銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

プロヴァンスの贈りもの☆ラッセル・クロウ&リドリー・スコット

2007-08-31 | 映画:シネコン

 陽光ふりそそぐプロヴァンス。

思いがけない休暇から、とびきりの恋が生まれた

すべてのひとを魅了する、この夏いちばんのロマンティック・ラブストーリー。

 

8月13日、MOVX京都にて鑑賞。「トランスフォーマー」鑑賞前日に観た作品です。「グラディエーター」でタッグを組んだ、リドリー・スコット監督とラッセル・クロウが再びタッグを組んだのが、ラブストーリー今までのイメージからがらっと変わったので、ちょっと驚きですね。ラッセル・クロウも肉体派って感じだったので、これもまたびっくり

プロヴァンスといえば、南フランス、ふりそそぐ太陽という明るい土地のイメージですね。時間がゆっくり過ぎてゆくようなのんびりした気分になれそうな・・・・・。

 

人生には休暇が必要ーーーー。でも、もっと必要なのはワイン!!

 

イギリスで多忙な毎日を送るマックス(ラッセル・クロウ)。マックスは亡くなったヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)の遺産を相続するために、プロヴァンスを訪れる。そこで、偶然マックスはレストランをきりもりするファニー(マリオン・コティヤール)と出会うことに・・・・。

ヘンリーが愛したシャトーとぶどう園。少年時代のマックス(フレディ・ハイモア)は毎年のヴァカンスをここで過ごしていたのだ。相続の手続きを済ませ、とんぼ返りするつもりでいたマックス、ところがハプニングに見舞われ、この土地で休暇を取る事に。滞在を重ねるうちに楽しかった幼い日の記憶が次々とよみがえり、彼の心はゆれる何よりも心みだされたのは、ファニーの存在だった

 

ラッセル・クロウがコミカルに演じるのは見ものこけたり、プールに落ちたり 、転がったりフィジカルなギャグも決まっているなんでも、ラッセルはの人気子役出身だとかコメディも結構いけるはずなのかも・・・・。

 

ところで、リドリー・スコットが何故?ワインを映画にと思ったら・・・・実はプロヴァンスに彼のぶどう園があるそうです。なるほど納得そしてこの映画の原作本作者、ピーター・メイルは、リドリー・スコットと30年来のお友だちだそうです。

 

お話の続き・・・・・。

 

いよいよ手続きを終えたマックスは、ロンドンに戻る日が来る惹かれあいながらも、マックスとファニーは、人生の価値観の違いから別々の路を歩みはじめようとするのだが・・・・。プロヴァンスでの幾つものが、彼を変えようとしていた。

お話の途中、ヘンリーおじさんの隠し子も現れたりして何か遺産相続の件も怪しくなったり。またぶどう園の使用人夫婦との絡みも色々とあったり・・・・。面白くて楽しい映画です。

マックスの少年時代を演じたフレディ君、「チャーリーとチョコレート工場」などで活躍の名子役。なかなかいい味出していました。

 

 

プロヴァンスに行ってみたくなりますね撮影はプロヴァンス中央北部に位置するリュブロンにある実在のシャトー“ラ・カノルグ”で行われたそうです。数々の美しい村もフィルムに収められることに成功

 

追記:テレビで、おすぎが言ってたけど、子役のフレディ君があんなに可愛いのに、大人になったら、ラッセル・クロウのような男性に成長するのは、無理があるように思うと話してました。なるほど言われると、そうかもしれません。ジュード・ロウなんかどうでしょうね?ロウつながりで

 

続追記:MOVXの会員になると、60ポイントたまると、1本無料で鑑賞できます。「プロヴァンスの贈りもの」はポイントためて無料で鑑賞ポップコーンもついてきました。

 

 

プロヴァンスの贈りもの 映画のサイト他も紹介されています

 

 

 

 

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トランスフォーマー★(変身)キャラクターの元祖は日本の玩具!

2007-08-29 | 映画:シネコン

    

未知なる侵略は<トランスフォーム=変身>から始まる

 

8月14日、MOVX京都にて鑑賞。マイケル・ベイ(監督・製作総指揮)とスティーブン・スピルバーグ(製作総指揮)がタッグを組んだ壮大な作品なんでもこの“トランスフォーマー”は日本の玩具会社タカラトミーが作ったロボットキャラクターだそうで。スピルバーグ自身もそうだが、彼の子どもさんたちもこの“トランスフォーマー”で遊んだ。それだけ好きなだったので・・・・その題材を元に、実写の長編映画として観客に届けたかったという。

 

いやあ~日本の玩具を元にこの作品が製作されたなんて、嬉しいですよねなかなか見ごたえあります。個人的には結構好みですね。画面で動くロボットの迫力や展開の凄さに、観終わった後むちゃくちゃ疲れましたが

 

あまりメジャーな俳優さんは起用されていません。主役のサム役のシャイア・ラブーフもごく普通の感じです。スピルバーグ曰く、一般人的なイメージを持っていて、誰もが学校で見かけるような外見、道端で何か落したら、拾ってくれるようなタイプだと話す。

 

さてさて、マイケル・ベイが過去に描いてきた作品だが・・・・。

アルマゲドンでは 宇宙から飛んできた隕石の衝突で地球の終わり徹底的な描写で描いた。

宇宙戦争では異星人の地球侵略を人類が初めて体験する未曾有の恐怖を描いた。スピルバーグとタッグを組んだ作品

そして今回の“トランスフォーマー”再びスピルバーグとタッグを組んだ作品だ。未知の存在、金属生命体は地球上のあらゆるテクノロジーをトレースし、部品の一つ、一つまでをコピーするそしてその生命体が変身した機械は必要に応じてより攻撃的な形へと<トランスフォーム>する。

また今回、これまでのCG技術ではなく、驚異の映像世界が展開されるスタッフは世界最大、最高のVFXファクトリーであるILMを核とした総力スタッフを集結した(ということだそうですが、ワケわかりません)とにかく、視覚効果や特殊効果などの一流スタッフを集めたということらしい。

 

新鮮な“次世代スター候補生”の起用

 

サム役・・・・シャイア・ラブーフ。 今年公開された「ディスタービア」で主演第2作目が全米で初登場から3週間連続興収第1位を獲得来年公開予定の「インディ・ジョーンズ4」の出演も決まっている。

 

ヒロイン:ミカエラ役・・・・・ミーガン・フォックス 13歳の時、賞を取ったことがきっかけで、本格的に女優やモデルの仕事を始める。主にテレビドラマで活躍映画はこれが2作目。次回作は、キルスティン・ダンスト、サイモン・ベッグらと共演のコメディ。

 

米陸軍大尉 レノックス役・・・・ジョシュ・デュアメル 25歳のとき、モデルとしてスカウトされ、GAPのCMやミュージック・ビデオに出演。そのことがきっかけで、俳優の道を志す映画・テレビの活躍で、昨年の「ピープル」誌の“50人の最高に美しいピープル”の一人に、ジョージ・クルーニーやジョニー・デップと並んで選出された

 

プログラマー、マギー役・・・・・レイチェル・マドセン、オーストラリア生まれ、シドニー大学で歴史・政治を学ぶ傍ら、舞台に立ち、俳優業を志すキャリアのスタートは04年のテレビムービー、05年にはアメリカで「ダイナスティ」などに出演。今後の作品は初主演となるハリウッド・ホラーが控えている。

 

個性派・ヴェテラン・演技派も出演

 

 

米空軍技術軍曹 エップス役・・・・タイリース・ギブソン 03年「ワイルド・スピードX2」などに出演。

 

 

国防長官 ジョン・ケラー役・・・・・ジョン・ヴォイト 舞台俳優として活躍、69年の「真夜中のカーボーイ」でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。「チャンプ」79年、「パールハーバー」04年、78年「帰郷」でアカデミー賞主演男優賞を獲得

 

 

シモンズ捜査官役・・・・ジョン・タトゥーロ 監督スパイク・リーやコーエン兄弟の作品の常連俳優として知られている。スパイク・リー作品「ドゥ・ザ・ライト・ジング」89年コーエン兄弟の作品では「ミラーズ・クロッシング」90年などに出演。

 

彼らは既に侵入している。身近な物に入れ替わって・・・。

STORY

時代は1897年までさかのぼる。南極で、1人の探検家がクレパスに落下そのときのアクシデントで失明このことは、やがて人類を未曾有の恐怖に巻き込むことになる現象の全ての始まりだった

 

2003年の火星探査機「ビーグル2号」に隠された事故の裏には、NASAが封印した最後の交信として残された映像があったそれは未だかってない地球侵略を防ぐ事ができた人類への唯一の警告だった。(のに・・・・・。)

 

 

やがて、未知の惑星からあらゆるテクノロジー機器に姿を変えられる金属生命体は、地球へ到達する秘された目的のために、一斉に<トランスフォーム>を始める

 

地球に着いた彼らは、CDプレイヤー、デジカメ、携帯電話という小さなものから  などの乗り物まで、多種多様なマシンに変身。やがて目的を果たす時が近づく

 

灼熱のカタールで、アメリカ都市で、エアフォースワンの機内で想像を絶するトランスフォーム現象が始まるそして見たこともないロボット状の形へとトランスフォームし、立ち塞がる人類を攻撃開始した~~~

 

彼らは、アメリカのとある地方都市に住む16歳の少年の存在を知る。彼の名前はサム、彼の祖先こそ、南極で失明した探検家。彼らが捜し求める秘密の一端をそうとは知らず、手にしていたのだ。

 

あちらこちらで起る攻撃は、益々激しくなるFBIもペンタゴンですら、彼らの前では無力だ瞬時に姿を変えることができる彼らの目的とは??そして何故?地球が選ばれたのか??彼を止めることは出来ないのか?

 

 

玩具がビッグなサマー・ムービーにトランスフォームする

 

危険を顧みない身体を張ってのアクションの連続

 

自慢じゃないけど、ミーガンと僕がやったアクションを俳優の90%はやれないだろう。15建てのビルの屋上からワイヤー1本でぶら下がるなんて。しかも下はアスファルトしかない。正気じゃないよ(シャイア・ラブーフは語る)

 

スタントなしの想像絶するアクションには言葉もでません。映像以上に出演者の皆さんは、大変だったようですね。スピルバーグ&マイケル、やっぱ凄い~~~

 

トランスフォーマー 公式サイト

 

 

 

 

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オーシャンズ13!豪華キャストだけれど・・・・。

2007-08-27 | 映画:シネコン

  

8月10日、MOVX京都にて鑑賞。実は過去の作品はすべて未見の私ですキャスト陣が、あまりにも豪華なので観なきゃ損かなと思い、行って参りました。

 

オーシャンズとは?天才的な頭脳犯、変幻自在の詐欺師、凄腕のハッカーから爆破のスペシャリストに至るまで、その道では誰にも負けないワザを持つプロフェッショナル集団ジョージ・クルーニー扮するダニー・オーシャンが率いるチーム。

さて今回の目的は?というと、仲間のリベンジ最古参のメンバーが、信じていた相手に裏切られ死の淵に追い込められたあまりにも卑劣な手段で嵌められた仲間のかたきを討つために、史上最強犯罪ドリームチーム“オーシャンズ”が始動するというお話です。

 

ターゲットは・・・・・カジノを有するラスベガスの超高級星ホテル。グラン・ドオープンを前に仕掛けられたのは二重の罠彼らを敵に回したら、ただの仕返しではすむわけがない仲間が受けた仕打ちの仕返しの借りは、13倍にしてきっちり返す今までのどのヤマより壮大にそして細かく練り上げた前代未間のリベンジ計画だ 金塊よりも、よりも、もっとデカい獲物を狙う

 

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デモン、アンディ・ガルシアという当代きってのハリウッドスターどのひとりをとっても、信じられないくらいの超スター、その人たちが集結するだけでも値打ちがあるかもしれないのにその上に今回は、新たに加わるのが、アル・パチーノとエレン・バーキン驚きいやあ~ギャラだけでも凄いことだよね。

 

監督もあのスティーブン・ソダーバーグまたまたこれも凄い「エリン・ブロコビッチ」、「トラフィック」でアカデミー賞受賞監督

 

 

それではもう少しお話を詳細に・・・・・。

 

ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)が率いる“オーシャンズ”のメンバー、ルーベン(エリオット・グルード)は生死を彷徨っていた世界を股にかけるホテル王、ウィリー・バンク(アル・パチーノ)と組み、ラスベガスに巨大なホテルを立ち上げようとした矢先、バンクに裏切られ、ホテルは乗っ取られるルーベンは失意のため、脳梗塞ルーベン危篤という知らせに、大金盗みを中断して、ラスティー(ブラッド・ピット)は駆けつける他の連中も病床のルーべのところへ・・・・。そして集まった“オーシャンズ”のメンバーの思いはひとつ、リベンジだ

 

ダニーは、バンクに警告ホテルの権利を返すほうが身のためだと・・・・。しかしバンクは平然と拒否獲得して、所有するホテルは皆最高クラス、豪腕富豪のバンクにとって、ルーベンや仲間はしょせん敵ではないと切り捨てたのである

 

そんなバンクにオーシャンズ。ルーベンのために、バンクの全て奪い行く今回はオーシャンズの因縁の宿敵でバンクの同業者ベネディクト(アンディ・ガルシア)を巻き込んで、壮大なリベンジを計画が始まる

 

ストーリーは結構分かりやすいけど、いまいち乗れないのは何故なんだろういままでの作品を観ていないからか????こんなに豪華キャストの上、監督も凄いのに・・・・。私はこういうギャングものがあまり好みではないのかもしれない。途中また状態となり、拍車をかけるように分からなくなってしまった鑑賞後も良かったという感動も無く・・・・。せめて最後までちゃんと観れたらと、後悔を残し、映画館を後に

 

 

ラストシーンの3人はなかなか決まっていますね

 

 

何と、ジョージ・クルーニーのお年は46歳だそうで・・・・。もっとおじさんかと思っていたら、結構若いのでそれにしても顔が濃~い ドン・チードルは、「クラッシュ」の方が良かった。アル・パチーノははまり役でしたね。お年いかれましたが。

 

 オーシャンズ13 ド派手なリベンジにしようぜ。

 

 

 

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ストーン・カウンシル★モニカ・ベルッチ対カトリーヌ・ドヌーヴ

2007-08-26 | 映画:ミニシアター

 闇が目覚める

 

8月7日、京都みなみ会館にて鑑賞。7月31日より、7回限定上映ということで、早速観に行ってきました。

 

“イタリアのと呼ばれ、「マレーナ」 「マトリックス」シリーズ、「ブラザーズ・グリム」等で世界的な活躍を続けるモニカ・ベルッチが最新作「ストーン・カウンシル」で演じるのは秘密結社の魔手から子どもを守るため、なシングルマザーのローラ。従来の妖艶なイメージを一新し、全編ほとんどノーメイクで激しいアクションに挑み、新たな魅力を発揮している一方、ミステリアスな心理学者シビルを演じるのは、カトリーヌ・ドヌーヴ。フランスを代表するスターとして数多くの作品に出演している。近年も「8人の女たち」「輝ける女たち」それから、「キングス&クイーン」にも出演している。精力的に活躍を続けている。

 

原作“フランスのスティーヴン・キング”の異名をとり「クリムゾン・リバー」が世界的なヒットを記録したジャン=クリスト・グランジェ。独特の幻想的な世界観、巧妙な物語で観客を惑わすストーリー展開、またスピード感あふれるアクション描写で“グランジェワールド”が展開される。監督はフレンチ・スリラーの旗手ギョーム・二クルー。

 

あらすじ

ローラ(モニカ・ベルッチ)は、養子としてモンゴルから連れ帰った息子のリウ=サンとともに、パリで暮していた。リウ=サンの7歳の誕生日が近づいた頃、、彼の身体に不思議なアザが現れるそしてそれをきっかけに、母子の周囲で奇妙な現象が起きはじめた幻覚の中でローラを襲う、不気味なや鷲。悪夢に襲われた、リウ=サンは聞いた事も無い言語を口走るローラは調査をはじめるが、秘密を知る関係者は次々と殺されてしまうそしてついにローラは、恐るべき結論にたどり着く。モンゴルの伝説によれば、100年に一度神秘の力を持つ“神の子”が生まれるというのだそしてその子どもを殺した者は、永遠の生命を得ると・・・・。呪術師たちは、“ストーン・カウンシル”を結成し、“神の子”の誕生を待ち続けていた。リウ=サンこそが、その“神の子”というわけだ。その真相の気づいたローラだが、すでにリウ=サンは連れ去られた後だったローラは息子の跡を追いモンゴルに旅立つが・・・・。モンゴルの秘境“禁断の地”にその秘密は眠っていた・・・・。さてこの結末は????

 

 

   

 

 

フレンチ・ホラーを観るのは初めてですが。設定がフランスからモンゴルへと展開するところに意外性を感じます。ラスト近くでは、謎の化け物も登場したり・・・・。シリアスな現実的なホラー・ストーリーなのにハリー・ポッターのようなファンタジック的な要素な場面もちょこっと。しかしその辺はちょっと中途半端な気がして・・・・。拍子抜けしてしまいましたが。

 

 

ストーン・カウンシル 詳細はフランス映画際2007公式サイトを見てね

 

 

 

 

 

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魔笛♪シネマオペラの誕生!でも私は((+_+))

2007-08-25 | 映画:ミニシアター

 

映画史に残る傑作シネマオペラの誕生

 

8月2日、京都シネマにて鑑賞。あちらこちらでこの映画の宣伝をしています。オペラは苦手でも映画だし・・・・。どんなものかななんて思い、観る事にしました。時間にして2時間20分です。何と最初から歌いまくりです。高くて声量もあって、いやあ~~凄い歌唱力にはセリフはほんの少しだけありますが、ほんまにちょっと。最初から最後まで歌・歌・歌~~~

 

クラッシックの巨匠モーツアルト、生涯集大成として作り上げたオペラ「魔笛」。魔法の笛に導かれて出会ったたちの奇跡の愛の物語は豊かな娯楽性と華やかな音楽色に彩られオペラ史上の金字塔として、2世紀を越え世界中で愛され続けられてきた。そのマスターピースを、シェイクスピア劇を映画に甦らせた英国の天才、ケネス・ブラナー監督が完全映画化

 

舞台を第一次世界大戦前夜のヨーロッパに移し、斬新なストーリー・テリングと驚異のビジュアルマジックによって至高のシネマオペラを誕生させた。

 

序曲からフィナーレまで全曲を贅沢に盛り込み、人々を壮大な音の世界に導くのは世界が認める音楽監督ジェイムス・コンロン。出演は当代随一のモーツアルトの歌い手といわれるザラストロ役のルネ・バーべ以下、世界最高峰の歌手が集結。モーツアルトの華麗なるナンバーを、いきいきと歌い上げる。制作費何と35億円をかけた(どへぇ~~)贅沢なシネマオペラらしい。

 

オリジナルの「魔笛」は、実は時代や地域はあいまいにされているようである。お話も、かなり筋の分かりにくいものらしい。前半は王子によりお姫様の救出劇のように始まる。ところが誘拐した悪人ザラストロは、実は賢者であり、主人公たちに試練を与えて、正しい道に進ませるという具合に、善と悪の設定が入れ替わるというもの。ザラストロの神殿で行われる儀式は、実際モーツアルト自身が属していた秘密結社、“フリーメーソン”の影響だと指摘されている。半ば破綻したようなストーリーである。それゆえに「魔笛」は色々な解釈を許す傑作となったといえる。

 

ケネス・ブラナー監督は、初めにも書いたように、時代設定を第一次世界大戦に読み替えている。この読み替えは一般的によく行われる事らしい。ケネス・ブラナー独自の「魔笛」は、愛と憎しみ、戦争と平和、生と死、光と闇などの対比がはっきりと描き出されている。ある意味、普通のオペラより、分かりやすい。
(飯尾洋一・コラムより抜粋)

 

オペラを少しでも多くの人に観てほしいというケネス・ブラナー監督のもあるのだろう。それゆえに、分かりやすくて、馴染みやすい作品を作ったのかなと思うが・・・・・。私はどうも、受け付けられず・・・・。まずあの歌声を聴きながら、映画を鑑賞することがしんどかった。オペラ好きの方にとってはたまらない作品なのだろうが・・・・。そんなことで、2時間20分は結構疲れた

 

魔笛・・・・・映画「魔笛」公式サイト

 

 

 

 

 

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広瀬ひかり銅版画展☆

2007-08-22 | 銅版画関連

赤いキノコ 42,7×30,3㎝

 

昨日、高槻まで「広瀬ひかり銅版画展」を観にいきました。私のHPの掲示板に案内を頂き、覗いたところHPには面白い作品が紹介されていて、ぜひ、ほんまものの作品を観たいと思い、行ってきました。技法はエッチング・アクアチント、カラー多色刷りというもので、細密に描かれています。その上、雁皮刷りだそうで、驚きです主に、かえるとキノコが作品に登場、金魚だけの日本画風の作品もあって、なかなか面白いです。興味のある方、ぜひ観に行って下さいませ。

 

場所:アート・デ・アートギャラリー 会期:8月1日(水)~8月26日(日)
                     時間:10:00~19:00

阪急高槻市駅で下車、徒歩5分 ギャラリーは美容室と一緒になったユニークな空間です。

 

     

会場の作品は、残念ながら撮影できず・・・・。会場の風景をぱちり。

 

広瀬ひかりさんのHPはこちらから

 

 

 

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図鑑に載ってない虫(*_*;生きて帰れるのかょ!?

2007-08-21 | 映画:ミニシアター

禁断のコメディが誕生

 

2005年に公開された『イン・ザ・プール』や『亀は意外と早く泳ぐ』で映画界に“脱力系”ブームを起こした三木聡、2006年にはテレビドラマ「時効警察」で高視聴率を記録し、「続時効警察」も好調なスタートだそうで・・・・。私は三木聡の作品はこれが初めてです。それにしても凄い監督なんですね

 

ということで、7月30日に京都シネマにて鑑賞。8月の鑑賞作品レビューまでもう少しだ頑張ろう~~

ルポライター“俺”(伊勢谷友介)が、謎の虫“死にモドキ”を探して旅をする途中、奇妙な人物たちと出会っていくというロードムービースタイルで描かれている。何が飛び出すか?予測のつかないマジカルサスペンスお話とは全然関係ない小ネタもあり。ちょっと真似の出来ない笑いのスタイルだとか

今回の主役は、あの伊勢谷友介、何でもコメディには出演しない彼らしいが、三木作品に惚れこみクールなイメージを一転笑いのために、“壊れる”ことに挑戦したらしい。そして相棒の“エンドー”役には「劇団大人計画」の松尾スズキ、そしてそして、この二人と行動をともにする元S・M嬢役サエコに「バベル」で一躍脚光を浴びたシンデレラガール、菊池凛子ちゃん。また、その3人に絡む2人は三木作品常連の岩松了とふせえり。その他、三谷昇(おひさしぶり!)笹野高史、片桐はいり、渡辺裕之、高橋恵子、そして何と水野美紀も登場(髭が生えていた~~ね)

 

かなりの豪華キャストだ。さてさてお話・・・・・フリーライター「俺」は「月刊黒い本」の美人編集長(水野美紀)から、仮死状態が体験できる“死にモドキ”を探し、死後の世界のルポをするように依頼される。もしルポの締め切りが間に合わなければ、編集長より半殺しにされるかもしれないのだ「俺」はしぶしぶ、相棒でアル中のオルゴール職人“エンドー”ともに当てのない“死にモドキ”を探しの旅にでる。手がかりは、以前“死にモドキ”探しをしていたカメラマン真島(松重豊)を訪ねるが不在!行方は分からず何とやくざ連中も、真島を探しているのだ(ヤバイ・・・・)

 

二人の道中には元S・M嬢のサエコも加わり、そしてさらに、ヤクザの目玉のおっちゃん(岩松了)、弟分のチョロリ(ふせえり)まで仲間に加え、見たこともない“死にモドキ”の手がかりを探す旅を続ける締め切りがだんだん迫る焦る・・・・。ルポは完成するのか????

 

感想・・・・・期待して鑑賞したが、全体に今ひとつという感じですネタも笑えるものじゃなかった。キャストの顔ぶれだけで、わくわくしていたんだけど・・・・。松尾スズキも、今ひとつな演技ちょっとしらけてしまうような感じ。彼の出演した他の作品、未見だし、分からないけど。その中でなのは、やはり岩松了ではないだろうか。彼も舞台で活躍している方だが、結構いい味出していたように思う。

 

ということで、この作品は私には理解できず・・・・・。三木聡監督の“脱力系”は合わないのかも。途中になりました。

 

映画「図鑑に載ってない虫」 公式サイト

 

 

 

 

 

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それでも生きる子供たちへ★子供たちの希望を!!パート2

2007-08-20 | 映画:ミニシアター


 

記事が書ききれないために、パート2を書く事にした。詳しくレビューを書く方がいいかな?なんて思い・・・・・。下記の写真の皆さんが、今回の映画に携わった、監督や企画の皆さん。


 


                    

残りの3つの物語の紹介

 

地球上で消えない紛争、彼らは生きるために助け合う。

『ジョナサン』 JONATHAN 監督:ジョーダン・スコット、リドリー・スコット/イギリス

 

      

フォト・ジャーナリストのジョナサンは、戦地に赴いた際に受けたショック で幻覚にうなされる。人生と今の仕事に 希望が持てずに現実逃避をしていたジョナサンは、森の中を散策していた。すると何処からか?子供たちの声が聞こえてきたその声を追いかけていると、何と自分自身も少年の姿に戻ってしまうそして森で子供たちと遊んでいるうちにたどりついたのは、がくだけ散った戦場の跡だった戦火のなかでも逞しく生きる少年たちと遊ぶうちに、ジョナサンは今まで見えてなかった戦場のもうひとつのリアルを体感する現実から逃げる事は良くないと思ったとき、彼はまた大人の姿に戻る。少年たちと別れを告げ、自らの足でだすのだった。

 

子ども時代は神秘的だわ。でも残念な事に、年を重ねるにつれ、その魔法は消えて現実に支配される。子どもの頃のことは忘れたくても忘れられないのに。(ジョーダン・スコット)

今回の注目はジョーダン・スコットはあの巨匠である父、リドリー・スコットとともに仕事をしたことだろう。ジョーダンが脚本を書き終えた後、共同監督というかたちで、タッグを組んだようだが・・・・どうも父リドリーは、師匠的な役割だったらしい。やはり、そのほうがやりやすいのだろう。全て上手く運んだとこの後、早速別のプロジェクトが待っているようで、また親子での共同作品が近々観れるのでは?

ジョーダンがこの映画で伝えたいこととは・・・・子ども時代の賛辞にくわえ、本作を戦争カメラマンに寄せる抒情詩にしたかった。報道写真は、ニュース報道を見たり、読んでいるよりも、凄いインパクトがあるそんな彼らは、本当に多くのものを犠牲にしている。カメラマンの多くは、自分のために生きるのか?あるいは仕事のために生きるのか?という選択に直面しているのではないかと感じたそうだ。ジョナサンは苦悩の向うに子供たちの出会いがあって、ようやく前に進むことを決めた。まさに子ども時代の素晴らしさこそが、人生を変えるのかも

 

 

大人たちと互角に渡り合う、窃盗も辞さない子供たちの夢と現実。

『チロ』 CIRO   監督:ステファノ・ヴィネルッソ/イタリア    

少年チロはナポリ郊外からやって来た。街に巣食う大窃盗団の屁護の下で、金持ちから、高級品を盗んで生活している最下層の一人だ。相棒と一緒に、白昼堂々高級車の窓ガラスを割っては、運転していた男からロレックスを奪い去るそれをお金に交換するために、彼らが向かうのはボスが経営している移動遊園地一丁前にボスと張り合い交換ビジネスをやりあう。盗み・・・・悪い事だとわかっている。こんなことやっても楽しくないのも知っている。そしてまだまだ自分が子どもだという事も分かっている。だから彼らは遊園地閉園後、ボスを訪ねるのであった。ボスにささやかなをするために・・・・。

監督ヴィネルッソの少年時代がこの物語の着想となった。毎日が危険の連続で、子どもが絶対見るべきじゃない悲惨なものを彼自身、たくさん見てきたそうだ。そしてその悲惨な状況は、悪化の一途を辿っている大人が着るようなクールな服が着たい!ポケットには使いたいときに使えるお金を、いつも持っていなきゃいけない!そうなると、彼らは立派な消費者なわけだ。そしてお金を得るための願望は何と手段を選ばない悪の状況へと

 

 

路上で働く孤児と愛に飢えた少女。それぞれの悲しみと希望。

『桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)』 Song Song &Little Cat

監督:ジョン・ウー/中国

裕福だが、いがみ合う両親のもとで暮す寂しい目をした桑桑(ソンソン)は、母親に怒られお気に入りのフランス人形を車の窓から捨ててしまうそこに偶然通りがかった貧しい老人が、その人形を拾う。一緒に暮す孤児の小猫(シャオマオ)のために持ち帰る。彼女は大喜び大事に育ててくれるおじいさんに孝行をしたいと思う。そんなある日、おじいさんは市場のゴミ集めの最中にに轢かれてしまう。再び天涯孤独となった小猫は、子供たちを集めてこき使う親方の下で花売りの仕事をさせられることに・・・・。そんな小猫とは対照的な桑桑の母親は、愛の無い生活に疲れ果て自・殺を考えていた。あるとき、あのフランス人形が少女二人を不思議な運命で引き合わせる。その出会いは、二人の少女の子どもの命をせるのだった。

 

我々は世界の子供たちを救おうとしているが、本当は子供たちが我々を救っているのだ彼らの愛と強さが世界を変えて行くだろう!!等身大の二人の少女を起用した、ジョン・ウー監督。女優ではなく、本物の少女の起用を当初より考えていた。大勢の子供たちと面接をしたが、不可能だということに気づく。北京在住のプロデューサー、リー・シャオフンとリー・シャオワンが極めて似た境遇の少女を見つけてきたそれが今回の二人の少女、それぞれ同じような家庭環境だったので、リアルに演じられたのだと思う最終的なウーのメッセージは“希望”世界中の子供たちの希望を表現したかった。

 

 

という事で、2回に分けて、作品紹介しました。

子供たちは皆それぞれ一生懸命に、頑張って生きようとしています。その方法は色々ですが・・・・。悪の道を選ぶのはいけないとしても、厳しい現実に立ち向かうために、自分なりに生き方を選んでいるわけです。否定することばかりではダメなんだと痛感します。映画を鑑賞して、子供たちに、生きるパワーを私自身が貰ったと思います。

 

 

 

 

 

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それでも生きる子供たちへ☆ 生きる力を、子供たちから学んだ!パート1  

2007-08-18 | 映画:ミニシアター

厳しい現実の中、それでも生きる子供たちの輝く生命力

スラムは遊び場に。

ゴミ捨て場は冒険の場に。

まだこの世界に、希望はある

 

7月27日、京都シネマにて鑑賞。どうしても、観たかった作品だった。今の、日本の子供たちの現状は、虐・待やい・じ・めなどによって、自ら死を選んだり、殺されたり。

でもきっとこの作品を観れば、大人も子どもも、ちょっと考えを変えようかな?ときっと思うはずそんな勇気を与えてくれる物語。

両親の離婚、ストリート・チルドレン、H・I・V胎内感・染、少年兵士など、7つの国の子供たちの現実を、7つの国の監督たちが、ドラマチックに描く。

そういえば、子供の時って恐れを知らずに明るく生きていた劣悪な状況も新鮮な遊び場にしてしまうほどの想像力があって・・・・。大人だったらくじけてしまうような絶望感なときも、ただひたむきに、今日を生きる純粋な表情があるんだ7つの国の監督たちは、子供というなにものにも代え難い存在に敬意を表しまた哀れむことをせず、それぞれの国が抱える問題を、子供の目線と感受性を表現して、観客に問題意識を問う?というドラマが誕生したのだ。

 

7つの物語の紹介

 

マシンガンを握りしめる少年兵の、それでも無垢な瞳

『タンザ』TANZA    監督:メディ・カレフ/ルワンダ

 

夜明けとともに走り出す、子供たち、その手には、明らかに見合わない大きな銃があった。少年たちはルワンダで「自由」の名の下に強制的にゲリラ部隊に入隊させられた。その中の一人、タンザはまだ12歳。スニーカーが一番の自慢だ
親友が銃撃戦で倒れても彼らの戦いは終わらない。真夜中、時限装置の付いたを持ってに侵入するタンザ。彼の無垢な瞳の前に映った標的は、自分が憧れる学校の教室だった。

タンザを演じた少年は、ビラ・アダマ、メディが街を歩いていたときに見出した少年。映画に登場する子どもたちは、すべて街で探した子供たち。そしてこの中には、裕福な家庭の出身は一人もいない。彼らは親より多くの希望を持っていた。とメディは切なそうに付け加える。

 

盗みでしか生きられない親と子の、どこか滑稽な叙情詩。

『ブルー・ジプシー』 BLUE GYPSY 監督:エミール・クストリッツア/セルビア・モンテネグロ

窃盗の罪で投獄された15歳のウロス。出所を目前に控えた少年院で、悪・童との最後の時間を楽しんでいた出所したら、理髪店で働く、それが彼の淡い夢でも頭によぎるのは、外に出たときの非情な過去父は窃盗団で、子供たちに盗みを強要。ハッピーな看守と所員たちのに乗って、父と家族が迎えに・・・・看守たちに豪華なをする。出所したとたん、また窃盗団家族の大暴れが始まる以前と何も変わらない家族の状況にウロスがとった行動とは・・・・。

彼ら子供たちの自由は、大人が考えている自由と反対の意味を持つと監督は話す。金を使い果たしたとき、軽犯罪を犯すことで、刑務所に戻ろうとする。自由より、刑務所を好む社会的レベル人が多いことを知り、この作品を作った。

 

HIVの両親と娘の、愛情と苦悩、そして再出発。

『アメリカのイエスの子ら』 JESUS CHILDREN OF AMERICA


監督:スパイク・リー/アメリカ

ブルックリンに住むブランカは、お洒落にも敏感なティーンエイジャー。厳しいけれど愛情たっぷりの母と、兵役で負傷し今は飲んだくれた優しい父と三人で暮している。を買ってもらえない以外に不満なのは、色々な薬を飲まされることある日彼女はその理由を知る。彼女の両親はH・I・V感・染・者の上、麻・薬・常・習・者、そして彼女自身も感染していた。エ・イ・ズ・ベイビーと呼ばれ、い・じ・めにあうブランカしかし彼女に何の罪があるというのだろう?最悪の状況にある家族の唯一の望みは愛情があること。悩めるブランカは、ある保護施設を訪ねた。

スパイク・リーといえば、最近観たのは、「インサイド・マン」だ。「マルコムX」ではオスカーにノミネートされている、素晴らしい監督だ

今回の撮影は、リー自身が育って、今も住むブルックリンで行われた。ブランカ役の少女、ハンナ・ホドソンは彼の妹ジョーイが学校でドラマを教えているところで見つけたそうだ。

この映画はハッピーで陽気なものではないが、このテーマは話しておくべきものだと感じた。エ・イ・ズによって人が亡くなるということは辛い現実だけど、しかしまったく希望がないというわけではないラストでブランカは前向きになるというところがその希望に繋がるのだ。トンネルの向うには光があることを伝えたい。

 

廃品を拾って自活する兄妹、今日も宝探しがはじまる

 

『ビルーとジョアン』 BILU E JOAO 監督:カティア・ルンド/ブラジル

 

 

ブラジル、サンパウロ。エネルギー溢れる街、ファベーラ(貧民街)にに住むビルーとジョアンはまだ年端もいかない兄妹。鉄クズや段ボールなどのゴミを集めては換金し、小銭を稼いで暮している。ある時どんなものが高価で売れるかを学んだ二人は、リアカーを借りて、大都会に繰り出す。まるでレーシング・ゲームを楽しむかのように、道路を突っ切って走っていく

 

市場で空き缶を集めたり、大人を手伝ってみたり彼らの仕事(遊び)に定時はない。あっという間に夜が明けて、そしてまた夜が更ける今日も戦利品を持って、廃材屋へ急ぐのだが、リアカーがパンク果たして二人はお金を手にする事ができるのか

 

この映画を見て可哀想なんて思わないで欲しい。観客に見て欲しいのは、子供たちの力強さそしてそれを新たな視点で見ること。

 

生きるために、皆頑張って働く街、サンパウロには人力車が増えているそうだ。今回はその人力車引きの立場になってみたいと思ったと監督は話す。この二人もこの役の等身大で生きている子供たち。ジョアン役のアナウェイクは母とともに中心街のマーケットで、紙集めを手伝っていた。そしてビルー役のべラもリサイクルカートで街を走っていた。二人とも閉店後の夜間の農家が運んでくるマーケット近くで働いているのである。彼らのユーモア、エネルギー、創造性、そして登場する子供たちの途方もない個性だと・・・・。信じるものが壊れたら、どれも失ってしまうものばかり。子どもの力はほんまに凄いんだ

 

パート1はここで終了します 後3つの物語はパート2で紹介したいと思います。

 

 

 

 

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サイドカーに犬♪竹内結子復帰第一作

2007-08-15 | 映画:ミニシアター

あの夏、私の隣にはヨーコさんがいた。

 

7月24日、京都みなみ会館にて鑑賞。竹内結子、二年ぶりのスクリーン登場となった作品だ何か一段と綺麗になった気がする。出産したとは思えないくらい、体形も崩れていないよね。だ!!

 

《物語》たまっていた有給休暇を取ったとき、ふと思い出した。ヨーコさんと過ごした、あの日々。20年前の刺激的な夏は母の家出で始まった

 

不動産会社に勤める薫(ミムラ)は真面目に職務をこなしている30歳で独身の薫には、弟、透がいる。結婚することになった透は、薫に招待状を手渡しにやって来た。離婚した両親(古田新太・鈴木砂羽)も出席するという。たまっていた有給を取ることにした薫は、ふと20年前のあの夏のことを思い出した。

母は突然、を出た。その数日後、突然その女の人はやって来た!颯爽とに乗って・・・・。チャイムも押さず、に平然と上がりこんだ女の人は“ヨーコさん”という人だった。「驚かなくてもいいよ。ご飯つくりにきただけだから」と10歳の薫(松本花奈)にそう言った。豪快で自由奔放なヨーコに戸惑いながらも、次第に惹かれていく薫

 

 

ヨーコさんがおしえてくれたもの。
自転車の乗り方、コーラの味、キヨシローの歌
ヨーコさんといると、世界が広がる

 

父、誠に頼まれて来たヨーコ、それから、毎日のように夕食つくりに来た。父は夜になると、友人たちを呼んで、マージャンヨーコは台所で、タバコを吸いながら、を読む。そのかたわら、薫と透は麦チョコを食べながら、ゲームをしたり、宿題をしたりにして過ごす。そんな生活が当たり前になっていた。ヨーコは薫に、の乗り方やコーラの味を教えてくれる。ある夜、「百恵ちゃんのを探しに行こう」とキヨシローの歌をながら散歩することに。帰り道が分からず、父に迎えを頼む。サイドカーで父は迎えにやって来た。そんなサイドカーに乗った薫は何故か気持ち良かった

 

初めて見たヨーコさんの
そして一緒に行った、海辺の行楽地
最後のヨーコさんと思い出

 

 

父はヤバイ仕事に手を出してかけていたそれを食い止めるために、ヨーコは金の工面をした。そんなヨーコに腹を立てた父は「はもういらん」と言い出す。そのことでヨーコはする。薫が見たヨーコの初めてのだった。今もそのときのことを、薫は思い出す。泣き笑いの表情が印象的だった。父からもらった馬券を換金したヨーコは、薫に「夏休みに付き合ってくれる?」と誘う。大人にも夏休みがあるんだと知った薫。ふたりは海辺の行楽地にで向かう。一緒に亀の手という貝を採ったり、アイスクリームを食べたりした。そして、これがヨーコとの最後の思い出になる(yahoo映画より抜粋)

 

俊英作家:長嶋有と名匠監督:根岸吉太郎による豪華コラボレーション

 

10歳の少女は、ヨーコという女性と出会い、新しいことに出会う・・・・・。大人がダメだということも体験させてくれる。規制なんてナンセンスということも教えてくれた。日常の中での未知なる冒険を一緒にする薫にとっては、ヨーコの存在は大きいものだったに違いない。大人目線で薫と付き合うこともせず、対当に付き合うところも、凄い 自然体なヨーコの生き方はすべて何か素晴らしいこんな大人が沢山いるといいのにね。それにしても、竹内結子の演技も自然体だった

 

ユニークで豪華ななキャスト陣トミーズ雅、温水洋一、樹木希林、椎名桔平等

何と冒頭で伊勢谷友介も、出演していた。

 

「サイドカーに犬」オフィシャルサイト~あの夏、私の隣にはヨーコさんがいた。 

 

 

 

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