銅版画制作の日々

TBが残念ながら終了してしまいましたね・・・・。コメント歓迎です!

映画は映画だ▽▲キム・キドク原案・製作

2009-05-30 | 映画:ミニシアター

つかの間でもいい。違う人生を生きてみたい。

5月26日、京都シネマにて鑑賞。キム・キドクが原案・製作をしているということもあって、少し気になっていた作品です。韓国トップスターW主演だということです。でも私はあまりこのお二人の方のことは知りません(笑)京都シネマにはシアターが3つあります。その1つのシアターではあの「重力ピエロ」が上映されていて、遅い時間なのにお客さんがいっぱい。こちらはというと、その前の上映は結構入っておられたようですが・・・・・。ふたを開けるとたったの3人のみ!ということでガラガラ状態。まさに貸し切りみたいでした。

まあこんな日もあるか。

一人の年配の女性はどうも韓国映画スターのファン?のようで、前の席に座って釘付けでした。どちらのファンなのか?分かりませんが。

さてどんな作品かというと・・・・・。

本物のYAKUZAに出演依頼?

それまで順調だった、ボン監督(コ・チャンソク)によるスタ(カン・ジファン)主演のアクション映画の撮影が今行き詰まっているのは、監督からアクションのリアルさを求められるスタが共演者を本気で殴りつけ大ケガをさせてしまったため。これにはスタのファンもキレてしまい、見舞いを終えて出てきた病院の前でスタはファンから卵をぶつけられる始末

映画はつくりものだと分かっていても、アクションはリアルに!と要求される。そんなしかし本気で殴るわけにはいかないでもリアルにといわれると暴力的に見せるために手を出さないと臨場感はでないよね。
 誰でもそう思うはずだが、共演者が誰もいなくなったスタが思い出したのは、あの日高級クラブで顔を合わせ、サインをもらいにきたホンモノのヤクザ、ガンペ(ソ・ジソプ)。あの時の話では、ガンペは昔端役で映画に出ていたらしい。当然暴力はお手のものだから、このアクション映画の俺の相手役にあいつならピッタリ。そう思ったスタはボン監督を差し置いて勝手にガンペに対して出演依頼に臨んだ。

何故?本物のYAKUZAに出演依頼したのか?冒頭に高級クラブでガンペが女優のカン・ミナ(ホン・スヒョン)とすれ違ったことから、人気スターのスタが別室に来ていることを知り、ガンペがスタのサインをもらいに行くというところからスタートする。それが2人最初の「対決」になるのだ。ホンモノのYAKUZAを前にしてスタがビビらないのは、スタにも多少腕に自信があるためだが、「短い人生、ムダにするな!」とカッコいいお説教をしている姿をみる姿は何とくヤバそう。ぐっとガンペが我慢したのは何故なのか?また、スタから出演依頼を受けたガンペが、アクションシーンはガチンコで闘うことを条件としてオーケーしたのは一体なぜ?
 スタが提案した素人俳優の起用、ましてやホンモノのYAKUZAの起用に難色を示すボン監督をスタが説得して撮影が始まったわけだが、殴り合いのアクション前の追っかけっこなどのアクションシーンで意外にガンペは苦戦。いくらケンカが強くても、酒とたばこに浸っているためか?しかしここで弱音を吐いたのではヤクザの名がすたる。とばかりにガンペは懸命に俳優業にのめり込んでいったが、俳優業は意外に難しそうだ。

 

 

 スタほど大スターになれば、女性問題についてマスコミの追跡への用心も大切。共演者に対しては無茶なアクションをするスタだが、その方面への用心は怠りなく、恋人のウンソン(チャン・ヒジン)とは車の中で密会し、室内灯もつけずにただひたすらHに励むだけ。スタはそれで十分満足のようだが、女は不平不満を訴える。顔も見せられないようなHはもうイヤ、喫茶店で会うこともできない恋人関係もイヤと言い出し、「それが変わらないのなら、もう会わない」と宣言したからスタは困惑気味。「女はいくらでもいる」と思っているものの、会えなくなるとかえって話したくなるもの。撮影での悩みを抱えている時などは余計にそのことを思う。
 そんなある日、2人の密会現場を盗み撮りしたビデオが送りつけられてきたから大変!スタのマネージャーであるイ室長(パク・スヨン)が脅迫者たちとの折衝にあたったが、金額をつりあげてくる脅迫者たちに対するスタのアイディアは、ホンモノのヤクザであるガンペを使うこと。そんなことをしたらかえって事態はヤバくなるのでは?また、スタのために一生懸命尽くしているように見えるイ室長の言動も、どこか怪しげだが・・・?

女に対する誠実性の無さがないスタに対し、ヤクザのガンペは女に対しては意外にもプラトニックぽいようだ。実はガンペは一目会った時から女優のカン・ミナにホレたようだが、ヤクザの自分が堅気の女に手を出してはダメだとわきまえているようだ。しかし、アクションにリアルさを求めるのなら、GOUKANだってリアルに、とばかりに、共演者ミナのGOUKANシーンではホントにおそったようだが・・・?
 しかし、ミナが一人海の中へ入っていくシーンを撮影ではなく本気だと錯覚したガンペは、その救出のため猛然と海の中へ入って行ったから、せっかくの撮影はおじゃん。しかしこれによって俄然ミナのガンペに対する愛が深まったのは当然。スタとガンペは女性に対する姿勢も好対照。

ガンペのボスであるペク会長(ソン・ヨンテ)は今収監中の身で、裁判に向けて弁護士といろいろ打ち合わせ中。ガンペとの面会中にガラスに書いた碁盤上で囲碁対局というのは珍しい風景だ、雑談めいた会話の中でペク会長は情報を収集しているようである。今日の面会におけるペク会長のガンペに対する助言の言葉は「下の奴らをあまり信じるな」だが、はたしてその心は?
 トップが収監されるとナンバー2が裏切り、組織の乗っ取りを狙うのはありがちな話、今回、それを狙っているのがパク社長(ハン・ギジュン)。ある日ペク会長の自宅に泥棒が入り、裁判での有罪を根拠づける証拠が盗まれたから大変。こりゃ一体誰の仕業?そりゃ、パク社長に決まっている。そこでペク会長がガンペに下した命令は「殺せ!」。ペク会長への忠誠を誓っているガンペが速やかにその命令を実行したのは当然。ところが、縛り上げて顔を覆い、カッコ良く「あの世への旅費を」と言ってパク社長のポケットに数枚のお札を入れて海に沈めようとした時、ガンペはなぜか「遠くへ行け。死人として生きろ」というスタの台詞を。一体何で?ヤクザと俳優の二足のわらじを履いているうち、いつの間にかガンペの人間性が変化してきたのか?
 ところが海外に追放され、二度と現れないはずのこのパク社長が映画後半大きな役割を果たすことになる。



映画づくりの中心となるのは監督だが、資金、キャスティング、ロケ地の選択、照明、衣装、美術から大道具、小道具に至るまで映画づくりにはチームワークが何よりも大切。ボンが執念を燃やして監督しているこの映画はスタの相手役不在によって1度は挫折しかけたが、今は俳優業も板についてきたガンペの熱演のおかげ(?)で、撮影は絶好調。あとはクライマックスとなる、2人の対決シーンを残すのみ。


そんな状況下、ガンペがいきなりスタの相手役を降板すると言い始めたから大変。これは、ガンペがヤクザとして命を懸けてやらなければならない任務が急浮上してきたためだが、もちろんそんな事情を細かく説明するガンペではない。 ガンペのこんな態度にボン監督もスタもブチ切れたのは当然。しかしミナからの「途中で投げ出すのは良くないわ」などという常識的なお説教にガンペの決心が揺らぐはずもない。さあこれでは、せっかくの快心作も途中でお蔵入りになってしまうこと確実だ。深刻な事態となる。

キム・ギドク監督作品は90分と短いのが特徴だが、チャン・フン監督初作品は113分とそれに比べれば長い。ガンペとスタの違いも良く表現されている。テンポもあり、ストーリーが切り替えられていくから、時間が経つのはあっという間。明るいスタとどこか愁いのあるガンぺというキャラだが、意外に暗いと感じない。

本作のクライマックスは、干潟を舞台とした泥まみれになっての対決シーン。「主役は最初にいったん負けるが、最後には勝つ。映画のストーリーはそう決まっている」とスタは言っていたが、「ファイトシーンではガチンコ対決」と約束した以上、最後の対決での勝利者は監督にもわからないようだ。撮影現場でのアドリブは結構あるらしいが。俳優の強さによって勝者が決まるなどという、筋書きのない映画づくりってホントにあるのだろうか? 「ある事情」によって再び撮影現場に現れたガンペの挑発に乗る形でスタとのクライマックス対決が実現したが。これにはチャン・フン監督も大満足だったとか。ガンペの俳優業が次第に上達したのと同じように、スタも格闘技上達のためハードなトレーニングを積んだようだから、さて最終対決の勝者はガンペ?それともスタ?

映画製作は成功!打ち上げに行こうとスタがを誘うも断るガンぺ。車に乗って何処かへ立ち去る。気になったスタは彼の後を追いかける。追いついたスタにガンぺは「あんたがカメラになってこれからフィルムを回せ」と伝える。その後、映画でない衝撃的な映画のラストが待っている。(映画評論 映画は映画だから抜粋)


チャン・フンという監督は、キム・ギドク監督の撮影現場で、映画作りを一から学んだ1975年生まれの若き監督だそうだ。そんな彼がキム・ギドクの原案に自ら脚色を加え、今回監督デビューを果たしたわけだが、キム・ギドク監督作品と同じような低予算映画でありながら韓国で140万人以上を動員する大ヒットとなり、韓国映画評論家協会賞では新人監督賞を受賞したらしい。

キム監督曰く、自分の作品で国内で観客動員を10万人あげることは難しいと話す。そんな路線は変わらず貫くようだが、一方でこのような多くのお客さんが動員出来る作品作りにも手をつけたいようだ。

(感想)韓国二大スターW共演ということだけでも、観客動員は出来るのでしょうが、やはりキム監督のモチベーション的なものは結構強く出ていた作品のように思います。最後の衝撃シーンはどことなくそんな感じがしました。うけ狙い考えて作ったのかな??

メディア 映画
上映時間 113分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ)
初公開年月 2009/03/14
ジャンル ドラマ
映倫 PG-12
オフィシャル・サイト
http://www.eiga-eiga.jp/

 



 

 

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消されたヘッドライン◆STATE OF PLAY

2009-05-28 | 映画:シネコン

暴くのか、逃げるのかーーーー。

それは、ひとりの新聞記者が見た“現代アメリカの最大の闇”

5月25日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。ラッセル・クロウ、また一段とでかくなりましたね。そのうえロングヘアーです。少しきもい感じもありますが・・・・。

実はラッセル・クロウ&ベン・アフレックのキャストではなかった?

この映画のキャスティングですが。最初は何と、ブラビとエドワード・ノートンだったそうです。ケヴィン・マクドナルド監督のところに、ブラビのプロダクションから、この映画の企画が来たそうで、話し合いも行われ、ブラビもこのジャーナリスト役を演じたいと意欲的だったそうです。ところが「ベンジャミン・バトン」の撮影で忙しくなった間に、監督らが脚本を完成させたものは彼の思うものではなかったようです。結局撮影の1週間前に降板ということになったというお話だそうです。
結果オーライ!監督曰く、主人公カル・マカフリーは、まともに女性とはつきあえず、見た目も冴えない男。ブラビのようなスーパースターが演じるのは、監督自身想像しづらかったと話しています。
そしてこの相手役に選ばれていたノートンのスケジュールにも支障が出て。彼も出演しないことになった。ノートン自身、ブラビとの再共演出来ることが魅力的な話だったのに、彼が出ないなら、意味がなくなったというわけらしい。そんな経緯があって、監督自身が役柄によりふさわしいキャストを得られることになったとのこと。
そいでもってラッセルがこの役に抜擢されたようですね。いやあ~良かったです。確かにブラビのイメージではないですものね。

原作となったのはTVドラマ・シリーズ。2003年5月18日~6月22日にかけて、イギリスBBC1で放送された「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」という作品だそうで、日本でも2008年10月8日より、NHKBS2で水曜日夜11時から放送されたらしい。TV版で脚本と製作総指揮を手がけたポール・アボットが今回の映画化でも参加している。英国のミステリー・ドラマ等で活躍している凄い人だそうである。同国出身のケヴィン・マクドナルドが監督したこの「消されたヘッドライン」はオリジナルのTV版の魅力を活かしながら独自の変更を加えているようだ。

STORY

スキャンダルから陰謀へ 

ワシントンD.C.でふたつの事件が相次いで起こった。

事件その①、ドラッグ中毒の黒人少年スタッグが、裏通りで何者かに射殺された。犯人は殺害直後、偶然現場を通りかかったサンドというピザ配達人までも口封じのため殺そうとしたが。重傷を負いながらも一命を取り留めた。

事件その②、気鋭の連邦議会議員スティーヴン・コリンズ(ベン・アフレック)のもとで働く有能な女性職員ソニア・ベーカーが、出勤途中の地下鉄で突然死した。

コリンズはその悲報を聞いて動揺を隠せない。大勢のマスコミの前で醜態をさらしてしまう。彼にはアンという妻がいるのだが、ソニアとFURIN関係にあったのだ。すかさずメディアはコリンズとソニアのスキャンダルを大々的に報じた。
アン・コリンズ(ロビン・ライト・ペン
ショーン・ペンの奥様です。


スティーヴン・コリンズ役には、ベン・アフレック。パール・ハーバーに出ていたけれど覚えていません。弟はケイシー・アフレック。

その成り行きを苦々しく見つめるのは、カル・マカフリー(ラッセル・クロウ)という地元新聞社ワシントン・グローブ紙の敏腕記者だ。彼とコリンズは大学時代からの友人だった。


その夜、カルはマスコミの取材攻勢によって行き場を失ったコリンズを自宅に迎え入れる。ソニアの死因はZISATUと報じられるが、コリンズはソニアから個人的な連絡を受けていたのでZISATU説はありえないと主張。


翌日、スタッグ殺害事件を担当していたカルは、死体安置所でスタッグの遺品のの通信履歴を調べ、驚愕の事実に突きあたる。何とスタッグは死の直前にソニアのに電話をかけていたのだ。鍵を握るのはスタッグの恋人だったマンディとう少女。彼女の情報→窃盗の常習犯だった彼の盗んだには何者かがトウサツしたソニアの写真が数点、拳銃も入っていたという。どうやらスタッグはのも持ち主に殺されたらしい。ソニアは、スタッグ殺しの犯人と同一人物に消されたのでは??まったく無関係に見えた事件は思わぬ形で結びつく。

真実を追う記者たち、迫る危険!

カルは同新聞紙のWEB版の若手女性記者デラ(レイチェル・マクアダムス)と組み、さらなる取材を進める。

 デラ・フライ役(レイチェル・マクアダムス)


コリンズは国防総省の一部事業民営化に関する公聴会で委員長を務め、その業務の受託を目指す民間軍事企業ポイント・コープ社と激しく対立していた。ソニアの死は、コリンズ失脚をもくろむポイント・コープ社の思惑なのでは?それがカルが思い描く陰謀の構図だったが、彼の厳しい上司である編集局長キャメロンは陰謀説に疑念を抱く。


キャメロン・リン(ヘレン・ミレン


しかしカルの推測はぐんぐん現実味を帯びていく。まず病院の集中治療室で意識を取り戻しかけたピザの宅配人サンドが、取材で駆けつけたデラの目の前で暗殺された。
デラが、その直前病院ですれ違った怪しげな男は、ソニアの死亡現場である地下鉄ホームの監視カメラに映っている。この男が殺し屋だと疑ってもおかしくないのだ。
次にポイント・コープ社の元軍人と接触するカルは、同社がイラク戦争で莫大な利益を得ているうえに、国内の軍事業務で数百億ドル規模の利権獲得をもくろんでいることを聞き出す。コリンズやカルが敵に回した相手は、あまりにも巨大で危険極まりない存在だったのだ。

そのスクープが、アメリカを葬り去る。

殺し屋の襲撃を危機一髪で逃れたカルは、ライバル紙にネタをスッパ抜かれて激怒するキャメロンから、8時間内に記事を仕上げろと厳命される。

残る手掛かりは、ポイント・コープ社とソニアの双方に接点を持つドミニク・フォイ(ジェイソン・ベイトマン)という広告PRマンだった。


ジェイソン・ベイトマン、「ハンコック」や「ジュノ」でお馴染の方でした。

ドミニクを強引にホテルへ連れ出し、違法行為と承知でビデオの隠し撮りインタビューを敢行するカルとデラ。

カルの鋭い追及に屈したドミニクは、自分がポイント・コープ社にソニアを紹介したこと、ソニアが同社のスパイとしてコリンズに近づき、図らずも恋に落ちた彼との子供を身ごもったことを告白する。


大物議員ジョージ・ファーガス(ジェフ・ダニエルズ


さらにコリンズの証言で、彼の後ろ盾であるべテラン議員ジョージ・ファーガスがソニアの採用を強く推薦した事実も発覚。ポイント・コープ社と現職大物議員が軍事利権をめぐって癒着し、一連の殺人事件に関わっていたという信じがたい図式が鮮明に浮かび上がった。
はたしてワシントン・グローブ紙は、この超大国アメリカを震撼させる世紀の一大スクープで、翌朝のヘッドラインを飾れるのか?
ぎりぎりまで延ばしてきた入稿の最終〆切は目前に迫っていた。疑惑を否定し、権力を傘に露骨な圧力をかけてくるファーガス。政治生命を賭して取材に応じ、すべての事実をぶちまけようと決意するコリンズ。

そしてもはや後戻りのできない国家権力との闘いに腹をくくるカル、デラ、キャメロン。しかしこの巨大な陰謀の闇には、命がけの取材を積み重ねてきた彼らにもまだ知りえない衝撃の真実が隠されていた・・・・。


スティーヴン・コリンズは真実をぶちまけるとカルに伝えるが・・・・。ところが予想もつかないドンデン返しとなるわけです。はい・・・・。しらじらしいよね。

イギリスBBC製作のTVシリーズ「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」をラッセル・クロウ主演で劇場版にリメイクした社会派サスペンス。舞台をアメリカに置き換え、一見関連のない2つの事件を繋げる国家的陰謀を嗅ぎ取った新聞記者が、真相をめぐって巨大権力と繰り広げる熾烈な駆け引きとその真実の行方をスリリングに描く。共演に「デアデビル」のベン・アフレック、「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス、「クィーン」のヘレン・ミレン。監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。(allcinemaより抜粋)


ケヴィン・マクドナルド監督、若~い!

※脚本にはトニー・ギルロイが参加していた。最新作デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ (2009)は今ひとつだったよね。本作はむちゃくちゃ悪くないけど、ありきたりな感じもしました。斬新さがないのでは・・・・・?

何かもう少し欲しいよね。なんだろう?最近そんなことを思う作品が多いような。

メディア 映画
上映時間 127分
製作国 アメリカ/イギリス
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2009/05/22
ジャンル サスペンス
暴くのか、逃げるのか──。


オフィシャル・サイト
http://www.stateofplaymovie.net/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://kesareta.jp/

 

 

 

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ダイアナの選択:THE LIFE BEFORE HER EYES

2009-05-27 | 映画:ミニシアター


これは現実?それとも夢なのか?

「どっちを殺す?」
彼女の答えが引き金になり、
新しい人生が始まった、はずだった。

最後のドンデン返しに正直驚いた。それまではこの物語を素直に捉えていた。ところが、そうではなかった。ダイアナは本当に存在したの?(物語の中では存在しているのだが)という疑問が湧いてきた。映画は、フィクションやノンフィクションがある。このお話もむろんフィクションなのだが、フィクションの中に現実に存在しない主人公がいたと想像するような感じである。

物語には3人の女性が登場する。


17歳のダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド
アクロス・ザ・ユニバースでの彼女が印象的♪


30代のダイアナ(ユマ・サーマン
キルビルは観ていませんが・・・・。


ダイアナの親友モーリーン(エヴァ・アムリ
女優スーザン・サランドンの娘さんだそうです。

お話

まずは17歳のダイアナ

コネチカット州のスモール・タウン、ブライアー・ヒル。地元のヒルヴュー高校に通うダイアナは17歳の女子高校生。退屈な町の暮らしになじめない彼女の胸には、つねに鬱屈した感情が渦巻いていた。自分の未来への希望は?シングルマザーの母のように、自分もこの町に閉じ込められたまま、一生終わっていくのか?モヤモヤした思いを反抗的な態度にぶつけ、学校ではトラブルメーカーのレッテルを貼られていた。そんな彼女に親友と呼べる存在ができた。

ある春の日、ロッカールームでタバコを吸っていたダイアナに先生が見回りにやって来ると教えてくれたのがクラスメイトのモーリーン。彼女は毎週の礼拝を欠かさない品行方正な少女だった。

MAYAKUのBAININと交際しているダイアナとは違い、同じクラスの男子に片思いを寄せる内気な女の子だった。
二人にはたった一つ共通点があった。ともにシングルマザーの家庭で育ったこと。それ以外は何もないが、2人はたちまち意気投合!何でも打ち明け合う仲になった。

 

綺麗ですよね

夏休み。留守中の家に忍び込み、プールで泳ぐ二人。
だらしないダイアナの交友関係をめぐって、2人の仲が険悪になることも。
しかしモーリーンの歩み寄りによって和解、友情の絆はさらに堅箇になったように思えた。

ところがあることが、2人の運命を狂わせる。あの忌まわしい事件が起こるまでは・・・・。

その日、授業開始の前に女子トイレに入った二人は、いつものように他愛もないおしゃべりに興じていた。話題は、もっぱらお互いのボーイフレンドのこと。
モーリーンは、片思いの彼からデートに誘われたと言って大喜び。
一方、問題の彼と少し前に別れたダイアナは、今は別の男性に思いを寄せていた。相手は先生にすすめられて講演を聞きに行った哲学教授のポール・マクフィーだ。
彼が話した「未来は自分をイメージすることで、現在を前向きに生きられる」その言葉に感銘したダイアナは自分の人生も無限の可能性があることに気づく。何とかポールに連絡を取ることから新しい人生をスタートさせようとしていた。

ところが、耳に遠くの教室から断続的な叫び声が!続いて鳴り響く銃声。発砲しているのは、クラスメイトのマイケル。昨日ダイアナの前で「クラス全員を殺す」と息巻いてた。

 

凍りつく二人の前に、ついに銃を持ったマイケルが姿を現した。「どちらかひとりを殺す。死ぬのはどっちだ?」
残酷な問いかけをしながら、二人に銃口を向けるマイケル。恐怖で金縛りになったダイアナは、「私たちを殺さないで!」と叫ぶモーリーンの叫びを聞いた。咄嗟にモーリーンの手を握るダイアナ。次に選択するのはダイアナの番だった。永遠に感じられる時間が流れる中で、ダイアナは思わずモーリーンの手を離し、「殺さないで」とつぶやく・・・・・。

32歳のダイアナ

ブライアー・ヒルの閑静な住宅街で、ダイアナは大学教授の夫ポール(ブレット・カレン)とともに幸福な家庭を築いていた。小学校に通う娘のエマ(ガブリエル・ブレナン)がひとり。かっての自分に似て反抗的なところがあるエマに、少々手を焼いていたが。それでも子育ては美術教師の仕事と同様に生きがいを感じさせてくれるものだった。


しかし、その充実した日々にあっても、15年前の銃乱射事件の光景はダイアナの心に暗らい影を落としていた。

ジョギングをしていても、料理をしていても、ふと心に浮かんでくるのは、あの17歳の日の“選択”。そして、自分がモーリーンの手を離した一瞬の悪夢を思い返しては、「私には生きる資格がない」と、涙で頬をぬらすのだった。

そんなある日、エマの学校から呼び出しを受けた後、娘を連れて町へ向かったダイアナは、夫が若い女性と連れだって歩いている姿を目撃!呆然として車道に飛び出したダイアナは車にはねられ病院に運ばれる。奇跡的に助かった彼女だが、心に負った傷は大きかった。

自分が生き残ったことへの罪悪感。それを必死に抑え込みながら、ダイアナは理想の人生を築き上げてきたつもりだった。しかし今それが危機にさらされているのだ。

ヒルヴュー高校で銃乱射事件の犠牲者の追悼式が行われた日、ダイアナは過去の自分と真正面から向き合おうとするかのように学校へ向かった。持ってきた花を一輪ずつ、かって学んだ教室にたむけていくダイアナ。次に向かったのは、すべてが終わり、すべてが始まった女子トイレだった。その扉に手をかけた瞬間、鳴り出す携帯電話のベルの音。かけてきたのは、エマの学校の教師だった。エマが行方不明になったというのだ。ダイアナは、森の中へ足を踏み込む。雨の中、必死に娘の姿を探し続ける・・・・・。

2人のダイアナの話が交互に映し出される。印象深いのは、女子トイレでマイケルに銃を向けられる二人のシーンだ。いつもダイアナが選択を迫られるところで、シーンは切れてしまう。一体どうなるのか?と少々ジレンマを起こさせるような感じだ。

結末は見えているとかってに思っていた。普通ならこうなるだろうと・・・・。ところが意外な結末にえぇ~?と。正直混乱した。これが本当の結末?それともダイアナの苦悩を昇華するための理想の結末?分からない

いくつかその結末を解くようなシーンも出てくる。ダイアナの夫が若い女性と歩く姿。ここでダイアナはショックを受ける。ところが、ダイアナが倒れているのを見つけた夫は、実際は誰とも歩いていなかった??彼女の幻覚?そしてダイアナに見えた若い女性は、何と17歳のダイアナなのだ。これは何を記しているのか。

そしてダイアナが高校の追悼式に出かけた際、女性が彼女に聞いたこと。「生存者の方ですか?」との質問に、「いいえ」と答えている。何故?生存者だと答えなかったのか。ひょっとして認めたくなかったのか?ダイアナの罪への逃避となのか。
それともやっぱりダイアナは、あの事件の犠牲者となったからなのか?う~ん(汗)わけがわからなくなる~~~。


墓標に刻まれた名前は、15年後のダイアナの娘と同じ名前、エマ。

そしてふたりのダイアナの大きなギャップにも注目。

あまりにも違うじゃないか!高校生のダイアナと主婦(教師)のダイアナ。

高校生のダイアナ 美貌で周囲をやきもきさせたり、反抗ガンガン。不満いっぱい!

大人になったダイアナ 教師となって、主婦としてもきっちりしている模範的な女性。

何でこんなに変われるのか?努力??のたまものなのか。だけど娘エマの反抗的なところは、やっぱり若き日のダイアナの兆候かも・・・・。

そんなダイアナ、あの15年前の事件で、やっぱり親友を見捨てたのだろうか?良~く考えると彼女の選択はやはり・・・・?だったのかもしれない。意外な方向で終わる結末はそんな彼女が再度リセットをしたいという思いを伝えているのか?鑑賞後、色々考えた。解決出来ぬあのときの彼女の選択をもう一度、選択し直したいと思ったのでは?なんて・・・・・。

それにしても、ふたりのダイアナ、あまりにも違うけど、そんなに違和感感じなかったな。上手く溶け込んでいたと思います。絶妙でした。
それにしても分からないことだらけでした。現在はどれ?未来はどれ?頭の中でグルグル回っていた。ダイアナと一緒に・・・・。

 多感な高校時代に銃乱射事件に遭遇し、犯人に自分の命か親友の命かという過酷な選択を迫られたヒロインのその後の人生を見つめる衝撃のヒューマン・ミステリー。「砂と霧の家」のヴァディム・パールマン監督がローラ・カジシュキーの『春に葬られた光』を映画化。ヒロイン、ダイアナ役には「キル・ビル」のユマ・サーマンと「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」のエヴァン・レイチェル・ウッド。共演に「セイブド!」のエヴァ・アムリ。(allcinemaより抜粋)

 

監督・製作:ヴァディム・パールマン

原作:ローラ・カジシュキー 『春に葬られた光』(ソニーマガジンズ刊)

メディア 映画
上映時間 90分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(デスペラード=日活)
初公開年月 2009/03/14
ジャンル ドラマ/ミステリー
映倫 PG-12
「どっちを殺す?」

オフィシャル・サイト
http://www.lifebeforehereyes.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.cinemacafe.net/official/diana-sentaku/

 

 

 

 

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THIS IS ENGLAND(2006)◆SKINS HEADなやつら

2009-05-25 | 映画:ミニシアター


誰もが描いてこなかった1983年のイギリスがここにある。

スキンヘッドたちの物語が、100万ポンドを超える興行収入を記録する大ヒット!


22日が上映最終日なので、急いで鑑賞することになりました。20:00からの上映でしたが、お客さんは結構入っていました。

お話は1983年のイギリス、サッチャー政権の下、フォークランド紛争が泥沼化していた。

イギリスって結構音楽が盛んなところですよね。でも詳しいことは分からないな。なのもんで、80年代のイギリスのことももちろん分かるはずない。しかもこの80年代のイギリスのことは今まであまり語られていなかった。

実は、80年代はスキンヘッドたちが独自のファッション・スタイルを極めた一大カルチャー・ムーブメントだったそうだ。男は丸刈りのスキンヘッド。女は後ろ半分を刈り上げたヘアスタイル。必須アイテムはドクター・マーチンのブーツ、ベンシャーマンのシャツ、フレッド・ペリーのポロシャツ、ロールアップ・ジーンズ、サスペンダーにクロンビー・ハット・・・・。これがスキンヘッドのファッション・ステートメント!

カルチャー・クラブやストロベリー・スイッチの華やかな80`sの裏に存在したのがスキンヘッドたちなんだね。
彼らはOi!パンクへと繋がる激しいイメージだけでなく、スカやレゲエも愛していた。そして西インド諸島の黒人たちとも仲良くやれたのだ。
そんな“スキンズ”の歴史はすなわち 、イギリスの歴史でもある。

「THIS IS ENGLAND」もこれまたイギリス!矛盾だらけのフォークランド紛争に踏み込ませたサッチャー政権下の80年代にスキンヘッドとして育ったシェーン・メドウス監督の自伝的物語でもある。

 シェーン・メドウス監督

STORY

ミットランド地方と呼ばれるイギリスの中部の町。83年、流行遅れのベルボトムを同級生にからかわれて思わず喧嘩してしまう12歳の少年ショーン。校長からTAIBATUをくらい、いくら洋服を学校で茶化されたと言っても母には理解してもらえない。そのうえ、髪型だって自分でダサいと分かっているのに、女手ひとつで育てくれた母親に強くも言えない。頼みの父親も、サッチャー政権で起きた矛盾だらけのフォークランド紛争で命を落とした。流行のモッズやカルチャー・クラブ風のファッションをねだれるほどの家庭環境ではないこともショーンにも分かる。

当時流入していたパキスタン人の商店で苛立ちをぶつけても何も解消されず、帰り道で公団の端にたむろしていたスキンヘッドのギャングたちにからまれてしまう。だが泣きながらも気丈な抵抗を見せる彼に、リーダーのウディは思いのほかやさしく、彼の中にかっての自分を見たのか、ショーンを仲間として迎えてくれる。

ショーンは仲間として迎えてもらう。狩りと称して廃屋で攻撃し合い、家に集まって音楽を聴く時間は、初めて“仲間”を得たショーンにとって最高だった。兄貴のように頼れるウディはベン・シャーマンのシャツをプレゼントしてくれた!


ガールフレンドのロルと他の女の子たちも彼の頭をスキンヘッドに刈ってくれた。黒人でメローなミルキーや、ケス、ピューキー、DEBUで使い走りのガジェットも徐々に認めてくれ、ボーイジョージのファッションとメイクで固めたスメルは12歳のショーンにファーストKISUの体験までさせてくれる。

そんな中、刑務所から年長者ぼコンボが出所してきてから状況は一変。
ウディは自分の代わりに罪を被り、チクらなかったコンボに頭が上がらない


コンボ(スティーヴン・グレアム)が帰って来た・・・・。

コンボは刑務所で新しいい使命を見つけて来た!それは外国人排斥運動だ。右傾化したナショナル・トラスト(国民戦線)への参加を呼び掛けるというものだった。強引に事を運ぼうとするコンボに胡散臭さを禁じ得ないウディやロルは参加せず、父親を国に取られたと感じるショーンを含めた他の少年たちは、田舎で秘密裏に行われる集会に同行する。


仲の良かった仲間はその日を境に分断されることに・・・・。コンボ側につかなかったミルキーに、コンボは接近する。やさしくてオープンなミルキーは何の疑いもなく彼を受け入れる。だがミルキーが黒人の愛にあふれた大家族で育ったことを知ると、突然コンボは豹変。とんでもない行動に出る。部屋の外に追い出されたショーンはただ泣き叫ぶしかなかった。その瞬間、全ては終わった。
83年も、彼らのギャングも、ショーンにとっての子供時代も・・・・。


ショーンが手にしている国旗はイングランドの国旗です。

ちょっとここで勉強です。

イギリス(連合王国)は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国から成り立っていて、元々はそれぞれが独立した国でした。それぞれ国旗を持っていました。(イングランド=イギリスではないのです)

映画の舞台となったイギリス中部のミッドランド地方はシェーン・メドウス監督の地元でもある。

先の見えない不況の中、音楽を愛し、ただ仲間とつるんでいた労働者階級の若者たちが時代に見放されていく戸惑いや苛立ちをナショナル・フロントといった、右傾化した政治集団に利用された背景もあり、それがスキンヘッド集団の暴力的なイメージとなってしまっているようだ。監督曰く“無知ゆえに、不満を吐き出すため”という単純な動機でこの運動に賛同したのだろう。無知とは言え、彼らは確かに存在したのだと。表現する方法は外見だったのだ。

日本もかっては学生運動で燃える若者が多く存在しました。私が大学に入る少し前でしたが。さまざまなグループが存在して、大学を封鎖するということもあったりしました。今はそんな気配は全くないですね。若者の生き方は時代とともに変わってきてます。ハングリーな若者は消えてしまったような感じですね。

そんなことを思いながら、この作品を鑑賞しました。
ショーンは12歳、日本でいえば小学生なのに凄いよね。かなり年の差がある若者たちと共感できるなんて・・・・・。大人顔負け!

 
ショーン(トーマス・ターグーズ)主役に抜擢されたのが13歳のときだそうです。現在は16歳。

主なキャスト陣

ウディ ジョー・ギルガン

ロル  ヴィッキー・マクルア

ミルキー アンドリュー・シム

ガジェット アンドリュー・エリス

スメル ロザムンド・ハンソン

ピューキー  ジャック・オコンネル

ケス   キアラン・ハードキャッスル

 

「家族のかたち」のシェーン・メドウス監督が、自らの少年時代の記憶を重ねて描く社会派青春ドラマ。フォークランド紛争直後、サッチャー政権下の1983年を舞台に、英国の一地方都市に暮らす労働者階級の少年を取り巻く日常と成長物語を、当時の社会情勢や若者文化を背景にリアルかつ瑞々しいタッチで綴る。(allcinmaより抜粋)

イギリスファッションの情報も満載。そういう意味で、映画を観る価値あり

 

メディア 映画
上映時間 98分
製作国 イギリス
公開情報 劇場公開(キングレコード=日本出版販売)
初公開年月 2009/03/14
ジャンル ドラマ

オフィシャル・サイト
http://www.thisisengland.jp/
 
 
 
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新宿インシデント★THE SHINJUKU INCIDENT

2009-05-22 | 映画:シネコン


ジャッキー・チェン、“アクション封印宣言”した第一作目?
原題:新宿事件

知りませんでした(汗)アクションを封印したとは・・・・。彼の作品はあまり鑑賞していません。唯一鑑賞したのは「ラッシュアワー3」だったかな。確か真田広之と共演していた作品だったと思います。R-15指定だということで、かなり過激なのか?ちょっとヤバい??最近観た「チェイサー」がかなり凄かったので、そこまでいくような危ないものかとドキドキものでしたが・・・・・。思ったほどではありませんでした。こんなこと言っちゃいけないけど、「チェイサー」は本当に凄い作品だったと改めて思います。内容からするとあまりお薦めではないけど、良くも悪くもいい作品だと評価しています。
でも「チェイサー」は比較するのはおかしいかもしれませんね。

かなり脱線してしまい・・・・。ごめんなさい。さてアクションを封印したジャッキーが挑んだ「新宿インシデント」のお話しに戻ります。
製作は香港と日本の合作。そして3分の1が神戸でのロケらしいです。日本の俳優さんも多く参加していましたね。 峰岸徹さんも出演。(故人となられてしまいましたが)最後の作品のようですね。

監督の爾冬陞(イー・トンシン)が、自身のおよそ10年間にも及ぶ構想を映画化した作品。アクション俳優としてのイメージが強いジャッキー・チェンが「アクション封印宣言」をした事で、公開前から大きな話題を集めた。2007年秋頃には、舞台となる宿歌舞伎町でロケを敢行(しかし全編の1/3は神戸の繁華街でロケされている)。竹中直人加藤雅也日本人キャストも撮影に参加し、香港映画としては破格のスケールとなっている。(ウィキぺディアより抜粋)

封印しているせいか?かなり演技を重点に置いたジャッキー。アクション俳優を抑えてやるのは少ししんどいようにも思えますが。いざとなると、本人の持つパワーやキレの良さが見えるところも。抑えるのも大変なんじゃないでしょうか。

また10年間にも及ぶ構想ということですが、何か今ひとつしっくりしないような感じがします。何か日本のYAKUZA映画に通じるようなシュチェーションが漂っているように思えるんです。YAKUZA映画が悪いというわけではないのですが・・・・。要するに、全体に薄っぺらいような気がしました。

時代設定は、1990年代の初めだそうですが、もう少し前の時代の雰囲気のようにも思えます。日本映画と香港映画の融合は何かアンバランスな気もします。難しいですね。どうも違和感を感じました。

物語

中国東北部の寒村でトラック整備士として働いていた鉄頭。実直な彼にはシュシュという幼馴染みの恋人がいたが、彼女は10年以上前に叔母を頼って日本へ留学し、その叔母が亡くなった後、音信不通になってしまった。そこで、鉄頭はシュシュを探し出すため日本へ向かい、密航船での上陸を果たす。そして、さしあたり新宿の歌舞伎町へ辿り着いたのち、同郷の阿傑ら密入国者がアジトにしている大久保のアパートで暮らし始めるのだった。こうして、仕事を転々としながらシュシュ捜索の手掛かりを探る鉄頭。そんなある日、警察の手入れで周囲が騒然とする中、刑事の北野と運命的に出会う。また、ついにシュシュを発見する鉄頭。しかし喜びも束の間、彼女は新宿を取り仕切るヤクザ三和会の幹部・江口の女房となっていたのだった。やがて、絶望感に打ちひしがれた鉄頭は、ある決心を固めるのだが…。(allcinemaより抜粋)


竹中直人はジャッキー演じる鉄頭と運命的な出会いをする刑事北野役。

 
三和会幹部 江口役に加藤雅也、奈良の出身でモデルでも活躍していた俳優さん。
かっこいい方ですが、何か関西弁が似合わないな。(関西出身なのに)

その他のキャスト

阿杰(ジエ)役 呉彦祖(ダニエル・ウー)

秀秀(シューシュー) 徐静蕾(シュー・ジンレイ)

麗麗(リリー) 范冰冰(ファン・ビンビン)

老鬼 ラム・シュー エグザイル/絆 ではブレイズの相棒ファットを演じていた。

渡川 倉田保昭  日本のアクション俳優の草分的な方です。久しぶりに見ました。

大田原 長門裕之

中島(写真では、加藤雅也の左の方) 澤田拳也


ネタばれですが。最後は悲劇のヒーロー

 

作品が裏社会の人間模様を描いた内容であり、劇中に殺人など多くの暴力シーンが盛り込まれているためか、香港を除いて中国国内での上映は2009年2月現在予定されていない。日本公開に際しては映倫レイティング対象となり、ジャッキーの主演作品では史上初のR-15指定となった。(ウィキぺデイアより抜粋)

中国では上映するのが結構厳しいようですね。驚きました。中国は、日本以上に格差社会ですね。街から外れたところでの人々の生活は厳しいようです。日本へ職を求めて、今もやって来る人は多いようです。

メディア 映画
上映時間 119分
製作国 香港
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2009/05/01
ジャンル アクション/サスペンス
映倫 R-15
 

オフィシャル・サイト
http://www.s-incident.com/

 

 

 


 

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ホルテンさんのはじめての冒険♪O‘HORTEN

2009-05-20 | 映画:ミニシアター

 特急よりも、各駅停車

2008年度アカデミー賞“外国映画賞 ノルウェイー代表作品”だそうです。
シンプルな作品ですね。勤続40年の生真面目な運転士、ホルテンさんの定年退職を迎えるその朝のハプニングが起きる。そのハプニングは、何処にでもいそうなホルテンさんの人生をある日大きく変えることになる。

5月19日、京都シネマにて鑑賞。終了後東宝シネマズ二条に移動して、「新宿インシデント」を鑑賞。久しぶりでもないのですが、続けて2本はやっぱりしんどいかな。
まったくタイプの映画なので、比較するようなものではないけれど・・・・・。

雪景色のノルウェイーから届いた物語です。主人公ホルテンさんは、とっても真面目な運転士さんだ。舞台はノルウェイーの首都オスロと第二の都市ベルゲンを結ぶ“ベルゲン急行”。ホルテンさんはこの列車を運転する、この道40年のべテランなのだ。

少し余談ですが、2005年に北欧へトレッキングに行ったことを思いだしました。ノルウェイーには少しだけ寄ったのも記憶しています。訪れたのはノルウェイー最北端の町ナルビック。北の端というだけあって、何か淋しい雰囲気を感じが漂っていたなあと思いだします。

そんなわけで、少し親近感を感じる作品でもあります。
線路沿いのアパートで小鳥と一緒につつましく暮らし、毎日決まった時刻に決まった仕事をこなしているホルテンさんです。でもその生活ともおしまい。定年退職を迎えるのである。

ホルテンさんは、67歳。結婚していないようで、母親は老人ホーム入っている。時々訪ねるも、母は息子のことが分からないといった状態になっていた。それでもホルテンさん、優しく話しかける。


退職パーティで同僚からお祝い

ところで、タイトルの冒険とは何なのかと思いきや、退職前夜のパーティから奇妙な事に遭遇して、ホルテンさんの日常が脱線していく。どうも脱線の始まりが冒険だということらしい。退職日のその朝に運転するはずだった列車に乗り遅れたり、サウナでウトウト状態となってしまい宿泊したのはいいが、履いてきた靴を誰かに取られてしまったようだ。結局女性ものの赤いハイヒールを履く羽目になる。そのあとは元外交官だという初老の男性との偶然の出会い、彼の家に招かれ、ついにはドライブに誘われるということに。何とそのドライブは目隠ししてというのだからこれまた驚きそしてそしてまたその後予期せぬことが

退職前夜以降、周りで起こる色々なハプニングに、いつも冷静沈着なホルテンさん。驚いた表情も見せない。退職パーティの後、迷い込んで侵入したアパートの家族に見つかりそうになったり、友人の勤務先の空港で迷子になり不審者扱いされても、サウナのプールで裸の若い女性がいきなり飛び込んできても動揺せず。そして極め付けはあの目隠しドライバーの元外交官の突然死。これにもタジタジすることなく、外交官の愛犬モーリーを連れてその場を去るというのだから。気持ちが動かされるような行動がないのが何ともいえない。

行きつけのレストランでの情景でのホルテンさんの座席も決まっているようで、飲み物はいつもビールを飲みながらパイプをふかすというのも印象的。お店で起こる客や店のスタッフのトラブル等にも、過剰反応しないホルテンさん。

ホルテンさんのそうした人物像が詳細に映し出されているところが、この作品の狙いのようですね。犬を勝手に連れてったり、スキー板をちゃっかり盗んだり、考えると犯罪じゃないの?と思うんだけどね。

ラスト近くで、元外交官の家から盗んだスキー板を持って出て行くところで、彼の弟と遭遇。実は、元外交官でなかったことが判明する。本当の姿は発明家で弟が外交官だったという話。

盗んだスキー板で、ホルテンさんは、スキージャンプ選手だった母の夢を追って、ジャンプ台からジャンプに挑む。今までのホルテンさんから脱却なのか?そしてその後は、いつも馴染だったホテルのオーナーの女性のところへ再び訪ねるというところで終わりとなる。


ホルテンさんとホルテンさんと関わりのあった人たち

キャスト

オッド・ホルテン(ボード・オーヴェ

トゥーゲルセン夫人(ギタ・ナービュ

フロー        (ビョルン・フローバルグ

トリグヴェ・シッセネール(エスペン・ションバルグ

解説とあらすじ

 「キッチン・ストーリー」のベント・ハーメル監督が母国ノルウェーを舞台に贈るハートウォーミング・コメディ。勤続40年の生真面目運転士の主人公が、定年退職当日に人生初めての遅刻をしてしまったことから次々と予期せぬ出来事に巻き込まれていくさまをゆったりしたテンポでユーモラスに綴る。
 オスロのアパートで小鳥と一緒につましく暮らすホルテンさんはノルウェー鉄道の真面目な運転士。40年間変わらぬ規則正しい毎日を送っていた。そんなホルテンさんもついに67歳の定年を迎えることに。ところが退職前夜、同僚が開いてくれた送別会に出てほんの少し1日のリズムが狂ったばかりに不運が重なり、翌朝人生初の遅刻をしてしまい、担当の列車に乗り遅れてしまう。茫然自失ですっかり行動に変調を来してしまったホルテンさん。以来、これまでの人生では無縁だった出来事や風変わりな人々と次々と遭遇するハメになり…。(allcinemaより抜粋)
 
ベント・ハーメル監督のインタビューはこちら
 
メディア 映画
上映時間 90分
製作国 ノルウェー
公開情報 劇場公開(ロングライド)
初公開年月 2009/02/21
ジャンル コメディ/ドラマ
 
オフィシャル・サイト
http://www.horten-san.jp/

 

 

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ファニー・ゲーム(1997)FUNNY GAMES

2009-05-19 | DVD鑑賞

最近観た“ファニー・ゲームU.S.A”のオリジナル版の紹介をします。

リメイク版とほぼ同じのようですね。細かいところまで覚えていませんが。レンタル店で偶然見つけました。貸出中ではなかったのでラッキーでした。とりあえず観てみようと思い、レンタル。

監督さんは、リメイク版と同じ、ミヒャエル・ハネケ監督です。この作品をリメイクするのは、自分でなければという思いがあったそうです。今から10年前に製作された、オリジナル版は、オーストリア映画。夫婦役には「善き人のためのソナタ」で、一躍名が知られるようになったあのウルリッヒ・ミューエと私生活でも夫人のスザンヌ・ロタール

お話の展開を知っているので、そんなに恐怖感はなかったけれど。いやあやはり何んか理不尽さを凄く感じさせられる作品ですよね。何の目的で二人の青年がこのようなゲームだといい残虐な殺人をするのか?

ハネケ監督曰く、暴力がいかに不快なものであるかを再認識してもらいたかったということだそうで、確かに、青年二人が家族に向かって吐く言葉も腹立たしさや嫌な気分にさせるのが印象的です。ただ暴力や銃で撃たれて死ぬという場面の映像表現はありません。これも一つの見せ方なのかもしれないですね。つまりこの青年の非道な態度から想像することで、残忍さを強く見せているような気がしました。

青年たちのキャラも一見まともそうだけに、途中から変貌するところが何とも言えず、不気味です。目的も見えないし、ゲーム感覚での遊びのように家族を餌食にするの動機も分からず・・・・・?

あらすじを紹介  

穏やかな夏の午後。バカンスのため湖のほとりの別荘へと向かうショーバー一家。車に乗っているのはゲオルグと妻アナ、息子のショルシ、それに愛犬のロルフィー。別荘に着いた一家は明日のボート・セーリングの準備を始める。そこへペーターと名乗る見知らぬ若者がやって来る。はじめ礼儀正しい態度を見せていたペーターだったが、もう一人パウルが姿を現す頃にはその態度は豹変し横柄で不愉快なものとなっていた。やがて、2人はゲオルグの膝をゴルフクラブで打ち砕くと、突然一家の皆殺しを宣言、一家はパウルとペーターによる“ファニーゲーム”の参加者にされてしまう。(allcinemaより抜粋)

ペーター(フランク・ギーリング
オリジナル版ではピーターがペーターになっています。リメイク版のピーターより
やや小太り。そんなペーターをパウルは豚よばわりでした。


そして二人組の青年リーダー格がこのパウル(アルノ・フリッシュ)。リメイク版ではポールという名前でした。


ハリウッドリメイク版のポールはマイケル・ピットが演じた。

私はどちらかと言えば、マイケル・ピットの方がこの役にぴたりとはまっていた気がしたが・・・・・?


助けも呼ぶことが出来ない、まさにパニック状態の中で3人の家族は一体どうなるのか、?

印象深いシーンは二人組がいったんこの家族の元から立ち去った後。ぼろぼろ状態になった夫婦のシーンが長廻し状態で撮影されます。至近距離ではなく、かなり引いた角度です。まるで静止状態のような何ともいえない場面なのです。

アナは何と!?


希望の道はないのか?結局はやっぱり後味のむちゃくちゃ悪い結末。

そして次なる犠牲者を求めてあの二人組はまた「卵をわけて下さい」と訪ねて行きます。

あぁ~!また何も知らないでぇ~~。卵わけてあげるの??思わず叫んでしまいました。

突然なり響くあのパンクの♪→メインの音楽はジョン・ゾーンの「Bonehead」と「Hellraiser」だけである

 ファニー・ゲーム1997

メディア 映画
上映時間 108分
製作国 オーストリア
公開情報 劇場公開(シネカノン)
初公開年月 2001/10/20(日本での公開日)
ジャンル サスペンス/ドラマ

 

 

 

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天使と悪魔●ANGELS & DEMONS

2009-05-16 | 映画:シネコン

ガリレオの暗号が、ヴァチカンを追いつめる!

「ダヴィンチ・コード」(06)に引き続き、ダン・ブラウンの小説を映画化した「天使と悪魔」が15日から公開されました。早速MOVX京都で鑑賞してきました。今回はたまったポイントを利用したので、無料鑑賞となりました!

トム・ハンクス扮するラングドン教授が今回対決するのは、カトリック教会を憎む科学者たちが作った秘密結社イルミナティ だ。
イルミナティの暗殺者が、CERN(欧州原子核研究機構)から強大な破壊力を持つ反物質 を奪い、カトリック教会の総本山であるヴァチカンに仕掛けたのだ。
事態を知ったロバート・ラングドン 教授(トム・ハンクス)は教皇選挙に沸く現地に急行。6時間後に迫った反物質の爆発を阻止するために、暗殺者を追い、17世紀にイルミナティの指導者だったガリレオが遺した暗号の数々を解いていく。

前作は“ダヴィンチ・コード”だったが、今回はガリレオの暗号“ガリレオ・コード”が軸となるんですね。多彩で斬新だという“ガリレオ・コード”か・・・・?う~ん斬新なのか?どうか分からない。

原作を読んでいる人にはたまらないのでしょうね。私なんぞは映画のみなもので、正直把握出来ないことが多い。宗教的用語や科学的用語がどんどんと出てくるので、字幕を追うだけでも大変でした(汗)結局は原作を読んで、映画を観るのがいいのでしょうが。

原作本は上・中・下という3巻という長さのお話。それを上映時間2時間18分に収めているので、原作本を読まれた方にとってはちょっと物足りなさを感じるだろうと思います。そういう意味で本作がどこまで原作に近づいているかは分かりません。

“ガリレオ・コード”→ガリレオはヴァチカンの弾圧から科学者を守るため、秘密のアジトに導く暗号だそうです。その暗号をローマ各地の教会や広場などに巧みに隠した。ヴァチカンに秘蔵されたガリレオの著書に遺された詩に連動している暗号は、彫刻の構図など、すべてが立体的に作られ、そのものがアートなのだ。お洒落ですよね。

そんなアート的な暗号をもとに、イルミナティの暗殺者は次期教皇候補の4人枢機卿を拉致し、爆発の前に1人ずつ公開SYOKEIすると宣告。ラングドンの追跡をかわして儀式めいたSYOKEIを繰り返す。


イルミナティの残虐かつ悪魔的な復讐は生きた人間に焼印を押したり、HIABURIにしたり・・・・。その悪魔的なSYOKEI方法は恨みの深さをうかがわせる。

 
ラングドン教授とともに暗号解読に協力や事件の解明に一役かうのは、ヴィットリア
アイェレット・ゾラー)焼印で殺された科学者の養女で物理学者。頭脳明晰である。


カルロ・ヴェントレスカ (ユアン・マクレガー)彼は亡くなった前教皇の侍従である。ヴァチカンの総指揮権を持ち、そしてヴァチカンを救うカギを握る・・・・。
ユアン・マクレガー、最近では「彼が二度愛したS」で活躍した。
その後ろにいるのが、ストラウス役のアーミン・ミューラー=スタールですね。

何かアーミンが怪しい感じもしましたが・・・・・?違いました。

ローマ~ヴァチカンを駆け巡る!!

ラングドンが挑む事件MAP

枢機卿暗殺を阻止するカギは、ガリレオの著作に遺された詩にあったーーー。

科学の4大元素《土・空気・火・水》になぞらえた場所で、夜8時を皮切りに4人の枢機卿を1時間ごとに1人ずつ殺していくというイルミナティの策略。さて教授はガリレオの“暗号”を解き、彼らの計画を阻止できるのか?

{事件File:1}サンタ・マリア・デル・ポポロ教会TimeLimitは20:00

第一の殺人現場はポポロ教会内の“土”の礼拝堂

土=Earth “サンテンの土の墓”という詩の一節から、第一の現場がラファエロが設計したキージ礼拝堂だと解明するも、そこにはすでに息絶えた枢機卿が・・・。イルミナティが残した彫刻“ハバククという天使”が次の場所を指さしていた!

 

{事件File:2}サン・ピエトロ広場TimeLimitは21:00

“空気”の現場はヴァチカンの広場で発見!

空気=Air バロックを代表する彫刻家ベルニーニがイルミナティの一員だったことが発覚。サン・ピエトロ広場に彼のレリーフ“ウェスト・ポネンテ”があり、そこに息=“空気”が描かれていることにラングドンは気づく。現場に急行して、人だかりの中で瀕死の枢機卿を発見するが・・・・。


 {事件File:3}サンタ・マリア・デッラ・ヴィクトリア教会TimeLimitは22:00

ベルニーニの代表作が“火”の現場に導く

火=Fire ベルニーニの“火”に関連した彫刻を探すうちに代表作“聖女テレサの法悦”にたどり着いたラングドン。SEKUSUを暗示したことで、ヴァチカンに拒絶されたその彫刻は“ヴィクトリア”の名がつく教会に置かれていた。だが、教会では天井につるされた枢機卿が火ABURIに・・・・・・!

 事件File:4}ナヴォーナ広場TimeLimitは23:00

クロスした時に現れる“水”の現場とは

水=Water 最後の“水”が、これまでの3つの場所をつなぐと現れる十字架の先にある場所、ナヴォーナ広場とにらんだラングドン。そこにあるベルニーニの彫刻“四大河の噴水”に15分も前に到着した彼は、第4の殺人を阻止すべく、ついにイルミナティの暗殺者と直接対決することになる!

さて第5の事件はどこで起きる!?

“4大元素”の導きで街に現れた、イルミナティの隠れ家への道しるべ“啓示の道”。
ラングドンはそれが神の象徴(十字架)だったことに驚愕する。彼は隠れ家を突き止め、24時に迫った反物質の爆発を果たして阻止出来るのか?

 

「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で贈る“ロバート・ラングドン”シリーズ第2弾。ダン・ブラウン原作のシリーズ1作目を、映画版では時制を前後させ続編として製作。教皇選挙(コンクラーベ)が行われるヴァチカンを舞台に、宗教と科学の数百年にわたる対立の歴史が招いた恐るべき陰謀の阻止に奔走する宗教象徴学者ロバート・ラングドンの活躍をサスペンスフルかつダイナミックに綴る。共演は「ミュンヘン」のアイェレット・ゾラーと「スター・ウォーズ」シリーズのユアン・マクレガー。

他に枢機卿を護衛するスイス衛兵隊の隊長役リヒターにステラン・スカルスガルド が出演。本作ではこの事件の真相を知っている重要な役どころ。「マンマ・ミーア」や「宮廷ゴヤは観た」にも出演していたベテラン俳優。

暗殺者も殺されてしまいます。どうも誰かに依頼されたようですね。さてさて一体だれが犯人なのでしょうか?意外?な展開になっていきます。

やはり原作本を読むことが一番いいかもしれませんね。結構ハードなアクションもあり!面白いのかどうか?。できれば、映画だけで物語の詳細が分かるようにして頂けるといいのですが。前作“ダヴィンチ・コード”にも言えることですが。

 

メディア 映画
上映時間 138分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2009/05/15
ジャンル サスペンス/ミステリー/アドベンチャー

原作:ダン・ブラウン 

   
  『天使と悪魔』(角川書店刊)

  

オフィシャル・サイト
http://www.angelsanddemons.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://angel-demon.jp/

 


 

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子供の情景▽BUDDHA COLLAPSED OUT OF SHAME

2009-05-14 | 映画:ミニシアター

 子供たちは大人がつくった世界で生きている。

舞台はあのアフガニスタン。タリバンによって破壊されたバーミヤンの風景が印象的。凄いです!監督であるハナ・マフマルバフが弱冠19歳なのです。イラン、テヘラン生まれ。7歳のとき、父モフセン・マフマルバフ監督の映画「パンと植木鉢」に出演。その後小学校2年で学校教育に別れを告げ、父の設立したフィルムスクールで姉兄とともに映画の勉強始めたそうです。

ハナ・マフマルバフ

彼女から、日本の皆さまへ

私は二つのグループのためにこの映画を作りました。

一つは子供たちのために。

一つは自分の子供時代を思い出し、そしてその時代はどのくらい
大切な時期だったかを実感している大人たちのために。
もしも子供時代に貧困や暴力にあえば、どのくらい将来に影響が
あるかということを理解している人のたちのために。

それはアフガンの子も、日本の子もおなじです。

物語の主人公は6歳の女の子。彼女はお母さんに留守番を頼まれ、小さな乳飲み子の妹の子守りもしている。そんな彼女があることがきっかけで小さな冒険に出ることになる。
冒険で遭遇したのは、戦争がもたらした無慈悲さ、それは同時に大人が子供に与えた重大な影響だ。
女の子の名前はバクタイ。冒険のきっかけは隣に住む男の子アッバスが読み書きの練習をしていたことからだ。学校で習った面白いお話を読むの聞いて、自分も学校に行きたいと思う。

読み書きが習いたい!という気持ちは大きく膨らむ。アッバスから「鉛筆とノートがなくては学校に行けない」といわれた彼女は町に出かけた母を探しに行くが、見つからない。
雑貨店を覗くと、店のお兄さんは鉛筆とノートで20ルピーだと教えてくれた。家に戻ると、アッバスは鶏の卵でノートを買えばいいとアドバイス。早速4個の卵持って店に行くが、お兄さんは卵は売るほどあると言う。町へ行って卵を売ってお金に換えるように言う。


ここからは、バクタイの奮闘記が始まる。そんなにうまくはいかない。そう大人は誰も卵を買ってくれないのだ。歩きまわっているうちに2個の卵が割れてしまう。それでもへこたれず四苦八苦(汗)ようやく10ルピーだけ手にする。
10ルピーだけでは、ノートと鉛筆は買えない。結局バクタイはノートだけ買うことに。鉛筆は母の口紅を代用。
心弾ませて、アッバスと一緒に学校へ向かう。

ところが、行ってみると、そこは男の子だけの学校で、女の子は勉強させてもらえない。女の子の学校は川の向こう岸だという。バクタイは何度も教師に頼むが、追い払われてしまう。

仕方なくバクタイは、女の子の学校に向かう。

しかし、その途中、バーミヤンの破壊された仏像の前で少年たちに取り囲まれた。
少年たちは、バクタイの大事なノートを奪い、破り取ったページで紙飛行機を折って飛ばす。少年たちは「女は勉強しちゃだめだ」と“戦争ごっこ”でバクタイを怖がらせ、岩山の洞窟に連れて行く。そこには、同じように捕らえられた女の子たちがいた。


武装組織タリバンだと息巻く少年たち、人質に捕らえられたバクタイに、紙袋で作った覆面を被せる。他の女の子たちも同じように被せられていた。

まるでテレビで見る光景と同じだ。少年たちの“戦争ごっこ”は単なるごっこ遊びとは思えないくらい、異様な雰囲気、そして彼の顔つきも凄いのだ。まさに本当の戦争のような気がした。バクタイたちをTERO犯に仕立て上げる。石なげの刑だと言って全員が石を投げようとするシーンは身震いする。殺すことに罪悪感もないのでは?なんて思えた。


人質を取った少年たちは敵を待ち構える。

まさに本当のタリバンのような気持ちのような?子供のような無垢な表情ではなく、血走った恐ろしいものだった。戦争がもたらした残虐さを子供にまで引き継ぐなんて・・・・・。何ということなんだ。


遊びなんかじゃないよ!

戦争は全てを破壊している。その影響は大人だけじゃなく、子供にまで・・・・・。


アッバスは泥の穴に落とされ、顔を押しこまれ泥まみれ。

ようやくバクタイは女子学校に辿りついた。席がいっぱいで座れない。運よくチョークを取りに教室を離れた子の席に座ってみた。その子が戻ってくれば、また押し合いへし合い、ノートをくれたら半分こしてあげると言われる。

やがてバクタイの口紅でお化粧ごっこが始まる。教室中の女の子のホッぺが真っ赤になったころ、ようやく先生が気づいた。またバクタイは教室を追い出される。

帰り道、バクタイは捜しに来たアッバスに出会えた。二人で帰ろうとすると、またいじめっ子の少年たちが現れ、TERO犯だから殺すと追いかけてきた。

 

 
アッバスは少年たちの木の銃に撃たれ死んだふりをする。

バクタイは必死に逃げた!アッバスが叫ぶ。
バクタイ、死んだふりをするんだ!

バクタイ、自由になりたいなら死ぬんだ!

少年たちに取り囲まれて、バクタイは、あの仏像のように倒れた。


死ぬことによって解放される・・・・。その選択でしかまさに真の解放はないのか?
抵抗することが出来ない者への攻撃なんて、卑劣だ。でもこれが現実なのだ。

バクタイが「戦争ごっこなんて嫌い!」と涙して訴えるあの表情が何とも言えなかった。

戦争のない平和を切に願う!子供たちに平和を!子供たちに教育を!

 


出演者とスタッフ

キャスト

バクタイ  ニクバクト・ノルーズ

アッバス  アッバス・アリジョメ


ハナ・マフマルバフ監督のインタビューはこちらです。

父であるイランの名匠モフセン・マフマルバフ監督の下で幼い頃より映画を学び、13歳で早くも長編デビューを果たしたハナ・マフマルバフ監督が、弱冠19歳で撮り上げた自身初の劇映画となる長編第2作。テロや戦争が絶えないアフガニスタンを舞台に、幼い子供たちの日常を通して、彼らの目の前で日夜繰り返される暴力が彼らに及ぼしている影響を寓話的かつ鮮烈に描き出す。(allcinemaより抜粋)

メディア 映画
上映時間 81分
製作国 イラン/フランス
公開情報 劇場公開(ムヴィオラ=カフェグルーヴ)
初公開年月 2009/04/18
ジャンル ドラマ

オフィシャル・サイト
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ロルナの祈り☆彡LE SILENCE DE LORNA

2009-05-12 | 映画:ミニシアター

 この愛だけを、私は信じる。

ベルギーから届いた、愛の奇跡。

5月9日から、RCS(京都みなみ会館)にてロードショー開始。東京では1月末から公開され、ようやくこちらにやってきました。まったく鑑賞前にチェックもせず・・・・。観た本作はかなり衝撃的な内容でした。

偽装結婚?!って・・・・。それって犯罪違うの?
ところが、そうしなければならない理由があった主人公ロルナ(アルタ・ドブロシ)。彼女は故郷アルバニアでの貧しく辛い生活から逃れてベルギーにやってきたのだった。彼女には密かな夢があった。それは故郷の恋人と、ここでお店を開くというものだった。
でもそれには国籍を得なければならなかった。そのために彼女がしたことは、MAYAKU中毒の青年クローディ(ジェレミー・レニエ)との偽りの結婚。
闇のBUROCAR、ファビオの手引きで、クローディとの結婚をしたのである。最初は疎ましいと思いながらも、自分を慕い、懸命にMAYAKUから足を洗おうとするクローディにいつしか、特別な感情を抱くロルナだったが。

クローディと結婚することで、ロルナはベルギー国籍を取得。その後クローディをこの世から抹殺する。ロルナは未亡人となり、そしてベルギー国籍を欲しがっているロシア人とさらに偽装結婚をさせるというのがBUROCARのファビオ(ファブリツィオ・ロンジョーネ)の計画。そのことでファビオはひともうけできるわけだ。もちろんロルナもこのことは了解済みってわけだ。
しかし凄いお話です。国籍取得のために手段を選ばずこの地で根づくロルナも、大変なエネルギーがいる。そこにこんな移民の弱みにつけ込み、金儲けをするBUROCARなる人物も存在するのだから、他の国で生き抜くことの困難さを改めて痛感。

左の男がBUROCARのファビオ。

ただ映画を観ているとそこまでの詳細はなかなか理解しにくい。確かに主人公ロルナとクローディが夫婦というのは確かに不自然だな?とは感じていた。その夫婦の離婚が軸となり、ロルナが浮気しているのかと思っていたら。何やらタクシー運転手をしているファビオが、ロルナに終始助言をするのである。よくよく観ていくと、次第にこの全貌が少しづつ見えてくる。

あれっ?これって何よ。

ロルナの浮気相手だと思っていたのは実は故郷の恋人ソコル(アウバン・ウカイ)だった。お店の物件を探している二人を見ているうちにどうやら、クローディは単なるダミー的な存在だと気づく。

しかしロルナの思わぬ方向へと話は進む。ロルナの偽りの夫クローディへの感情の変化だ。必死の思いでMAYAKUを断とうとするクローディへの情がいつしかわいてきたのである。当初はクローディを抹殺してというのが狙いだった。ロルナもそのことに理解していた。しかしその気持ちはいつしか殺さなくても、離婚というかたちで別れることもあると考える。

ということで、ロルナは離婚原因を作ることに。それは夫の暴力での離婚という理由である。クローディに何とか暴力をふるわせ、裁判所に離婚調停を申し立てるというものだった。

しかしそんなにうまくはいかないもんだ。クローディは女性に暴力なんてふるえないというありさま。優しいクローディには到底無理である。結局ロルナは自傷行為をして、夫から暴力を受けたことにして、離婚調停する方向へと行う。

時間がないとイライラするファビオ!警鐘を鳴らす。こんなことでは今までの計画がつぶれるのは目に見えている。でもロルナは何とかクローディを殺さず、上手く離婚できないかと考える。

ロシア人との結婚のために、ロルナにファビオは「一か月だけ待つ」と。ロシア人にも説得すると話す。そしてそのことはロシア人も納得してくれた。大喜びのロルナ。

離婚できそうだ!と自宅に戻ったロルナを待っていたのは、ロルナに構ってもらえず、見捨てられたと思うクローディの姿だった。またしても、MAYAKUの売人を部屋に迎い入れていたのだ。そんなクローディに取ったロルナの行動は・・・・・。捨て身とも思えるかもしれない。彼への本当の愛?

クローディはロルナの思いも虚しく、殺されてしまった?ようだ。彼と暮らした部屋を片付けるロルナの姿がそこに映し出されていた。そこに現れたのは、何故クローディがMAYAKU過剰摂取したのか?ということについてロルナに事情聴取をしに来た捜査官。理由はどうも、ロルナからの離婚請求からのショックからだとの結論らしい。ここで彼が死亡したことが何となく分かる。

おそらく殺されたに違いない。全てはファビオの思惑通りなのだろう。もちろんロルナもロシア人との結婚報酬料も、クローディの入院手続き手当もしっかりゲットした。これで故郷の恋人との念願のお店の資金が出来たのだ。

ところが、予想外の事態が彼女を襲うことに・・・・・。恋人に電話をかけていた最中、気分が悪くなり階段でうずくまる。

妊娠という大きな展開!

特にそのような場面もなく、TYUZETUする病院にロルナはいた。おなかの子供は、クローディと関係を持ったことが原因のように思える。ところがエコー検査する直前、気が変わったと、病院を去る。

その後、ロルナの発言にファビオは困ることに。ようやく結婚までこぎつけたのにも関わらず、ロルナは「私が妊娠していても、結婚する?」とい質問したことだ。ロシア人は難色を示す。その言葉に慌てたファビオは「仮の話だ」と何とかその場を上手くごまかしたが・・・・。妊娠という事態に激怒!!「すぐに堕ろせ」と命令。

ロルナは倒れた。ファビオは仕方なく病院へ彼女を連れて行く。ところがそこで、医師から聞いた言葉は「彼女は妊娠していない」ということだった。エコー検査では子供の姿はないという。

ロルナは妊娠したと言って反撃したのか?その後、自分の身に危険が迫っていると直感したロルナは手下を殴り、森の中へと走って逃げる。妊娠していないと告げられているのに、彼女はおなかには子供が宿っていると信じてやまない。

多分亡くなったクローディへの深い愛を彼女は改めて感じたのかもしれない。初めはうざい存在だったクローディ。いつしか彼の優しさに触れ、彼女に愛の心を持たせたと思うのだ。

ドロドロとした物語ではあるが、その中に美しいものが存在していたことで、何となくホッとさせてくれる不思議な物語だった。

 

 「息子のまなざし」「ある子供」のダルデンヌ兄弟が、国籍を取得するため偽装結婚をした移民女性を主人公に描く感動のヒューマン・ラブストーリー。偽りの結婚生活の中で思いがけず情が移り始めたことで生まれる葛藤と断ち切れない闇社会との関係に追いつめられていくさまを大胆な構成でサスペンスフルに描き出していく。主演は新星アルタ・ドブロシ、共演に「ある子供」のジェレミー・レニエ。(allcinemaより)

 左がジェレミー・レニエ
夏時間の庭ではジュリエット・ビノシュと共演

※この役のため、ジェレミー・レニエは減量して役作りに挑んだそうです。

 

監督・製作・脚本 ジャン=ピエール・ダルデンヌ

           リュック・ダルデンヌ

メディア 映画
上映時間 105分
製作国 ベルギー/フランス/イタリア
公開情報 劇場公開(ビターズ・エンド)
初公開年月 2009/01/31
ジャンル ドラマ

 

オフィシャル・サイト
http://lorna.jp/

ダルデンヌ兄弟監督インタビュー はこちらをご覧ください。

主演を務めたアルタ・ドブロシさんのインタビューもご覧ください。

 

 

 

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