銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ロボット(2010)◇◆ENDHIRAN

2012-05-31 | 映画:シネコン

     

ワケわからんが面白い!

好き度:=70点

Tジョイ京都にて鑑賞。

本当にわけがわかりませんが、面白かったです。何とインド映画としては破格の37億円を費やし製作されたそうです。

主演はインドのスーパースター、ラジニカーントという方、ロボット製作者バシーガラン博士とロボット チッティの2役を演じています。それにしても濃いキャラですね。

ダンスあり、アクションありととても賑やか 一応ドラマになっています。前半はドラマ中心ですね。でもそんなに難しくないので、気軽に観れる娯楽作品ですね。何といっても後半が凄いんです。

ロボット集団の驚異的な動きに唖然とするし、チッティの素早い走りにも目が回ります(笑)無茶苦茶な気もするんですけどね。


列車のボディを走る。凄い早さ!靴底にはローラが付いているみたいです。


博士の婚約者サナ役にはアイシュワリヤー・ラーイ。インド出身の女優、モデル。1994年のミス・ワールドらしい。現在38歳

どおりで綺麗だと思った。


ダンスもイケてるし。。。。。

あらすじ(goo映画より)

天才工学者バシー博士(ラジニカーント)は10年に及ぶ研究の日々を経て、二足歩行型ロボット、チッティ(ラジニカーント・2役)を生み出した。あらゆる点で人間以上の能力を持ち、命令に忠実に従うチッティは、人類の未来を切り開く偉大な発明となるはずだった。だが人間の感情をも理解するようプログラムされたチッティは、バシー博士の恋人サナ(アイシュワリヤー・ラーイ)に恋をしてしまう。チッティとバシー博士がサナをめぐって恋の火花を散らす中、板挟みとなったサナは、チッティの思いをきっぱりとはねのける。人間の感情を理解してしまったがために、深く傷つくチッティ。さらにはバシー博士の怒りを買ったチッティは、博士の手で廃棄処分にされてしまう。残骸を回収した悪徳工学者の手によって冷酷なターミネーターとしてよみがえったチッティは、バシー博士の目の前でサナを拉致、迫ってくる警官隊を難なく一蹴する。やがて占拠した研究所でチッティは自らのレプリカを量産し、最強のロボット軍を作り上げる。チッティとそのレプリカのロボット兵団は、今や世界の脅威になろうとしていた。バシー博士は愛するサナを救うためにチッティの機能を停止させようと命がけの行動に出る。しかしチッティ軍は、バシー博士の想像を超えるほどに進化し、街を恐怖に陥れる。何百体ものロボットが合体しフォーメーションを変えながら暴れ回るチッティ軍団の猛攻を前に、人間はなす術もない。世界がロボットに支配されるのは、今や時間の問題。ひたすら壮絶化するチッティの暴走を、バシー博士は食い止めることができるのか……。

 

 
最初はチッティ、とても正義感強くて、火災で逃げ遅れた人たちを助けるんです。何も被っていなかったらこんなロボット。

サナに恋したのが運のつき、結局博士に廃棄されたのがとんでもない方向へと、、、、。


ロボット相(人相)も最初とは変わってしまい、、、、、極悪さ満々 首がぐるぐる回るんです!

自分のレプリカを沢山作って暴れまくります。まるで大きな組体操みたいに、、、。ヘビのかたちになったりタワー化したり。


こんな風に球体化して警察の攻撃に立ち向かうのです。

 いくつもの銃を自在に操る。


向かうところ敵なしって感じ。スゴっ!

  
独特な映像感覚 とにかくインド映画、派手の一言です。

動画貼り付けましたので、是非ご覧下さい↓ 

 

 解説(allcinemaより)

インドのスーパースター、ラジニカーントの主演で贈る、インド映画史上最高の製作費にして最大ヒットを記録したエンタテインメント・アクション超大作。天才博士が開発した自分に瓜二つのロボットが、博士の恋人に恋してしまい、やがて世界の脅威となる大暴走を繰り広げるさまを、最新のVFX技術を駆使した圧倒的なスケールの映像でパワフルかつエネルギッシュに描き出していく。共演は「ミモラ -心のままに-」のアイシュワリヤー・ラーイ。

メディア 映画
上映時間 137分
製作国 インド
公開情報 劇場公開(アンプラグド)
初公開年月 2012/05/12
ジャンル SF/アクション/コメディ
映倫 G

 

 

 

オフィシャル・サイト
http://robot-movie.com/
 
 
 
 
 
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気がつけば、もう今年も半分過ぎようとしている!さて6月の気になる映画の紹介♪

2012-05-30 | 映画全般

早いもので、もう半年が過ぎようとしています。5月公開された作品もまだ半分も観れていない状況なので、6月公開の作品をどこまで観れるかどうかわかりません。

とりあえず5月の分を何とか観てしまい、それから6月の公開作品を観ようと思っております。

ということでとりあえず気になるもの、観たいものあげて行きます。

まずはシネコン上映作品から。

観たい→◎ 気になる→○ とりあえずチェック→●

ちなみに今日、噂のインド映画「ロボット」鑑賞して来ましたよ!レビュー&感想についてはまたこの後紹介したいと思います。

シネコン上映作品

6月1日~

バッドティ―チャ― キャメロン・ディアスが先生?!

君への誓い 

6月2日~

ジェーン・エア

◎私が生きる肌   ※5月26日公開ではありませんでした。

6月8日~ 

幸せへのキセキ マット主演、引っ越し先が動物園だったとか。

6月15日~

スノーホワイト

白雪姫だけど?

6月23日~

ワン・ディ 23年のラブストーリー

アン・ハサウェイとジム・スタージェス主演

ブレイク・アウト

ニコラス・ケイジ&ニコール・キッドマン初共演!

6月30日~

アメイジング・スパイダーマン

ピーター・パーカー役にアンドリュー・ガーフィールド

ラム・ダイアリー

ジョニ―は白塗りではありません。

ミニシアター

6月2日~

自決の日 三島由紀夫と若者たち

若松孝二監督。キャタピラーは結構好きだったので。

6月23日~

アンネの追憶

6月30日~

星の旅人たち あれ?サンジャックの道なの、、、、。

 以上締めて13作品、意外と少なかった。

 

 

Comments (6)
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キラー・エリート(2011)★★KILLER ELITE

2012-05-28 | 映画:シネコン

 彼らは、実在する?!本当に???

好き度:=50点 ちょいとおまけかな

ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニ―ロ、クライヴ・オーエンという三大俳優の共演とくれば、観ないわけにはいかないと前売りチケットまで購入して挑んだ作品でしたが、、、、。

正直わけがわからないというのが感想です。SASって?どんな部隊なのか。映画の中では頻繁にこのSASという言葉が飛び交います。何とか物語を把握しなければと見据えるんですよ。おぉ~英国の部隊みたいですね。

ジェイソン演じるダニーは殺し屋みたい。デ・ニ―ロ演じるハンターも同じく殺し屋でダニーの相棒であり先輩格のようです。それにしてもデ・ニ―ロって68歳らしいのですがよくぞここまでハードアクションに挑みますよね。ちょっとしんどそうにも思えましたけどね。

銃さばきはなかなかのもんでしたよ!

さて私のお目当てはやっぱりジェイソン。しかしいつものような切れのあるアクションは多くはありません。あ!一つありました。

椅子に縛られているのに椅子ごとアクションはちょっと見ものかな。これは一番凄かったですね。

やっぱりジェイソンの18番はこの凄いアクションですよね!これを観ないとジェイソン作品を観たという気にはならない。今回はまったくないわけではありませんが、単なるアクションものというだけですかね。

さてあらすじは以下の通り(goo映画より)

1980年、メキシコ。極秘ミッションに駆り出された殺し屋のダニー(ジェイソン・ステイサム)は、師匠でもあり良き相棒でもあるハンター(ロバート・デ・ニーロ)とともに、いつものように厳重な警戒を潜り抜け、リムジン内の標的を暗殺。しかし、同乗していた目撃者である10歳の少年に向かって引き金を引くことがどうしてもできなかった。

自身の限界を悟ったダニーは、危険な稼業から足を洗う。1年後、オーストラリアの農場で恋人と静かに暮らしていたダニーの元に、ハンターのポラロイド写真が届く。ハンターは“SASの精鋭を事故に見せかけて殺せ”という危険な仕事に失敗し、捕虜となっていた。ダニーはやむを得ず、ハンターが遂行するはずだったこの不可能なミッションを継ぐため、仲間たちを招集。だが、元SASの隊員スパイク(クライヴ・オーウェン)は彼らの不穏な動きを敏感に察知していた。その背後には“フェザー・メン”と呼ばれる謎の組織の存在があり、ダニーへの包囲網は確実に狭まっていく。そして、影で暗躍する謎の“エージェント”の存在。敵の予期せぬ奇襲。徐々に動きが制限される困難な状況下、ダニーは決死の行動に出るが、その先には予想もしなかった事実が存在していた……。

 
久しぶりに見たクライヴ・オーエン。
ジェイソンとは敵対関係だというのは分かるのだが、一体彼は何者?って感じで最初は理解出来ず(汗)
帰って調べたら元SAS隊員、「フェザーメン」のメンバーでした。名前はスパイクで~す。

絡みも複雑でその上この作品、やっぱり分かりずらいもんで、、、、。正直入り込めない。誰が何のために?という部分も分かるところもあればそうでない場面もあったり。

ダニーは依頼どおりミッションを終了したもんでこれで終わりかと思ったら、まだその先がありました。なんのこっちゃ!実は殺さなければならない人を間違ったとかでやり直しという話で、、、、。再び恋人と出かける羽目に。

 

こういう展開はしらけますよね。

 
そいでもって再度ミッション成功??ところがこれも、、、、。

行ったり来たりの繰り返しでどうにもこうにも。う~んこれはいけません。ハギレ悪過ぎ。

やがてダニーはクライアントの度を越した要求に怒りを抑えきれなくなり、スパイクもフェザーから作戦の中止を命じられる。お互いに使い捨て状態となる。このあたりで2人の距離感は狭ばるというラストに、、、、。ちょっと都合の良い終盤となる。

解説(allcinemaより)

イギリス陸軍特殊部隊(SAS)に所属した経歴を持つ著名な冒険家ラヌルフ・ファインズの同名ベストセラーにインスパイアされた物語を、ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロの豪華競演で描くサスペンス・アクション。監督はCM業界で活躍し、これが長編デビューのゲイリー・マッケンドリー。

メディア 映画
上映時間 117分
製作国 オーストラリア/アメリカ
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2012/05/12
ジャンル アクション/サスペンス
映倫 PG12

オフィシャル・サイト
http://killer-elite.jp/
 
 
※前売りチケット購入しなければ良かった
 
 
 
 
 
 

 

Comments (3)
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少年と自転車(2011)◇◆LE GAMIN AU VELO

2012-05-25 | 映画:ミニシアター

 ただ、一緒にいてくれたら、それだけでいい。

好き度:+8点=68点

京都シネマにて最終日鑑賞。

ダルデンヌ兄弟が贈る感動のヒューマン・ドラマ。前作「ロルナの祈り」がとても好きで、今回も楽しみにしていました。

内容はかなり深刻なものですが、意外に映像から受ける印象は優しくて明るい雰囲気です。「ロルナの祈り」とはまったく正反対ですね。

監督の話によると撮影をしたのが夏だったそうで、木々の緑や太陽を映し出したことが今回の作風をとても軽やかになったのだと、、、。

この映画のポイント→自転車 少年の人との繋がりを意味している。自転車で出会う人たちとの関わり。つまり自転車が少年の生きる糧の一つなのでしょうね。

哀しいときも嬉しいときも少年は自転車のペダルを踏みこみ力一杯走ります。その時々で表情を変えて走る少年の姿は印象的でした。

 父親探しをするときも自転車で、、、、。

自転車を奪われたり、取り戻したりとアクティブに動く少年の姿も何ともいえず。

さてお話は、、、、。(goo映画より)

シリル(トマ・ドレ)は、もうすぐ12歳になる少年。彼の願いは、自分を児童養護施設へ預けた父親(ジェレミー・レニエ)を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。電話が繋がらない父を捜すため、学校へ行くふりをして父と暮らしていた団地へと向かうが、呼び鈴を押しても誰も出ない。探しにきた学校の先生から逃れようとして入った診療所で、美容院を経営する女性サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)にしがみつくシリル。“パパが買ってくれた自転車があるはずだ!”と言い張るが、部屋を開けるともぬけの殻。ある日、シリルのもとをサマンサが訪ねてくる。シリルの話を聞いて自転車を探し出し、持っていた人から買い取ってくれたのだ。“乗っていたそいつが盗んだんだ!”と憤るシリル。サマンサに週末だけ里親になってもらうことを頼み込み、一緒に過ごしながら、父親の行方を捜し始める。自転車の売り主はガソリンスタンドにあった“自転車を売る”という貼り紙を見て、手に入れたという。大切にしていた自転車を売ったのは父親だったのだ。貼り紙から住所を探し出し、ようやく父親と再会するシリル。

 「ロルナの祈り」ではドラッグ中毒役だったジェレミー・レニエが父親役。

父親は“お金がなくて迎えに行けない”と弁明する一方で、密かにサマンサに“重荷なんだ。会いたくないと伝えてくれ”と頼む。しかし、サマンサは、自分で告げるよう父親に言う。“もう会いに来るな”との言葉を残して、扉を閉める父親。これをきっかけに、サマンサはそれまで以上に真摯にシリルと向き合い始める。恋人との間に軋轢が生まれるほどに、彼女はシリルを大切に思い始めていた。どうしようもなく傷ついた心を抱えるシリル。ふたりの心は徐々に近付いていくかに見えた。けれど、ふとしたことで知り合った青年との関係が、シリルを窮地に追い込む……。

主演のシリル役にはオーディションで選ばれた新人トマス・ドレ君。等身大の悩める少年を見事に演じていました。

やっと見つけ出した父に追い返されるシリルは、自分がなぜ拒絶されるかわからず思わず顔をかきむしるシーン凄くリアルでしたね。状況が理解できず、イライラをコントロールできないシリルを見事に演じていました。

そんな彼に“密売人”と呼ばれる年上の少年が接近して来る。シリルの喧嘩の仲裁に入ったその少年は上手く言い寄るわけです。


結局強盗を強要される。ところが被害者に顔を見られたのが運のつき。年上の少年はシリルをばっさり切り捨て。奪った金をもらったシリルはその金を持って父親のところに、、、、。金によって父が受け入れてくれると思ったが、父親は関わることを避けるのである。

何とも哀しい場面でした。結局のところシリルはサマンサによって救済されることに・・・・。

 
ここでも自転車はシリルにとって必要なアイテムなんですね。

ラスト近くの場面で強盗した相手の少年に逆に追い撃ちをかけられるというとんでもないハプニングがあります。追い撃ちをかけられた末、木の上から転落。よもや死んだのかと思ったら?

結局のところ何事もなくラストを迎えるという事に、、、、。これは何を意味するのか?単に人生色々ありってとこですかね。

解説(goo映画より)

「ロルナの祈り」のダルデンヌ兄弟が、日本で開催された少年犯罪のシンポジウムで耳にした“育児放棄された子ども”の話に着想を得て作り上げた作品。出演は、「ヒア アフター」のセシル・ドゥ・フランス、100人の候補者の中からオーディションで選ばれた新人トマ・ドレ。カンヌ国際映画祭で、審査員特別グランプリを受賞。

メディア 映画
上映時間 87分
製作国 ベルギー/フランス/イタリア
公開情報 劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月 2012/03/31
ジャンル

ドラマ

 
                                    ダルデンヌ兄弟

オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/jitensha/
 
 
 
 
 
 
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ダーク・シャドウ(2012)★★DARK SHADOWS

2012-05-21 | 映画:シネコン

好き度:+5点=45点

MOVIX京都にて鑑賞。

ティム・バートン監督とジョニー・デップが8度目のタッグを組み、1960年代に放映された人気TVシリーズを映画化。

皆さんの感想を読む限りはあまり評判良くないのですが、やはりこの目で確かめたいと思い、鑑賞して来ました。

は~い噂通りでした。コメディらしいのですが、あまり面白くなかったです。何処がいけないのでしょうか?あらすじもそこまで惹かれるようなものでもないし、ヴァンパイアものなので、怖さやエグさもあるのかと思ったらそこまでの衝撃も少なく、、、、。予告編で観ている限りではもう少し期待できそうな感じだったんですがね。

テンポも意外にゆるめで、最初からそんなに惹きこまれるものはありません。幸い眠気は来なかったのですが、このゆるめが眠気を誘っても仕方ないかなと思ったり。

せっかく豪華キャストなのに、何だかそれぞれの役があまり活きていないような気もします。ただ魔女役を演じたエヴァ・グリーンだけは結構力が入っており、熱演だなと思いましたよ。

 エヴァ・グリーン怪演

 ミシェル・ファイファー、残念ですよね。この人が魔女役とかそういう悪役を演じた方がむしろハマったのではないかなんてと思ったり。
それからクロエちゃんのこういう起用ももったいないような気がしました。あの不良ぽい役で出番が多ければね。とにかくもったいないなあと、、、、。

その他、ジャッキー・アール・ヘイリーもどうにかならなったのかな。惜しい気がします。

あ!そうそうあの懐かしいカーペンターズの「トップ・オブ・ザワールド」が突然大きな音で流れだす。ミスマッチのようなところが受け狙いのような、、、、。

 
ジョニ―は白塗りヴァンパイア。実は途中からエヴァ・グリーンの魔女によってヴァンパイアにされちゃったという役どころ。

そういえばスウィーニー・トッド」「アリス・イン・ワンダーランド」でも白塗りメイクのジョニ―。最近はお化粧していることが本当に多いです。念入りメイクで挑んでいるのに何故か全体にはインパクトが少ないし、怖さもそんなに感じないのは何故??

テイム・バートンとのコラボもそろそろマンネリ化のような気もするし、ここらで新しいジョニ―を見せて欲しいなあと思うのであります。

 
お棺といえばヴァンパイア。ワンシーンだけ見ていたら凄く怖そうに見えるんですけど。


そうそうこの人を忘れちゃいけない!バートン妻ヘレナ・ボナム=カーター(右)。今回はジュリア・ホフマンという役で登場
エリザベスに雇われた住み込みの精神科医

あらすじ(goo映画より)

1752年、ジョシュア・コリンズとナオミ・コリンズは幼い息子バーナバスと共に新たな生活を始めるため、アメリカに向けてイギリスのリバプールを出航した。しかし彼ら家族を苦しめる不可解な呪いからは、海を越えても逃れることができなかった。20年後、バーナバス(ジョニー・デップ)は、コリンズポートの町で、コリンウッド荘園の所有者となっていた。裕福でプレイボーイな彼は、使用人のアンジェリーク・ボーチャード(エヴァ・グリーン)を失恋させるが、実は魔女であったアンジェリークは、バーナバスを死よりも酷い運命に突き落とす。彼をヴァンパイアに変え、生き埋めにしたのだ。それから二世紀後、バーナバスは予期せぬきっかけで自分の墓から開放され、劇的な変化を遂げた1972年の世の中へと足を踏み入れる。彼はコリンウッド荘園に戻るが、かつて壮大で華々しかった彼の土地はすっかり朽ち果て、さらにコリンズ家の末裔は土地同様に落ちぶれ、それぞれが暗い秘密をひたすら隠して生きていた。コリンズ家の女主人エリザベス・コリンズ・ストッダード(ミシェル・ファイファー)は一家が抱える問題に対処するため、住み込みの精神科医ジュリア・ホフマン(ヘレナ・ボナム=カーター)を呼び入れる。ここには他に、エリザベスの弟ロジャー(ジョニー・リー・ミラー)、エリザベスの娘キャロリン(クロエ・モレッツ)、そしてロジャーの息子デイビッド(ガリバー・マクグラス)がいた。家族の不可思議な謎は血縁関係にない者たち、世話人のウィリー・ルーミス(ジャッキー・アール・ヘイリー)や、デイビッドの家庭教師ビクトリア・ウィンター(ベラ・ヒースコート)にも降りかかる。そんな中、バーナバスは、亡父の「唯一の財産は家族だ」という言葉を胸にコリンズ家の復興を目指すのだが……。

 
何処までもバ―ナバスを追いかけるアンジェリーク。惚れたが100年目?とは上手く言ったものだ。


押されて関係が出来ちゃったけど。このシーンもそこまで迫力なかったよね。

ついにバ―ナバスvsアンジェリ―クの運命の闘いが始まる。


コリンズ家危うし。クロエちゃん、狼少女化となるし。何だかちょっと無理っぽいような。

ラストは無難な展開?かな。最後は水の中のヘレナ・ボナム=カーター。死んだはずが?生き返る。これもありがちなオチのような。

解説(allcinemaより)

チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」はじめ数々のヒット作を送り出してきたジョニー・デップ&ティム・バートン監督のコンビが、200年ぶりに甦り、時代の変化について行けないヴァンパイアを主人公に描くダーク・ファンタジー・コメディ。原作は60年代後半に“ゴシック・ソープ・オペラ”と呼ばれ、アメリカで人気を博した同名TVシリーズ。共演はミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、エヴァ・グリーン、ジャッキー・アール・ヘイリー、クロエ・グレース・モレッツ。

メディア 映画
上映時間 113分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2012/05/19
ジャンル コメディ/ファンタジー
映倫

PG12


この映像はなかなかお洒落なんだけど。

 

オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Comments (14)
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ファミリー・ツリ―(2011)*THE DESCENDANTS

2012-05-18 | 映画:シネコン

 ハワイに暮らしていても人生は<楽>じゃない!

好き度:+8点=68点

久しぶりに東宝シネマズ二条へ、、、。 ジョージ・クル―ニ―、2度目のオスカーノミネートでしたが、残念ながら今回も叶わず。

ジョージ、51歳。そうかそれでいくと現実的に父親であってもおかしくないんだよね。さて父親役なんだけど、これがまた子供のことは妻にまかせっきりで、仕事一途の父親というところ。まさか妻があんな不慮の事故に遭わなければ子供たちの振る舞いにアタフタすることはなかったんだろうけど、、、、。

 娘が2人。下の女の子スコッティ。この子が結構ヤバい事を言ったり、友人に嫌がらせメールを送るもんで、、、。友人の親からクレームがついたり。その上反省の態度も見られないという有様で、娘を連れていき、平謝り(笑)とにかく何とか事を収めることに。
どう対応して良いか悩む父マットだ。

いきなり面倒をしょわなくてはならなくなり困ったマットの困り果てた状況が手に取るように分かる。だが舞台が常夏のハワイで何となくゆったりまったりしているせいかそんな切羽詰まった雰囲気ではない。むしろちょいとほのぼのしているという感じである。

そんなせいか半ばでちょいと寝落ちヤバいぜ。またやってしまったわひぇ~~!

さてそんなマット、今まで全て妻にまかせっきりだったものだから何も分からない。初めて深くて大きい溝が出来ていることに気づくのだ。
妻は頭を打って意識不明。意識が戻るかどうかも全くもってわからない。言葉をかけても答えてはくれない。

ということで全寮制の学校にいる長女を迎えに行くことにする。アレックスというのが長女だ。彼女は妻への疑惑や不信感のようなものがあるらしく妻には不満だらけの様子。そんな彼女が口にしたマットの知らざる妻の秘密をばらした。何と妻は浮気をしていたというのだ!!

動転したマットは、親友夫妻を詰問。すると、エリザベスは真剣に離婚を考えていたことを知る。追い打ちをかけるような事実。

ここからが驚き。普通浮気相手を見つけるべき決意をするマット。何とその相手探しをするために、2人の娘&ボーイフレンドを連れて浮気相手・スピアーのいるカウアイ島へと旅立つことに。

それは妻エリザベスのために浮気相手のスピアーに事故のことや現状について直接伝えようとしたのだ。

 

何となく違和感のある旅だけど、次第にこの旅で親子の間にあった柵がとれていく過程は見ていてホッとするような(笑)
またアレックスのボーイフレンドシドが何とも良い味を出していて何とも言えないものがあった。特に妻の父親との絡みはナイスであった。


アレックス役のシェイリーン・ウッドリーですが、スタイルも良く。格好良い女の子。これが映画初出演らしい。これからの活躍が期待大。
色々な映画祭で賞もゲットしているようです。


妻の父親(右)役には ロバート・フォスター。キャリアのある方だったんですね。ヘアスタイルがちょっと気になったけど。この人も70歳


そしてこの人マットの親戚ヒューにはボー・ブリッジス。ジェフ・ブリッジスのお兄さん。何と今年70歳

売却を前に、これで見納めになるかもしれないと、キプ・ランチへ彼女らを連れていく。そこは、雄大で神秘的な光景が広がる原野だった。

 絶景ですね。いつか行けると良いなあ~!

厳かにあたたかく包み込むような美しい自然を目にし、親子はしばし見とれる。翌日、スピアーに妻の事故を伝えに行くマット。そして、カウアイ島の自然に触れ家族への愛やつながりを感じた彼は、土地の売却を巡る一族の会議を前に、とある決心をする――。  

さてある決心とは、、、、?

解説(allcinemaより)

ジョージ・クルーニーが家族との関係を見つめ直していく悩める父親を演じて高い評価を受けたコメディ・ドラマ。美しい自然が広がる楽園ハワイを舞台に、一族で受け継いできた土地の処遇を巡って決断を迫られ、さらには妻が事故で昏睡に陥る中、娘から衝撃の事実を告げられた男の混乱と家族再生への道のりを、深刻なテーマの中にもユーモアを織り交ぜ軽妙に綴ってゆく。監督は「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン。

 
ラストシーン 父娘3人が一枚の毛布を膝に掛けてTVを見るシーンに親子関係の再生の兆しなんでしょうね。これなかなか締めのシーンとしてはなかなか良かった。

メディア 映画
上映時間 115分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2012/05/18
ジャンル ドラマ/コメディ
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://movies.foxjapan.com/familytree/
 
 
 
 
 
 
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幸せの教室(2011)◇□LARRY CROWNE

2012-05-16 | 映画:シネコン

そこは、明日が好きになれる場所。

好き度:+5点=55点

MOVIX京都にて鑑賞。

想像していた通り、やっぱり2人は結ばれるのでした。といきなりネタばれですみません!

願わくばそういう路線じゃあない方が良いのですが。仕方ありません。おぉ~これトム・ハンクスが脚本、監督、主演を兼ねているんですね。
さてどんなお話かと言うと、、、、。

高卒ゆえにリストラの対象となり、ある日突然勤務先のスーパーを解雇されるという中年男性ラリー。クビとなればこの日で終わりというのがアメリカのお国事情のようである。事前予告もなくあっけないなあと思ってしまう。本当に心がないというか失礼な話である。

ラリーはバツイチらしく。そういう意味では家族というものがないだけに気が楽といえば幸いかもしれない。そんなラリー就活を始めてみるものの年齢の壁や学歴?のせいかことごとく連敗というありさま。

就活のネックになっているのが学歴だとお隣のご夫婦から指摘を受け、心機一転、再就職のためのスキルを身につけようと、短期大学に入学することに、、、、。

大学の授業クラスに「スピーチ」ってものがあるとは驚きましたが、、、。そのクラスを担当する教師テイノーがジュリア・ロバーツの役どころです。彼女は結婚生活が上手くいっておらず、授業自体もやる気をなくしている。

生徒が10人をみたなければ授業はキャンセル。採算が合わないからやらないような話である。多分これこじ付けかも(笑)

ということでさっさと教室を去ろうとしていたら、遅刻してやって来たのがラリーだった。ちゅうことで10人なったのでやらねばならなくなりました。ちゃんちゃん!

さてラリーにとって今までとは未知の世界。親子ほど違う年齢の若者たちとの友情や刺激的で充実したキャンパス・ライフをエンジョイしていくことに、、、、。

特に仲良しとなったタリアとはおじさんセンスを指摘を受けながらなかなか楽しいキャンパスライフである。
 
時には授業中、携帯のメールでやりとりして教授から叱られることもあったり・・・・。


経済学のマツタニ教授はあの宇宙大作戦でお馴染のミスターカトウ演じたジョージ・タケイ。懐かしいわ!


燃費の悪いクルマに乗るのをやめミニバイクで通学するラリーの姿は何処となくチンケな感じもする。こんなミニバイク集団というのも何か異様気もしましたが。実際アメリカではこんな光景はあるのかしら?

見栄やしがらみを捨て陽気にエンジョイするラリー。まあそれなりに幸せなのかもしれませんね。かたや夫と喧嘩別れしたテイノーにバイク集団仲間が絡んで物語は進んで行くわけですが、、、、。そんなにこれと言った大きな展開があるわけではありません。

やっぱりメインはラリーとテイノ―の恋の行方でしょうか?でもねそれもそんなにハラハラドキドキものではないような気がするんですけどね。

もう少し邪魔が入るとか、大きな障害あるとかそんなものがあればもっと刺激的な気もするんですが。いっそうのこともっとヒューマンぽく人間同士の繋がりを大事に描く方が良いんじゃないかと思いましたけどね。


カリカリモードのジュリアはなかなか良い味だしていましたけど。胸板とか貧乳だと言われ激情する場面は面白かったといえば面白かったけど。


このシーンはジュリアがとてもキュートでした。 

あらすじ(Moviewaklerより)

大卒ではないという理由で、長年勤めていたスーパーをリストラされてしまったラリー・クラウン(トム・ハンクス)。再就職のアテもなく落ち込んでいたが、心機一転、再就職のためのスキルを身につけようと、短期大学に入学する。そこで出会ったのは、スピーチの授業を担当する教師メルセデス・テイノー(ジュリア・ロバーツ)。いつも仏頂面で、酒に酔って暴言を吐くメルセデスは、結婚生活の破綻からアルコールに走り、教師としての情熱も、日々の喜びさえも見失っていた。初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う様々な人々と出会うことで世界を広げ、かつてない充実した日々を送り始めるラリー。メルセデスは、そんなラリーとの出会いを通して、再び自分と向き合い始める。果たして2人はこの教室で、幸せな未来を見つけることが出来るのか……?


   

ということで良くもなく悪くもなく。ラストの締め方もまあ普通に終わるという感じでした。大きな山場はありません。

 

メディア 映画
上映時間 98分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ディズニー)
初公開年月 2012/05/11
ジャンル コメディ/ドラマ
映倫 G

解説(Moviewakler より)

トム・ハンクスとジュリア・ロバーツという、アカデミー賞に輝く名優2人が共演したハートフルストーリー。人生に希望を失った男女が運命的な出会いをはたし、新しい人生へと踏み出そうとする姿を感動的に描く。トム・ハンクスにとって、『すべてをあなたに』以来の劇場映画監督第2作となる。

 

オフィシャル・サイト
http://disney-studio.jp/movies/shiawase/
 
 
 ※そうそうあの醤油と刻まれたタトゥ―が印象的でしたね。ソイソースと英語では言うんですね。
 
 
 
Comments (4)
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ル・アーヴルの靴みがき(2011)★☆LE HAVRE

2012-05-14 | 映画:ミニシアター

 心をみがけば、奇跡はおこる。

好き度:=60点

京都シネマにて鑑賞。

う~ん不消化な感じです。前作「街の灯り」がとても好きだったもんでかなり期待度大で観たのですが。過去の作品ほどではありませんでした。まず意外に普通ぽかった。

この監督さん、セリフがあまりなくて独特なテンポがありとても面白いんです。ところが今回は冒頭から結構セリフあり!確かに他の作品から比べると少ないかもしれないんですが、、、、。今回は非常にノーマルな仕上がりで。監督らしくない作品ではないかと思うのでありました。

色々な方の記事を読むとかなり高評価のようですが。そうかな?って思うんですがね。

解説(allcinemaより)

 「過去のない男」「街のあかり」の名匠アキ・カウリスマキ監督が、北フランスの小さな港町ル・アーヴルの裏通りを舞台に贈る心温まる人情ドラマ。

 
右の方が本作の監督、アキ・カウリスマキ

ひょんなことから不法移民のアフリカ人少年と出会った平凡な老人が、彼を救うべく近所の人々と力を合わせて奔走する姿を、ペーソスを織り交ぜ優しい眼差しで綴る。

舞台は北フランス、ノルマンディー地方の港町ル・アーヴル。かつてパリでボヘミアンな生活を送っていた元芸術家のマルセル・マルクス(アンドレ・ウィルム)は、ここで靴磨きを生業にしている。駅や高級革靴店の前で仕事をしているが、日々の稼ぎはわずか。家には自慢の女房アルレッティ(カティ・オウティネン)と、愛犬ライカが帰りを待っていてくれる。


妻アルレッティにはカウリスマキ監督作品常連の女優 カティ・オウティネン 随分年を重ねた感じがします。

この人の初期の作品、「マッチ工場の少女」がとても印象的で好きでした。

主人公マルセル・マルクスを演じるのはアンドレ・ウィルム。最近ではあのリッキーに出演していたんですね。記憶にない(笑)すみません!

 決して豊かではないが、毎晩呑みに行きマルセルはそんな暮らしに幸せを感じていた。

近くの顔見知りのパン屋で勝手にパンを持って帰ったり。。。。つけを貯めているが一向に払わず(笑)そのくせちゃんと貯金をしっかりしているのにはちょいと呆れたけど。

妻の手料理とワイン。そういえばワインを飲む場面は結構多かったよね。

ある日、港にアフリカ・ガボンからの不法難民が乗ったコンテナが漂着する。コンテナを開けたら大勢の難民の姿にびっくり

警察の検挙をすり抜けた一人の少年がいた。少年の名前はイドリッサ(フロンダン・ミゲル) 港でマルクスと偶然に出会う。イドリッサの母親はロンドンにいるらしい。そんなイドリッサを自宅に迎え入れ、警察の目から守ることに。

 
今回もワンちゃんが登場。このワンちゃん、監督の犬らしい。監督の作品にはいつも登場しているワンちゃんであります。

アギ―ほどではないけどしかしこの犬もなかなかの名犬です。

 母がいるロンドンに行きたいという彼の願いを叶えてあげるべく、近所の仲間たちの協力を得ながら密航費の工面に奔走することになるマルセルだが、、、、。

時を同じくして、妻アルレッティは体調の不調をうったえ入院、医師から不治の病を宣告される。 えぇ~一体どんな病気?!ところがその病名は詳細語られていないので分かりません。でも命に関わるような重大なものらしい。

アルレッティは主人には内緒にして欲しいと医者に口止めする。

密航費の工面や少年の身辺の事を少しでも知る為に一生懸命走りまわるマルセルの姿には感動も。そのマルセルの行動を終始伺っている警視モネがいた。

 
モネ警視にはジャン=ピエール・ダルッサン。サンジャックへの道などでお馴染の俳優さんです。

3000ユーロが密航費だそうです。さて無事に少年をロンドンへ送ることが出来るのか?そして不治の病を患った妻は一体どうなるのか?奇跡が起こるということなので大体の見当はつくと思いますが、、、、。

それにしてもこの奇跡もちょっと無理があったように思うんですがね。
 


妻のために見舞いのたびに花を持っていくマルセルの姿も何か微笑ましい。

「街のあかり」(06)以来5年ぶりとなるアキ・カウリスマキの監督作品で「ラヴィ・ド・ボエーム」に次ぐ2本目のフランス語映画。監督デビューした1980年代から一貫して社会の片隅でひっそりと生きるアウトサイダーを見つめてきたカウリスマキが、今作ではヨーロッパの深刻な移民問題を描き出す。庶民の人情と善意がたぐり寄せる奇跡を、時に優しく、時にこぼれだすオフビートなユーモアを交え、つむぎだされたヒューマン・ドラマの傑作。


犬とのツーショット場面がカウリスマキ映画の定番のような。

メディア 映画
上映時間 93分
製作国 フィンランド/フランス/ドイツ
公開情報 劇場公開(ユーロスペース)
初公開年月 2012/04/28
ジャンル ドラマ/コメディ


黒人少年も味があって良かったなあ。

 

オフィシャル・サイト
http://www.lehavre-film.com/
オフィシャル・サイト
http://janusfilms.com/lehavre/ (英語)
 
 
 
 
 
 
 
 
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猪熊佳子日本画展ー煌めく森へー

2012-05-11 | アート

 高島屋京都店にて開催中

今日は映画鑑賞一休みをして義理の妹である猪熊佳子の展覧会へ、、、、。

相変わらずパワー満載の彼女です。大きいものは180cm×400cmという大作。小さいものはサムホールと幅広いです。お値段も目をむくほどのものあります。わあ~凄い!びっくりです。

本当はカメラNGなんですが、ちょっと頼んで撮らせて頂きました。勢いよくバシャバシャ撮っていたら、スタッフの方が大慌てで来られました。「お客様、撮影禁止です」身内のものだと言って謝りましたが、本来はやっぱりいけませんよね(笑)

えらい失礼しました ということでこそっと撮った作品を少し紹介したいと思います。高島屋の方すみません!

  
会場風景                               SM作品


          森へー白樺

 
森を往く                                           SilverSnow

 
煌めきの森へー冬

 
              汀                     上作品 森へ   下作品 汀

 これが一番超大作
彼方へ

会期 京都展 平成24年 5月9日(水)~15日(火) 会場 高島屋京都店 6階美術画廊

    大阪展 平成24年 5月23日(水)~29日(火) 会場 高島屋大阪店 6階美術画廊

    東京展 平成24年 6月6日(水)~12日(火) 会場 高島屋東京店 6階美術画廊

    米子展 平成24年 6月20日(水)~26日(火) 会場 高島屋米子店本館4階美術サロン

※いずれも最終日は午後4時閉場。

お近くの方でご興味のある方是非ご来場下さい!

 

 

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ポエトリー アグネスの詩(2010)☆POETRY

2012-05-09 | 映画:ミニシアター

 ここは、「私」を探しにきたところ。

好き度:=70点

京都シネマにて鑑賞。

川から始まり川で終わる、、、、。非常に印象的な作品でした。

冒頭は川岸で遊ぶ子供たちのシーンから始まる。川岸で遊んでいた少年が見つめる。その先には中学生の制服を着た、髪の長い女の子の動かぬ体だった。静かだが驚愕のシーンへと変わる。

今まで観た韓国映画とは一味違います。2時間19分の長丁場、きっと疲れや体調不審だと居眠りをしてしまうようなそんなゆっくりでしかも淡々とした流れの作品でした。かなりのスローテンポです。良かった!最後まで観ることが出来た。

主人公66歳の初老の女性ミジャ役にはユン・ジョンヒさん。94年に映画出演以来16年ぶりの出演となるそうです。現在ピアニストの夫とともにフランスに暮らしておられるそうです。

劇中ではいつもお洒落で少女のような無垢な感じのミジャ役がとてもピタリとハマっている。設定では娘の代わりに孫息子を育ており、決してゆとりのない暮らしだがそんな苦労は感じさせない浮世離れした雰囲気を見事に好演。

医者からアルツハイマーの検査を受けるように促されるのだが。そんな時、詩作教室を見つけ、子供の頃、詩人になればと言われたことを覚えていた彼女は詩を書いてみたいと思い立ち通い始める。

そんなある日、驚愕な事実が舞い込む!何と少し前に○殺した少女ヒジン(洗礼名アグネス)に孫息子と友人たちが性的暴行を繰り返していたというのだ。

詩作のために言葉を紡ごうとするミジャに突き付けられたあまりも醜い現実。ミジャは常に苛酷さから目を逸らして少女のように振舞ってきたが、この事件をきっかけに現実と向き合わなければならなくなるが、、、、。

とはいうものの決してその現実はそんなにドロドロさを描き出しているわけではない。それは何故にそうなんだろう?意外にもサラッと流されているような感じ?う~んどう表現すれば良いのか。世の中の汚れた部分や重たくのしかかるものも何故かそんなに重たく感じないのだ。

監督の独特の作風なのでしょうね。よくわからないけど不思議な感覚である。内容は決して明るいものではないのに何故か、、、、。

例えばミジャの病魔が進行しているのにも関わらずそれを大きな問題には取り上げられていない。またそのことでミジャ自身も苦しんだり悩んだりしていないのだ。むしろ詩の教室にて詩作に没頭するという姿が印象的だった。

また孫息子が関わった暴行事件にしてもきつく詰問するもそこまでだし、そんな大事件なのに大きなウエイトをしめているわけでもない。

少年たち、少年たちの親、あの刑事にしてもそんなに重要なポジションではないし、、、、。何とも不思議な映像だった。果たして監督はどんなメッセ―ジを見る側に送ろうとしたのか?

う~ん表現力が乏しすぎて上手く書くことが出来ないんだけど。とにかくこのテンポが何とも言えない。ミジャの魅力満載で、この作品は成り立っているんだと思う。

 

そしてラストのあの展開にはまたまた驚き。詩作教室最後の日、忽然と姿を消したミジャは一体何処へ?釜山の娘も訪ねて来ますが、部屋には姿はありませんでした。

あらすじ(Moviewaklerより)

66歳のミジャ(ユン・ジョンヒ)は、釜山で働く娘の代わりに、中学3年生の孫ジョンウク(イ・デヴィッド)を育てている。ある日、ミジャは右腕の不調を感じ、病院で診察を受ける。しかし、物忘れの方が心配だから精密検査を受けるよう言われる。病院から出ると、救急車の前で崩れ落ちる中年女性の姿を見る。川に身投げした女子中学生の母親だった。その帰り、詩作教室の募集広告がミジャの目に留まる。帰宅し、ジョンウクに自殺した少女のことを尋ねるが、素っ気ない返事しか返ってこない。小学生のとき教師に詩人になるだろうと言われたことを覚えていたミジャは、詩作教室を受講する。ミジャは、“見ることがいちばん大事”という講師の言葉に従い、見たものについて感じたことを手帳に記していく。そんなとき、ジョンウクの友人ギボムの父親(アン・ネサン)から連絡を受け、孫の仲間6人の保護者の集まりに呼ばれる。実は、自殺した少女ヒジンの死に、その6人組が関わっていたのだ。ミジャは、アグネスという洗礼名を持つヒジンの慰霊ミサに行く。そこで、入り口にあったアグネスの写真を持ち去ったミジャは、次第に彼女に心を寄せるようになり、アグネスの足跡をたどっていく。

 

メディア 映画
上映時間 139分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(シグロ=キノアイ・ジャパン)
初公開年月 2012/02/11
ジャンル ドラマ
映倫 PG12

人生で一番美しかった瞬間を語るミジャ。幼い頃に姉に可愛がられた記憶を涙ぐみながら語る。「とても幸せでした。私って本当に可愛いんだと思いました」 この場面がとても印象深いシーンだった。

 解説(allcinemaより)

「オアシス」「シークレット・サンシャイン」の名匠イ・チャンドン監督が、一人の女性の魂の旅路を繊細に描いた感動のヒューマン・ドラマ。詩を学びたての初老女性が、次々と降りかかる過酷な現実に、詩作を通して答えを見出そうと苦悶する姿を詩情溢れる映像とともに綴る。主演は本作が16年ぶりの映画出演という往年の名女優ユン・ジョンヒ。

 

オフィシャル・サイト
http://poetry-shi.jp/
 
 
 
※最後に謎だったことを記しています。
 
バイアグラを飲んで浴槽内で「死ぬ前に男にさせてくれ」と迫る老人の姿は痛々しい。もちろん、ミジャはそんな要求に対して「バカにしないで」と断固拒否し服を投げつけたが、その数日後のミジャはまったく反対の行動に出た。こんな行為に及んだミジャの心理とは?さらに、この老人から500万ウォンを出させるミジャの行為は明らかに恐喝だが、、、、。これって?
 
ミジャが孫息子とバドミントンをしている最中、ある日車に乗って同僚の刑事と2人で近づいてきたパク刑事は、拍手をしながらバドミントンの中に入ってくる。えっ、ミジャが500万ウォンを準備できたから、アグネスの母親との示談は無事成立したのでは?それによって、あの忌まわしい事件は解決したのでは?(※パク刑事は詩の朗読会に参加していた人)
 
 
 
 
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