銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ロバート・アルトマン、最後の作品/今宵、フィッジェラルド劇場で・・・・。

2007-03-30 | 映画:ミニシアター

  
ロバート・アルトマン監督作品、『今宵、フィッジェラルド劇場で』


昨年の11月20日、亡くなられたロバート・アルトマン監督、最後の作品となった『今宵、フィッジェルド劇場で』を、京都シネマにて鑑賞。先日「サラバンド」という作品をブログで紹介しましたが、あの監督イングマール・ベイルマンの影響を受けたというアルトマン。ベイルマンより若くして死去。残念ですアカデミー賞、史上最多5度ノミネートされたアルトマン、 「M★A★S★H」ではカンヌ国際映画祭パルムドール賞、「ショート・カッツ」ではヴェネチア国際映画祭金獅子賞、そして、「ビッグ・アメリカン」ではベルリン国際映画祭金熊賞、と世界3大映画祭での最高賞を獲得その他にも多くの受賞歴がある。素晴らしい功績は第78回のアカデミー賞で、名誉賞を受賞!となった、アルトマン監督ご冥福をお祈りします

 

実はアルトマン監督の作品を鑑賞するのは初めてです予告編を観て、ぜひ観たいと思ってました。それから、何と言っても凄い豪華なキャスト陣ヨランダ役にはアカデミー賞14回ノミネート(受賞は主演・助演女優賞、それぞれ一度ずつ受賞)のメリル・ストリープ、最近では「プラダを着た悪魔」で貫禄の演技ロンダ役には、エミー賞受賞何と6回アルトマン作品「ナッシュビル」・「ショートカッツ」にも出演しているコメディ女優、リリー・トムリン。二人とも歌が上手~いハモりも凄い!!メリルがこんなに歌が上手いとはです。(オペラ歌手を目指していたらしいなるほど納得。)そしてこの二人とともにパワーな歌唱力で登場のリンダ役には歌手としてアルバムも出しているリンジー・ローハンです。それから、それから、陽気にカウボーイソングを歌う男性デュオ、ダスティ&レフティにはウディ・ハレルソンとジョン・C。ライリー、この二人は、過去に「シン・レッド・ライン」で共演しています。この映画は観ましたが・・・・。あまり憶えてませんヨランダの娘役ローラにはリンジー・ローハン、最近では「ボビー」でイライジャ・ウッドの婚約者役で出演、3歳からモデルとして活躍、その後ドラマなどで、天才子役そしてその他、ケヴィン・クライン、トミー・リー・ジョーンズ、ヴァージニア・マドセンといった素晴らしい俳優陣が脇を固めます。

 

 

《お話》アメリカはミネソタ州、セントポールにあるフィッジェラルド劇場。全米のリスナーに親しまれてきた地元ラジオ局WLTの「プレイリー・ホーム・コンパニオン」の最後の公開録音が行われようとしている。WLT局ごとテキサスの企業家アックスマン(トミー・リー・ジョーンズ)に買収され、番組は打ち切りが決定今夜がその最終回なのだ。番組の台本も書く、卑屈な語り口調に定評がある司会者のギャリソン・キーラー(本人)をはじめとして、どさ回りでカントリーソングをデュエットする姉妹ヨランダとロンダのジョンソン・ガールズ、シンガーソングライターを夢見るヨランダの娘ローラ、ちょっと下品な持ち歌の男性デュオのダスティンとレフティらがいつもと変わらぬ風に次々と楽屋入りする。そんな中、番組の警備係である探偵気取りのガイ・ノワール(ケヴィン・クライン)は、白いトレンチコート姿の天使のような美女を楽屋口で見かけて、ただらならぬ予感を抱くキーラーの名調子でいつものように番組は進行していくのだが・・・。ガイの予感は的中その夜、フィッジェルド劇場の舞台裏では予期せぬ事件が探偵と謎の美女の絡みは意味深そして時にユーモラスで、残酷なところも・・・・。番組に出入りする多彩な人物たちの姿が色々な角度から映しだされるこういう即興演出はアルトマン監督らしいと・・・・。すべての登場人物の、それぞれの来るべき第2の人生を味わいよく表現されているようだ。アメリカ中西部特有の人間味も映画の中でかもし出されているようだ。


右ダスティン(ウディ・ハレルソン)左レフティ(ジョン・C・ライリー)


シン・レッド・ラインのウディ・ハレルソン


同じくシン・レッド・ラインのジョン・C・ライリー

1998年 アメリカ映画 監督:テレンス・マリック
上映時間 171分 キャスト ショーン・ペン、エイドリアン・プロディ、ジョージ・クルーニ、ニック・ノルテイ、ウディ・ハレルソン、ジョン・C・ライリー他

ウディとジョンの共演作品「シン・レッド・ライン」のパンフレットが手元にありましたので、ちょっと載せちゃいました。


ロバート・アルトマン監督と3人の女優たち

 まるで、普通に情景が映し出されているといった感じの映画です。ケヴィン・クライン、扮する探偵風の警備係と謎の美女デンジャラス・ウーマン役のヴァージニア・マドセンの絡みのシーンはちょっとドラマチックですが。それ以外は本当に自然体なんですよね。

実際にこのラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」は計550以上の公共放送局で、毎週土曜日公開生放送されているヴァラエティ番組です。大変人気のある番組なので、打ち切りはありません英国・アイルランド・日本でも放送されている。

 

 

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ナイトミュージアム“字幕版”★☆見たことのない世界が、そこには!!

2007-03-28 | 映画:シネコン

ようこそ夜の博物館へ


ラリー役のベン・スティラーは子どもの頃、アメリカ自然史博物館によく行ったそうです。そして展示物を見ては「この熊が動き出したらどうしょう?」と想像したそうです。だから今回のこの作品の企画には、すぐに反応したベン。誰しも一度は思う、奇想天外な発想・・・・・。それがこの作品「ナイトミュージアム」

MOVX京都にて鑑賞字幕版と吹替え版が上映されています。もちろん今回も字幕版で予想以上に連日満員のようで・・・・。平日が狙い目みたい。ということで平日に観てきました。

 

《ストーリー》ニューヨークに住むラリー・デリー(ベン・スティラー)はツキに見放された男。夢想家な彼は、大きなことをやり遂げたいが、何ひとつ成し遂げられず妻エリカ(キム・レイヴァー)にも愛想をつかされて離婚、現在は失業中の身そんな彼に新たな問題がエリカが再婚、しかも息子のニッキー(ジェイク・チェリー)も新しい父親にすっかりなついている。父子の絆を何とか保ちたいラリーは新しい仕事に就くために、職業紹介所を訪ねる。そして紹介された仕事は自然史博物館の警備員の仕事。ただし今まで紹介したが、続いた人がいないという何か意味深な感じ???気が進まないながらも、その仕事に就くことになった。

博物館のディレクター、マクフィー博士(リッキー・ジャーヴェス)は形式を重んじる堅苦しい人間で、ラリーとは合わない感じさらに悪い事に、ラリーの仕事は警備でもの警備なのだ。先輩の警備員セシル(ディック・ヴァン・ダイク)はラリーに鍵束、懐中電灯、マニュアルを預けると、同僚のガス(ミッキー・ルーニー)、レジナルド(ビル・コップス)とともに帰宅してしまう。意味ありげな笑みを残して・・・・。

 

一日目の夜

 

勤務最初の夜、見回りに出たラリーは、ホールの中央に設置されているティラノサウルスの骨格模型が消えていることに唖然とする。さらに驚くべきことに、ティラノサウルスは廊下の給水機で水を飲んでいるのだラリーに気づいたティラノサウルスは猛然と迫ってくる災難はこれだけではなく、展示されている歴史上の人物の人形や剥製の動物たちが動き出し、館内を闊歩していたのだ

 

話しかけるモアイ像、大騒ぎのネアンデルタール人、襲ってくるフン族、ライオン・巨象・ダチョウに追いかけられそしていたずら好きなノドジロオマキザルのデクスターには鍵束とマニュアルを奪われ、その上鼻を噛まれるラリーそれ以外にも色々と散々な目にあう

そんなラリーの前に、馬にまたがった第26代米国大統領、テディことセオドア・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムス)が現れるテディによると、この博物館の展示物は夜になると生命を得るとのことだった。唖然とするしかないラリー。こうして長い夜は明け、展示物たちは元の場所に戻っていく。

昨夜同様の同じあやまちは繰り返せない。女性館員レベッカ(カーラ・グギーノ)に展示物について尋ね、で歴史を勉強する。備品・秘密兵器を備えて夜に備えるラリー。そんなことで余念のないラリーは勤務明けのレジナルドの不審な行動に気づくはずもない。

 

二日目の夜


 やはり展示物たちは動き出した対策万全でラリーはひと安心ショーケースに飾られている、ネイティブアメリカンの女性サカジャウィア(ミズオ・ペック)の人形に見とれるテディと遭遇。どうやらテディはサカジャウィアにをしているようだ。余裕のラリー、またまたピンチまたしてもデクスターが鍵束を奪って逃走。このチェイスによって、ローマ帝国とアメリカ鉄道史のジオラマ間で争いアッテラ王とフン族も騒ぎネアンデルタール人は博物館を飛び出し、館内は、またしても大混乱朝日が昇り、混乱は収束を向かえるが・・・・。展示ケースは割れ、あたりは散乱状態となる。惨状を目の当りにしたマクフィー博士は、ラリーにクビを宣告その様子を息子ニッキーが目撃。懸命の説得で何とかクビを間逃れたラリーはニッキーの元へ。明日の夜、博物館に来て欲しいと伝える。

 

三日目の夜

 

そして三日目の夜。
ニッキーを招きいれ、ラリーはこの博物館の信じられない光景を見せてやろうと張り切るしかし何故か夜になっても展示物は動かない。ティラノサウルスもテディも停止したまま。ニッキーの顔には失望の色動揺するラリー。これでは父親の面目丸つぶれ実は大変な出来事が知らないところで、起こっていたテディから聞いていた展示物が動く、“秘密のもの”がなくなっていたのだ誰かが盗んだのだそのため、展示物は動かないのだ。実は警備員のセシル・ガス・レジナルドが盗み、その、“秘密のもの”のパワーで強い力を得ようとしていた。彼らの陰謀により、ラリーとニッキーは絶対絶命の危機に陥ることにそして遂にその秘密の鍵を握るエジプト王ファラオが蘇るさて、“秘密のもの”は取り返すことが出来るのか博物館をセシルたちの陰謀から救えるのか館外に広がった展示物の大騒動を収拾できるのか??ラリーの職は????ラリーとニッキーの絆は・・・・・。

 

という事で、このミュージアムの三日間の夜の不思議な出来事を楽しく描かれた『ナイトミュージアム』大人も子ども楽しく観れる作品です。知らなかったアメリカの歴史も、この映画を観れば、また勉強になるかも

ラリー役のベン・スティラーは俳優のみならず、監督・脚本・プロデューサーとしても活躍マルチな才能を発揮。この風貌もかなりインパクトあります。彼の出演作品はほとんど観ていませんが。顔は印象深いそうそう彼のママもちょっとだけ出演。職業紹介所のデビー役で・・・・。アン・メアラ、彼女もコメディ女優として活躍中。パパ、ジェリー・スティラーも人気コメディ俳優だそうです。

テディ役はロビン・ウィリアムズ、「パッチ・アダムス」など数々の映画に出演の名俳優さん、最近では「ハッピーフィート」でボイスキャストも務めた。

 ロビン・ウィリアムズ

 サカジャウィア(ミズオ・ペック)
ペックはこれが初めてのハリウッドメジャー作品出演だとか・・・・。

 

ナイトミュージアム 公式サイトだよ

 


前売り券を購入したらナイトレックスくんをもらいました
暗いところでそうです。

 

 

 

 

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サラバンド/ イングマール・ベルイマン

2007-03-27 | 映画:ミニシアター

憎しみは やがて至る、愛の森
巨匠イングマール・ベルイマン、最高にして最後の傑作!
京都みなみ会館にて鑑賞。映画界を引退していたベルイマンが20年ぶりに、映画を撮った。ゴダールは「誰よりもオリジナリティがある映画作家はいない!」と絶賛。ウディ・アレン、ロバート・アルトマン、ジム・ジャームッシュといった名監督たちも、彼の影響を受けたというくらい・・・・ベルイマンは凄い監督だ。北欧生まれの世界的巨匠

この映画は1974年にベルイマンが撮った『ある結婚の風景』の続編だそうです。キャストも同じです。マリアン演じるリヴ・ウルマン、ヨハンを演じるエラルド・ヨセフソンが、29年という時を経て登場しています。

憎しみの終わり。終わりのない愛の始まり

かって夫婦として生活をともにしたマリアンとヨハンは離婚後30年ぶりに再会する。(といっても偶然の再会ではない)必然的なのだ。冒頭のシーンでマリアンが、厖大な写真の山積みの中で、穏やかに語り始める。離婚後のふたりがどうなったか?不意に啓示したかのように、静かな自然のなかの別荘に暮すヨハンを訪ねてみることを決意したと話す。プロローグとエピローグをくわえ、全10章からなる『サラバンド』はマリアンの語りからこうして始まるのだ30年ぶりの再会はまるで同士のよう・・・・。再会に祝福キスをし合い、抱擁親密な会話を重ねていくのだ。一方、別荘の近くには、ヨハンの息子ヘンリック(ボリエ・アールステット)と娘のカーリン(コーリア・ダフヴェニウス)が暮らしている。一見穏やかで自然な環境の中で余生を幸福に送っている老人の日々のように見えるが・・・・。章を重ねるごとに、ヨハンとその家族の抱えている苦痛“叫びとささやき”が交錯修羅場も見えるのであるヘンリックとヨハンは双生児のように似ている。そんなふたりは会うたびにお互いに近親憎悪のように侮辱の言葉を吐き、罵倒し合うまたヘンリックは、妻アンナが病死して以来、娘カーリンのチェロの才能に力を注ぐその力の入れようは、娘に対しての異常までの溺愛でもある。音楽学院の試験のため、一緒に練習に励む姿は何と言っていいのかそんなヘンリックに対して娘カーリンは息苦しいものを感じていた

 とうとうカーリンは父に訣別を告げる。その言葉に、ヘンリックは最後に『サラバンド』を弾いてほしいと頼む。

タイトルのサラバンドとは17~18世紀にヨーロッパの宮廷で普及した古典組曲のことで、とくにバッハの《無伴奏チェロ組曲第5番》のサラバンドが有名だ。まさにバッハの音楽に秘められた激情の四重奏

カーリンが決定的に去った後、ヘンリックは自暴自棄となり・・・・。痛ましい行為にと走るそれは自らの命を絶つということだ。

この知らせを聞いたヨハンは、ヘンリックへの憎悪を剥き出しにするそして、マリアンに「カーリンを罪悪感から守れ」と気持ちをぶつける。

そんなヨハンもその夜、廊下で震え泣くマリアンに助けを求めるのだった。ベッドでともに過ごすふたり・・・・。ヨハンは「何故、不意に訪ねた?」と聞く。その答えに、マリアンは「貴方が呼んだ」と・・・・。

ラストシーンは再び、マリアンは厖大な写真の山積みの前で、語ります。その後のヨハンとのこと、ヘンリックの亡き妻アンナの写真を眺め、どんな女性だったのかなど・・・・。思いを馳せます。最後は娘マッタとのこと。療養所で暮す、マッタとの会話無き、激しい感情の触れ合い。それはあきらかに、憎しみ・苦しみを超えた神の慈しみの愛だと・・・・。

これだけ重い、息苦しい映画は、初めてかなかなり思考的にも難しい作品でした。夫婦の愛・親子の愛、愛のほどよい距離にあることがいいのだけれど、そうなるものでもない。この作品は愛と憎しみは神ひとえだと教えてくれていると・・・・。

4人だけのキャストで繰り広げられる非常に人間関係の濃い作品、約2時間の上映でしたが、いやあ~疲れちゃいました

 

SARABAND 公式サイトです

 

 

 

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ハッピーフィート(字幕版)/ボイスキャストは豪華!!

2007-03-23 | 映画:シネコン

 
声優が豪華キャストです。主人公のペンギンマンブルのボイスキャストにはあのイライジャ・ウッド。マンブルの両親ペンギン☆パパメンフイスにヒュー・ジャクマン、ママノーマ・ジーンは二コール・キッドマンなのです。これから鑑賞の方、出来れば字幕版で生の声を堪能してほしいですね

さてお話南極で一大帝国を築く皇帝ペンギンたちは心の中から湧き出る歌を語り、そして育むのが習わしらしい人生そのものが歌というくらいなのだ。ところが、メンフィスとノーマ・ジーン夫妻に生まれたマンブルはちょいと毛色が違う??歌を唄えばまわりのものは、思わず耳を塞ぎたくなるほどの音痴ところがそんなマンブルは生まれたときから、小さな足をバタバタ~~その足のバタバタはリズムにのっている。わぉ~~凄いダンスなら任せてって感じなのだが、唄えないマンブルはまったく相手にされず・・・・。両親の心配は的中おりしも、ペンギン帝国は食料の魚が取れず、えらい状況。マンブルは長老ノアより追放命令伝統の秩序をかき乱し、魚不足を招いているのがマンブルだというのだマンブルは旅に出ることに・・・・。魚不足の原因は自分でないことを知ってもらうためにも果てしない旅がいよいよ始まる

 

映画「ベイブ」のクリエイター陣が3D・CGアニメの限界に挑戦、総力をあげてのハートフル・ストーリーです。広大な南極大陸に、唄って、踊るペンギンたち何とその数、25000羽ゴスペルあり、ラップあり・・・・。クイーン、プリンス、スティービー・ワンダのヒット曲が次々と歌いあげるのだ

3D・CGアニメ鑑賞は、カーズ・モンスターハウスに続いて3作目ですが、いやあ~~凄いの一言です。本当のペンギンたちが歌って、踊っているように見えます。アメリカの技術の素晴らしさにいつもながら同じような感想ですが・・・・。ストーリーは人間の手によって、自然界にもたらす問題を取り上げているところも重要なのでしょうね。そして、歌・踊りはまるで動物版「ドリームガールズ」というところでしょうかリズムにのって、楽しく鑑賞いたしました。

 

ハッピーフィート公式サイトですよ

 

 

 

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かっぱ沼:田村一二

2007-03-21 | その他


NHKスペシャル、ラストメッセージで糸賀一雄さんの特集が放映された。糸賀さんは、田村一二さんと池田太郎さんともに、昭和21年に滋賀県の大津市・南郷の地に「近江学園」を設立した。障がい者と健常者が区別なく暮らせる社会をと訴え続け、滋賀県に成人のための施設・女性のための施設・重度障がい児の施設というように社会から落ちこぼれた弱者の人のための暮らしを支えるために頑張ってこられた。講演中、「この子らを世の光に」という言葉を残し、心臓発作で倒れ・・・・。志半ばで亡くなられらた。その後は田村一二さんと池田太郎さんはそれぞれ、糸賀一雄さんの意思を継ぎ、活動される。今も滋賀県には、3人の残した福祉の原点が根強く残っている。

田村一二さんはその後一麦寮を設立、障がい者の造形活動などにも取り組まれる。自身も絵画活動をされていた。上記の本にはたくさんの絵が紹介されている。一麦寮退職後は、画業、本の出版、映画、講演活動、そして茗荷村建設にと幅広く活動今も滋賀県と京都では、田村一二さんがされた造形活動は受け継がれ、作品展も開催されている。

生前の田村一二さんの講演を聞いた事があるが、残念ながら記憶に残っておらず30年近く前のことなので・・・・。お許し下さい。お話が上手いという印象は憶えています。

 

 一麦寮HPです。田村一二さんのことも紹介されています

 

追記:田村一二さんの講演を聞いたのは、福祉の専門学校時代でした。講演テーマは「ぜんざいには塩がいる」というものでした。この内容で本も出版されています。

 

 

 

 

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さくらん/てめぇの人生、てめぇで咲かす

2007-03-19 | 映画:ミニシアター

 
監督:蜷川実花×原作:安野モヨコ×脚本:タナダユキ×音楽:椎名林檎×主演:土屋アンナという顔ぶれ女性たちだけで作った映画「さくらん」を先日、京都シネマにて鑑賞。何ヶ月前から、チラシでの宣伝この色の鮮やかさに、目を見張るものがあり、そして若き女性たちがタッグを組んだという興味もあり、楽しみしていました。

そういえば、先日観た、「マリー・アントワネット」もソフィア・コッポラが監督、女性の生き方を女性監督で描くという点では共通していますね。ソフィアの父があの有名な、フランシス・フォード・コッポラ監督、蜷川実花も、あの演出家蜷川幸雄が父だし、お二人ともサラブレッドだ。しかも写真家という職業も一緒です。色々共通点のある二人が同じ時期に映画を製作したのも、何か縁深そうです。

さてこの「さくらん」、人気漫画家安野モヨコの原作だそうで、私は読んだことないので、映画化されて、初めて漫画が原作と知りました。安野モヨコの名前はちらっと知ってるくらいかな。

《お話》満開の桜の下、女街に連れられて吉原にやって来た八歳の名も無き少女。美しい金魚が宙を泳ぐ大門をくぐると、そこは煌びやかで妖艶な遊郭。玉菊屋という店に買われた彼女はその日、きょ葉(土屋アンナ)として生まれかわった次第に、意思とは裏腹にぞくぞくするような美貌に・・・・。そして誰にも媚びない負けん気の強さで、売れっ子となっていく。凄まじい人気を呼んで、誰もが憧れる遊女のトップの座を勝ち得るやがて花魁“日暮”の誕生が・・・。心が張り裂ける“まぶ”への初恋、相手は惣次郎(成宮寛貴)、張り裂けるような恋心、きょ葉は惣次郎との過ごす時間に幸せを感じるのだった

玉菊屋の花魁“高尾”(木村佳乃)は情念の女愛する男浮世絵師光信(永瀬正敏)がきよ葉に心を奪われそうになっていることに気づき、策略に出るそれによって、きょ葉は惣次郎との縁が引き裂かれるという結果に高尾との大乱闘玉菊屋は騒然となるきょ葉は主人より大目玉を食らう。そんなきよ葉を店番の清次(安藤政信)は「泣いても負け、勝っても負けだ」となだめる。その後、高尾は光信との久しぶりの時を過ごし、愛しているからこそ」と壮絶な決断を下す。

ついに花魁“日暮”の誕生の日がきよ葉から、日暮に出世だ玉菊屋を背負って立つ花魁となる。武士倉之助(椎名桔平)が日暮に心奪われ、やって来る。そんな日暮に倉之助は物入りだろうと小判を手渡す。その行為に日暮、ぶっちぎれ「そんなもので、自分はなびかぬ」と一掃するのだ。その後、倉之助は日暮に無礼だったと詫びる馴染み客となった倉之助は、日暮を正式な妻として迎え入れたいと申し出る。しかし日暮は断り続ける。妊娠して、誰の子かわからないとも話すも、倉之助は受け入れると・・・・。

いつも側にいた清次・・・・。彼は日暮がどんな状況の時も居てくれた。身請けが決まった日暮に対して清次にも心の変化ひょっとして・・・・か???

最後の客、ご隠居の言葉「咲かぬ桜はないんじゃよ」そういって息を引き取った。自分の人生、自分の意思で生きることだとこのとき、日暮は気づくのだった。

そして、吉原から抜け出す日暮の姿がそこにあった・・・・・。

 

波乱万丈な花魁“日暮”のてめぇらしい生きたいというお話です。百花繚乱の映像、さすが蜷川実花さん、写真家ということもあって綺麗です。でもお話自体はあんまりインパクトは感じなかった。土屋アンナさんを起用したのは何故なのだろう彼女のお顔は、ジャパニーズ的ではないし・・・・。むしろそのアンバランス的なところが狙いなのかな?最後の最後まで感動するという盛り上がりもなく、す~と観終わったって感じですね。キャスト・スタッフが豪華で話題性もあり、期待も凄くあっただけに・・・・。残念です


花魁“高尾”役木村佳乃 少し艶やかさにかけるかな・・・・。


花魁“粧ひ”役 菅野美穂 彼女は結構いけてました

 映画『さくらん』公式サイト

 

 

 

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オーロラ♪踊る、ただ一度の恋のため(ToT)/~~~

2007-03-16 | 映画:ミニシアター


オーロラ姫と言えば、昔ディズニーのアニメにオーロラ姫が登場する映画「眠れる森の美女」を観た記憶があります。この“オーロラ”はそれとはまったく違うお話です。何とパリ、オペラ座のバレエ学校に通う少女が主人公オーロラを演じ、相手役にはスターダンサーが登場というバレエへの愛と映像美を追求した初の劇映画だそうです。

『お話』踊ることを禁じられた王国に生まれながら、オーロラ姫は何よりも踊る事が大好き。父である王に怒られても、弟のソラル王子を観客に宮殿の庭や森で優雅に踊り続けるのだった。やがて、王国は財政破綻の危機に瀕し、側近の進言により、裕福な異国の王子と政略結婚をさせなければならないという崖っぷちに立たされる。国のために、やむなく決意した王は、候補者を募るべくために舞踏会を開く。三度の舞踏会を開くも、肝心のオーロラ姫は拒否実は・・・彼女の心を射止めたのは、彼女の肖像画を描いた貧しい画家だった

王はそのことに怒り画家を牢に監禁。オーロラ姫も部屋に閉じ込める。何とか画家に会いたいと、目を盗み・・・・。牢屋に行くオーロラ姫、画家はここから逃げて、生き延びると約束するも、結局王の家来によって命絶えることに・・・・。亡くなった画家への思いを天に向ける天空での画家とのダンスは彼女にとって唯一の幸せそしてオーロラ姫の本当の幸せを望む王妃も、邪魔という事で、側近の手によって毒が盛られ、亡くなる死の直前、王妃はオーロラ姫に「悲しいときも踊る事を忘れないで」と伝える。

見事オーロラ姫役に抜擢されたマルゴ・シャトリエは16歳、バレエ学校で学んでいる若きプリマドンナ。踊っている姿はしなやかで、本当に美しい。まだあどけなさも残っている。相手役の画家を演じるのはスターダンサー、ニコラル・ル・リッシュ。監督はニルス・タヴェル、大ヒットを記録したドキュメンタリー映画“エトワール”の監督。父も監督。

映像は幻想的だが、何か物足りなさを感じるオーロラが天に昇っていくシーンなどは、迫力が足りないような(迫力無いほうがいいのかもしれませんが・・・・)ロマンチックさがこの映画の見せ場なのかと思いきや、舞踏会で異国の王子として招待される王子のひとりは日本なので、びっくりでもその雰囲気は中国人にも見える???そして日本の国の踊りが披露されるのだけど、それが何と日本の前衛舞踏なのだいやあ~これにはまいりましたかなり違和感を感じますね。もう少し日本のことを知るべきではなんて思いましたが・・・。


 

京都シネマにて鑑賞上映終了しましたが、滋賀会館シネマホールで3月20日より上映されます。

 

『オーロラ』公式サイトバレエファンにはいいかも

 

 

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善き人のためのソナタ/“監視国家の驚くべき真実”

2007-03-14 | 映画:ミニシアター

  
シュタージとは・・・・?!
1989年のベルリンの壁崩壊は、いまだ記憶に新しい出来事だ。それまでのドイツは東西に分かれていた。この出来事によって、冷戦時代の終焉を迎えるわけだが・・・。旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)で、その支配の中枢を担っていたシュタージについては、統一後も、長い間映画のテーマとしてはタブー視されていた。しかし17年経った今、ようやく人々は重い口を開き、当時の状況を語り始めたのである。

初監督作として世界で大絶賛を浴びるのは、弱冠33歳のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(長~い名前ですね)79回アカデミー賞外国映画賞を受賞この映画製作にあたって、彼は歴史学者や目撃者の取材、記録文書のリサーチに4年という歳月を費やし、史上最大の秘密組織“シュタージ”の内幕を正確に描いた。そして、近年のドイツで最も重要な映画と称賛されている

《ストーリー》1984年11月の東ベルリン、壁が崩壊する5年前。DDR(東ドイツ国家)国民の統制と監視のシステムを強化しようとしていた。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラー(ウィリッヒ・ミューエ)は劇作家のゲオルク・ドライマン(セバスチャン・コッホ)と舞台女優で恋人のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が反体制的であるという証拠をつかむように、ヘムプフ大臣より命じられる。このことが成功すれば、出世が待っていた。早速ヴィースラーは彼らのアパートに向かい、隣人を脅して黙認させ、屋根裏に監視室を作り、盗聴を開始した。

ある夜、ドライマンの誕生パーティが開かれる多くの文化関係者が集まった。DDRから、職業活動の禁止をされていた演出家イェルスカは、ドライマンに“善き人のためのソナタ”の楽譜を贈るパーティ終了後のドライマンとクリスタは愛し合う。屋根裏部屋では、パーティに始まり、二人のまで・・・・。記録するヴィースラー、時間や様子の詳細を報告書に記載するといったものだ。

クリスタに目をつけたヴィースラーの上司、ヘムプフ大臣は舞台初日より、権力で関係を持っていた。その後も「君のためだ」と脅し、関係を続けるように迫るそんな状況をヴィースラーはドライマンにアパートのベルを鳴らし、目撃させる。つまり彼の心を痛めつけるのである。その一方、盗聴を続けるヴィースラーは本来の生活に戻る度、混乱する。むなしいひとり暮らしに、娼婦を呼ぶこともあった。数日後、ヴィースラーはドライマンのアパートから、ブレヒトのを持ち出す。そして初めてブレヒトを読んだ。

演出家イェルスカが自らの命を絶った彼を偲び、ドライマンは善き人のためのソナタを弾く。その美しいピアノの旋律は屋根裏部屋で盗聴を続けるヴィースラーの心を強く揺さぶる。彼の目からがこぼれる。イェルスカの死にショックを受けたドライマンは、DDRが公表しない、東ドイツの恐ろしい実態を西ドイツのメディアに報道させるべく、記者み連絡を取る。このことはクリスタにも知らすことはなかった。

クリスタは友人と会うと偽り、大臣との密会に行こうとしていた。ドライマンは知っていた。そして彼女が内緒で薬を続けていることも・・・・。追い込まれるように部屋を出るクリスタ、その彼女の前にヴィースラーは表れ、「今のあなたはあなたじゃない」と伝える。クリスタはこの見知らぬ人の言葉に心動かされ、約束の場所に行かなかった。

盗聴されているかどうかと確認するために友人の亡命の計画をたてるドライマン、その会話を盗聴するヴィースラーは見逃すことに。このことはドライマンに安心をあたえる。記者を呼ぶ。タイプライターを持ち込み、それで記事を打つ。タイプライターは床の仕切りに隠す事に。匿名の記事として、シュピーゲル誌に載る。緊張が走る監視の甘さに、ヴィースラーの上司グルビッツは気まずい立場となる。すべてを知りながら、今や偽りの報告をしているヴィースラーは知らないと伝える。ただドライマンが新しい演劇の準備をしている事だけ伝えた。グルビッツはドライマンのアパートを捜索するものの、証拠になるものは見つけることは出来なかった。

クリスタに裏切られた大臣は、薬物の不正購入という理由で彼女を逮捕刑務所へ連行してヴィースラーが取り調べを行う。シュピーゲル誌の記事がドライマンの書いたものだと認めなければ、二度と舞台に立てないという脅迫・・・・・。このことでタイプライターの在処を教えてしまう。しかし、タイプライターはなかった。直前に誰かが持ち去った罪の意識から部屋を飛び出したクリスタは、トラックに轢かれ、ドライマンの腕の中で息を引き取る。

作戦は中止。ヴィースラーはシュタージの郵便部に左遷。退役まで、蒸気でを開封するという作業の繰り返しの日々。それから4年後、ベルリンの壁崩壊をラジオで知る。

1991年、ドライマンは盗聴されていた事実を知る呆然とするドライマンは真相を知るべく、閲覧できるようになったシュタージの資料調べる事に・・・・・報告書には必ずHGWXX/7という記号が

感動のラストシーンに、思わずしてしまいました。そして旧東ドイツの驚くべき実情を知り、約20年前まで、こんなことが行われていたのだと・・・・。映画によって、この旧東ドイツの裏側に隠された現実を教えてもらった事は良かった。


重たい映画でしたが、“善き人のためのソナタ”の旋律は心に響くものがありました。ヴィースラーも・・・・。自分の人生より、大事なものを見つけたのでしょうか

 

追記:主人公ヴィースラーを演じたウィリッヒ・ミューエは旧東ドイツ生まれ、1975年にライプツィヒで演技を学び始めるまでは、土木労働者だったそうだ。実際彼も、シュタージに監視されていたらしい。数年にわたってIMをつけられていた。隣人も彼のことで質問を受けたようだ。ウィリッヒのファイルがあり、こう記載されていた。「男性の出入りがよくあり、ゲイであろう」と。その一方隣人から「女性の出入りが頻繁」とも言われたようだ。まるでフリー○○○愛好家になっていたらしい。そして、何と彼の妻で女優のイェニー・グロルマンに十数年間、密告され続けたことを2001年に知ることに。ドナースマルク監督によると、妻はシュタージに関わっていたことを詳細にしるしたファイルが254ページにもわたるという。妻はミューエの訴えを否定シュタージが偽のファイルを作成したと主張している。

 

何を信じればいいのかとこの話を聞いて思う。ウィリッヒ自身も辛い経験をしていることに驚きだ。映画の中で色々重なる場面もあっただろう。何を考え、演じていたのか???

※京都シネマにて鑑賞。

 

善き人のためのソナタ公式サイトお薦めです

 

 

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ゴーストライダー<(`^´)>ニコラス・ケイジ

2007-03-11 | 映画:シネコン

ニコラス・ケイジはゴーストライダー
MOVX京都にて鑑賞。「X-メン」、「バッドマン」、「スパイダーマン」に続く史上最強のダークヒーロー誕生何でも超人気アメリカンコミックらしい。そのヒーロー役にあのニコラス・ケイジが主演での映画化。SFXアクション超大作!

につつまれ、しかも顔はドクロ闇の力を身につけ、のバイクにまたがるその男、悪魔や悪人たちをなぎ倒す凄い奴人は彼を“ゴーストライダー”と呼ぶ。

原作は「スパイダーマン」を始め、数々の人気シリーズを生み出したマーベル・コミックス。この作品は長い歴史の中でもひときわ異彩を放つキャラクターだそうだ。世代を超えて幾度もブームを巻き起こし、ファンの根強くて、熱狂的な支持を得ているのが“ゴーストライダー”なのである。長らく映画化が待ち望まれたいた作品を、「スパイダーマン1・2・3」を手がけたソニーピクチャーズイメージワークスの最先端技術とカースタント最高チームのアクション、そしてハリウッドの豪華キャストをくわえてのスクリーン登場

《ストーリー》過激なバイクショーで人気を集めるジョニー・プレイズ(ニコラス・ケイジ)、どんな危険なスタントも怪我ひとつせずこなしてみせるのには秘密があった。17歳の時、病気の父を救うため、悪魔メフィスト(ピーター・フォンダ)と取引をして、魂を売ったのだ。メフィストは「いつかその代償を!」と言って彼の目の前から姿を消した。そして30歳になったジョニーの前に、再びメフィストは現れる何と最愛のロクサーヌ(エヴァ・メンデス)と再会直後だ。メフィストは魔界の反逆者ブラック・ハート(ウェス・ベントリー)を捕らえる使命を言い渡す。要するにこれが“代償”なのだ。メフィストにより魔界の力を得たジョニーは“ゴーストライダー”に変身し、“地獄バイク”に乗って・・・・ブラックハート率いる悪魔たちを追うだが“ゴーストライダー”にはもうひとつの使命があった。人間の悪行を見抜くという力があり、悪人たちに地獄の裁きを下すことなのだ。そんなことから悪徳警官に制裁し、警察に追われることになる。そして皮肉にもTVレポーターのロクサーヌも、ジョニーとは気づかず、ライダーを追うのだ。一方ブラックハートは自らの野望のため、ロクサーヌをいけにえとして目をつけるいよいよ人間界を舞台に、地獄界の支配をめぐる、ゴーストライダー悪魔たちの闘いが始まるのだ

ニコラス・ケイジは「一番やりたかったキャラクター」と公言している。今までのイメージからすると・・・・ちょっと違うけど。でもご本人もノリノリ状態でコミックヒーロー初挑戦はなかなかのもの

メフィスト役のおじさんは、何とあの「イージーライダー」でブレイクしたピーター・フォンダいやあ~すっかりおじいちゃんになってしまった。

ブラックハート役は「アメリカン・ビューティー」で英国アカデミー賞にノミネートされた若手演技派ウェス・ベントリー。

ロクサーヌ役には、ハリウッドを代表するラテン系ビューティーとして、熱い視線を集めているエヴァ・メンデス


それから、墓守のおじさんで、後にジョニーと同じ“ゴーストライダー” だとわかる謎の男役はサム・エリオットだと分かったそういえば、「サンキュー・スモーキング」にも出演していた。

とかなりの豪華キャストでの“ゴーストライダー”アメリカンコミックの人気も知らず、何時からかアメリカのヒーローものの楽しさを映画でしか味わった事がない私。今回、マーベル・コミックのことも知ることが出来て、良かった確か「バッドマン」の英語版は見たことがジョニーがトレイラー何台だったか?忘れましたが・・・・バイクで飛び越えるという場面にはでした。さすが、最高のスタントチームは凄い

 

 

ゴーストライダー goo映画映画の詳細など

 

マーベル・コミック⇒ アメリカコミックについて色々分かります

 

 

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パフューム/ある人殺しの物語(*_*;その香りに、世界はひれ伏す。

2007-03-07 | 映画:シネコン

世界がひれ伏す香りとは?
MOVX京都にて鑑賞、18世紀のフランスが舞台。類稀なる才能を持つひとりの孤児がいた。彼の名はジャン=パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)、何キロ先の匂いを嗅ぎ分けるという驚異の嗅覚彼の出生も凄いものがある。パリの魚市場で産み落とされる。それも無造作に捨てられた魚のはらわたの上にだこのシーンを見たとき、「テキサスチェーンソー・ビギニング」の主人公の出生と重なったある意味、驚異的な人間の誕生という事では似ているような

マダム・ガイヤールの育児所に引き取られるグルヌイユは友達はひとりもできなかった。驚異的な才能を持つ彼は、他の子どもたちにとってどこか普通と違うと感じとってたのだ。13歳になった彼をマダム・ガイヤールはなめし皮の職人グリマルに売り払う。過酷な皮なめしの仕事を黙々と続けるグルヌイユ、数年後、青年になった彼は、パリの街中へ配達を命じられる。遂に別世界への扉が開いた

パリの街の香りは豊かな香り焼きたてのパン、生牡蠣、ワイン、白粉、口紅、そして香水この香りたちを貧欲に味わうグルヌイユ。そのとき、グルヌイユの心臓が、初めて出会った芳しい香りに激しく鼓動夢中で匂いを辿った先には、プラムを売り歩く赤毛の少女が佇んでいた。彼女の香りで、初めて幸福感を味わうその彼女が、グルヌイユに脅え悲鳴をあげる彼はその声を塞ごうとしたことが、誤って死に至らしめる・・・・。命が絶えて、彼女の香りも消えてしまうのだ。

彼女の死によって、深い絶望感を味わうと同時にその少女の香りを創りだす使命が、自分にあると思うのである。グルヌイユはシェンジュ橋に香水の店を構える、今は落ち目の調香師ジュゼッペ・バルディーニン(ダスティン・ホフマン)に弟子入りしたいと頼む。パルディーニンの前で、彼が盗もうとして出来なかった流行の香水を作ってみせる。計量カップも使わず、自分の鼻の記憶だけで・・・・。この才能にパルディーニは呆然とするのだった。バルディーニンの店は、グルヌイユの次々と生み出す香水のおかげで、大繁盛かわりに蒸留法という香水には欠かせない方法を教えてもらう。しかしこの蒸留法では生きものの匂いを取り出すことは出来ないと知ったグルヌイユは、高度な技術職人の街グラースへと旅立つ。その途中、石の洞窟で、改めて知ったのは自分には体臭がないということだった。このことは、誰の記憶にも残らない存在なのだと・・・・嘆き悲しむのだった。

体臭の無い自分は特別な人間そんな自分を世に知らしめることを決意。グラースの街に入ったグルヌイユは、何とあの香りに再会その香りを放つのは、裕福な商人リシ(アラン・リックマン)の娘ローラ(レイチェル・ハード=ウッド)、彼女も赤毛の美少女脂から香りを移す冷浸法を習得したグルヌイユは、この世に唯一つの香水創りに着手する。その日からグラースでは若い美しい娘たちが次々と殺されるという事件が髪の毛は剃られ、全裸の状態で発見されるリシも娘を守らなければと街を出る。ローラの香りはグルヌイユの究極の香水創りに欠かせないはずなのださて、ローラの命は、リシに守りきれるのか

 

ラストシーンはえぇ~~と驚きですよ。ぜひご覧頂きたい。

 

まさに、グルヌイユの香水で人々はに・・・・。

 

1985年、ドイツでベストセラー小説として、ラッキング1位を15週連続で獲得した。過去にこんな物語はなかったという挑戦的な触れ込みで紹介されている。奇想天外、前代未聞、破天荒ーーと言葉で言い尽くせない至福の読者体験の噂が国境を越えて広がり、45ケ国で翻訳された全世界で1500万部以上の売り上げを記録したそうだ。名だたる監督からの熱望にも、原作者ジュースキントンは頑として映画化を許さなかったしかしドイツの名プロデューサー、ベルトン・アイヒンガーの企画にとうとう同意し、完全映画化が実現した。

リシ役のアラン・リックマン、あのハリポタのスネイプ先生役でお馴染みの俳優さん。ハリポタでは陰険な感じでしたが・・・・。

バルティーニン役はあのダスティン・ホフマン、「卒業」・「レインマン」でお馴染みの名俳優。

 主人公グルヌイユには、ベン・ウィショー、あまり馴染みのない方かな?と思いきや、「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」などに出演している若手俳優さんだそうです。ちょっと一癖ありそうな感じがいいのかな?監督トム・ティクグアとプロデューサーのベルント・アイヒンガーの目にとまって、今回の主役に抜擢されたそうです。

 

パフューム ーある人殺しの物語ー 公式サイトです

 追記:冒頭のシーン、グルヌイユが民衆の前で処刑をされるというところから、始まります。もちろん、若い女性たちを殺害したという罪で・・・・・。しかし後半の処刑のシーンはこの情景とは違います。彼は処刑台にはいません。まもなく馬車がやって来て、青いベルベットの衣装を身にまとったグルヌイユが降りてきます。そしてハンカチに香水をふり、民衆の前で香りを放ちます。すると、犯罪者だったグルヌイユはこのとき、崇められる存在に変貌を遂げます。冒頭の処刑シーンで、お話続けば、きっと面白くなかったでしょうね。処刑を逃れた彼はパリに戻り、自らの命を絶つことに・・・・。体臭のない彼にとっての香水創りは、自分の存在を主張する手段だったのかもしれない。民衆の本能もこの香水によって抉り出されたようですね。匂いの力の凄さを、改めて納得

 

 

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