原題:EXTRAORDINARY MEASURES
京都での上映はないのだと思っていたのですが、、、。24日よりMOVX京都にて上映されていました。このシアターには、スペシャルアートセレクションというタイトルで何作かチョイスされており、そのセレクションに選ばれている作品を5作品観ると、1作品が無料で鑑賞できるという特典があります。上手くその特典に当てはまっていたため、見事無料で鑑賞できました。前売りチケットが1500円だったので、購入するのも何かもったいないと思っていただけに、無料で鑑賞できるというのは本当にラッキーでした。
すみません!前置きが長くなりました。あのハリソンが原作を読み、惚れ込んだらしいです。6年前、企画の段階から参加したハリソンは主演のみならず、製作総指揮も買って出たということだそうで、かなり入れ込んでいる。元々ハリソンは出演作を慎重に選ぶ人らしいので、本作にはかなり魅了されたのでしょうね。
主役のジョン・クラウリーにはあのブレンダン・フレイザー。難病の子供を持つ父親役がぴたりとハマっていました。一途に子供のことを思い、何とかしたいという強い父親の姿が何とも言えません。それに対してハリソン演じるロバート・ストーンヒル博士は何やら小難しくて、愛想もないおじさん。実際のハリソンはどんな人なのかしら?何となくハリソンもこの博士と同じようなキャラじゃないのか?なんて被るんですよね。
ジョン・クラウリーはもちろん実在の人物です。子供の病気を何とか治したいという切実な思いから、本当にそれを現実のものにするなんて何と凄い話でしょうか!これにはとにかく驚きです。まさにドラマですわ。
昨今子供の虐●、育児放棄の果ての無惨な子供の死、聞く話はどれもショッキングなことばかりです。
アポなしで博士を訪ねるジョンだったが。ストーンヒルは「残された時間を子供たちと過ごした方がいい」と助言。
STORY(allcinemaより拝借)
愛妻と子供たちに囲まれ幸せそうに暮らすオレゴン州ポートランド在住のやり手ビジネスマンのジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)は、切実な悩みを抱えていた。8歳の娘メーガンと6歳の息子パトリックが、長くても9年しか生きられないとされる難病“ポンペ病”に冒されていたのだ。
そんなある日、8歳の誕生パーティでメ―ガンの容態が急変し、集中治療室に運びこまれた。ジョンとアイリーン(ケリー・ラッセル)は、担当医師から絶望的な見通しを告げられるが。ところがメ―ガンは医師も驚くほどの生命力で持ち直す。ほっと胸をなでおろすジョンだったが、生まれながらのポンぺ病患者の平均寿命は9年ー。もはや風前の灯火状態となった子供たちのことを思うと苦悩は深まるばかり・・・・・。
メ―ガン(メレディス・ドローガー)
患者の数が少なくビジネスにならないと治療薬の開発も進まない中、いまやメーガンに残された時間はあと1年しかない。そこでジョンは、ポンペ病研究の第一人者、ロバート・ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)のもとを訪ね、研究を進めるには資金が足りないという彼に援助を申し出る。そして、勤めていた会社を辞め、ビジネスマンとしての才覚を総動員して資金集めに奔走、ストーンヒルの研究環境の整備に邁進するジョンだったが…。
初回の資金調達、9万1250ドルの小切手を手渡すジョンとアイリーン
自分の理論の正しさを証明したいと思っていた博士はポンぺ病の治療薬の価値を知るジョンこそがパートナーにふさわしいと見込んだ。
いよいよジョンとストーンヒル博士、行動を共に。同僚の反対を押し切って会社も辞める。大丈夫なのか?
次は有力な投資家へのプレゼンに臨むことに。
ところが自らの研究に絶対の自信を持つ博士はビジネス上のさまざまな厳しい条件を突きつけてくる投資家に強い反感を抱く、、、、、。
ジョンはこの事業を夢物語に終わらせまいと必死に走る。
ついに治療薬の臨床テストを行うとベンチャー・キャピタルに約束し、資金援助を得ることに成功!
かくしてネブラスカの平野に研究施設を建て若いスタッフを集め、ストーンヒル博士の理論に基づく治療薬の開発実験が始まった。
その後も資金確保のため、ジョンはシアトルの大手製薬会社に会社を身売りした。ところが博士は大手企業のシステムにまったく馴染もうとせず、、、、、。社内で孤立してしまう。上層部と博士の間で板挟みのジョン。
しかも子供たちの病状はじわじわ悪化状態を辿っていた。
パトリック(ディエゴ・ベラスケス)
やがて仲違いしていたジョンとストーンヒル博士は、まずジョンの子供たちの命を救うことが何より大切だということを確認し、再び手を取り合う。
いよいよジョン自身が追い求めてきた夢が現実のものになる喜びを実感しつつあったが、、、、、。何とその希望を打ち砕く残酷な知らせが飛び込んできたのだった。
解説(allcinemaより拝借)
「ハムナプトラ」のブレンダン・フレイザーと「インディ・ジョーンズ」のハリソン・フォード共演で贈る実録ヒューマン・ドラマ。治療法もない難病に冒されてしまった我が子のため、頑固な天才研究者とともに自ら新薬開発のベンチャー企業を興した実在のエリート・ビジネスマンの奮闘の記録を綴る。監督は「ベガスの恋に勝つルール」のトム・ヴォーン。
メディア | 映画 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント) |
初公開年月 | 2010/07/24 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | G |
2009年の秋、ジョン・クラウリー一家。
メ―ガン12歳、パトリックは11歳。今もポンぺ病と日々闘い続けている。
原作: | ジータ・アナンド | |
『小さな命が呼ぶとき』(新潮社刊) |