに公開初日に行くことないのですが・・・・。夕方からの2回上映のみ。何で?他の作品はかなり多く上映回数多いのに。この作品の上映回数は少ない。やはり一般受けしないのかな?

あのキム・キドク監督作品に、オダギリ・ジョーが主演として登場するのだから、見逃がすわけにはいかない。奇跡のコラボレーションが遂に実現。何でもオダギリ・ジョーは日本を代表する俳優として韓国でNO。1の人気を誇る存在らしい。そんなオダジョーが、鬼才キム・キドク監督のオファーを受けたというのだから、凄いことですよね。

愛こそが人生だーーーー。というキム監督は“愛”をテーマに今回も凄い愛に焦点をあてた映画である。独特な映像は、観るものに衝撃を与えてくれる。

テーマは“恋愛の限界”と“夢のつながり”

この“恋愛の限界”というのが、この映画を観てヒシヒシと感じる。痛々しいくらい愛を交わすというのが本当に怖いくらいである。夢を見たことによって人生を変えてしまうというのだから、夢を見ないで我慢しようとするオダジョー演じる主人公ジンの苦しさがこちらにも痛いほど切なく伝わる。何でここまで自分を痛めつけなければいけないの?目を見開こうと努力するジンの表情が目に焼きついた。両手でまぶたを引っ張り目をつぶらなようにするの必死の努力に、ちょっと笑ってしまうことも。

物語の発起点は、監督が見た夢と「胡蝶の夢」

ストーリーは、キム・キドクが2年前に実際に見たある夢から生まれている。それは車の助手席に乗った自分がある日、自動車事故に遭遇するという夢だ。しかし、彼の心には事故を起したのは自分だという思いがなぜか残りつづけた。その違和感が、その後「胡蝶の夢」の故事成語(蝶となり花上に遊ぶ夢を見た荘子が、夢」か現実かはっきりとしなかったこと)と結びついて、この独創的な物語を誕生させる。夢と現実の境界とは?生と死の境界とは?多くの問いを提示するこの作品で、キム・キドクは「愛はあらゆる境界を超える」という究極の答えを導きだしている。
オダギリ・ジョーとイ・ナヨンのふたりに訪れる衝撃の結末は、夢と現実が融合する美しい瞬間を象徴的にスクリーンに映し出すのだ。

ということで詳しく「悲夢」のストーリーを書いていきます。

   別れた恋人を忘れられない男。

別れた恋人が憎くてたまらない女。

     男は夜ごと、夢の中でかっての恋人と再会する。

男の夢に呼応するように、女はかっての恋人と現実のときを過ごす。

                          そして、男と女は出会った。 

                襲いくる夢の数々に、必死であらがうふたり。

      彼らは悲しい運命を変えるため、静かに、激しい恋に落ちていく。

         それがたとえ叶わぬ恋であってもーーーー。

STORY

深夜、ジンは別れた恋人を追って」、車を走らせていた。ところが、路地から別の車が急発進してきて、ジンはその車に追突してしまう。負傷した運転手を横目に、恋人を見失わないように再び車を走らせる。しかし今度は酒に酔った男が路上に飛び出してきて、ジンは慌ててハンドルを切る。そこでーーー彼はようやく夢から目覚めるのだった。

現実に戻ってもあまりに鮮明な夢に落ち着かない。夢のとおり、車に乗って走ることに。サイレンの音が聞こえた。その音を追って車を走らせたら、何と夢で見た車の事故が目の前で実際に・・・・・。夢と同じなのだ!監視カメラの画像から、警察に身柄を拘束されたのはラン(イ・ナヨン)。彼女は夢遊病。まるでジンの夢に呼応するかのように、現実に行動を起していた。驚きだ!夢が現実になったのは自分のせいだとランに詫びる。彼女はジンの不可解な話に理解できず、「どうしてあなたのせいなの?」と詰め寄る。

ジンの仕事は篆刻師のようです。

 ランはデザイナーのよう。

再び、別れた恋人の夢を見たジンは、気になりランのもとへ。彼女はやはり、夢の中のジンと同じように、何ものかに顔を殴打されていた!彼女が夢遊病の中で会っていたのは、かって彼女が捨てた男。ジンは捨てられた恋人を忘れられないのと正反対に、ランはかっての恋人を心から嫌悪していた。夢で別れた恋人と会って幸せなジンと、憎い男と不幸な時間を過ごすラン。

そんな彼らに、ふたりが愛し合えば夢は消え、夢遊病も治るだろうと、精神科医は告げる。「さもなければ、ふたりは不幸に見舞われるかもしれない。忘れないで」と・・・。

 

眠らないように、互いに監視し合うふたり。しかし睡魔は彼らに執拗に襲い、夢はだんだんエスカレートしていく。別れた恋人の体を求めるジンの夢に反応して憎くてたまらないかっての恋人に抱かれるラン。どうしてそんな夢を見るのか?とジンを激しく叱責するランだったが・・・・・。

彼の恋人に対する切実な想いを知り、ふたりはやがて愛情で結ばれていく。だがそんな睦まじい日々は続かなかった。

2人は寺を散歩する。

突然姿を消すラン。ようやく夜になって、彼女はジンの元に。ランの口から「蝶を追っていた」と聞かされる。何って??

ジンは、別れた恋人の情事を邪魔し、そしてその相手を撲殺してしまう夢を見る。ハッと気づいたジンが急いで現場に駆けつけると、ランは血まみれになったかっての恋人の隣でぐったりと横たわっていた。

逮捕されて精神病棟に収監されるラン。二度と夢は見ないと誓ったジン。

彼は自らの体に刃を立ててまで必死に眠りに耐えようとした。この場面はかなりクレィジー!

傷だらけの姿でジンはランに面会に訪れる。「死んだら夢もなくなる」とその決意をランに伝える。そんな彼の顔を鉄格子越しに優しく手で覆ったランは、「愛している」と初めて彼への想いを口にした。遂に心から結ばれたふたりに、最後の瞬間、ある奇跡が訪れるーーーー。

キム・キドクの不思議な映像美

ランはジンにもらった蝶のペンダントをずるずると口に飲み込んでいく。そして彼女は鉄格子の窓に布で紐を括りつける。まさに自らの命を絶とうとしている。その瞬間、奇跡が起こった。彼女の姿はあるものに変わる。

ジンも橋の上から自らの命を絶つ・・・・・。

 


白い雪の上に落ちたジン、そこにランがやって来た。

これこそ究極の愛・・・・・。現実では叶わなかったふたりは黄泉の国で結ばれたのかもしれない。

オダギリ・ジョー扮するジンは日本語でしか話さない。ハングル語を話する人たちと自在に会話が出来るというのも、何か面白い。まったく違和感も感じられず・・・・・。これもキム・キドクならではの手法なのだろう。キム・キドクワールドは現代の愛のおとぎ話なのでは?といつも思ってしまう。

 監督・脚本:キム・キドク

 

 撮影風景

「サマリア」「ブレス」の奇才キム・ギドク監督がオダギリジョーを主演に迎えて贈る異色の恋愛ドラマ。不思議な夢に翻弄される男女の切ない運命を幻想的なタッチで綴る。共演は「小さな恋のステップ」「私たちの幸せな時間」のイ・ナヨン。

悲夢に出演したオダギリ・ジョーやイ・ナヨンのインタビューはこちらから!

※ちょっと余談ですが、イ・ナヨンって菅野美穂に似ていませんか? オダジョーが主演ということで、かなり期待度高い作品でしたが・・・・。どうなのでしょうか?前作「ブレス」を越えるほどでもなかったような気がします。
 

その他のキャスト

  • パク・チア- ジンの恋人
  • キム・テヒョン
  • 特別出演 チャン・ミヒ(精神科医)
  • メディア 映画
    上映時間 93分
    製作国 韓国/日本
    公開情報 劇場公開(スタイルジャム)
    初公開年月 2009/02/07
    ジャンル ドラマ/ロマンス/ファンタジー
    映倫

    PG-12

     

     狂おしいほど切ない、
                     愛しい人に出会う夢

    オフィシャル・サイト
    http://hi-mu.jp/


     

     

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7つの贈り物◇◆SEVEN POUNDS

2009-03-22 | 映画:シネコン

 あなたなら、受け取れますか?

彼は【ある計画】を進めていた。
7人の他人を選ぶ。
そして、彼らの人生を変える。
何のために──?

近年ではジャンルを問わず出演作がメガヒットを放つ、アメリカを代表する「ドル箱俳優」の1人だそうです。“アイ・アム・レジェンド”、“幸せのちから”、“ハンコック”すべて観ましたね。そういえばどれも良かったな・・・・・・。

そんなウィル・スミスの最新作が「7つの贈り物」。ようやく鑑賞しました。前売りチケットは購入せず・・・・。実は予告編観たけれど、あんまりインパクトなかった。なもんで、事前に購入する気になれなかった。そんなことで1000円ディーに鑑賞しようと思っていた作品です。MOVX京都は20日がMOVXディーということで1000円、このときを逃してはならないと夕方鑑賞致しました。

ところが、しっかり鑑賞するものの、いまひとつストーリーが把握出来ず(汗)7人の人に贈り物をする主人公ベン・トーマスという男のお話だというのは分かるのだが。何故?彼がこういうことを始めたのか?が初めはまったく観ていてもちんぷんかん?ベンは納税滞納者の調査をする職員を装い、贈り物を贈るリストを作成する。病院で入院している少年のため、自ら骨髄液を取ってもらい提供する。その他視覚障害のエズラ(ウディ・ハレルソン)にも・・・・。彼に最終贈ったものはラストで分かることになるが。DVを受けている女性には家をプレゼント。そしてベンのリストの中で、エミリー(ロザリオ・ドーソン)という重い心臓病を患い、余命幾ばくもないという女性との出会いがある。この出会いがベンの計画に大きな影響を与えるということで、お話はその女性と運命的な出会いが軸となってストーリーが展開していく。贈り物をするという理由もなかなか理解出来ず?そのわけは、お話の途中フラッシュバックのように現れる。良く観ていないと分からないような感じだが。物語の進行で徐々に謎が解かれていく。


二人はいつしか愛し合うようになる。

親友ベン(バリー・ペッパー)には、この贈り物計画の全貌が知らされているという内容だが、彼の出番も少なくベンとの絡みもあまりないので、重要な人物にも思えない。またベンの弟が、彼に執拗に追いかける理由もラスト近くになって解明されるというもの。全体に中途半端な構成のようで、このお話の核心部分が少し弱いように思えた。ベンが起した事故によって、7人の人が亡くなった。その罪を償うために、自分の身を削って、7人の人たちに命を賭けた贈り物を贈るというお話は感動的だが、その感動に繋がるには少し弱いなあと思った。


視覚障害を持つエズラ
役のウディ・ハレルソンはあの「ノーカントリー」で殺し屋を演じた方です。何処かで見たなあ?と思っていたらあの方だった。

 素顔のウディ、そういえば、「今宵フィッジェラルド劇場で」にも出演していた。

 バリー・ペッパー メルアキデス・エストラーダの3度の埋葬が印象深いですね。いい役者さんですよね。


エミリー役はロザリオ・ドーソン、私が印象的なのは、タランティーノ監督の「デスプルーフinグラインドハウス」(07)で演じたアバナシー。

ベンは愛するエミリーの命を助けるため、自分の命と引き換えの贈り物となります。人間はここまでやれるのかな?

そしてエズラの目を治したのも、ベンの命がけの贈り物でした。

ラストは結構感動ものでしたが・・・・・。でも何かちょっと入りこめるところまでの作品じゃなかった。

 

ウィル・スミスが「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督と再びタッグを組んだ感動のヒューマン・ドラマ。辛い過去を背負い心に傷を抱えた男が、ある計画を実行するために見知らぬ7人を選び、彼らの人生を変える贈り物を捧げようとするミステリアスな動向とその真意が明らかとなっていくさまを綴る。
 過去のある事件によって心に傷を抱えながら生きる男ベン・トーマス。彼は7人の名前が記されたリストをもとに、ある計画を実行しようとしていた。それは、7人がある条件に一致すれば、彼らの運命を永遠に変える贈り物を渡そうというもの。その7人は互いに何の関係もない他人同士だが、ベンにとっては彼らでなければならない理由があった。またこの計画の目的や、贈り物の中身が何であるか、ベン以外には彼の親友が唯一知るのみ。こうして、ベンは7人それぞれに近づき、彼らの人生を調べ始める。だがやがて、リストの中の一人で余命幾ばくもない女性エミリーとの出会いが、ベンの計画に大きな影響をもたらせていく…。 (all cinemaより抜粋)

メディア 映画
上映時間 123分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2009/02/21
ジャンル ドラマ

オフィシャル・サイト
http://www.sevenpounds.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/sevenpounds/


 

 

 

 

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オーストラリア◇AUSTRALIA

2009-03-20 | 映画:シネコン

オーストラリア♪ついに観た! 

ニコール・キッドマンの美しさとヒュー・ジャックマンの野生的な男の魅力がなんともいえませんね。そしてローケションも素晴らしいです!豊かで広大な自然のオーストラリアを舞台に、繰り広げられる二人のラブロマンス。何でもオーストラリア版「ロミオとジュリエット」だとか・・・・・。

気位の高さそうな、サラ・アシュレイ夫人がニコール・キッドマンには似合っています。まるで人形のような顔立ちで、しかも隙のない雰囲気が漂っているところが、なんともいえません。それに対して牛追いの男でカウボーイドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)。このまったく生きる世界がまったく違う二人が運命的な出会いをするところから始まるわけです。ストーリーとしては、シンプルな感じです。

ありがちなお話だけれど、この舞台が自然の宝庫であるオーストラリアというのが、やっぱり見せ場なのかも。そしてニコールもヒューも何とオーストラリア出身であるところまで、繋がっているんですね。

さてお話を簡単に・・・・・。

 イギリスの貴婦人レディ・サラ・アシュレイは、オーストラリアの領地を生計の足しに売却しようと旅立ったまま1年も帰ってこない夫を訪ねるため、ロンドンから初めてオーストラリアへ向かう。そして現地に到着すると、夫ではなく、ドローヴァー(牛追い)という名の無骨なカウボーイに出迎えられる。彼は、サラを領地“ファラウェイ・ダウンズ”へ問題なく送り届ければ、1500頭の牛を追う仕事を約束されていたのだった。初対面は共に印象が悪く、互いに反感を抱きながら領地への旅を続けるサラとドローヴァー。こうして、いよいよ領地へ辿り着くサラだったが、権力者の仕業で屋敷は荒れ果て、さらには衝撃の事実を知らされる羽目に。サラは、抵当に入れられた領地を守るため、1500頭の牛を遠く離れたダーウィンにいる軍へ売ることを決心するのだが…。

ここから詳細を書いていきますね。


イギリスの貴婦人サラは、夫を訪ねてオーストラリアへやって来た。

オーストラリア北部の町、ダーウィンに水上機でついた彼女を待っていたのは、バーで殴り合いの喧嘩をしていたカウボーイ。ドローヴァー(牛追い)(ヒュー・ジャックマン)の名前でしか知られていないそのカウボーイとともに一路ファラウェイ・ダウンズに向かうサラ。

 これが運命の出会いだとは・・・・。第一印象は良くなかったんだけどね。

 


「ウェルカム、オーストラリア!」と爽やかな笑顔がいいです。

しかし、彼女をファラウェイ・ダウンズで待っていたのは夫の亡骸と荒れ果てた牧場だった。そこの管理人ニール・フレッチャー(デビッド・ウェナム)とこのあたりを牛耳り、アシュレイ家と敵対する大牧場主キング・カーニー(ブライアン・ブラウン)が結託して牛を盗んでいったのだった。彼女に残された道は残った1500頭の牛を遠く離れたダーウィンの港へ持って行き、軍との食料用牛肉の契約をすることだけだった・・・。

そう夫は亡くなっていました。誰かに手をかけられたようです。1500頭の牛をどのようにして運ぶのか?人手がいります。道先案内人のドローヴァー、アルコール中毒の老会計士キップリング・フリンジャック・トンプソン)そしてナラブランドン・ウォルターズ》(ファラウェイ・タウンズ」の使用人の子で、白人とアボリジニとのハーフの少年。)がダーウィンへの旅でサラと同行することになります。


ナラ(右)がこの映画ではキーマン的な存在ですね。そしてサラとドローヴァーの恋のキューピットかも?子供が苦手というサラにとってかけがえのない人物となります。
ナラにとってもサラは「ミセス・ボス!」と呼び母のような存在に。

実は、ナラの母は水死してしまいます。

 
さてダーヴィンまでの旅が始まる。行く手には色々と邪魔が入ります。

この二人がサラたちを妨害するのだ!

ニール・フレッチャー(デビッド・ウェナム):レディ・サラ・アシュレイの牧場の支配人。実はキング・カーニーの手先で卑劣な男。

キング・カーニー(ブライアン・ブラウン):北オーストラリア一帯の大半の土地を所有している大地主。戦争を利用して一儲けを企む。

行く手を阻まれたながらも、無事にダーヴィンに牛を運ぶことに成功!

これでめでたしめでたしと思いきや、これで終わりではありませんでした。やつらは執拗なまでに次の手でやって来る。


美しいサラに近づくカーニー・・・・・。なにやら意味ありそう?


そのパーティに来ないはずのドローヴァーが登場!見違えた姿に驚き。



二人は愛を確かめ合います。雨の中のキス

その後も、二人の間を妨げることが次々と起こります。愛を確かめ合ったはずなのに、離れ離れになります。
第二次世界大戦の余波がこの地にも襲ってきました。日本軍がこのダーヴィンにも空襲をかけた。特定の子どもたちが、ダーヴィン北部の島に隔離される。その中にナラも含まれていた。サラは何とか救おうとするも・・・・。そしてある日、島に日本軍が上陸したと知る。その情報を聞いてサラはキャサリンに仕事を頼む。 

キャサリン・カーニー(エッシー・デイヴィス)とは、キング・カーニーの娘。物語後半でフレッチャーと結婚。

ダーヴィンの街は空爆を受け、火の海となる。サラは急いで港へと走る。


ナラが無事だと祈るサラ。

子供たちを乗せた船が港に戻って来た。何とその船にはドローヴァーが!彼が島へ渡り救出したのだ。ナラの姿もあった。

ところが、このことに恨みを持つやつがいた。キャサリンの夫フレッチャーだ。サラの代わりに、亡くなったと知ったフレッチャーはナラに矛先を向ける。

そのとき不思議なことが起こった。
ナラの祖父、キング・ジョージが現れた。


間一髪ナラを救う。

フレッチャーは倒れ・・・・・。息を引き取る。

 

キング・ジョージ(デイヴィッド・ガルピリル):アボリジニの老人でナラの祖父。どこからともなく現れナラを見守る。ガラパ。

 「ムーラン・ルージュ」のオーストラリア人監督バズ・ラーマンが、同郷のニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンを主演に迎え、戦時下の当地を舞台に綴るアドベンチャー・ロマン。はるばる異国の地に降り立った英国貴婦人が、広大な大陸を横断するという果てしない道行きの中、粗野なカウボーイとの運命的な出会いや先住民アボリジニとの交流など、様々な未知なる経験を通して新たな自分を見出していく姿をスペクタクルな大自然を背景に描く。

実は製作の背景にこんなことが・・・・。

2005年5月、ラッセル・クロウニコール・キッドマンが直接20世紀フォックスバズ・ラーマン監督、映画脚本作家スチュアート・ベーティによる映画の出演交渉に行った。だが、ラッセル・クロウは出演できず、ヒュー・ジャックマンが出演することになった。

製作に取り掛かったのは2006年9月、だが予算などの問題で2007年2月から始まった。ニコール・キッドマンは当時妊娠中であったが降板せず、撮影を無事終えた。

凄いですね妊娠中で出演したニコールの根性には参りました。やっぱり女優魂ですかね。

ハッピーエンドですが、ナラは彼らの元を去ることになります。アポリジニの運命でしょうか?

メディア 映画
上映時間 165分
製作国 オーストラリア
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2009/02/28
ジャンル ドラマ/ロマンス/アドベンチャー

※2時間を越える超大作でした。お話はまあこんなもんでしょう。何と言っても2大スター主演ということですから。初めからオチがわかっているような感じでしたが。

 

オフィシャル・サイト
http://www.australiamovie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://movies.foxjapan.com/australia/

 

3月18日、MOVX京都にて鑑賞。

 


 

 

 

 

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そして、私たちは愛に帰る 原題:AUF DER ANDEREN SEITE

2009-03-19 | 映画:ミニシアター

 消息のわからない娘に、母のことのことを知らせるために、作ったチラシは、娘に届くのか?

3月13日、京都みなみ会館にて鑑賞。

ドイツーーーートルコ。2000キロの距離を越えて、3組の親子がさすらう再生と希望の旅路

親子の絆は何ものにも変えられないほど、深くて強いものだ。この物語は3組の親子の話が軸となっているが、それぞれ皆心や距離が遠く離れてしまっているのだ。しかし離れているものの、人一倍その絆の深さを凄く感じる。そして忘れ去られた他人同士の繋がり、その大事さを教えてくれる。昨今そんな人間の繋がりも薄くなっているだけに、この作品はそんな薄くなっている人間関係を何とかしなければいけない!とメッセージを送っている作品なのかもしれなのでは?と・・・・・。


父アリと息子ネジャットは共通の話題がなかった。読書を勧めてもまったく興味を示さないアリ。

ST0RY

ドイツ、ブレーメン。
十数年前に妻を亡くし、定年も迎えたアリは、同じトルコ出身の○婦イェテルと出会い、月々の手当を払うかわりに、一緒に暮らしてくれるよう依頼する。ハンブルクの大学で教授を務める一人息子のネジャットは、金に物言わせようという父のやり方をあまり良くは思っていない。だが、イェテルが○婦として稼いだ金の大半を、トルコで大学に通っている娘の教育費として送金しているのを知る。またイェテルは 娘には靴屋で働いていると嘘をついていることを話し、娘を思って涙を流す。「娘に会いたい。ずっと声も聞いてないの・・・・」そんな気のいいイェテルのことを、ネジャットは好きになる。

ところで何故?イェテルはアリの世話になることになったのか?


実は仕事帰りのイェテルがバスに乗った際、トルコ人が話しかけてきた。彼女の働く場所で、トルコ語を話すイェテルを見た彼らは「トルコ人だな?宗教も、イスラムだろう?悪くしき道を悔い改めろ」と。イェテルの行為は不道徳だと説教する彼らに怒りを感じながらも、「悔い改めるわ」と答えるイェテル。この出来事が、仕事を辞めることを決意させたのだ。そしてアリのところへやって来たわけだ。

そしてあるとき父と息子はトラブルに・・・・・。


父アリは自分の留守中にイェテルとネジャットが関係したのでは?ないかと疑い、下品な質問を浴びせる。そんなアリに腹を立てたネジャットは家を出る。



イェテルもまた、身勝手なアリの言葉に怒りを覚え、ここを出ていくと宣言する。彼女の言葉に激高したアリは思わず彼女を殴り倒してしまう。打ち所悪くイェテルは・・・・・。

突然訪れるイェテルの死によって、父と息子の距離は、心理的にも、物理的にもさらに遠くなる。ネジャットはイスタンブールに渡り、イェテルがトルコに残してきた娘、アイテンを探す。トルコにとどまることを決意した彼は、ドイツに帰るという男からドイツ語専門書店を買い取るが、政治活動家のアイテンは、トルコを逃れ、すでにドイツに渡っていた。 

わずかなお金を借りて、ブレーメンで働く母イェテルを探して、「靴屋」を片っ端からあたる。やがてお金はなくなり、行き場を失う。

ひとりぼっちで一文無しのアイテンは、ドイツ人学生ロッテと知り合う。ロッテはすぐに、女性としてのアイテンと、彼女の置かれた政治的状況に惹かれ、彼女を家に連れ込むが、保守的な母親スザンヌと反抗的な態度のアイテンはしばしば衝突する羽目に。

 
母スザンヌはアイテンに対して快く思っていなかった。娘ロッテのことも心配だ。

 

そんなある日、アイテンは不法滞在で逮捕され、政治的亡命の許可を待つ数ヶ月間、収容されることになる。しかし申請は却下され、アイテンはトルコに強制送還の後、投獄される。激情に駆られたロッテはすべてを捨てて、アイテンを助けようと決意しイスタンブールへと渡る。
ドイツ、トルコ――2000キロに渡って、3組の親子の運命がからみあってゆく――。


釈放は絶望的だった。テ○リストと判断されたアイテンは15~20年刑務所から出られず。面会するにも数ヶ月かかるという。

ロッテは母に電話をかけて助けを求めるが・・・・・。

すべてを捨ててアイテンを救おうとするロッテに、母スザンヌは怒りを爆発させる。
「大学はどうするの?自分の人生を無駄ににしているわ」
「彼女を助けるには私がいないとだめなのよ」
「じゃそこにいなさい。もう助ける気はないから、これからは自分でなんとかやりなさい」 「ママ!」

ロッテは失意のどん底状態だった。ところが偶然の出会いによって、ネジャットとルームメイトになり、イスタンブールでの日々を過ごす。ある日ようやくアイテンとの面会も実現する。ロッテはアイテンから秘密の依頼を受けることに。

ところがそれがきっかけで、ロッテは命を落としてしまうことに・・・・・。

さて罪を償い、出所したのち強制送還されたアリがトルコ・アタチュルク空港に降り立つ。同じ時、スザンヌもドイツからトルコへやって来た。ロッテの遺品を引き取るためだ。イスタンブールのホテルの部屋で、一人酒をあおり、号泣するスザンヌ。

翌朝、ロッテのルームメイトだったネジャットと対面したスザンヌは、娘が住んでいたアパートを訪ねる。遺品を手にし、日記を読み、これまで知り得なかった娘の自分に対する思いを知る。

娘のベッドで眠り、母に向かって微笑むロッテの幻影を見たスザンヌは、新たな一歩を踏み出す決意をする。

一方、書店を訪れた知人から、アリがトルコの黒海沿岸地区に住んでいると聞かされネジャットは複雑な思いを抱えいらだつ。

スザンヌは、アイテンの収監されている刑務所へと向かう。アイテンは泣きながら許しを乞う。

「ごめんなさい。こんなことに・・・・許してください」

「あなたを助けたいの。娘が望んでいたことよ。私もそうしたいの」

アイテンはその気持ちに応えるため、所長にすべてを打ち明ける決心をする。

イスラム教の祭り「犠牲祭」に向かう人々の姿を眺めるスザンヌにネジャットがこの祭りの起源を教える。信仰を試すため、息子を捧げようと神に命じられたイブラヒムは、子のイシュマエルを供物台へと載せた。短剣が振り下ろされる瞬間、刃先が丸くなったーーー。

「“僕を捧げる?”と父さんに聞いたことがある」
「お父様の答えは?」
「“父さんはお前を守るためなら、神だって敵に回す”と・・・・」

スザンヌとの会話によって、父親の自分に対する思いをあらためて気づかされた。ネジャットは、父アリに会うために車を黒海沿岸へと走らせるーーーー。


ネジャットは父アリの帰りをじ~っと待つ。ラストはこのシーンで終了となる。

まさに人生のロードムービー。それぞれの親子は人生に訪れる様々な出来事によって、葛藤や悲しみにぶち当たりながら、お互いに必要な存在だと知る。何事もなければ、知らずに通り過ぎるのだろうけど。そんな辛いものを乗り越えて、愛と希望を見出す彼らの再生の旅路はめぐりあい、別れ、再びつながるんだね。

キャスト

 ネジャット バーキ・ダヴラク  

 アリ    トゥンジェル・クルティズ

スザンヌ  ハンナ・シグラ

アイテン  ヌルギュル・イェシルチャイ

イェテル  ヌルセル・キョセ

ロッテ   パトリシア・ジオクロースカ

 

監督・脚本  ファティ・アキン  

 ファティ・アキン監督

主な受賞等

国内に多くのトルコ系移民を抱えるドイツとEU加盟問題に揺れるトルコ、そんな両国の社会情勢を背景に、ドイツとトルコにまたがって絡み合う3組の親子の葛藤と絆を綴るヒューマン・ドラマ。監督は自身もドイツ生まれのトルコ系移民二世である「愛より強く」のファティ・アキン。

オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/ainikaeru/

 

メディア 映画
上映時間 122分
製作国 ドイツ/トルコ
公開情報 劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月 2008/12/27
ジャンル ドラマ
映倫 PG-12
幸せと不幸せは、背中合わせ。
だから、人生はいつだって
やりなおせる。
 


 

 

 

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マンマ・ミーア♪メリル・ストーリープがミュージカルに・・・・。

2009-03-16 | 映画:シネコン

 マンマ・ミーア♪

遅まきながら、話題のミュージカル「マンマ・ミーア」の映画化された作品を鑑賞しました。特に観る予定があったわけではないのですが。時間的に都合が良かったので、観ることになりました。本当は「オーストラリア」が観たかった時間が長いので諦めました。

主演はあの大女優メリル・ストリープ、どっちかといえば「ダウト」の意地悪シスターの方がはまっていた。驚いたのはメリルが今年60歳だということ。よくまあこんなに踊って飛び跳ねて大丈夫なのか?と・・・・。きっと後で息切れしているんじゃないでしょうか。とまあそんないらぬ思いでこの映画を鑑賞したのでした。

ところで、タイトルの“マンマ・ミーア”とは、何語?そしてどういう意味なのか?と調べたところ、イタリア語だそうです。マンマはお母さん。そしてミーアとは、私の。つまり直訳すると、“私のお母さん”らしいです。普通は感動詞的に「あちゃー!」とか「なんてこった!」、そして「あらまあ!」という言葉にも訳されるようです。

実はミュージカルは苦手なジャンル。以前観た「アクロス・ザ・ユニヴァース」は特別な思いで、結構感動した作品でしたが、今回は絶対観たいという強い思いはなかったかもです。とは言いながら、1970年~80年代に一世風靡したあの人気グループのABBAの曲をベースに物語が繰り広げられるのは、音楽劇の苦手な私も♪が流れると口ずさんでしまいました。

ABBAの懐かしい歌に乗って老若男女がパワフルに歌い踊る姿は、観ていて凄い!と思わせる。これは迫力満点です。演技と歌が出来なきゃやれませんよね。メリルがあんなに歌えるとはそれもびっくりでした。 

実はメリルの女優としての初めての仕事がミュージカルだったそうです。単独インタビューの詳細がありますので→こちらからどうぞ。

STORY

舞台はエーゲ海の架空の島にあるホテル。ホテルのオーナーであるドナ・シェリダンと娘のソフィーは、親子二人で仲良く暮らしていた。

そのソフィーの結婚式が明日に迫り、招待客が船で島に到着しはじめる。ドナは古い友人のロージーとタニアを迎えに行き、久し振りの再会に大喜び。

一方ソフィーは自分の友人達にある計画を打ち明ける。ドナの日記を盗み読みした彼女は、自分の父親候補が3人いることに気付き、その3人の男性にドナの名前で招待状を送っていたのだった。ヴァージン・ロードを父親と歩きたいと願うソフィー。もちろんドナはこの計画を知らない。父親候補のサム、ハリー、ビルはそんな事情も知らずに、20年ぶりにドナに会いに戻ってくるが・・・。(ウキィぺディアより抜粋)


一体この3人の誰が本当の父親なのかちょっとナーバスになるソフィ・・・・。

 

キャスト

  • メリル・ストリープ:ドナ・シェリダン、 ソフィの母親で、ホテル"Villa Donna"のオーナー。
  • アマンダ・セイフリード:ソフィ・シェリダン、ドナの一人娘でスカイの婚約者。
  • ジュリー・ウォルターズ:ロージー、ドナの親友の一人。
  • クリスティーン・バランスキー:ターニャ、ドナの親友の一人。
  • ピアース・ブロスナン:サム、ソフィーの父親候補その1でアメリカ人の建築家
  • コリン・ファース:ハリー、ソフィーの父親候補その2でイギリス人銀行マン
  • ステラン・スカルスガルド:ビル、ソフィーの父親候補その3でスゥエーデン人の水兵で旅する作詞家。
  • ドミニク・クーパー:スカイ、ソフィの婚約者でホテルのホームページのデザインをする。

  • ロージー、ターニャ、ドナの踊りは年齢を感じさせない凄い!ドナは飛び跳ねまくり。


    嫁ぐ娘のために・・・・。花嫁衣裳を着せるドナ。


    いよいよ当日、花嫁ソフィの晴れ姿、友人たちは介添え人をしてくれる。


    エーゲ海の花嫁は輝いている


    ハッピー胴上げ


    そしてこの3人にも素晴らしい出会いやが訪れ・・・・。盛り上がっていきます。

    とにかく悲しみなんか吹っ飛んでしまうくらいの楽しいミュージカルです。このおばさんトリオの最後のコラボも見ごたえあり?でしょうか。ゴージャスな衣装で歌いまくります。ハリー、サム、ビルも負けじとダンス、歌を披露

    サウンドトラックは2008年7月8日にデッカ・レコードより発売された。また、全米アルバム・チャート1位を獲得するなど、ABBAがまたしても再評価・注目される事となった。

    1. "I Have a Dream" - ソフィ
    2. "Honey, Honey" - ソフィ
    3. "Money, Money, Money" - ドナ, ターニャとロージー
    4. "Mamma Mia" - ドナ
    5. "Chiquitita" - ターニャとロージー
    6. "Dancing Queen" - ドナ, ターニャとロージー
    7. "Our Last Summer" - ソフィ, サム, ハリーとビル
    8. "Lay All Your Love on Me" - スカイとソフィ
    9. "Super Trouper" - ドナ, ターニャとロージー
    10. "Gimme! Gimme! Gimme!" - キャスト
    11. "The Name of the Game" - ソフィとビル
    12. "Voulez-Vous" - キャスト
    13. "SOS" - サムとドナ
    14. "Does Your Mother Know" - ターニャ, ペッパーと男子たち
    15. "Slipping Through My Fingers" - ドナとソフィ
    16. "The Winner Takes It All" - ドナ
    17. "I Do, I Do, I Do, I Do, I Do" - ドナ, サム,とカンパニー
    18. "When All Is Said and Done" - サムとカンパニー
    19. "Take a Chance on Me" - ロージーとビル
    20. "Mamma Mia" - キャスト
    21. "I Have a Dream" - ソフィ
    22. "Dancing Queen" - ドナ, タニアとロージー
    23. "Waterloo" - キャスト (エンドクレジットでながれる。舞台版でのカーテンコールに相当)
    24. "Thank You for the Music" - ソフィ

    以上24曲がこの映画の中で紹介されております。私はエンディングの“thank you for the Music” が一番好きな曲でした。曲を聴くだけで懐かしさが込上げてきました。お話の内容はシンプルなので、それはそれとしてまあいいのではと思います。何といっても劇中で流れるABBAの楽曲がやはり一番ではないでしょうか?

     

    オフィシャル・サイト
    http://www.mamma-mia-movie.jp/
    オフィシャル・サイト
    http://www.mammamiamovie.com/ (英語)


    解説とあらすじをもう少し簡潔に・・・・。

    往年の人気ポップグループABBAのヒットナンバーで構成され世界中でロングランとなった傑作ミュージカルを銀幕へと昇華したロマンティック・コメディ。メリル・ストリープら豪華キャストを迎え、ギリシャのリゾート地を舞台に、結婚式を目前に控えた娘とその母親をめぐる24時間の一騒動を歌と踊りで陽気に綴る。監督は舞台版も演出し、これが劇場長編初メガホンのフィリダ・ロイド。
     ギリシャの美しいリゾート地、カロカイリ島。小さなホテルを営む母ドナと2人暮らしのソフィは、恋人スカイとの結婚式をいよいよ明日に控えていた。またそんな彼女には、“父親と結婚式のヴァージン・ロードを歩きたい”という密かな夢があった。しかし、母子家庭で育ったソフィは未だに父親が誰なのかを知らない。そこで母の昔の日記から、父親であろう3人の男性、建築家のサム、銀行マンのハリー、冒険家のビルを探り当て、ドナに内緒で結婚式の招待状を送ってしまっていた。やがて、道中鉢合わせた3人が揃って到着。ソフィは結婚式のサプライズのため、ドナの目が届かない場所に彼らを匿うことに。ところが、ドナが偶然3人を目撃してしまったことを機に、様々な問題が湧き起こっていく…。(allcinema)
     

    メディア 映画
    上映時間 108分
    製作国 イギリス/アメリカ
    公開情報 劇場公開(東宝東和)
    初公開年月 2009/01/30
    ジャンル ミュージカル/コメディ
    どんなことがあっても、笑っていよう。自分の人生がもっと好きになる。

    ※何と製作総指揮にあのトム・ハンクスと夫人のリタ・ウィルソンが参加しています。

     

     

     

    Comments (7)
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