映画『おらおらでひとりいぐも』京都シネマにて

 

　　

11月12日鑑賞。第158回芥川賞と第54回文藝賞をダブルで受賞した若竹千佐子のベストセラ―小説を沖田修一監督が映画化。田中裕子と蒼井優が2人一役で演じた人間ドラマ。

　

あらすじ

ひとり暮らしをする75歳の桃子(田中裕子)は、東京オリンピックの開催に日本中が湧く1964年に、その熱狂に導かれるように故郷を飛び出して東京に来た。それから55年の月日が流れ、母として二人の子供を育て上げ、夫・周造と夫婦水入らずの穏やかな余生を送ろうとするが、その矢先に彼に先立たれてしまう。突然の出来事にぼうぜんとする中、彼女は図書館で借りた本を読み漁るように。そして、46億年の歴史をめぐるノートを作るうちに、見るもの聞くもの全てに問いを立て、それらの意味を追うようになる。

彼女の心の声＝寂しさたちには青木崇高、濱田岳、宮藤官九郎　彼らが音楽に乗せて内から外へと湧き上がる力を桃子の孤独な生活を賑やかなへと変える。

何だか今の私と重なるような気がした。というのもここ3カ月、桃子さん同様孤独な生活をしているからだ。（今は母と一緒です）しかしいつか遅かれ早かれ母の方が亡くなる可能性は強い。そんな自分へのメッセージ作品なのかもしれません。田中裕子さんと実は同世代・・・。そんなこともあってか？この作品にリスペクトを感じたのでありました。

　

映画『おらおらでひとりいぐも』予告(90秒・11/6)

映画『ストックホルム・ケース』京都シネマにて

 

11月6日鑑賞　公開前から楽しみにしていた作品です。期待度高かったのですが、意外に普通でしたが、でも楽しい作品でした。いやあイーサン・ホーク可愛い！特にファンというわけではなかったのですが、この作品で好感度あがりました。素敵な俳優さんだと改めて思いました。隠れファンということに・・・。

あらすじ（Wikipediaより）

ラースは逃亡資金を得るため、ストックホルムの銀行に押し入り、ビアンカを含む3人を人質に取り、刑務所に収監されている仲間グンナーの釈放と金と逃走用の車を要求する。

だが、警察が彼らを銀行の中に封じ込める作戦に出たことで、事態は長期化の様相を見せる。そんな中、ビアンカたちはラースとグンナーに連帯感や好意を抱くようになっていく

　　

何とこれ実話です。（Wikipediaより）↓

ストックホルム症候群の語源になった、1973年にスウェーデンのストックホルムで起きたノルマルム広場強盗事件を題材に描く

とにかくイーサンのダメダメでその上可愛いところがなんとも言えず・・・。仲間役のマーク・ストロングを喰っちゃてました。イーサンの素晴らしさに尽きる作品ですね。

 

映画『ストックホルム・ケース』予告編

映画『ザ・ハント』

11月5日鑑賞　映画仲間の真紅さんのインスタを見て気になっていた作品です。のっけからガ～ン！誰が主人公なのか？この人か？と思ったら、次々と殺されて行きます。目覚めたら猿ぐつわを嵌められた男女、見つけた木箱には豚が一頭と凶器な道具。

そして何処からか男女めがけて矢や銃で撃たれる。何故に撃たれるの？理由が分からない。

何とか脱出成功！するも、怪しげなドライブインの夫婦によってまた殺される3人。どうもこの夫婦も殺し屋の仲間のようです。

ドライブインの夫婦は手ぐすねをひいて待っている。

そこへ現れた女　名前はクリスタル。夫婦は彼女を同じように殺そうとするが、逆にクリスタルによって殺されてしまう。

　ここで彼女が主人公だと分かる。謎の殺し屋軍団は殺人ゲームをやっていることが分かってくる。クリスタルは彼らに勝つために冒険を始める。非常に不愉快さのある作品だが・・・。だけど久々にゾクゾクする作品でした。一番驚いたのは機内のシーン。突然キャビンアテンダントのペンを借りて思い切り首を刺すのはびっくりでした。

殺し屋軍団のリーダーにはヒラリー・スワンク

ラスト近くになると案外ノーマルでした。ヒラリー演じる悪党リーダーとクリスタル演じるペティ・ギルビンの闘いシーンは何故か拍子抜けでした。

 

映画『ザ・ハント』予告編

映画『罪の声』東宝シネマズ二条にて

11月3日鑑、久しぶりに映画鑑賞して来ました。小栗旬君と星野源さんW主演の作品。2016年発表の塩田武士さんの小説の映画化。グリコ・森永事件をモチーフにしているもの。キツネ目の男が犯人として印象深い。もちろんこの作品にも登場します。いやあ小栗旬君、星野源さん、お二人とも素晴らしい演技でした。星野さんの作品は以前観たことがあるので、演技力のある方だと知ってましたが。小栗君もこんなに素晴らしい俳優さんだとは知りませんでした。フィクションではありますが、事件の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後事件報道について極力史実通りに再現されたようです。そういう忠実さを基に描かれたのが良かったのかもしれませんね。

　

事件のカギとなる生島聡一郎を演じた宇野祥平さん、とても印象的でした。

 

　

映画『罪の声』スペシャル映像：声をめぐる謎篇【10月30日（金）公開】

天龍寺見学とお食事会

天龍寺見学とお食事会

コロナ禍で暫くパソコン教室のお食事会がありません縁でしたが、久しぶりに天龍寺見学と精進料理の食事会がありました。精進料理とは思えないようなお料理を頂き、暫し少し早い秋を楽しみました。

　

精進料理のお店は天龍寺境内にあります。し月さんというお店。漢字が難しく調べましたが分かりませんでした。

　かぼちゃの汁がとても美味しかったです。

食後は皆さん、喫茶店に行かれる方や撮影される方と別れました。私は帰宅組でした。

 

豊田勇造ライブイン・アコシャン

　

１０月３１日、この日はお友達の澤さんと以前の職場のきむ・きがんさんのお芝居を鑑賞して、その後修学院駅近くのライブハウス　あこしゃんで豊田勇造さんのライブに参加しました。澤さんが大ファンということでお誘いを受けました。

あこしゃんは非常に分かりにくい場所で、きっと一人では行けないですね。なんと今年で５０周年という長い歴史のあるライブハウスだそうです。狭い空間なので、少々密状態ではありましたが・・・。ひと時楽しむことが出来ました。

お芝居の方もコロナ禍ということで、写真を撮る事が出来ず残念でした。きがんさんの一人芝居、パワー溢れるものでした！

　

話はライブに戻りますが、前座をされた男性、アマチュア？のようですが・・・。ギターのテクニックは凄い方でした。お名前は忘れてしまいましたが。

 

 

豊田勇造ライブインアコシャン

映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』京都シネマにて

１０月２６日鑑賞・・・。ハリポタでブレイクしたダニエル・ダドクリフ君の主演作。実話ベースだそうです。ラドクリフ君、ハリポタのイメージが強くて、どうなるのか？と思ってましたが、払拭されたかな。

あらすじ（ウイキペディアより）

1978年、南アフリカ共和国。ティム・ジェンキンとスティーヴン・リーはアパルトヘイトの撤廃を訴えるパンフレットを頒布したために逮捕され、プレトリア中央刑務所で服役することになった。収監後、2人は反アパルトヘイトの運動に従事して投獄された人々と親しくなり、集団での脱獄を計画し始めた。

密談を重ねた末、木工の作業を課されていたティムは監視の目を盗み、刑務所の鍵を木で複製することにした。準備が整った後、ティムたちはお手製の鍵で脱獄を試みるが、その過程で次々とトラブルが発生するのだった。

中々スリリングでした。あまり期待はしていなかったのですが・・・。楽しめました！まるで嘘のようなお話でしたが、ティム・ジェンキン（ラドクリフ君演じた人物）のノンフィクションだそうです。

　

ティム・ジェンキンと他２名が脱出成功！めでたし

 

映画『プリズン・エスケープ　脱出への10の鍵』予告編

映画『朝が来る』東宝シネマズ日本橋にて

　

１０月２３日鑑賞。東京日帰りの際観ました。河瀬直美監督新作。

あらすじ

子供に恵まれなかった栗原佐都子(永作博美)と夫の清和(井浦新)は、特別養子縁組の制度を通じて男児を家族に迎える。それから6年、朝斗と名付けた息子の成長を見守る夫妻は平穏な毎日を過ごしていた。ある日、朝斗の生みの母親で片倉ひかりと名乗る女性(蒔田彩珠)から「子供を返してほしい」という電話がかかってくる。

　

河瀬監督のメッセージ、この映画を観て何を感じますか？う～ん複雑だなぁ。２人の母親の存在があるこそ、朝斗君にとってとても良かったことではないのではと思った。産みの親そして育ての親のそれぞれの葛藤も大変分かる。それだこそ、親になるということの大事さも痛感した。そして私なら、それぞれの親の立場ならどんな思いでいただろうか？

ヒカリ役の蒔田彩珠さんの演技の凄かった！さりげない感じなんだけど内に秘めたるパワーがとても伝わって来ました。将来素晴らしい女優さんに成長するでしょうね。もちろん夫婦役の井浦新さん、永作博美さんも素晴らしい❕それからヒカリの母親役の中島ひろ子さん、地味だけどとてもひかっていた！影ながら応援している女優さんです。

浅田美代子さん、アイドル時代を経て素敵な女優さんになられましたね。

 

映画『朝が来る』予告90秒_10月23日公開

映画『博士と狂人』京都シネマにて

 

１０月１８日鑑賞・・・。メル・ギブソンとショーン・ペン初共演の作品。これは観ないといけないと思い早速行って来ました。

世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」誕生に隠された真実の物語を描く。全米で大反響を呼んだサイモン・ウィンチェスター原作のノンフィクション「博士と狂人―世界最高の辞書 OEDの誕生秘話」の映画化。

久しぶりに見たメル・ギブソン、えらく老けてしまいびっくり。私のイメージにある彼はアクション俳優でしたが。こんなに重厚感ある役がお似合いになるとは感慨深いものがありました。対するショーンも還暦を迎えて、このような作品での役柄は実にお見事としか言いようありませんね。一見難しい作品なのかと思いましたが、非常に分かりやすく良かったです。

あらすじ

貧しい家に生まれ学士号を持たない学者マレーと、エリートながら精神を病んだアメリカ人の元軍医マイナー。辞典づくりという壮大なロマンを共有し、異端の天才たちふたりは固い絆で結ばれていく。だが、大英帝国の威信をかけた一大事業に犯罪者が協力していることが明るみになるとプロジェクトは暗礁に乗り上げ、ついには、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込んでいくことになるのだが――。

　

マレー役にメル・ギブソン、マイナー役にショーン・ペン

映画『博士と狂人』本編映像

『スパイの妻＜劇場版＞』MOVIX京都にて

　

１０月１６日鑑賞・・・。NHKドラマの劇場版だそうです。テレビは未見。黒沢清監督がなんとベェネチア国際映画祭にて監督賞を受賞された作品、という事で気になっていた。キャストはテレビと同じだそうです。

あらすじ

１９４０年。少しずつ、戦争の足音が日本に近づいてきた頃。聡子（蒼井優）は貿易会社を営む福原優作（高橋一生）とともに、神戸で洒脱な洋館で暮らしていた。身の回りの世話をするのは駒子（恒松祐里）と執事の金村（みのすけ）。愛する夫とともに生きる、何不自由ない満ち足りた生活。 ある日、優作は物資を求めて満州へ渡航する。満州では野崎医師（笹野高史）から依頼された薬品も入手する予定だった。そのために赴いた先で偶然、衝撃的な国家機密を目にしてしまった優作と福原物産で働く優作の甥・竹下文雄（坂東龍汰）。二人は現地で得た証拠と共にその事実を世界に知らしめる準備を秘密裏に進めていた。

正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする優作。そんな優作が反逆者と疑われても夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わずただ愛する夫ともに生きる事を心に誓う聡子だった。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれて行く・・・。

蒼井優さん、高橋一生さんが夫婦役　ロマンスドールでも確か夫婦役でした。息の合った感じで良かった。ちょっと年齢が若いような気もしましたが・・・。相変わらず蒼井さん、ベストな演技。高橋さんも同じく・・・。そしてもう一人、最近お騒がせだった東出昌大さんは若き軍人役。監督曰く危なさのある感じだそうです。何か漂うものがあるのかな？そんな東出さん演じる軍人は密かに聡子に想いがあるような。

以下ネタバレです。聡子の優作への深い愛情は無残にも裏切られてしまう？いや優作は聡子への愛は深かったに違いないと・・・。と思いたい！それでは何故に聡子を置き去りに。やはりややこしい事に巻き込ませたくなかったのでしょうね。聡子の一言は「お見事！」この言葉がとても印象的でした。

 

『スパイの妻＜劇場版＞』90秒予告編