僕たちは忘れない。ぽっかりと空いた心の穴が愛で満たされた日々――
京都シネマにて鑑賞。かなり評価が高いこともあって平日にも関わらず多くのお客さんでした。かなりの期待度アップでしたが、う~ん私的には普通に良かったって感じですね。ものすごい感動ものかと思っていたのですが・・・・。意外に淡々としたものでした。
1970年代はゲイ、ホモとか障害にはかなり偏見が強かったのでしょうね。現在はそういう垣根は随分取り払われて、障害を持った人たちには住みやすい世の中になったと思います。移動支援や居宅介護など福祉の分野も充実しています。
もちろん家庭の機能が回らなくなったというケースにしてもフォローが入ったりして地域で生活できるというようになっているし、この数年でめまぐるしく変わってきています。
すみません!映画からかなり逸れてしまいましたが、、、、。ルディ役のアラン・カミングは初めて観ます。実力のある俳優さんのようですね。女装役もなかなか板についてました。歌も上手いし素晴らしいなあと思いました。
ルディのパートナーとなるポールとの出会いがもう少し丁寧に描かれているほうが良いんじゃないのかなあと、、、、。会ってすぐに恋に陥るというのは分かるのですが。何だかその過程がちょいと早すぎな。時間も限られているから仕方ないと思うんですが。少し物足りないような気がするのです。
マルコ少年と出会う場面ももうちょっと脚色してほしいような気もしますが・・・・。文句ばかり言ってすみません。でもお話しは素晴らしい家族愛で良かったと思います。偏見が強かった時代にこのような血のつながらない人たちが肩を寄せ合って家族として生きるということはなかなか難しいかったでしょうし。そんな大事な愛をゲイだからということだけで引き離すというのは酷いなあと思いました。
無償の愛がここまで描かれているということは大変大事なことだと思います。今のご時世、こういう事はないでしょうしね。そういう意味で良い映画に出会えたと思います。でも何だか物足りなさも感じたんです。もう少し上映時間が長ければもっと伝わるものも大きかったのではないでしょうか。
あらすじ(Moviewalkerさんより) ネタばれしていますので観ていない方読まないで下さい。
1979年、カリフォルニア。ゲイであることを隠しながら生きる弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)と、シンガーを夢見ながらショーダンサーとして働いているルディ(アラン・カミング)が出会う。2人はすぐ惹かれ合い、恋に落ちた。ルディが暮らすアパートの隣に、ダウン症の子ども・マルコ(アイザック・レイヴァ)と薬物依存症の母親が住んでいた。ある夜、マルコの母親は大音量の音楽をかけたまま男といなくなってしまう。翌朝、ルディが騒音を注意しに隣に乗り込むと、小さくうずくまって母親の帰りを待つマルコがいた。ルディは助言を求めてポールが働く検事局に行くが、ポールは家庭局に連絡してマルコを施設に預けろと言い捨てる。失望したルディがアパートに戻ると、マルコの母親は薬物所持で逮捕され、マルコはお気に入りの人形アシュリーを抱いたまま、強制的に施設に連れて行かれる。翌日、ポールはルディに昨日の言葉を詫びる。2人はお互いが歩んできた人生をそれぞれ打ち明け、さらに深い結びつきを確信する。その帰り道、家に帰ろうと施設を抜け出したマルコが夜の街を1人で歩いていた。ポールとルディはいとこと関係を偽り、マルコと一緒に暮らし始める。マルコは初めて学校に通い、ポールはマルコの宿題を手伝い、ルディは毎朝朝食を作り、眠る前にはハッピーエンドの話を聞かせて眠らせる。2人はまるで本当の親子のようにマルコを愛し、大切に育てた。ルディは、ポールから贈られたテープレコーダーでデモテープを作り、そのテープがクラブオーナーの目にとまってシンガーの夢を掴む。3人で暮らし始めて約1年が経ったある日、ポールとルディがゲイのカップルであることが周囲にバレてしまう。関係を偽ったことが原因でマルコは家庭局に連れて行かれ、ポールは仕事を解雇される。今こそ法律で世界を変えるチャンスだというルディの言葉に、ポールは法を学んでいたときの情熱を取り戻す。そして、マルコを取り戻すための裁判に挑む……。
邦題のチョコレートドーナツはマルコが好きだったからなんだね。
マルコのために母親役としてせっせと気を配るルディ。いつしかマルコも彼を慕う。
しかしその幸せは永遠に続くことはなかった。やがて引き離されることに。つらい場面でした。
解説(allcinemaより) 1970年代のアメリカを舞台に、世間の無理解と葛藤する一組のゲイ・カップルが、親に見放されたダウン症の少年と一つの家庭を築き、家族としての愛情と絆を育んでいくさまと、やがて少年を守るため、理不尽な差別や偏見に対して決然と立ち上がる姿を描いた感動のヒューマン・ドラマ。主演は「アニバーサリーの夜に」、TV「グッド・ワイフ」のアラン・カミング、共演にギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ。監督は俳優出身のトラヴィス・ファイン。監督作はこれが日本初紹介となる。メディア | 映画 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ビターズ・エンド) |
初公開年月 | 2014/04/19 |
ジャンル | ドラマ |
オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/choco/