銅版画制作の日々

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世界の果ての通学路(2012)

2015-03-12 | 映画:ミニシアター

 僕らの希望をつなぐ旅。

京都シネマにて鑑賞。鑑賞から随分時間が経ってしまいました。相変わらず体調不良が続いております。この作品は公開時観られず、今回再上映となり、何とか観に行くことが出来ました。

それにしてもどの話も凄いです。一番の長さはなんと片道4時間かけて歩くというのですから、いやあ感心してしまいます。頭が下がりますね。えらいなあと、、、、、。私だったらこんなしてまで行かないかも(笑)

また単に平坦な道を歩くわけでもありません。かなりきついし危険も伴うわけですよ。命がけな通学です。それでも勉強したいというそれぞれの子供たちの心意気にほんまに感心するばかりです。

あらすじ(MovieWaklerより)    ネタばれ含みます。未見の方読まないで下さい。

☆4つの感動的なお話

ケニアのジャクソンはサムブル族の11歳の少年。まだ見たこともない飛行機のパイロットになって、世界を見ることを夢見ている。長男でしっかり者の彼は毎日、6歳の妹サロメを連れて、ゾウやキリン、シマウマなど野生動物が出没するサバンナを小走りで、15km、2時間かけて学校に通う。毎年、4、5人の子どもがゾウの襲撃によって命を落とす。両親は2人が無事に学校に通えるよう、毎朝お祈りする。

 

アルゼンチン、アンデス山脈の人里離れた牧場で暮らす11歳のカルロスは、6歳から馬に乗ってパタゴニアの山々や美しい平原を通り、18kmの道のりを1時間半で通学する。今は5歳下の妹ミカイラと一緒だ。2人が乗る馬のキベルトとは大の仲良しで、石ころだらけの崩れかけた道を進めるのも、変わりやすい山の天候をものともせず通学できるのも、冷静沈着なキベルトのおかげだ。カルロスは愛する故郷に貢献できる獣医を目指している。

 

3000m級の山が連なるモロッコのアトラス山脈の中心部、イムリル谷近くの辺境の地に生まれたベルベル人の少女、ザヒラ。12歳の彼女は、家族のなかで初めて学校に通う世代で、字が読めない祖母や両親は、医師を目指す彼女を全力で応援している。ザヒラは全寮制の学校“アスニの万人のための教育”に通っている。毎週月曜日の夜明けに起き、友達のジネブ、ノウラと一緒に22kmの道を4時間かけて歩く。金曜日の夕方、3人は同じ道を歩いて家に帰る。

 

インド・ベンガルの13歳の少年サミュエルは、未熟児で生まれたため足に障害がある。そこで、2人の弟が急ごしらえのオンボロ車椅子に彼を乗せて、1時間15分かけて4kmの道のりを通学する。近道しようと川を渡れば車輪が砂にはまって立ち往生したり、人通りの多い道で車輪が外れて動けなくなったり、3人は毎朝トラブルの連続だ。しかし、彼らは困難も貧乏も笑い飛ばす強い絆で結ばれている。サミュエルは、同じような障害をもつ子供を助けるために医者を目指している。

 

特にインドの少年、サミュエル君兄弟は何とも微笑ましいものがありましたね。悪路を兄のために一生懸命サポートする姿は涙をそそりました。

今回ももう少しで見逃すところでしたが、重い腰を上げて観に行った甲斐がありました。色々な場所で頑張っている子供たちがいるんだと思うと体調不良だとぼやいている私、もう少し頑張らねばと思いました。ということで凹んでいる場合ではありませんね。子供たちの大きな希望にも少し勇気付けられたかも・・・・・。それぞれの子供たちの夢が叶うことを祈るばかりです。

解説(allcinemaより)

「マサイ」のパスカル・プリッソン監督が、危険な道のりを毎日何時間もかけて学校に通う子どもたちの通学風景に密着した驚きと感動の教育ドキュメンタリー。アフリカのサバンナや南米のパタゴニア平原など世界中から選りすぐった過酷な通学路4つを紹介し、苦労してでも学校に通い続ける子どもたちとその家族の思いと教育の意義を見つめていく。

メディア 映画
上映時間 77分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(キノフィルムズ)
初公開年月 2014/04/12
ジャンル ドキュメンタリー
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.sekai-tsugakuro.com/

 

 

 

Comments (2)
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